社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ジャンプNEXT2015年Vol.1感想

ジャンプNEXT2015年 Vol.1 感想

表紙の黒子の別人感がすごいんですけど



 








アンケと全体的所感

SOUL CATCHER(S)
七瀬島〜ヒロキの日常〜
ぼくらのQ
たくあんとバツの日常閻魔帳


最も主人公や登場人物が魅力的だった作品:七瀬島〜ヒロキの日常〜
最も絵が好きだった作品:たくあんとバツの日常閻魔帳
最もストーリーが面白かった作品:七瀬島〜ヒロキの日常〜
「週刊少年ジャンプ」で連載で読んでみたい作品:七瀬島〜ヒロキの日常〜
もう一度読切りで読んでみたい作品:ヤマトと右腕〜H&W財団事件実録
同じ漫画家の違う作品を読んでみたいと思った作品:緊縛霊媒師佐土原さん
読みやすかった作品:たくあんとバツの日常閻魔帳、ぼくらのQ、七瀬島〜ヒロキの日常〜、峰打ち侍、緊縛霊媒師佐土原さん
読みにくかった作品:重力ごうをせーす!、ガッチャンコ!
読まなかった作品:なし
絵が古いと思った作品:ガッチャンコ!

今回もアンケは切手不要
どうやらこのスタイルは固まっているみたいですね
だからみんな出したよな?

前回に引き続き、面白かった作品を書く数は4つのままです

ただそれとは別に、グランプリなる企画が実施される模様
対象を新人作品に限定して、その中から通常通り3つを選ぶことで
票数1位となった作品を決めるそうな

1位になったら何があるのかはたぶん未定なんですかね
本誌への読み切り掲載権を優先的に…とかっていうのも何だか微妙ですから
単にもっと力入れて育成していこうという編集部の方針ができるくらいなんでしょうか

ただ気になるのが、全体でのアンケ順位とこのグランプリでの順位とが違うことってあるのかなーと

俺の場合は、ソルキャをどうしても1位から外せずに、その次に新人作品が3つ並んで
グランプリの投票順もこの3つがこの順番だったんですけど、違う順になることってあんのか?


で、まあ今回のNEXTへの全体的な印象を言うと、前号よりはマシだったかなあという感じです
それなりに読み応えのある作品があったというよりは、読みにくい作品が少なかったなという
消極的なものではあるんですが、それでも最後まで頑張ることなく読めました

なんでかなーと思ったら、1つ思い当たりましたよ
バビロが載ってないんです

毎回問題作としか思えず、主人公が何をやりたいのか全然わからないまま、
ひたすらにおぞましい作劇や展開が続くこの作品は、感想を書くにも非常に困ったものだったんですが
読むのにもそれなりにエネルギーを使っておりました

それが今回は載ってなかったことで、体力の消費が少なかったのかなあと
いや、アンケの中身をここに書き写してる時まで気づいてなかったんですけどね

読みにくかった作品、を2つだけ書いたところで、あれいつもより少ない気がする?とか思ったら
「あ、バビロがないんだ」と初めて気づいた次第で

一応前号を見返してみたんですが、次回休載みたいな告知はとくにありませんでした
いやまあそりゃそうでしょう
隔月発行とはいえ、今回は3か月も間があったわけですから、そんな先の刊行時に
休載がわかってるなんてスケジューリングは普通に考えたらおかしいのです

だとするなら、原稿落としたか、急に取材とかに行かなきゃいけなかったか、体調崩したか
その辺の理由が浮かんできますが、いずれにしても今号の何処かに告知はあってよかったんじゃないかと

目次ページには見当たらなかったんですが、どこかありましたかね?


SOUL CATCHER(S)

これぞ超視覚型の真骨頂というべきものなんでしょうなあ

スプリングコンサートで演奏する1曲目を存分に使っての一大スペクタクル

奥底に何かを隠し続けようとする薄暗い心象へとダイブする神峰と、それを後押しする楽器たち

もう見事です

つぶさに見て追っていったら、本当に良くできてますよこれは


神峰の力を見出した親友刻阪の演奏による「心を掴む手」に乗ってスライドを始める神峰
最初の障害はピアノ線が象徴するのは、ピアニストとしての負い目と劣等感

それをコントラバス弦野の日本刀と、チューバ川和先輩のチェーンソーでぶった切って

その下にいた金井淵先輩本来の化け物的才能が本当に化け物のようにして襲いかかってきたら
トランペットの暴君音羽先輩のドラゴンが対抗する

冷たく暗い苦しい涙の海では、熱き心を持ったサックス歌林先輩が刻阪の手とともに熱を沸き立たせ
さらにバスクラリネットの御器谷先輩が持つ機雷が爆風で後押し

そして最深部
真っ暗闇を電撃のように激しいパーカッションで照らせば


そこにいたのは、最も強く最も哀しい感情
何年経っても決して消えることのないあの事故への後悔と自責

どれだけ贖罪の日々を送ろうとも決して消えない、狂おしいほどの罪悪感

ゾンビのようにして次から次に湧いて出てくるこの悪感情をふっ飛ばすのは
同じように苦しんできたホルンな管崎先輩の妖精とユーフォニウム星合先輩の荒野戦士

さらにクラリネット邑楽先輩が乗るオーボエ木戸先輩の小鳥に、フルートなカスミン先輩の戦女神

…そんな神峰を祈りながら見守っているのは、武器も防具も捨てて、ただ信じるだけに徹した谺先生


そして、最後には今まで戦っていた金井淵先輩自身の力までも借りて
一番奥に埋まっていた何かに辿り着きました



このね
この過程

今までの話を読み返してから見たら、きっととんでもないことになるでしょうね
この文章書きながら俺泣いてるんですけど

谺先生にここでスポットが当たったというか、心象進化が見られたのはよかったですね
神海先生は本当ならもっとじっくり描きたかった部分かもしれませんが

そもそも、この人がいなければこの物語は始まることすらありませんでした

指揮をやりたいと言って入部に来た素人を受け入れ、パートリーダー全員に認められるという試練まで用意してくれて
その上、そのために何でもやろうとする神峰の話を、初心者の戯言と流さず真剣に聞いてくれる

さりげにこんないい先生は珍しいんじゃないかと思えるところが確かにあります
だからこそ、このくらいの描写で済んでしまったことが物足りない感じはありますよね

化け物の才能相手にトランペットが応援に来た時、音羽先輩のドラゴンだけが強調されていて
奏馬先輩の金剛石がなかったのは残念でしたが

もったいないといえば歌林先輩もそうでしょう

刻阪がらみで何だかや有耶無耶の内に攻略済みになっていた感のある彼女ですが
自ら心を焦がしてしまうほどの熱量を持った彼女が、冷たい涙の海で神峰の後押しをやるというのは
普通にうまい構成だったと思います

それだけに、彼女が神峰を認める過程があっさりめだったのは、今からすれば
もったいない感じもしてきます

もとも神峰が来る前の部内では全国を目指すことに積極的な側だった歌林先輩
神峰がやって来たことで周りの意識が変わっていくことに対して、彼女がどんなことを感じていたのかというのは
もう少し描かれていてもよかった気がしますね

刻阪がらみで神峰に食いついた印象が強いせいで、神峰反対派だったのか賛成派だったのか
よくわからない立ち位置になっていましたし

パーカッションが明かりを灯す瞬間、打樋先輩の横には神峰の気づきによって楽器を交換できた2人もいて

ゾンビのような罪悪感の群れから神峰を守るのは女性陣
主人公らしい贅沢さですけどもw

戦女神なカスミン先輩と、荒野の戦士みたいな星合先輩がやけに画面に馴染んでいますね
反対に妖精になった管崎先輩と、小鳥の木戸先輩に乗るパジャマな邑楽先輩は全然馴染んでないw

バトルというか無双シーンに似合わない見た目ですから仕方ないでしょうw

最後に刻阪と、戦った本人とで締める


…何というか、これこそアニメになったすげえ映えるだろうなあって思えてなりません
製作はシャフトで


で、2曲目はまさかの提案でした

大会前のこの大事な時期に、あえての混成六重奏
しかも神峰がピアノ参加とか
その上咲良を演奏者として加わらせるときました

冒頭の「俺の考え」とはこのことだったんでしょうね

知ってる7人とは、まず六重奏に出る川和先輩に管崎先輩、星合先輩
彼らの中学時代を知る人物として演藤さやかちゃんに、神峰の相談相手としての刻阪と、
顧問の谺先生、そしてピアノを指導してもらう邑楽先輩
でしょうか


六重奏に出る人を不安げに聞いているのはサイドテールのホルンちゃん改め智香ちゃんでしょうか
こんなところに出してくるとは神海先生も抜け目無いですね


金管楽器陣営攻略の舞う桜編
その最後となる金井淵先輩攻略もいよいよクライマックスのようです

次回決着とありますから、次回の演奏ではさらに壮大なスペクタクルが見られるのでしょう
楽しみにしましょうね


七瀬島〜ヒロキの日常〜 大松享祐

今回一番好きだったのはこれ

覚醒者、宇宙人、孤独を選ぶヒロイン
テンプレ化しそうな要素がこんだけありながら、見事に「日常」としてまとめ上げてくれました

これなんて異能バトルは日常系のなかで?

それにしても日常感が半端ありません
きっとその理由は、不思議現象への憧れが描かれているのと同時に、
日常の中にある幸せも演出されていたからでしょう

不思議へのあこがれはありつつも、これはこれでいいと思えること
妥協としても肯定としても誰もが日々考えていることであり、だからこそ身近に感じられる心の動き

それが日常感を醸し出すことに繋がっているのだと思われます


それをぶち壊すというか、日常を脅かすものとしての政府?と宇宙人侵略というのは
設定としては安易なようにも感じましたが、そこに凝ることはこの作品の本意ではないのでいいとしましょう

花園さんがとっても可愛いのもとってもグッド

これは連載しても良さそうな感じじゃないですかね


ぼくらのQ 市真時系

異質の才能でトレジャー佳作を受賞したと思ったら、『ゲリラ食堂』なんていう
超異色のギャグ漫画で掲載デビューとなった市真先生

受賞作はこちらのレビューから読めます
粗さと同じだけの伸びしろが感じられる… 『ルーザーゲーム』市真時系

今度の作品もまた超異色なものでした

正体不明の球体が語りかけてくるという謎の雰囲気に満ちたサスペンス

しかし、球体が問いかけてくる質問はいちいち単純で、いちいち真理のようで

その質問に、体験と価値観を材料として正面から答えようとする主人公の姿がやけに光っていましたね


示される答えもまたそれなりに納得の行くもので、それでいて生きる理由より死ぬ理由のほうが難しいのかもしれないと
悪役側の事情も使って、さらに作品の深みを増しています


カタルシスとしての清々しさは、おそらく回答できたことによるものなのでしょう
見開きで敵をぶっ飛ばすでもなく、回想で覚醒するのでもなく
ただ淡々としているだけのように見えて、しかし「回答」できたことによる解放感と到達感が
読後感にそのまま繋がっているように思えます


…ただ、連載していくには非常に難しいものばかりのようにも感じます
この異質な才能が連載となった時にどう転んでいこうとするのか、全く想像がつきません

あるいは編集の手綱の捌き具合が重要になってくるでしょうか


たくあんとバツの日常閻魔帳 井谷賢太郎

銀魂のアシさんをしてるという方の掲載デビュー作みたいですね


画力高め、掛け合いのセンスも悪くなくて、単なる学園退魔ものという感じでもなくて
一捻りしてあるような印象があり、いいと思います

ただ、主人公の悪意覚醒がちょっと急だったかなーと


日常と非日常に対するこだわりが主人公にあるのはいいんですが、自分の中の非日常の要素としての悪意が
それまでどこにどう収まっていたのか、あるいは隠されていたのかということがわかりにくいように思えました

教師の嘘に気づいた瞬間後ろから刺された後、目が覚めたらほんの少しの回想とともに悪意に目覚めて
それをヒロインの少女が「ずっと待ってました」と言っちゃう展開

起承転結で言えば転に当たる部分ですが、ちょっと唐突過ぎた気がします

あと、主人公が実は鬼に憑かれているなんて設定が最後に説明だけで出てきたのはどうなんでしょう
構成ミスとかではなくたぶんわざとだと思うんですが、演出よりも蛇足感のほうが勝っていた気がします
連載を意識しての設定なんでしょうけども、この読み切り、としてみると余計だったような

とは言え、全体的には悪くないような感じにまとまっていたと思うので4位としてみました
グランプリアンケでは3位です


巻頭カラー 黒子のバスケ EXTRA GAME

キセキの世代全員と、キセキならざるキセキ火神の集合
もちろん、彼らだけでチームとしてまとまるわけはありませんから、アクセントの意味でも女子が必要ですね

冒頭からやってきたのは、女子高生カントクと、女子高生マネージャー桃井さん
いや、マネージャーが女子高生なのは当たり前か

リコと桃井さんが加わるのは当然として、控え選手の人選が気になっていましたが
日向に高尾に若松ときました

若松…?って一瞬思ったんですが、あれか
青峰相手にいつもブチ切れてた桐皇のアイツ

高尾はまあ普通に緑間と組ませることになるのでしょう
唯一、黒子と火神とは形の違う光と影を会得している2人でもありますし

試合中のどっかで、あのピンポイントパスからの超弾道スリーがあるんでしょうね
しかしそれをやるには緑間がチームメンバーを心から信頼しないといけないんでしょうから
アクの強いこいつらがしっかりチームとして機能している状態となることが必要なのでしょう

日向はシューターとしてポジションがかぶるので緑間との交代要員になるのかな?
黒子・火神とともに出場すればすでに息の合っている誠凛メンバーが3人揃うことになり
あと黃瀬やら赤司あたりなら、その誠凛のリズムに上手に合わせられそうです

若松は当然青峰との組み合わせになるんですかね
青峰の自分勝手さに怒りは見せつつも、エースとしての資質は認めていた若松

桐皇で、チームメイトにも少し意識が向くようになっただろう青峰とどんなコンビを見せてくれるか、ですね


…てな具合で直接関係しているキセキメンバーとの絡み方くらいは想像できるんですが
それ以外の連中とは全然想像つかないですね


で、ジャバウォックたちはさらに悪役として描かれました

黒子が乗り込んでいく流れはまあもっと直接的な因縁を作るためなんですかね
かつての出来事からその可能性に気がつくというのは自然な展開でしたが

しかし、チームとしてのズレを解消したのが黒子の殴り込みからの因縁だったことは
黒子の6人目としての役割を改めて感じさせるものでした

そういう意味でもキセキのチームに彼は必要な存在であるということになるんですね


早速試合が始まったので、まずは適当にキセキたちの力を見せたあとで、
それに怯まない悪役たちの凄さアピールからになるのでしょう


重力ごうをせーす! 植村達也

トレジャー出身の方ですね
受賞作のレビュー書いてました

ドラマ性はあるがキャラ作りが弱いか… 『CYBOZU』 植村達也


柔道マンガ…のようなんですが、まあちぐはぐしている印象が拭えないですね
それが読みにくかった原因です

主人公の聞き間違いがタイトルなのはまあいいとしましょう
実は言うほど間違ってはいないのかもしれないので

ただ、侵略の事前調査でやってきた宇宙人な主人公が、柔道という恐ろしいものと出会った…というのは
作りとしてまだ馴染めていないようです

宇宙人という設定になったのは、柔よく剛を制すという概念をタイトルのように聞き間違えて認識させるため、
なのでしょう

問題は、ただそれだけになってしまっていること


宇宙人の侵略前調査というのが掘り下げられていないことで、たまたま出会った柔道に脅威を感じる流れに
特に何の感慨もないんですね

これは、読者にとっては普通に常識的なことだけれど、作中の人物にとっては未知のもの、という展開を描くことの
難しさでもあるでしょう

この作品の場合で言えば、主人公と柔道の接点として偶然道で出会った少女が不良2人を投げ飛ばしていて
それに巻き込まれた、なんていうもはやベタ以下の流れにするのではなく、その前に「柔道らしきもの」に
疑問や関心を抱くシーンがあればまた違っていたでしょう

その際、柔道の他にも多くある武術武道のなかで「なぜ柔道が引っかかったのか」が示せていればなお良し
あるいは、柔道ではなく重力について調べていたというのでもいいでしょう

そんな中でふと聞いた「柔よく剛を制す」が、タイトルのように聞こえてしまって
ますます興味をもった…という流れなら、主人公が柔道をやることになる展開としてもっと自然になったでしょう

もう1つ言えば、聞き間違いのなかで「重力」という部分ばかり気にしているのを
「ごうをせーす」というところにも何か思えよ、とか

受賞作ではドラマ性を描ける資質を感じたこの作者
「私に勝っておいて何故そんなに悲しい顔をするのだ」のあたりは、おお…とか思いましたので
その辺は変わらず上手いようです

この作品を見る限りでは、要素の構成と導入が課題と言えるでしょうか


OUT GEAR FULLCOLOR ボビー大澤

アンケの中には書きませんでしたが、何か読みにくかった作品でもあります

理由は簡単で、設定がよくわからなかったからです

説明するのも難しいんですが、騎士が魔導師を侵略したこととか
セツカ姉とか、何かその辺です


この作品のキモは、親友を武器に変えざるを得なかった主人公が
元に戻す方法を探すことと、そんな原因を作った連中への落とし前という目的で動くことだと思いますが
そのための設定としていろいろあるのが、どうにもわかりにくいことになっていたように感じます

色々言いたいとは思いますけど、考えこまないとそれが出てこないというジレンマ


ガッチャンコ! 臼井彰一

隠しコマンド課という驚きの問題作を掲載していた臼井先生が新たな作品を載せてきました

…んですが、あんまり変わってない……


だからまだ載せて良いレベルじゃないって…
いや、成長の跡は感じられましたよ?
トーンを使えるようになった技術の向上とか(≠画力の向上)
えーとあと…
あと…








…はい

基本的な構成は前作と変わってないですね

隠しコマンドも合体病も、日常を変えるちょっとした超常をテーマとした設定で
その設定を悪用する奴とそれを捕まえる奴がいるというのも同じ

良い子と悪い子という呼称のセンスは呆れるというより遠い目になりましたが…


前作もそうでしたけど、コロコロあたりのもっと年齢層が下の子供達ならまだ違った印象を持つんでしょうかね
ジャンプでやるには圧倒的に幼いです

技術も設定も見せ方も

読みにくさでは今号の中で一番でした


ヤマトと右腕 ―H&W財団事件実録― 修行コウタ

センターカラーなんてもらうってことは期待の星なんですかね
確かに、トレジャー受賞作は結構好きだったんですけど

でも、NEXT2013年春号掲載の『DEMI DRAGON』は非常にわかりにくかったんですけど


それからだいぶ間が開いていることで、画力は大幅に上がっているようです
このレベルなら連載するには充分でしょう


しかし肝心の中身は今ひとつですね

最大の問題はなぜにホームズなのかということでしょう

モリアーティって出てきたあたりから嫌な予感がしていましたが、
主人公がホームズのクローンとか言い出したところで(ノ∀`)アチャーとなってしまいました

なぜって、ホームズである必要性がさっぱり感じられないのです
ホームズといえばもちろん探偵なんですが、作中で主人公が探偵らしいことをしている場面は全然ありません
むしろ、聴きこみと言って通行人に「あんた犯人か?」と聞いて回るなんて意味不明なことをやってのけるという

へたくそってレベルじゃねーぞ…

単なる探偵と警察のバディものから一捻り加えようとしたのかもしれませんが、まったく奏功していません
ただとってつけただけといって良いレベル

もう一度読切で、としたのはその辺の設定を見直したものを読みたいと思ったからです


袋とじ

ハイキュー!!

巻頭の映画風ポスター裏話

ポスターは実に素晴らしいことになっていましたね
清水さんと冴子姐さんと谷地さんが並んで、それでもこんだけカッコよくなれるとは

でも右下の冴子姐さんが、どっちかというと弟の顔に近かったんですけど
田中が女装してるんじゃないよねこれ?

この番外編は、谷地さんと山口くんのフラグなのだろうか…w


僕のヒーローアカデミア

ぶっちゃけ今回のNEXTで一番面白かったのはこれです

Mt.レディとミッドナイトの競艶とか俺得過ぎるwwwww
堀越先生わかってるじゃないかwwwwww


しかし、ミッドナイトの露出問題に決着がついてしまったのは残念でした
極薄タイツだったのかあれは…

そして2人の年齢公表
ミッドナイト31かよ!

その年でその格好は…w

容赦無いMt.レディのゲス顔が素晴らしい

そして始まる生放送キャットファイト
神回っつってしっかり見てる峰田がオチとして実に素晴らしいwww
テーマがテーマだから、そりゃこいつなら間違いなく見てるよなwww


斉木楠雄のΨ難

親父の子育て奮闘記
赤ん坊にこんな悪い笑顔させるとか麻生先生ひどいなw

親父がしっかり若い顔してるのが細かいですけど

ラストは赤ん坊らしい寝顔で締めるというのも王道というより定番のパターンですね


スケダチ!ぼくのおいなりさん 脂小路蝉麿

読みにくいというわけではないんですが、感想は書きにくい作品だ…

目指してるところがわかりにくいんですよね

どんな要素でどんな面白さを目指そうとしているのか、それがよくわからないのです

面倒事に自分から突っ込んでいく主人公と、それに目をつけてお助けキャラをやろうとするマスコットと
美人な幼馴染と、彼女を狙うお金持ちのクズ

圧倒的なまでにテンプレ要素満載です

そういうところからすると、別にストーリー漫画としての側面を強く求めているわけではなさそうなんですが
でもギャグやコメディ漫画としては中途半端というか

マナー違反を許せない主人公という設定もなんだかなーと

ちょっとうまいこと表現できないんですが、どうにも感想を書きにくい作品です


べるぜバブ

センターカラーで番外編連載最終回
扉のヒルダさんがすっごい綺麗なんですけど
正ヒロインアピールなのか?

前回葵ちゃんの話をやって、何か区切りっぽいことをしたなと思ったら
案の定完結でした

葵ちゃんたちの卒業式直前だった前回
ニュースの内容からすると、今回はその卒業式当日のことになるんでしょうか

全然学校関係ない話になってますけどw


まさかの魔界アイテムタイムマシン発動で10数年前に飛んじゃうとか
ロリな美咲さんが超かわいいとか
若かりしママン美人すぎるだろとか
赤ん坊男鹿とベル坊似すぎだろとか
タイプスリップしてきた男鹿も親父に似すぎだろとか
クリーニングオフとかベタすぎるだろとか
最終話なのに古市は名前だけしか出ないのかとか

とにかく突っ込みたいところだらけw


しかし最後には、やり直しを否定した男鹿の男気が光っていました
日付はもしかして連載が始まった日付かと思って過去号漁ったら、全然違ってましたw

作中の2008年4月7日という日付に対して、連載が始まったのは2009年2月23日発売の第13号から
全然ちげーw

冒頭、写真を見たベル坊が土下座を要求したのは、男鹿が第1話で同じことをしていたのを
意図的にリフレインさせたんでしょうかね


で、最後ヒルダさんが赤面みたいになってるのは、やり直しを拒否した男鹿にときめいちゃったってことなのか?か?
唐突といえば唐突なんですけど

ひょっとしてヒルダさんが明確に男鹿にデレたのってこれが初めてか?
最後のコマの写真も、こんな寄り添ってピースしちゃってるとか、今までのヒルダさんならありえないぞ…
何だこのヒルダさんエンドは



…まあ、ともあれ田村先生お疲れ様でした
初連載作でこれだけ続けることができたのは非常に幸運なことでもあったでしょう
2作目のジンクスなんぞにハマることなく、次も可愛い女の子たちがはっちゃける作品を期待しております


PACK 春宮洋介

これもまた感想を書きにくい作品なのである

理由も同じく、どういう面白さを目指した作品なのかがよくわからなかったからですね


タイトルが何を意味しているのかもわからないんですけど、作者は何を目指したものなんでしょうか

荒くれな主人公の2人組が、攫われた赤ん坊とたまたま遭遇して、何か親のもとに帰る手伝いをしたという
一言で言ってしまえばそれだけなんですが、それ以外に何もなかったんですよね

世界観の説明があるわけでもなく、主人公たちの種族の詳細が説明されるでもなく
「すでにある世界の端っこで起こっている一事を描いた」と言いましょうか

この説明のなさは、逆に作者の中で確かなものとしてあるんだろうかと深読みしてしまいそうです
これはこれとして完結しているようにも見えますが、これはこれとして見るならば圧倒的に説明が足りておらず
ダメな例がたくさんのよくある新人の作品というだけになりそうなんですが

なんかちょっと評価に困る作品ですね


峰打ち侍 山崎直樹

グランドトレジャー賞として、応募作がそのまま掲載となった本作

ラストの展開が若干わかりにくいといえばわかりにくいんですが、
重厚な雰囲気は最後まで続けることができており、高いレベルでまとまっていると思います

特に面白さの核をなしていたのは、侍が峰打ちを続ける理由と、姫との約束の下りでしょう

姫の指示で峰打ちで助けた敵が、姫の首をとって高々と掲げているというのは
結構な悪意にまみれていましたよ

さらに、その敵と思わぬ再会を果たして聞かされたその後
斬った姫の首を蹴って遊んだとは相当な胸糞に仕上がっています

そんな重々しい雰囲気の中、昔話として過去を聞いた少女の前向きな解釈が光っていたのは
ただ暗いままにしないという意味でいいものでした


しかし、ラストに刀を少女に渡して峰打ち侍を継いでもらうというのは唐突のことで
よくわかりませんでしたよ…?

なぜ急に継がせることにしたのか、主人公が何に満足したのかも今ひとつというか


とは言え、投稿作でこれだけの雰囲気作りができる人ならば、ファンタジー作品を描かせたら
いいとこいくかもしれませんね


Zombie Life 杉本壮平

こちらもグランドトレジャー作品ですが…

こりゃまた異色作品が出てきましたね

ゾンビのようになってしまう症状を素材としているのは他作品と同じ要素ですが
しかしそれに感染した爺さんの生き様を描いているというのはなかなか無い視点でしょう

しかもそれがしっかり1つの作品として完成しているというのも稀有なことです

その上これが投稿作という現実


構成力・作劇性ともに優れていなければこうは描けないでしょう


ただこの作品が普通によくできているだけに、作者がどのような志向性を持っている人なのかということは
わからない状態となっております

どんなことを描くのが好きなのか、得意なのか
どんなことに面白さを感じる人なのか

もしもこうした「生き様」を描くのが好きだという人であれば、近未来やファンタジーといった架空世界観における設定に
こだわったりすることになるのでしょう

そこで盛り過ぎたり凝り過ぎたりしないように、担当編集がしっかり教えて上げる必要が出てくるのでしょうね

欠点らしい欠点というのが見当たらない珍しい作品でした


緊縛霊媒師佐土原さん 根田啓史

理想的な美少女が、実は緊縛を駆使する除霊師だった…というわかりやすい志向の作品です

美少女ヒロインの正体を巡って、主人公男子が振り回されたりする定番のパターン


ただ、この作品は方向性を限定しすぎたように感じますね
さすがに少年誌で緊縛を駆使するヒロインは上級者向けだろ…
同じ作家の別の作品を読みたい、としたのはそれが理由です


これがたとえばレディジャスティスのような作品なら、一般受けできると思うんですよね
それが緊縛て

需要を相当に限定してきたような気がします
青年誌ならいいでしょうけど、少年誌ではさすがにニッチすぎるだろ…

その上主人公男子相手には普通にSM的関係だしw

出てくる霊が軒並み中年のオッサンばかりというのもわかりやすい作りですけど
これで連載狙うなんてのは相当に無理があるでしょう…


COMMENT▼

No Subject

1位:日常閻魔帳
2位:ぼくらのQ、七瀬島
4位:フルカラー、峰打ち侍
総評:全体的に高めで読み応えがあった。臼井さんの構成力アップが目覚しかった。

日常閻魔帳は連載化するのでは?と期待を抱かざるを得ないほど完成度が高いですね。
尻マニアっぽいですけどw

七瀬島は良かったのですがヒロキの異常な身体能力が初めから描かれていて先が読めたのが残念。
これは連載化せずに読切として大事にして欲しい作品です。作者には期待大です。

ぼくらのQというか市真時系先生。とんとん拍子に実力付けてますね。
出される問いと答えもシンプル且つ深いと好感触。というか誰か教えて死の第一問の答え。
子孫に未来を託すためとか陳腐な答えしか浮かばない。
知識量は必要ですが「世界のQ」として様々な問いを主人公が考え答えて行く
オムニバスとして連載可能です。色々な主人公が正解して小さな幸せを手に入れる。
または大不正解で悪徳主人公が制裁を喰らってもいい。
読者の興味を惹きまた納得行く答えを提示し続けるのは尋常ではなく辛いでしょうけど。

佐渡原さんですが…先々月だったかな?チャンピオンでほぼ同じ設定の読切が載りました。
そっちも除霊師で、SM行為で除霊するのも一緒。性格が一変するのも同じ。
本人が毛嫌いしてるのと好きな人がいるのが違うくらいで、ここまで似るものかと驚きました。
これがシンクロニシティか!www

Re: No Subject

前回と比べて、しっかり読める感じでよかったですよね。

やはり一番の期待は市真先生でしょうか。あの異様な才能がどんな方向に開花していくことになるのか、楽しみでなりません。『ぼくらのQ』は連載するとなったらオムニバスでしょうね。でもぶつ切りの話ではなく、世界観やキャラたちは繋がっているほうが深みが出るでしょう。たとえるならi・ショウジョのような。
問の答えは俺もわかりません(;^ω^)


チャンピオンにも佐土原さん載ってたんですか…(違
宇宙の電波を同時に受信したんでしょうかねw

チャンピオンの佐土原さん

絵だけ見付けました。タイトル「ひざまずけ豚野郎」でしたwww

http://blog-imgs-75.fc2.com/n/a/b/nabekiti/028.jpg

ぼくらのQの連載案

ちょっと思い付きました。こんなのはどうでしょう?
主人公:得体の知れない質問者「Q」
回答権限者が答えを得るまでの過程をQが眺め見る感じで話を描く。

下手に人物を繋げるとそっちがメインになってしまい輪郭がぼやける気がします。
だったらいっそ異色作として、問題集をイメージして描いたほうが面白いと思いました。
アウターゾーンや笑うセールスマンみたいな感じといえば伝わり易いかな?
あ、カウンターは外して「第○問→問題」にした方がいいですね。その方が終わらせ易い。

Re: チャンピオンの佐土原さん

豚野郎はダメだろ常識的に考えてw
まだ佐土原さんってヒロイン中心のタイトルのほうがいいなw


Qの連載は、アウターゾーン的なというのは分かりやすい例えですね。
しかしそうなると、Qが美少女でないと困るような気が(;^ω^)

異色なオムニバスとして短期的にやるなら、腹八分目感も手伝って人気になりそうな気がしますね。

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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