社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ベストショット集を考える

本日は、ちょっくら普段と毛色の違う記事をば

当ブログにて毎週の恒例企画として書いております「今週のジャンプヒロインズベストショット集!」の記事

月曜日に感想記事をアップし、火曜日にベストショット集記事を更新するのがすっかり定着したパターンとなっておりますが
その火曜日、つまり昨日のことなんですが、別のサイトでもベストショット集の記事が更新されていました




 






それがこちら



『現実逃避』的 今週の桐崎千棘さんズベストショット集 - 現実逃避



先週のベストショット集でもお世話になったayumieさんとこの「現実逃避」ですよ

先週は俺のほうが視点をお借りして記事を書き上げたりしましたが
今度はウチを真似て「現実逃避的ベストショット集」を書いてくださいました

千棘の乙女感満載な行動を見て「桐崎さんのベストショット集やろうかな」なーんて
月曜日の感想記事のラストに書いてあるもんですから
すっかり俺も「お?」とか思って期待してたら本当に書いてくれました


で、それを実際に読ましてもらったわけですが、いつも自分が書いているタイプの記事を別の人が書いているというのは
やはり新鮮な感覚がありますね

特に、同じニセコイという作品を愛しながら、その視点や立ち位置が微妙に異なっているayumieさんと俺
同じベストショット集でも違った感じになっておりました

最初は当該記事へのコメントの中で書こうとしていたんですが、あまりにも長くなってしまいそうだったので
自分とこで記事にしてみました

本記事は、そうした「アンサー」記事としての側面が1つと
普段何気なく書いてきた記事に対して、他者からの視点を交えつつ改めて触れてみようかというのがもう1つの側面です



「現実逃避」との違い


当該記事へのコメントの中にも書きましたが、ベストショット集記事における「現実逃避」と当ブログでの違い、すなわち
ayumieさんと俺の違いは、その画像の選び方にありました

いつも当ブログの記事をご覧頂いている方はわかるかと思いますが、
俺がいつも「そのカットにおける可愛らしさ」を重視してエントリーカットを選び出すのに対して

ayumieさんの方では「行動」を基準にしてセレクトされていたんですね


デフォルメされて多少崩れた顔になっていようとも、表情そのものが見えなくとも
そのコマにおける彼女の心情やそれに基づく行動がグッと来るものであるならばベストショット集に選び出す

具体的に言えば、リンク先の当該記事で1枚目となる「死んでも言えないし…」の画像
照れと気恥ずかしさを含んだ顔がデフォルメによって少々崩れた形で描かれており、このコマにおける千棘は
ヒロインらしい「美人で整った可愛らしい顔」ではありません
そこからすると、もし俺が選ぼうとするならこのカットはきっとセレクトしないものになるんですが
ayumieさんは1枚目として掲載されました

それは、記事中に解説されているように
片想いの相手にただ会いに来ただけであることを、言うに言えないでいる乙女心の葛藤に対して
ayumieさんが感じるところがあったからなのでしょう

ベストショットにしても、「その時」の表情が見えないあのコマ、まず俺なら選ぶことはないでしょう
しかしこれもayumieさんにとっては「勇気を出して自分から誘った」という行動が、いかに千棘にとって重大なものであったか
それを察することにより、ベストショットとなったものでした

楽の顔まで入っちゃってる2枚目も同様ですね
「ヒロインズ」と銘打ってることで、俺が載せる画像は基本的にヒロインのみが映ってる状態のものです

スペシャルショットとして楽も一緒に映ってる状態のものを載せたことはありましたが、それはあくまでその時だけのことで
基本的には「ヒロインズ」という枠を設けた形にしております

しかし、ayumieさんの場合
素で問いかけた千棘を見て、楽がどんな反応を示したか、そこまでが選び出す理由に入っていることで
画像に楽が入ったのだろうと思います

ここもまた、千棘の表情だけでなくそれを受けての楽の反応まで見通すことによる「2人の対話」をポイントとして
選び出しているものですよね



こうして見てくると、今まで自分が書いてきた「ベストショット集」がワンパターンというか、単純というか
何か「シュッとしてない」感じがあったかなあという感じを覚えました

何というか、「見た目だけ」というかね

その割には赤面顔が選ばれてこない…なんてツッコミをもらったこともありましたが
読む方からすれば「どんな価値基準で選ばれてくるのか」がわかりやすいようでわかりにくいものでもあったかなあと

といっても俺は結局この基準でしか選び出せないと思うので、どうしようもないですけども



画像を「選び出す」ことについて


さて、ここからは「ベストショット集」なる記事を実際に書いてみてayumieさんが思ったことに関する
俺からのコメントというか感想というかお返事のような内容になります


まずは、どの画像を載せるか「選ぶ」かということについて

ayumieさんとしては、選び出すという行為が非常に迷いながらだった、ということですが
俺もです

毎週迷っております

迷わずにベストショットが決まったとしても、他の画像に迷ってたりします
ベストショットに迷う時ももちろんあります

ただ、今回の「現実逃避的ベストショット集」においては
対象が千棘限定だったことで余計難しくなった面があるんじゃないかと

俺も小野寺さん限定のベストショット集をやることはありますが
それは画像を選んでみた結果小野寺さんオンリーになってたり
最初から小野寺さんのみで4枚も5枚も選び出せることが分かる時だけやっております

なので、思いつきのような形のベストショット集で対象が1人だけだったのは
選出するのに大いに難しかったことでしょう



選んだ画像の意味づけについて


どの画像を載せるか選んだら、次はその画像がどういったものなのか、解説してみるわけですが
確かにこれも難しい側面があることは否めません

俺の場合も結構直感で選び出していることが多いため、「なぜその画像なのか」と問われると
答えるのに時間がかかることもあります

ただ、慣れてきたおかげでしょうか

いつからか、「直感の理由」が何となくわかるようになりました

あるいは自分の中での基準が固まってきたのかもしれませんが、
「何故この画像に惹かれたか」「なぜこの画像にグッと来たか」が割と言語化しやすくなってきたんですよね

もう1つ理由があるとすれば、記事を書いてる時の状態でしょうか

月曜日に会社から帰ってきて、それから寝るまでの間に翌火曜日分として記事を書くんですけども
先日「俺のジャンプ感想記事の書き方」にて書いたとおり、その時点で大体その日の活動時間は18~19時間くらいとかになってるんですよ

眠いか眠くないかで言えばもちろん眠いんですけども、でもそれと同時に何か変なテンションもあったりして

画像によってはめちゃくちゃハジけて、ノリノリで指がキーボードの上を走っていたりします


あと、選んだ画像をじっと見ながら書いてるのもあるかもしれないですね

俺の部屋のPC周りというのが、L字デスクの両辺にPCを2台置いておりまして
片方で画像編集したエントリーカットを表示させたままもう片方に向かって、画像を表示させている真横の画面を見ながら
ひたすら打っていく…というやり方

ちょっと詰まった時には、真横の画面に表示させているその画像をずっと眺めていると
書く文章が浮かんできたりします

でも1時間半から2時間くらいはやっぱり普通にかかります


文体について


書き方を真似た関係から、句点を使わない文体まで合わせてみたというayumieさん

独特の文章作法…ということなんですが、スミマセン

そうだったんですか?


句点を使わない書き方って実はそんなに少ないんでしょうか
特異なところとは全然思ってませんでした

普通の文章なら確かに句点がないのはおかしいですが、ブログなら別にいいだろ、くらいの認識でいただけで
そんなに深く考えたものではないのです、実際のところ

改行によって、読むリズムの中でほんの少しの「間」を取ることは意識していました
文中の単語にもよりますが、この辺で「一瞬の一息」をと読み手を誘導することで
読みやすさとか感情の湧きやすさのようなものがないかな、と

一文を短くするために、言いたいことを凝縮することで伝わりやすくなる、なんて側面が
果たしてあるのかどうか、ですね





…てなところが「現実逃避的ベストショット集」をダシにした「ベストショット集」記事の考察というか振り返りなんですが
いかがでしょうか

やっぱ超長くなった…
コメントに書かなくて正解だわw


何はともあれ、普段自分が書いてる記事を他人目線で見られるというのは貴重な経験だったように思います

ayumieさん
ありがとうございました


COMMENT▼

No Subject

句読点のない文体で書いてる人はちょくちょく見かけますよ。多いとも言えませんが。
私も真似てみましたとか言って普段のクセで読点使ったバカここにいますけどw


現実逃避さんでコメントしたのですが、同じことをこちらでも。
rexelさん:「今、そしてここから先誰が何を思うか?」と感じる選出が多い。
ayumieさん:「今この瞬間、誰にどんな想いがあるか?」と今回の選出では感じました。
…なんか上手く伝わらなさそうだな…w

ただ、rexelさんの小咲に関するショットだけ全く違う感想を抱きます。
頭から足先まで「小咲への愛情」しか見えてこないので可愛い生き物眺めてる気分になりますw
まあ一緒になってはしゃいでる時も多々あるので別の方から見たら私も同類でしょうけどw

No Subject

どうも,『現実逃避』のayumieです。

コメントいただいたばかりか,独立した記事まで作成していただきありがとうございます。何かもう,他の読者の皆さんがおいてけぼりで申し訳ないです。


僕がベストショットとして取り上げたシーンはいずれもその行動内容に着目して選んだもの...というのをrexelさんに指摘されてはじめて「あ,そうだったのか」と認識いたしました。

ぶっちゃけ印象的なシーンを抜き出しただけで,何も考えていなかったのですが,無意識に「その行動の意味は何か」と考える癖があるんでしょうね。ご指摘いただいて得心した次第です。


あと悩んだのがコマ割。
ヒロインのみを取り上げるべきなのか,作者のコマ割を尊重すべきなのか考えたのですが,結果的にコマ割をそのまま活かす方向でいきました。結果的に,千棘の行動に対する楽の反応を含めた「一シーン」としての評価になっていたのでヒロインのベストショットというより今回の「ベストシーン」の選択になりましたね。


もし「どうしたの?」のコマで楽の反応を削ったり,ベストショットに選んだ千棘のお誘いシーンを千棘だけにフォーカスしてしまったら,その後の考察を読んでも,なぜそのシーンを選んだのか,理由が分からなくなってしまったと思います。

逆に言えば「ベストショット」といいながらヒロインの見てくれとか余り気にしていないという...。そういう意味ではrexelさんの本家本元のベストショットの方が描くヒロインに対する「正しい評価」(という表現が正しいか分かりませんが)なんだと思います。

ただそんな選択基準の違いから,また一風変わった記事となって,美作ばりの模倣なんだけれど風味の違う記事になったのは結果オーライだったのかなとか思ったり。


それから記事の作成方法について,興味深いお話でした。まさかの2台作業!なんという充実したブログ執筆環境...。
自分はノートパソコン一台でやっておりますので,先に画像を選んで加工までしておきます。で,記事本文中に該当画像のアドレスをあらかじめタグ付で「ここに入れる」と指定しておきます。

当然のことながら,文章を書いている間は「画像を見ないで」執筆しているので,ちょっと思い違いがあったり,文章を書いているうちに「どんな絵だったっけ?」とか焦点がぼやけてくる時があります。どきどき文章に大ボケがあるのは多分そのせいです(言い訳)

まあタブレットにジャンプ(デジタル版)を写し出しながら記事を書くこともまれにありますが...


最後に文体について。

いわれてみると,ブログでは句点を使わない方も多いような気がします。僕はとにかく文章量が多いので普段の感想で句点を使わないのは不可能ですけれど。

rexelさんの記事を日ごろ読ませていただいていて,なんというか詩的なイメージが出てくることがあります。それは句点無しで改行を用いられていることで,余韻があるというか,いい意味での「間」があるからなんだなあと再認識いたしました。特にベストショット集にはこの表現方法が上手くマッチしているように感じました。


次は「小野寺さんベストショット集」をどこかでやる予定ですが,多分同じ場面でもシーンの切り取り方,論考が少しずつずれて面白いのではないかと思っています。


『現実逃避』の記事に対する返答記事まで作成していただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

Re: No Subject

ここだけ全レス。

コメントありがとうございます。ラグエルさん。


「現実逃避」さんでのコメントも読ませてもらいました。
そういう見方もあるんですね。

振り返ってみれば、たしかに自分でもそういうことばかり語ってきている気がします。


でも小野寺さんの画像に対する時だけは違うんですか。マジですか。
自分じゃ全くそんな感覚なかったんですけど…

確かに、小野寺さんを語る時には全身全霊で愛でていますので
感じられていることは間違ってはいないと思いますが(;^ω^)


常連さんの目で両方の記事を読んだ見解として、興味深いお話をありがとうございます。

Re: No Subject

お見えいただきましてありがとうございます。ayumieさん

「現実逃避」さんへのコメントに書くにしてはあまりにも長くなりそうだったので、記事の形式にて書かせていただきました。

他の読者につきましては…
まあ先に「現実逃避的ベストショット集」を読んでいただければ内容はわかるかなということで。


今回、先ず何よりも「ベストショット集」なんつって毎週やり始めた思いつきの企画が
よそ様のブログでも取り上げられて、あまつさえ実際に書いてもらえたという事実が
実はかなり嬉しい、というのがあります。

端から見たらすげえ気持ち悪いことばっかり書いてるよなあと、たまに賢者モードになる時もあって
こんなんでいいんだろうかと、多少の迷いがあったんですよね。

もちろん、皆さんのコメントに毎回励まされてはいましたが、それでも一抹の心配はずっとあったりして。

そこに、まさかのよそ様のブログへの企画波及という出来事が起こったことは
ジャンプ感想界隈におけるこの企画の認知というか定着というか浸透という意味で
非常にありがたいことでした。

それだけの面白さを確かに持っているものだったのだな、と
改めて認識することができまして、今度この記事を書く時には気分を新たにキーを叩くことができそうです。

そうしたところでの感謝もありまして、長々とコメントも投稿させていただき、
またさらに長い内容での記事も書かせてもらいました。

こうしてお互いのブログを介してこうしてお話出来たことが、今後のブログ活動の助けになるとすれば
こんなにもありがたいことはありません。


小野寺さんベストショット集、楽しみにしております。
ウチの方でもやろうかと思っておりますが、おそらく「今年ベストショットに選んだ中から、さらに選び抜いてのベスト決め」という形式になろうかと思います。

ですので、きっと「現実逃避」さんのベストショット集とは趣の違うものになるでしょう。
それはそれで、その違いを楽しめると思いますので、期待しております。

こちらこそ、この度は色々とありがとうございました。
私の方こそ、よろしくお願い致します。

No Subject

なるほど、人が変われば見かたも変わるというヤツですねw

Re: No Subject

すげえシンプルにまとめていただいてありがとうございますw
妄想屋さん

そういう違いがあるからこそ、面白さがあるんですよね。

だからブログは人のを読むのも自分で書くのもやめられないというか。

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