社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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黒子のバスケ 黛よりも真赤司の方が実は黒子の上位互換かもしれない


来週の巻頭カラーで決勝戦の決着がついてしまう前に記事にしてみようと思いました


決勝戦の真っ只中、赤司の人格がもともとの本人に交代するという事態が起こりましたが
それによって、洛山というチームはゾーンに近い状態に引き上げられるまでに
パフォーマンスを上昇させました


その状況を読んでから何となく思ってたんですけど、人格交代した赤司によるチームの実力向上は
明らかに黒子のプレイによってプレイスタイルを強化した誠凛を意識してのものですよね

別に楽山というチームがそう思ってるのじゃなくて、作者の中で、ということなんですけど


で、このことをいくつかの点から眺めてみると
黛よりも真赤司のほうが黒子の上位互換じゃないの、ということに思い至ったのです



 







ちなみにですが、本記事中では
試合中に交代して出てきた人格の方(もともとの赤司の人格の方)を真赤司
交代して引っ込んだ方(中学時代に紫原に負けそうになってからWC決勝戦の途中まで表に出ていた方)を
表赤司と便宜上呼称しております



プレイスタイル



黒子のプレイスタイルはもちろん、パス特化によってチームメイトの動きをフォローすることにあります
影の薄さという特性を利用して、さりげなくパスの中継役となることで相手の思いもよらない方向にボールを動かし、
味方にとっては何かフリーでボールを持てた、みたいなことを実現するものですね

そのスタイルは、最終的に誠凛バスケットボールのスタイルの一部として昇華され
高速パスワークが途中で突然切り替わる「変幻自在型ラン&ガンスタイル」と呼ばれるに至りました



真赤司の場合は、ポイントガードとしてパスを中心としたゲームメイクをしつつ
そのパスが「受け手にとって最高の状態でやってくる」という特性により、そのパスからの動きが
非常に高精度なものとなるという現象を生んでいました

どちらも自らが主体として攻めるのではなく、他を活かすスタイルであるということが言えるだろうと思います


本人のキャラクター



そうしたプレイスタイルを可能とした背景というか要因というか、ファクターのようなものを
それぞれの性格やキャラクターから考えてみると

黒子はもちろん、影が薄いという特性を持っていたことですね
気がつくまでは短所としか認識していたかっただろうこの要素が、プレイスタイルを見つける大きな理由となりました

そして影の薄さ以外には、運動能力やセンスが凡人としての資質しかなかったことも挙げられるでしょう

それゆえに、強豪校である帝光中ではひたすら三軍に甘んじなければならず、あまつさえ退部の推奨という勧告さえ
受けることとなったのでした


真赤司は黒子ほどの「恵まれなさ」が描かれてはいませんが、バスケ選手としては小さな身長と小柄な体格であることは
どうしても否定出来ないマイナス要素としてあるのではないでしょうか

ただ、運動神経やプレイセンス、あるいは他人への影響力などといった点において非常に優れた部分があったからこそ
覚醒前から帝光中一軍に所属し、主将にも任命されるに至ったのだろうと思われます

すなわち、体格的なものは同じように恵まれないながら、それ以外において黒子の苦手としたものを
真赤司は特に不得手としなかったことが2人の違いとしてあるだろう、と


そんな2人のプレイがチームに与えた効果



では、そうした資質を持った2人がプレイするスタイルが
それぞれのチームにどんな効果をもたらしたか

黒子の方は明確ですね

前述のように、誠凛バスケスタイルを大幅に展開させ
高速パスワークによるラン&ガンというスタイルを変幻自在型として前進させることになりました

さらにこの決勝戦では、絶望的展開から黒子がわずかに巻き返したことをきっかけにして
火神が再覚醒し、「2つ目の扉」を開けることでチームとしての動きが劇的なまでに噛み合うという状態となりました


対して、人格の交代により真赤司が登場していこうの洛山は、「最高の状態のパス」を受け続けることによって
それぞれの動きが極限まで精度を上げ、チームメイトをほとんど強制的にゾーンに近い状態に置かせるという
結果に至ります



すなわち、黒子も真赤司も、たどり着く道筋が違うだけで
どちらも自分以外の選手への意識的または無意識的な働きかけにより周りのパフォーマンスを向上させることに
繋がっているのです


そして、影の薄さという特性とパスワークという特化によって、黒子は自分では得点もドリブルも
できないことが前提となりますが
そうした特殊な資質ではなく、テクニックにおいて「最高の状態のパス」を生み出す真赤司は
別に自分では動けないなんてことはありません

ドライブやシュートはもちろん、やろうと思えば表赤司のようにアリウープだってできるでしょう

これが、「黛よりもむしろ真赤司のほうが黒子の上位互換じゃないか」と思った理由で



いや、だから試合展開がどうだとかそういうのは全然ないんですけどね
ただ思っただけ、ということなのです(;^ω^)


COMMENT▼

No Subject

言われてみれば確かに…何の異論もでない素晴らしい記事です。
それだけに黛が可哀想すぎるw

そうなると、黒子の行き着く先はPGになるんでしょうか?
火神という強烈な光とその側に立つチームメイトという柱を盾にひっそりと、でも確かに在る影のPG。
いやぁ難しいだろ特性保つのwww

No Subject

お、おう・・・・・なるほど(^ω^;)
全然分からんかったっすw

黛「」

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

藤巻先生は意図してそんなキャラ作りをしたんでしょうね。
とすると、この決勝戦が終わったら連載も終了か?という心配が現実っぽくなってくるんですけど。

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