社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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小野寺さんの美しさが最高に最高だったアニメニセコイ第20話最終話

ニセコイ1

ニセコイ 第20話


とうとう最終回となりました…









nisekoi20-1.jpg

予想通りオープニング無しで始まる本編
エンディングは削られてませんでしたがw


劇の本番を描く前半は、千棘メインのシーンでした

小野寺さんは合間合間に申し訳程度に登場する程度
まるでモブキャラみたいな扱いとは何たることか…


劇自体は原作をなぞりつつ、存分にシャフト演出も入れながら描かれていきました

ロープ引いたらキラキラが降りてくるとかどんな舞台装置なんだw





nisekoi20-2.jpg

本番終了後、教室で軽く打ち上げを行う面々

捻挫のためにあれほど楽しみにしていたジュリエット役をできなかった小野寺さんに
自らもショックを受けたるりちゃん


この時のるりちゃんの心境はどんなだったでしょうね

小野寺さんの唯一の相談相手として、時に強引に時に無理やり機会を作ろうとしてきた彼女
それが今回はガチで小野寺さんが絶好のチャンスに巡りあって、それはそれは応援していたことでしょう


しかし、劇本番の様子を見れなかった彼女は
おそらく打ち上げの場で初めてジュリエット役を小野寺さんではなく千棘が演じたことを知ったはずです


本番の最中るりちゃんが何をやっていたかといえば、これでした





nisekoi19-10_201405311016111d3.jpg


前回19話で、まだご機嫌斜めな千棘にヘルプを頼む別クラスの娘たち

その後ろで迷子になった男の子の相手をしているのがるりちゃんです


外で客引きと宣伝の役目を担っていた彼女は、そのために劇を見ることも出来ず
小野寺さんに訪れた不運も知らないままでした

小野寺さんを誰より応援しているはずのるりちゃん
ジュリエット役に小野寺さんが決まった日の夜なんかには、きっとたくさんの話があったことでしょう
もしかしたら、写真の件も話したりしたかもしれません

そうして気持ちがどんどん盛り上がっていって迎えた本番当日

きっとるりちゃんだって本番を見届けたかったでしょうに、それをこらえて与えられた役目を全うしていました





ロミジュリ中のるりちゃん

劇が始まった頃の時間に合わせて一息入れて、いよいよ本番に臨む小野寺さんを想って
1人応援の気持ちに身を寄せるるりちゃん

しかし、その時すでに小野寺さんはジュリエットの衣装を脱いでいました



劇の様子が気になるるりちゃんの耳には、おそらく時々評判が聞こえてきたりしたことでしょう

「ロミジュリの劇がすごい面白いらしいよ」とか

「ジュリエットの娘がすっごい綺麗だよ!」とか


小野寺さんのことだと思ったるりちゃんは、それはそれは安堵しながらますます応援の気持ちを強めたはずです


しかし、事実を知ってみれば評判の良かったジュリエットは小野寺さんではなく千棘だった…

この時のるりちゃんの心境を想像するとね…


何がやるせないって、当の小野寺さんが「あはは…」なんてあんまり気にしてない素振りを見せるからなんですよね

あんなにやりたがっていたジュリエット役
あんなに楽しみにしていた劇本番

当日の事故でやむなく交代なんて結果になったのに、落ち込むでもなく嘆くでもなく
「劇は大成功だったんだよ」なんて強がった笑顔を見せて
自分の気持ちよりもあくまでクラスみんなの喜びで満足しようとする小野寺さんを見て

応援の気持ちを沢山持っていたるりちゃんのショックは行き場をなくしてしまいました


「これが小咲のいいところなんだけど……けど…!」

想像すればこんな気持ちでしょうか


だからもう何か言うことを諦めたるりちゃんは、楽の元へ向かったんですね

今は自分が何を言っても慰めや同情にさえならない
だったら、楽との時間を作ってやるのが何よりの薬だろうと


だからるりちゃんは、楽を蹴っ飛ばしてまで早く小野寺さんのところへ行かせようとしたのです
あのケリには、何も言わない小野寺さんと何も言えない自分へのいら立ちが含まれている…と考えるのは
深読みのしすぎでしょうか








nisekoi20-3.jpg

で、やってきた楽と言葉を交わして
そこでようやく「本当は自分がやりたかった」との本心と向き合おうとする小野寺さん

るりちゃんが小野寺さんの元へ楽をよこすことで期待したのはこれですね


クラスとしての成功ももちろん大事だけれど、あんた自身はどうなの?
ということ

劇は大成功だった、なんて言い訳で逃げないでしっかり残念がってみせろ


そうじゃないと何にも進まないし、何か言うことも出来ない


きっとそんな心境だったのではないかと


ですから、ぶっちゃけ楽には別に期待してなかったと思うんですよね

小野寺さんが本心に向き合うきっかけになればいい、くらいで
まさか「2人だけの本番」を演じよう、なんてイケメンな発想を楽がするなんてことは
全然想定してなかったと思うんです

でも楽はその発想に至りました


もう舞台を使っての本番はできないけれど、せめて屋上で2人だけのロミオとジュリエットを


それは、小野寺さんにとってはある意味実際の劇本番よりも嬉しい提案だったのかもしれません


なぜって…ねえ?








nisekoi20-4.jpg

このシーンの何がいいって、花澤さんの演技がメチャメチャ高度なんですよ

前回の落ち込む小野寺さんのシーンもそうでしたけども、今回のこのシーンも
あまりにもハイレベルだったんです


楽のセリフに続けて、ホントは舞台上で言うはずだった言葉を口にしながら

そのセリフにこもっているのはジュリエットの感情ではなかったんです


こうして2人きりで「本番」ができたことが嬉しくて嬉しくてたまらない小野寺さんの気持ちが溢れまくっているんですよ


言葉は一字一句台本通りなのでしょう

しかし、それを語る口から出る声は少しだけ高い調子になっていて
悲恋の境遇にある人間のそれではないのです





嬉しさがほとばしっているんですよ





片想いの相手が、「どうしてもやってみたかった」とつぶやいた自分の言葉を大切にして
わざわざ準備をしてくれたこと

夕日に照らされる学校の屋上なんて舞台に2人きりという状況が、あまりにもロマンチックなこと

何より、2人きりというのがまるでホントの恋人のようで、演じるのも恋人の役で


付き合っている付き合っていない、なんて境界線をあやふやにして
この一時だけは自分に正直になれた

目の前の相手を本当に心から好きだと思う気持ちが溢れた











nisekoi20-5.jpg

だからこれなんですよ


笑顔というより嬉しさに満ち溢れた瞳

楽の目に映るのは愛しさが止まらない表情





美しすぎるだろ!!!


常識的に考えて!!!!!









だから小野寺さんの口から紡がれる言葉はもう他にありませんでした



nisekoi20-6.jpg



ありがとう

嬉しい




演技のセリフなんかもうどうでもよくて


こんなにも満ち足りた気持ちにさせてくれた相手への素直な感謝

そして、自然に湧き上がってきた相手への素直な気持ち



出し物としての劇を通じて演じた「恋人同士」

あるいはこれもまた、「ニセコイ」と言えるものではないでしょうか











……あー…

すいませんちょっと



目が充血しまくって大変なことになってます俺


見てた時も泣いてましたが
記事書きながらもこんなに泣いてしまうとは…


ていうかキャプった画像見てるだけでも泣けてくるわ…



いや、しかしそれにしても素晴らしい最終回でした


始まる前に気にしていた終わり方のところは、蓋を開けてみれば
通常通り原作をなぞっただけの形になったわけですが


それでもこれだけ演出してくれるなら何も言うことはないですね


そして密かな期待通り、最後のエンドカードは作者古味先生




nisekoi20-7.jpg


ヒロインたちが形作ったハート型

恋に燃えるヒロインたちの躍動感と秘めたる想いとその絆を表現した…ものでしょうか



ともあれ、終わってみれば非常に素晴らしい出来となったアニメでした

これはぜひとも2期を期待したいですね


COMMENT▼

No Subject

・・・・・・チーン(°Д°)(白目

燃え尽きたぜ・・・・何もかも・・・真っ白に・・・な(c)




川の向こうで神寺さんが手振ってる渡ろう・・・
あ、ちょっと昇天してきまs(・ω;::.:..サラサラ

No Subject

シャフトらしさを出しながらも上手く纏めてくれました。
2期は恐らく決定事項ですから、楽しみにしたいですね。

No Subject

シャフト製だとかキムチ事件だとかいろいろと事前の不安要素はありましたが、結果としてなかなかの良作でしたね。

良くも悪くも原作の味をしっかり活かしきった上で忠実に映像化した、という印象でした。


きれいだったたなぁ・・・ジュリ寺さん・・・

Re: No Subject

落ち着いて…、いや、むしろお願いですからはしゃいでください
某妄想屋さん

そんな安らかな顔してたらダメですよ。
ひょっとしたら2期があるかもしれないんですから。
原作ではこれからも小野寺さん登場するんですから。


だから戻ってこおーーーーいーーーーーー

Re: No Subject

終わってみれば、上出来な作品でしたね。
ラグエルさん

これなら2期もシャフトにやってもらっていいと思いました。

Re: No Subject

小野寺さんが限りなく美しかったアニメでしたね。
xitongさん

原作をなぞりつつ制作会社の持ち味も活かして作り上げられたアニメ。
事前の不安もあったぶん、なんか感慨もひとしおです。

No Subject

気のせいかもしれませんが、回を追うにつれて鼻に付くようなシャフト臭が薄れた気がします。特に最後の3~4回はかなり真面目に原作を再現してましたよね(^-^)
これは今までの評判を参考にしたのか、あるいはクライマックスは真面目にやろうとあらかじめ決めていたのか・・・

Re: No Subject

どちらの場合でも、シャフトが原作を尊重しようとしたことが窺えるようです。

あるいは見ている方の慣れもあったのでしょうが、それを計算した上で
話が展開していくに連れてあえて抑えめにしたとすればなかなかに巧妙な計らいです。

ただ、いくら真面目に再現っつっても寝落ちとキムチまでそのままだったのは
にんともかんともにんにんですが。

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