社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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SOUL CATCHER(S) パートリーダー攻略完了後の展開についてその2 期待


その1 心配に続くその2
「期待」の記事です


「心配」の記事では、演奏における神峰の魅力を発露させるには
毎回「悩みを抱える誰か」を登場させないといけないことになる、というところで

神峰がタクトを振る中で、音を届けようとするからには
どうしてもその対象が大勢の観客ではなく少数の聴衆に限られてしまうのではないかという
ことを心配してみました


それとは逆の「期待」の話をする今回は
その演奏時におけるもう1つの展開可能性を考えてみたいと思います


[タグ] SOULCATCHER(S)







思い至ったヒントになったのは、弦野の攻略でした


ライブハウスに吹奏楽ちっくなバンドとして参加して
弦野の演奏とガチでぶつかり合ったあのライブ


神峰の能力によって音のイメージが視覚化して読者に表現される中で
その演奏のぶつかり合いは、さながらジャンプ王道のバトル漫画のようだったのです

真剣に研ぎ澄まされた弦野の心とぶつかり合うそれぞれの協力者達


刻阪も



刻阪弦野


刻阪弦野2






音羽先輩も



音羽弦野


音羽弦野2






ここから窺えるのが、演奏シーンにおけるバトル的要素の面白さですね


同じバンドのメンバー内でガチのぶつかり合いを繰り広げることによる異常なテンションの描写
神峰の能力による心象風景の視覚化と合わさると、それは実にリアルなバトルのように描かれていくのです


神峰ももちろん、指揮をしながら弦野に正面から挑んでいっていました


神峰弦野


どうですかこのキメキメの姿



神峰弦野2





金管陣営の攻略が終わって、ついに全員が神峰を認めた時に
じゃあ神峰の指揮のもとでどんな曲をどんなふうに演奏していくのかというところで

演奏者の中にいる第2の指揮者であるコントラバスの弦野は
もちろん今でも神峰を超えるために日夜その真剣を研いでいます

金管陣営の中でも特に神峰に反発している金井淵先輩は
神峰を一応は認めた後も、もしかしたら神峰に与する姿勢をあまり見せずに
やっていこうとするかもしれません

コンサートマスターの資質を持ち、空気を読むことを得意とする木戸先輩は
そんな演奏者達の間で調和を取ろうとしてくれるでしょう


そして打樋先輩や音羽先輩や邑楽先輩は、それぞれの気持ちのままに音を奏でて
時に神峰に合わせ、時に自己流で弾き、時に弦野に合わせることもあったりするのでしょう


つまり、神峰の存在を中心として吹奏楽部が同じ1つの気持ちに立脚した演奏を行うことができるようになるのです

「より凄い演奏をしたい」という気持ちですよ


そのために、ぶつかり合って、解り合っていこうとすること
先日OBたちが言ってたことそのままですね


互いの間に信頼が存在することを前提として、違うと思ったことを互いに言い合う
それによって、ともに高みへと登っていく


練習中はもちろん、演奏中でさえもそれをやろうとしてみれば
それはそれは高次元の熱い戦いになるのではないでしょうか

神峰の能力によるそのイメージの視覚化は、そこでのバトルをド迫力に魅せてくれるはずです


これが、全てのパートリーダー攻略完了後の展開に対する「期待」です

神海先生の抜群のセンスでこのバトル演奏を描かれたら、相当に面白いことになると思うんですよね


問題が1つあるとすれば、この形では常に内部でのバトルしか描けないことでしょうか

しかしそれも、すでに解決の糸口となるものが提示されていますね


ウインドフェスで、伊調と同じ曲を演奏した時の様子ですよ

自分たちの前に行われた演奏へのイメージが強く残っていることで
時に乗り越え、時に超えられずに一進一退となったエル・クンバンチェロ

あの方式ならば、他校との勝負も応用して描けるんじゃないでしょうか

演奏という形式を取ろうとする以上は、両者が同時に演奏を行うことはありえないわけですから


あるいは、フェス後の打ち上げの時のように
混成バンドで演奏を行って、その中でのバトルを描こうとするのも面白いでしょう


とにかく、このバトル演奏というのが1つの鍵になるのではないかと思っているのです





…黒条がどうなるのか、どうするのかを一切考えてないのでアレなんですが
でも楽しみにしていたいなあと思うのです


COMMENT▼

No Subject

演奏バトルはいいんですが、それをメインに物語を構成し続けるのは難しいですよねぇ。
観客を締めに出す程度の扱いしかしなければ趣旨がやはり崩れます。

神峰、伊調、黒条の三つ巴の状態プラス、何かメインの題材が欲しいところ。
邑楽先輩との恋愛絡みはサブ話のメインとして、バトル以外の柱となる題材…
あるいは黒条がそこに収まるのかも知れません。
黒条という毒をきっかけに始めざるを得なくなった管崎先輩の攻略を皮切りに
金管メンバーを攻略。そして残った黒条を中和(解毒で消すのではなく)するのを
学内での柱として据え置く。黒条なら纏まったメンバーに再び毒を撒くことも出来ます。
ただこれだと、やっぱ長くは持たないんですよね。
無駄にだらだらと引き延ばし展開になってしまう危険性もあります。
金管攻略後の柱をどうするか?そこが大きな壁ですね。

叉山兄弟ではないですが、クラシックだけでなくロックにも用いられる吹奏楽なら様々なパーターンの演奏や指揮の振り方ができると思います。
私はスウィング・ガールズみたいな演奏をソルキャで見てみたいですね。
できれば鳴苑バンド全員ver.で
それから神峰のピアノと楓さんのヴァイオリンの組み合わせ(レベルが違いすぎますが簡単な曲の伴奏なら神峰もできると思います)も見てみたいです。
今回は私の願望を書いただけです。

No Subject

黒条が神峰のやり方を参考にして、鳴苑に対抗すべく洗脳集団のような吹奏楽団を設立するとか(>_<)?

No Subject

色々有るようですが

伊調と黒条が手を結ぶとか・・・orz
なんかこれだと怖い(^^;

私の云うソルキャの趣旨の話

ちょっと分からないかなと思ったので補足です。蛇足かも知れませんがw

どの作品にも云えるのですが、私はタイトルに結構こだわりを持ちます。
タイトルは作品の第一歩だと思っているので、タイトルがボヤける=作品がブレていると考えます。
ドラゴンボールを大作とは思っても傑作とは思わない理由が正にそれ。後半ドラゴンボールそっちのけですから。

で本題。ソルキャのタイトルは「SOUL CATCHER(S)」です。
SOULは先ず間違いなくロックソウルなどでおなじみのソウルでしょう。自分の中にある信念とか根幹みたいなもの。
そして続くのはCAHCHER(S)です。わざわざ(S)としてあるのは複数形が3パターンあるからだと思っています。

1.指揮者としてパートメンバーのソウルを掴まえ、繋げる。
2.楽団として観客のソウルを掴む。
3.その楽団は一つだけではない。

黒条を排斥するのは「1」に反します。彼も厄介者ではあるが楽団メンバーですから。
観客を蔑ろにするのは「2」に反します。演奏の合間に反響を入れなければ掴んだという印象が感じられません。
黒条が鳴苑を自分の意思で出て自分なりのCATCHERとして舞い戻ってくる。これは「3」に相します。

この考えから私は、黒条は神峰の影響を受けて神峰とも伊調とも違う指揮者になって欲しいのです。
そしてそこで終わった方が作品として美しいと思うのです。

だらだら連載引き延ばしをしてタイトルを見失わない様にして欲しいです。

No Subject

どうも

演奏でのbattleに関しては演出としてはよいと思いますね

ただこの漫画を見ているとメインは人の心だと感じるんですよね
そういう意味では今のパートリーダー攻略がこの漫画の主軸といってもいいんじゃないかと

刻阪がいってた音は心だという話
心が音楽や演奏に影響を与えているという話

だからパートリーダーたちが抱えている心の問題を解決していったわけで

吹奏楽には詳しくないですがこの漫画を見てると音楽ってのは自身との戦いそして内側の敵が最大の敵になっていると思います

ライバルと競うにしてもやるべきなのは自分たちが最高の演奏をすること
そのためには演奏の腕もですが大事なのは心

だからこそ黒条の存在が最大の壁になりそうな気はしますね
心を救おうとする神峰と心をゆがめようとする黒条という風に

他にも可能性があるとすれば神峰自身も心の問題もありそうですし
OBたちがいっていた神峰のことも知ろうとしているのかって話のほうで

神峰に救われた仲間たちが今度は神峰に何をしてあげられるのかっていう展開もまたあるかもしれませんね

あとはライバルである伊調の心の闇などでしょうかね

Re: No Subject

心配の記事でも期待の記事でも、結局攻略完了後の軸に関するところは
ほとんど触れられなかったわけですが…
ラグエルさん

たとえばOBたちから指摘された相互理解の部分で
何とか理解し合おうとしているところに黒条が余計なことを吹き込んでいけば
それだけでまとまったと思われたはずの部内が軋み始めるでしょう。

その誤解を解いて再度解り合う過程は、言い換えると二度目の攻略だったりしますが
それだとちょっと弱いような気もしますよね。

うーん…

Re: タイトルなし

いろんなジャンルの演奏を超視覚型で魅せてもらえるとすれば
それはそれで面白いことになるでしょうね。
しぐれバーさん

神峰がピアノ弾いてる姿も確かに見てみたいな…

Re: No Subject

ありえるから困るんですよね。
だいまおーさん


ただそれだと黒条が能力バトルのラスボスのようになっちゃって
伊調とかのライバル関係が印象薄くなっちゃうのが問題なんですよね。

Re: No Subject

これもありえる展開なんですよねえ。
某妄想屋さん

伊調の心に生まれていた黒いモノ。
すでに黒条と接触しているなんてことはないでしょうけど、
黒条がさらにそれを増幅してやろうとすることはありえそうです。

Re: 私の云うソルキャの趣旨の話

語っていただいてありがとうございます。
ラグエルさん


タイトルの意味については、公式HPに載っている担当編集のインタビュー中に
ありましたね。
それによれば、sは神峰と刻阪のダブル主人公ということでの複数形だったらしいですが
話が進んでいくに連れて、新たな意味が付加されたとしてもおかしくはないでしょうね。


ただ、黒条とのやり取りに決着がついたところで話が終わったほうがいいとは
私は思いません。

キムさんが語っているように、神海先生が一番描きたい題材で、一番自分らしく描ける作品である
このマンガ。

ここで終わりを意識して主人公に対比できる悪意キャラを出してくるとは考えにくいと思うのです。
編集部の方針とかで彼を出してきたとすれば、神海先生にとっては望まない展開であり
エロシーンを入れるテコ入れでもないのに作者の望まない展開はやめて欲しいかなと。


ただ、作品にとってタイトルが重要なものであることには私も同感ですし
タイトルを見失うのを望まないことも同じですね。

Re: No Subject

どうもですー
katariさん

パートリーダー攻略を主軸とする考え方は思ったことはなかったですが…
言われてみればそういう面もあるんでしょうか。

とことんまで心に向きあおうとする主人公と、その心が紡ぎだす音とは
確かに深く関連していると思います。


OBに言われた神峰のことを知ろうとすること。
ひょっとしてこの時に黒条が活躍してくれたらどうなるでしょう。

神峰のことを理解しようとするメンバーたちに対して
彼らに悪意というより罪悪感を抱かせるようなものの言い方をして
静かに神峰から離れていくように仕向けるとしたら。

それを神峰が自ら引き戻しに掛かるとすれば、攻略時よりもはるかに濃密な
心の交流が描かれることでしょう。


あれ
これだとほんとに黒条が球磨川みたいな感じのような…

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