社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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担当編集さえも昂ぶる決勝戦の行方は… 『黒子のバスケ』第26巻

黒子のバスケ26巻1

黒子のバスケ 第26巻

帝光中編が終わり、ついに始まる決勝戦

コミックスタイトルもまさにそのままで、否応でも気分を盛り上げてくれますね


さて、そんな今巻で収録されている話は決勝戦の序盤部分に当たるわけですが
とうとう始まってしまった最終戦に、きっと担当編集もテンションと気合が昂りまくっているんでしょうね


収録話が本誌掲載されていた時の「柱」が、それはもうセンスに満ち溢れたことになっているのです

いくつか見てみましょう










黒子のバスケ26巻2


軌跡にのこす幾多の激闘…!!見据えるはただ前方、光り輝く頂点へ――!!いざ決勝!!


ファイナルの始まりを美しく詠んだものですね
藤巻先生の描いた扉絵と呼応させて、「両方で1つの作品」を創りあげているようです



お次はこれ








黒子のバスケ26巻3


うちのめされ、どん底から一つずつ積み重ねた勝利。頂点まで、残すはあと一つのみ。


先ほどのが、試合当日を迎えるもので
これは試合の開始を詠んだものですね

違う形でこれまでの物語を振り返りつつ、この試合の先にあるものを予感させる表現です


特にね、響きがいいんですよ

それぞれの文の真ん中で途切れるテンポが、絶妙な「間」を作り出しているんです
その一呼吸の中に、決勝に賭ける誠凛の感情と決意を感じ取ることができるんですね

真っ直ぐで、それでいて読者の気分さえ盛り上げてくれる、なかなかの柱でした


しかし担当編集のテンションは上がりすぎてしまったのか、ちょっとおかしなことになってきます

こんな感じに








黒子のバスケ26巻4


ダイナマイトボーイ                         オープニングジャム
爆 弾 男 火神、いきなりゾーン突入!!決勝の幕開けを告げる先制・流星のダンク炸裂!!



ダイナマイトボーイwwww
こらこらこらwwwww
絶対ふざけただろwwwww

オープニングジャムって何ぞwwww
勝手に新しい必殺技ネーミングを出すなよwwww


そして、きっとこれと同じノリで考えたんだろうと思われるのがこれです












黒子のバスケ26巻5


ゾーン中の火神すら赤子扱い…。この男、神の領域。


センターカラーの裏ページだったんでちょっと赤いんですけど


神様扱いきたよ…

これ考えてる奴絶対中二病治ってないだろ






…と、思ったら収録話最後の回で、神がかった柱を見せてくれたんですよね













黒子のバスケ26巻6

足掻き、もがいて這い上がってきた先は元の場所。「帝光中三軍」―――ただの凡人。



チームの勝利のために、仲間のために、少しでも力になるために
必死で練習してドライブもシュートも習得した結果が、
特性の消失だったという皮肉な運命が明らかとなった瞬間の柱です


さっきまでの若干オーバーな言い方とは全く対極で、何の誇張も修飾もない表現なんですね

ここまでこのマンガを読んできた読者なら、
黒子がどれだけ「足掻き、もがいて這い上がってきた」かをよく知っています

しかし、その「先は元の場所」だった

決勝戦開始前に黒子の口から語られた、かつての彼の姿

つまり、「帝光中三軍」です
バスケがしたいという気持ちだけで取り組んでいる、才能や資質には決して恵まれていない立ち位置

昇軍試験のたびに今度こそはと意気込みながら、結局ダメで、悔しさばかりだったあの頃


ひたすら重ねられる不合格という結果に対して告げられる「退部の推奨」

ただ好きなだけではやっていけないという過酷な現実を突きつけられるのは、「凡人」の証明でもありました



特性を失ってしまったことの重大な意味を、端的に言葉にした見事な柱です

さらに深読みすれば、「ただの凡人」は、先ほどの赤司に対する「神の領域」との対比になっているようにも感じます


「ただの凡人」と、「神の領域」にいる者

その実力の隔たりは、まさしく天と地ほどもあるのかもしれません


果たしてその予感通りなのか、ここから誠凛は苦しい苦しい試合展開を余儀なくされることとなっていきます



…と、それ以上はコミックス派の人へのネタバレですね

とにかく、始まった決勝戦は火神のゾーン発動に黒子の特性消失と、序盤から大荒れとなっています


これがどのように決着するのか、藤巻先生の手腕に期待しておきましょう




 




COMMENT▼

No Subject

うん、これ単行本の感想記事ではなくアオリの感想記事ですねwww

でも良いセンスしてますよね、色々な意味で。多分、二人いるか二重人格かどっちかだと思いますww

アオリって結構大事ですよね。たった一文なのに、それでその回の良し悪しがガラリと変わる。
特に冒頭ですね。読ませる気を引き起こす文にしなければなりません。

…でも…ダイナマイトボーイはどうなんだ?wwww

コメント失礼します

記事タイトルにワロタですwww
たしかに決勝戦開始から以降、だれよりも担当編集が昂ぶってる感じがよくわかるあおりの数々ですよね

Re: No Subject

いやいや、コミックスの感想ですよラグエルさん

…たぶん。


コミックス派の方々も中にはいるだろうと思いまして、本誌でしか見れないものを
見せたいと思ったのです。

ひょっとしたら次巻でもやるかもしれません。

それくらいこのマンガの柱やアオリはセンスがあるw

Re: コメント失礼します

コメントいただいて失礼なんてことはないですよw
yukuさん

記事書いてからタイトル決めるのがいつものパターンですが
今回はこれしか浮かんできませんでしたw

SEOとか言い出したらきっと残念なタイトルなんでしょうけどもw

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