さあさあ今週もやってまいりました
なんだかすっかり当ブログの名物?企画になっているのかいないのか
よくわかりませんが、割りと楽しみにしてくださる方もいらっしゃるようですので
張り切ってまいりましょう
今週の画像は4枚
今週もセレクトには悩みましたが、最初にジャンプを読み終えた時に思ったものとは
違うカットがベストショットとなってしまいました
それでは、見ていただきましょう
今週のベストショットはこちらです!

何かを察知して、素顔で驚きを浮かべるえりな様です
いや、これがベストショットになるとは当初思っておりませんでした
セレクトするつもりではいましたが、ベストショットではなかったはずだったのです
しかし、画像編集しながらこのカットの前後も含めて再度読み返してみると…
何かこのカットにはとっても大事な意味が込められているような、そんな気がしてきたです
感想記事の中でも触れましたが、創真の出してきた品を見て
えりな様は何やら意味深な反応を見せました
このカットもその1つですが、どうやら創真の狙いに気づいたかのような
そんな反応なのです
葉山との会話の中でそれらしきことを話していたとはいえ
えりな様に聞こえた距離とも思えません
なのに、なぜえりな様は創真の意図に気がつけたのか
一見普通のオムレツを目の当たりにして
香りの爆弾という発想になぜ至れたのか
考えられる理由は1つ
えりな様が憧れる最高の料理人、才波城一郎
彼が同様の料理を作ったことがあるのではないかということです
先日極星寮に顔を出した際に、そんな料理のヒントを教えた…だとちょっと安易ですが
創真が独自にその調理法を発想したとすれば、えりな様が驚くのも無理は無いでしょう
そしてそのことの何が重要かといえば、えりな様に城一郎と創真をダブらせる効果を持つからなのです
さすがに親子という事実までここで知ってしまうことはないでしょうが
えりな様の中で単にいけ好かない気に食わない男との認識しかなかった創真の位置づけが
「相変わらず気に入らないけど、あの人と同じ料理を創りあげた奴」との認識に変わるわけです
それは、創真とえりな様の小さな小さなフラグの第一歩となるでしょう
すなわち、物語が大きく前進することを意味するのです
城一郎への憧れをあれほどの表情で見せていたえりな様
もしも、彼と同じ料理を作った男が彼の息子で
そしてもしも、その料理を自分のために作ってくれる時が来るとしたら
えりな様の動揺と興奮は果てしないことになるでしょう
それは、神の舌が初めて感じる恋の味
恋によってヒロインがますます可愛くなっていくとすれば
創真との小さなフラグとなるかもしれないこの表情は
えりな様がメインヒロインとなるための実質的な始まりとも言えるかもしれないのです
こんな小さなコマなのに、tosh先生の描き込みが結構本気っぽいのもその傍証と言えないでしょうか
髪の毛、瞳、まつげ、鼻、唇、輪郭
ほとんど全てを縁取るラインを「繊細」な印象のみを強調して仕上げられたこの表情
そこには、えりな様のただ純粋な驚きが表現されているのです
きょとん、でもなく
ぽかーん、でもなく
本当に全く予想もしていなかったものを見た時の驚き
いつか口にしたことのある憧れの人の料理を、直感で思い出しているのですね
目の前のそれを作ったのが創真であることを一瞬忘れて、懐かしさすら沸き起こっているかもしれません
小さなコマの瞳の中に描かれ映っているのは、創真の作ったオムレツの影でしょうか
それともそこからイメージしてしまったいつかの記憶でしょうか
物語の行く末を感じさせてくれたえりな様の意外な表情
今週のベストショットにふさわしいものでしょう
それでは次のカットはこちらです!

久々に登場してくれました照橋さんです
久々に登場した割には、意外とちゃんと照橋さんの顔になってますね
麻生先生
昨年末にダメショット集をやった時はこれからどうなることかと思いましたが
杞憂で済んで良かったです
厳密には少し描かれ方の雰囲気が変わっているようには感じますが
許容範囲というか、ちゃんと美少女な照橋さんになっています
それどころか、どことなく決意を秘めたような表情にすらなっているような
そりゃあ好きな男の家にいきなり遊びに行って、未来の姑に料理習おうってんですから
決意の1つや2つ秘めないことにはできないことでしょう
同時に、作劇としては前フリとなるこのカット
存分に勢いづいた、あるいは強気に出ている様子を描いておかないと
次のシーンでヘタれる照橋さんの姿がギャグにならないわけですね
ただそれを差し引いても決意に満ちたこの照橋さんの表情は
なかなかに引き込まれるものがあります
後ろのベタフラッシュも、中心を照橋さんの背後から少しだけズラしてあることで
逆に彼女の心に秘めたものを印象強く感じさせる効果を果たしているのですね
自覚的完璧美少女としての傲慢さを放ちながら
同時に恋する乙女の強さをも感じさせてくれたこのカット
当初はこれがベストショットと思っていたんですが
2枚目の紹介となりました
では引き続いてのカットはこちら

…はい
またしても照橋さんです
しかも今度は、自覚的美少女としての傲慢さのみが放たれているコマですね
でもさっきのカットと違うのは
照橋さんがものすっごい落ち着いた雰囲気を醸し出していることです
まるで、これが本当の私なのよと言わんばかり
そもそも斉木に恋したこと自体をまだ自分で認めていないので
照橋さんにとっては、自分の美貌を誇ることこそが自らの自然なあり方であることは当然のことでしょう
だからなのか、すげえ落ち着いています
相手が苦手な子供でも、自分のポジションを再認識した上で接するのなら問題無いという強さ
落ち着いた、穏やかな雰囲気が大人の女を感じさせるという効果になるのでしょうか
それは、照橋さん自らの妄想内に登場した10年後26歳の照橋さんが
大人というよりケバいだけだったこととの対比となっているのでしょうか
そうだとするなら、何と細かい構成力でしょう
絶対違うと思いますが
それでは、次が今週最後のカットです
こちら!

小野寺さんシスターズです
春ちゃんの作戦によって楽と待ち合わせて水族館へやって来た彼女たち
こんな可愛い姉妹の私服姿が見られるとは何たる至福でしょう
小野寺さんはこれ、まだ少し戸惑ってますよね
春ちゃんは、この時点ではちゃんと決意の上で悟りきったヒロインとして
楽とは普通に接しようとしていますね
戸惑いのためもあって、いつもよりも遠慮がちな姿勢を見せる小野寺さんと
そんなお姉ちゃんを影からというかむしろ不自然でも露骨に支援しようとする春ちゃん
春ちゃん…ええ娘やなあ…
ただ蓋を開けてみれば結局春ちゃんのターンだったわけですが
小野寺さんの応援キャラとしての立場を早く確立してほしいものです
さしあたっては、るりちゃんと話をするところからだな
では今週はここまで!
しましたが…相変わらず深い読みですねぇ。確かにフラグになるかも知れません。
あの技法は?と詰め寄られたら以前見たからなぁくらいは言いそうです。
↑これ作品感想じゃんww