社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイオールカラー回に見るヒロインたちが覗きを行う側になる場合の2つのメリット


2014年ジャンプ06・07合併号_4



合併号だった今週のジャンプ

アニメ放送開始記念のオールカラーサービス回が掲載された『ニセコイ』ですが
今まで俺はこの作品にこうしたサービスはそんなに期待してはいませんでした

古味先生の絵柄がエロさを感じさせるものではなく、キャラに愛着を持たせるような
ソフトな印象のタッチであったことがその理由なんですが


しかし、オールカラーで温泉シーンが描かれた今回

御存知の通り、実にエロい仕上がりになっていました


古味先生のタッチでも、カラーになるとこんなにもエロくなるというのは
結構意外な事実だったんですが、それに加えて今回は新鮮な構成が光っていた回でもありました


すなわち、温泉シーンで覗きを働こうとするのが
主人公側ではなくヒロインズの方だったという点です

わりと新しさを感じてしまったこの点について、ちょっくら考えを巡らせてみたところ
男たちが覗きを働こうとする従来の展開に比べて、2つほどメリットがあるのではないかと思い至ったのです


1.ヒロインたちの姿をたくさん描けることで、よりサービス回っぽくなる




温泉回とは、プール回に並んで双璧をなすジャンプマンガの2大サービスシーンの1つです
いや別にジャンプには限らないでしょうけど

見目麗しいヒロインたちの艶かしい姿が拝めるという読者サービス
温泉回、またはお風呂回が描かれるたびに湯気に対する怒りが増幅していくことになりますが
ヒロインたちに対する愛着も比例して大きくなっていく効果も持ちますね


で、だいたい普通のサービス回ならば、男たちのほうが数人集まって何とか覗いてみようとしたりするもんです

最近だと『黒子のバスケ』がそうですね
ついこの前アニメでもそのシーンがありましたが、あれこそ健全な青少年の正しい姿です


男たちの覗き行為にかこつけてヒロインズの美しい身体を描くという演出ですが
どうしても、策謀をめぐらそうとする男たち側の描写も少なからず必要になるという欠点がありました

ヒロインたちの美しい身体が描かれるのは、実際に作戦が実行に移されてから見つかるまでの僅かな間のみ
しかも、大体において見つかってぶん殴られるまでが様式美となっており
作戦実行時間は計画したよりも遥かに短くなるのが普通です

覗きシーンとは別に読者には普通にキャッキャウフフな様子を描いておけば、それでサービス回にはなりますが
それでは展開上の動きや刺激がなくなってしまって、ネームが進まないという事態にもなりかねません

だから覗きシーンが入るわけですが、その場合上述の通り、作戦を練る男たち側の場面ばかり多くなって
実際にヒロインたちの姿が見られるのは割と少ないコマ数になってしまったりします


『斉木楠雄のΨ難』でも修学旅行編で温泉シーンがありましたが
結局女湯が描かれることはありませんでしたね


しかし、今週のニセコイのように
「ヒロインたちが、とある事情によって男湯にやってきた」という逆の形にすることで
それらの問題を一気に解決できることになるのです

男湯の方にやってきて、事情の解決を図ろうとするのがヒロインたちであることによって
自然にヒロインたちの姿を描くコマが増えることになります

しかもそれは、女湯でキャッキャウフフしてるような中身の無いものではなく
若干の緊張感すらも含んだシーンとなり、作者にとってもネームを進めやすくなるわけです


ヒロインズの登場コマが増える上に、作者も展開を考えやすくなるとなれば
この手法を使わないわけにはいかないでしょう


2.作者が考えなければならないことが減る






2014年ジャンプ06・07合併号_2






これはさっきの1つ目とも少し関係してるでしょうけど

ヒロインたちが覗く側になることで、作者が考えなければいけないことが減ると思うんですよ

サービスシーンにおけるネームの内容もそうですが、一番は覗きの作戦内容です

ただ女湯でキャッキャウフフしているよりは覗きの作戦を立てている場面のほうが
展開を考えやすいしページも進むかもしれませんが、実際に作戦の中身を考えるのは
割と面倒なことだと思うのです

男湯女湯の配置や仕切り・湯船のレイアウトから、入口付近の間取りだったり
何かアイテムだったり、どこでヒロインたちが気づくか、だったり

男たちが覗こうとする場合、これらをそれなりに無理なく組み立てなければなりませんが
これがヒロインズのほうが男湯に潜入するとなると、がくっとハードルが下がります

今週のニセコイでは、まとめて置いていた荷物の真下から何か急に凄い間欠泉が吹き出して
荷物が男湯の樹の枝に引っかかっちゃった…という事情でしたが


そんな程度でいいのです

だって目的はヒロインズが全裸のまま男湯にやってくる状況を作ることですから

そんな普通ならありえないシチュエーションを作り上げるのに、細部までこだわって練ってたら
時間がいくらあっても足りないのです

男たちが覗くというのはまだ現実味があるゆえに(あくまでマンガの中でですが)
そこそこ矛盾なく練っておかないと不自然さが残る展開となってしまいます

しかし、ヒロインたちがやむを得ずとはいえ好き好んで男湯の方にやってくるなんてことは
完全にありえないことなので、むしろ大雑把な状況設定でいいのです

だって目的は、サービス回のためにヒロインたちを多く登場させることなんですから

その大雑把な状況設定を何やかんやという人はちょっと気の毒ですね
せっかくのサービス回を楽しむのに、雑念が入っちゃってるわけですから

そもそもを言い出したら、ラブコメ自体ありえなくなってしまいます
繰り返しますが目的はヒロインズの艶かしい姿をいっぱい描くことなんですから、
ここでは要らないことを考えないで釣られておけばいいのです



つまり要するに



何が言いたいかというと、カラーで全裸な小野寺さんがとっても可愛くて美しくて麗しくて艶かしくて大胆だってことです


2014年ジャンプ06・07合併号_1




アイキャッチ画像が全部小野寺さんなのは察してください







COMMENT▼

No Subject

面白い観点から考察するものだと感心していたらオチそれかいww

No Subject

むしろ小野寺さんだけでいいでs(←

Re: No Subject

コメントっていうかツッコミありがとうございますw
ラグエルさん

実はこの内容は、本誌の感想を書くときにちょっと思ったことだったんですが
長くなりそうだったんで別記事で書こうと思っていて1週間経っちゃったものでした。

なので締め方をどうしようかなあと悩んだんですが、記事書くために
ずっとカラーページ見てましたら小野寺さんばっかり目で追ってたもので…

じゃあもうこれしかないやっていうことでこのオチですw

Re: No Subject

身も蓋もないコメントありがとうございますw
通りすがりの妄想屋さん


気持ちはわかります。
痛いほどわかりますけど、少しくらい記事の中身も気にしてください(;^ω^)

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