社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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絶望とともに終わるプロローグ、そして…『黒子のバスケ』第25巻

黒子のバスケ25巻1

黒子のバスケ 第25巻



※ジャンプ本誌のネタバレを含んでいますので、コミックス派の人は注意



 








コミックス最新巻発売
ジャンプ巻頭カラー
連載5周年

というタイミングでやっと脅迫犯が捕まりましたね


今月末のコミケもまさかまた関係サークル不参加になるのかと懸念されていた時に
ようやく届いた朗報


だって去年の今頃はコミケにまで脅迫状届いてそれはもう大変な騒ぎになっていましたからね


原因も動機も分からない中、ただ藤巻先生のことが心配だった俺達読者


そんな俺達に、藤巻先生はこんな形でメッセージを届けてくれました



2013_01藤巻先生巻末コメ


本編は何があっても休まず頑張っていきます。
これからもよろしくお願いします。




ちょうど今から1年前ぐらいとなる、ジャンプ2013年第1号の巻末コメントです

今見ても泣けてくる…



しかし、とにかく犯人捕まったんですから
藤巻先生も余計な心配の種が減って、存分に本編に注力できることでしょう


逮捕の知らせはとても明るいニュースでした







…でも、この最新巻の内容は本編の中で一番暗いところなんですよね




前々巻から始まった帝光中編の回想

今巻でついに完結し、キセキの世代たち全員の覚醒と黒子の闇堕ちが描かれていきます



特にダークサイドに落ちた黒子の表情ですよ






黒子のバスケ25巻2





大好きなバスケをやってて、試合に出ようとしてる時に
こんな表情なんですよ


すっかり感情をなくしてしまっているようです













黒子のバスケ25巻3


廊下でマネージャー桃井さんに呼び止められても
こんな顔

感情どころか心まで殺してしまったかのような、そんな雰囲気です




しかし逆に考えると、そのことが黒子の武器をより強くした、ということにもならないでしょうか




すなわち、視線誘導の前提となる影の薄さです


そのプレイスタイルには「感情を表に出さない」ことが必要だと赤司に言われたこともありましたが
個人プレイのみが優先されるチーム内の現状に絶望した黒子が
それでも好きなバスケを続けるため部に留まり、その状況に適応しようとすれば
感情を失うことでしかそれは達成されませんでした


高くなりすぎた自分の実力と、それでもバスケを好きな気持ちとが葛藤して
傍若無人な性格になってしまった青峰とも重なりますが


そこまで心と感情をなくしてしまったことは
そのまま存在感をなくすことにも繋がり、結果、視線誘導というスタイルも強化できたということに
なるのではないかと思うのです



しかし、それでもやはりキセキたちのプレイに決定的な違和感を抱いた黒子は
彼らとの決別の道を選択して


誠凛高校へとやってきたのでした




そこでの中学時代にはなかったチームメイトとの濃密な交流は
黒子にとってどれほどの安心感と満足感をもたらしたことでしょう

だからこそこのチームで勝ちたいと思うほどに、彼は自分の弱点を克服することに努めました


その結果が、スタイルの根幹であった影の薄さの消失


誠凛高校バスケ部の一員となって、欲しかった仲間を得た代わりに
黒子は自分自身の力を失ってしまった



エピソード0とも言えるこの帝光編
その後の本編となる第1話以降


黒子の感情と影の薄さというところで比べてみると、実に皮肉な対比になっています




その集大成となる対洛山戦すなわち決勝戦

次巻から始まる試合は、おそらく作中で最高の激闘となることでしょう



楽しみにしましょう





COMMENT▼

No Subject

脅迫犯捕まる、この朗報は今年一番の嬉しいニュースでした。
売れない漫画家が妬んでと思っていたら、なんとソレ以下とはね…
藤巻先生がなんの努力も苦労もしてないと思ってんでしょうかねぇ

チームがバラバラになり死んでいく黒子の心、言われてみれば
確かに視線誘導の効果向上に一役買っていそうですね。

力を付けて目立ったがために失われたスタイルをどう盛り返すのか
さっぱり見当が付かないです。オーバーフローも効果なさそうですし…
今後が楽しみですホント!

No Subject

先々週の降旗を起用した作戦について他のジャンプ感想のブログの方と大議論になりました。その人は控えキャラの降旗以外の2人、河原と福田のどちらを起用しても同じなのに何故降旗だけが優遇されるのか不満に思っていて、自分は降旗の試合に出てあからさまに緊張してカチコチになってしまう弱そうなキャラが最大限に生きた作戦だったと思うのですが、rexelさんはどう思いますか?自分がいくら降旗の特性だと述べてもその人は頑として3人は同列だと言って聞きません・・・(^-^;

No Subject

もう少し詳しく言いますと、あの作戦はあれだけインパクトのある弱そうなキャラじゃないと完全どフリーになってシュートを打たせてもらえなかったと思います。他の2人ではおそらく多少緊張が見られる程度で、一応隠し玉として警戒されてしまうと思うのです。

Re: No Subject

コメントありがとございます。
ラグエルさん

あの犯人はもう何というか、言葉にならないですね。
あんな奴のために藤巻先生が不要な心労に耐えていたのかと思うと…


キセキたちの覚醒とともに黒子自身のスタイルも強化されていったのだとすれば
こんなに皮肉なことはないでしょう。

だからこそここからの巻き返しが予想もできなくてただ楽しみです。
藤巻先生の手腕に期待したいですね。

Re: No Subject

こめんとありがとうございます。
だいまおーさん

えーと…
よくわからないですが、あの作戦はやはり最初に降旗が登場してこそだったと思います。
後の1年生2人と何が違うかといえば、降旗はすでに1度コートの中を経験しているんですね。

いくら弱さを前提にした作戦と言っても、初めてコートに立つような選手では
赤司に抜かれる以前にどうにかプレイするところまでも辿りつけない恐れがあります。
黒子は試合開始1秒で転んで鼻血で交代してましたし、降旗は緊張のせいで敵にパスしてましたね。
そんなことをされると作戦も何もあったものじゃありません。

残念ながら(?)初めてのコートに福田くんがどれだけ緊張しているかは
赤司のプレッシャーのせいもあって省略されてしまったみたいですが…

なので、試合経験の差というのが1つの理由としてあったのではないかと思います。

ただスローペースを得意とするビビリ、という特性ももちろん作戦の要素としては
生きていたでしょう。
ビビリということはそれだけで弱そうに見えるわけですから、「抜かせる」という作戦には
適任だとも思いますね。

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