社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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2013年ジャンプSQ 11月号感想

2013年ジャンプSQ 11月号感想


月刊誌は感想書きづらいのはなぜだろう




新連載 親愛なる殺し屋様 辺天使

読切で何度か掲載されていましたが、ついに連載化

殺し屋というブラックな雰囲気と、それなのに標的に手書きの手紙を送るという柔らかさを
同時に持った不思議な殺し屋ヤシロさんを描くハートフル暗殺物語

標的となる人物もまた、殺し屋に狙われていることを自覚しつつ、彼からの手紙を楽しみにして
日々を過ごすという一風変わった関係を築きます

そこにあるのは「彼に殺されるまでは死なない」という標的の明確な意思

ただ健康な普通の人を標的としてもそこにこんなドラマは生まれません

もともと死にそうな人を標的として、その人物と手紙で触れ合うことで
自分が殺すまで死なないでくださいという逆説的なメッセージを送ることがヤシロさんの手法なのですね

「殺す」という概念をダシにして人間ドラマを描こうとするこの作品
ネタ切れが心配ですが、とりあえず見守っていきましょう


てとくち

ちょろっ!!

思わせぶりに登場して、あんだけ「出来るやつ」風に次回に続くをやったのに
あっさり負けたよ!

その上周助の提案に乗って、殿の前で死んだふりまでしてくれるとかw

実は割と話の分かるやつだなww


結構な大騒動の挙句、とりあえずは収まるところに収まったようですが
何かほんとにあっさりめな展開で進んでいくな

これはアレか

緊張も緊迫も特に必要なくて、安心して読んでください的な

河下先生の美麗な絵を楽しみつつ、物語がちょっとだけあるので
そっちも味わってもらえたら、とか

そんな感じで特に心配することなく読めるのなら、ストレスのない作品としていいかもしれないですね


To LOVEるダークネス

今月もまたエロいな!

巻末コメで矢吹先生自身が言っているように、ちっぱいとおっぱいが両方登場する今回
どちらかと言うと、ちっぱいのほうが多め…かな?

とうとうリトさんはナナの一番大事なところを見てしまいました
これでナナとはお互いに大事なところを見られ合った仲というわけですね

モモから楽園計画を聞いてしまったナナ
もちろん反発はしますが、モモの言うことに間違いがないことも事実

リトさんとララの婚約者と認めた上で、それでも自分の恋も叶えるにはそれしか方法がないということ
動揺して反発する態度を見せること自体がナナもリトさんに惹かれていることの証明でもあるのですが
そこにモモのトドメの一言が効いていました


「あなたのリトさんへの想いは……どれくらいなの?


ポイントは「どれくらいなの?」という部分ですよね


決してナナの気持ちを軽いものだと認識しているわけではないことを示すこの表現
モモはその上で、楽園計画という形で自分の本気をナナに伝えました

ではナナは


まだ本気にはなりきれていないですね
メアの前で「別にあんな奴何とも思ってないし」と強がることがそれを示していますが
それをモモに言えなかったことが、ぐらつく本音を表してもいます


そんなモモに寄り添うメアを遠くから見つめるお静ちゃん


メアを通して楽園計画を聞いたナナの反応という部分から、お静ちゃんに話をシフトした構成は自然で見事です


以前憑依してみた時に、真っ黒な何かに触れて以来、何となくメアを警戒していたお静ちゃん

ナナもヤミもリトさんも、彼女と真剣に接しようとしている姿を見て、ちょっと感化されています
少しだけ向き合おうとしてみて、からかわれてやっぱり嫌いと思った時
メアがふと漏らす本音

「黒咲芽亜」をまだ捨てたくない


ヤミと同じように少しずつ変化を見せているらしいことを知ったお静ちゃん

発明品の故障で次回も大変なことになりそうですが
この2人が協力する流れになるんでしょうか


エンバーミング

話の経緯は相変わらずながら、一般人のおっさんが知恵を絞ったことで熱い展開でした

しかもそれが、熱い流れからギャグっぽい流れにもあまりにも自然に繋がっていて
読みやすさ満点

視線がそのまま射線になるという脅威と手軽さゆえに
「よく見るんだ」の真剣な表情からの、パンツ一丁

ページをめくる前の期待と予想を全く裏切らなかった大ゴマは、実に清々しい

それでいて、そんな姿を晒してでも目的のために前に進もうとするおっさんの信念が熱くて熱くて

だから最後におっさんを助けたジョンのかっこ良さがまた際立つんですね

黒和月が全面に出てくる今作にあって、今回は非常に少年マンガテイストで読みやすかったんじゃないでしょうか


帝一の國

ありゃ…

懸念してる方向の展開になって言っちゃいそうな雰囲気がぷんぷんと…


主人公帝一を話の中心に据えるのは当然といえば当然ですが、中心視点まで据えてしまうと
ちょっと世界観に説得力がなくなるんですよね

2年生になった帝一

昨年の働きぶりからして、選挙に興味のある1年生としてはぜひともチェックしておきたい人物のはずです
しかし登場してきた新ルーム長たちからはさっぱりそんな感じがありません

1年前は誰の下につくかを考えていた帝一
2年生の氷室は誰を自分の下につけようかと考えていました

今度は帝一がその立場にならなければいけないのです

帝一が会長候補者に指名される可能性は大いにあると言えます
ならば、それを自覚した状態でじゃあそんな自分の下について自分に尽くしてくれて
自分に候補者指名をしてもらいたい奴は誰だと考えなければならないのです

それが、今回の様子では帝一の方から有力そうな1年を追いかける展開になりそうでした

どの1年の自己紹介時でも「〜だから票を持っているということだ」と言って
注意を払っていた帝一

2年生になった帝一の方から近づいていくのでは、上級生としての格を自ら落とすことになります


…と、こう考えていてふと気がつきましたが
帝一が1年生だった今までの中で、氷室以外の2年ルーム長から接触されたことはありませんでしたね

駒に「こいつは絶対下に付けたいやつだ」と断言されていた帝一
それほどの存在感があったのなら、氷室以外の2年生からも声をかけられていておかしくなかったはず…

特に氷室と同じように候補者指名に執着していた草壁は氷室を蹴落とすことと自分の勢力を強めるために
帝一に接触しようとすることは不自然なことではありませんでした

そうしていれば、草壁に対して彼の情報収集の意味と、万が一氷室と決裂した際の保険として
それなりにいい顔をしておくという政治的な言動を見せなければならない展開となり
一気に作品が濃密になったことでしょう

あるいはそこまでやるとディープすぎるということだったのかもしれませんが…


それでも帝一が2年生になったからには、そうした描写も入れて行かなければ話が盛り上がっていかないでしょう

帝一から接近するのではなく、1年生の方から接触されること
それも複数の勢力から声をかけられて、それらをふるいにかけること
その上で本当に自分がほしい人物は誰なのかを考えて、そいつに近づいていくこと

その辺りの微妙な行動を描くのは非常に難しいと想いますが、やってくれれば非常に面白くなるでしょう


ただひたすら帝一の方から接近していって、1年生相手に振り回されるような展開はやめて欲しいですね


この音とまれ!

10月発売ということでハロウィンを模したカラー扉
来栖と鳳月さんが可愛いな…


いきなりやってきたこの2人って、先月号のラストで大物みたいな雰囲気出してた2人だよな?

何か引きの時とキャラ違ってね?
親しみやすくなったというより雰囲気そのものがごろっと変わってるんですけど


で、今回は鳳月さんのお話と

でもぽっと出の新キャラに絡まれて本音を吐かれても、そんなには印象に残らないような
相手方の学校には、部長倉田のほうにちょっとした事情があるようです

一緒の学校に行こうと約束してたのが自分だけ入試に落ちちゃって…的なアレか?

冒頭の弟からの言われ方といい、そのコンプレックスを解消するエピソードにもなるんでしょうか

話がころころ転がりまくってる感じですが、大丈夫か?


 




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