社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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夢を描けるマンガ家 その名は古味直志

若手な作家さんを応援したい気持ちいっぱいで書いてみました


最初に取り上げるのは、

01_作者



古味直志先生


そうです
現在ジャンプで「ニセコイ」を絶賛連載中の古味先生です

02_ニセコイ新連載



今までのレビューを見て気づいてる人は気づいてると思いますが
私は古味先生の作品が大好きです。
作家特化記事なんてものを描こうかと思った時
1番にその候補に浮かんできたのも古味先生でした

赤マルジャンプ2007年winter号に掲載された
古味先生のデビュー作「island」
この作品が他の新人作家さん達とは一味も二味も違っていたんです
本当にこれがデビュー作なのかと疑うほどに


03_island_20120715154858.jpg



作品からにじみ出る圧倒的なワクワク感
この人が描いた作品をもっと読みたい
そう思わせられる程に強烈でした


周囲を巨大な壁に囲まれた島に暮らす中で
その壁の向こう側、「外の世界」へ行くことを夢見る一人の少女マルーが
主人公のこの作品

彼女は他の島民にはできない特技「文字を読む」ということができました
壁に閉ざされ、文明をなくした彼らは文字をも忘れてしまった
そんな中で何故か文字を理解できた彼女は、遺物として遺っている
何冊もの本を読んで過ごすのが日常でした

そしてもう一人、おてんばで活発な少女アイラ
周りのことなど考えず、「偉大な実験」と称して
壁を乗り越える方法を夢中で探す彼女は
大人達を困らせ、いつも怒られてばかりいました
準主人公としての位置づけを持つこの少女は、マルーと同じ夢を抱いており
この二人を軸にして物語は展開します

04_マルー

05_アイラ



少年誌にあって主人公二人ともが少女というところからすでに
あまりないことですが、どうしてどうしてその辺の読み切りよりも
少年マンガしてるんです


45ページという短い中にしっかりと
夢を抱く二人の希望と挫折が描かれていきます。


「外の世界」という夢を通じて繋がる
二人の希望と
06_二人の希望



07_絆



そして

挫折
08_挫折



それは突然やってきました
「実験」の材料として窓を割ってしまったアイラに対し
島の長老が急に「外の世界を見せてやろう」と言ってきたのです
困惑したまま連れて行かれた先で
言われるままに見せられたその光景は
アイラの希望を奪ってしまうものでした

長老がアイラにその光景を見せた理由
それは「その日がアイラの14歳の誕生日だった」こと
14歳で大人と見なされるその島では、その誕生日を期して
ある事実が告げられることになっていたのです

せめて子どもの間だけは夢を見ていられるように

そしてアイラはもう一つ、重大なことに気づきます
「じゃあ、島にいる自分より年上の大人達は…」


自分たちの夢に理解を示さず
ただ叱りつけるだけの大人に憤りすら感じていたのに
彼らはすでに知っていた
「外の世界」を
その場所がどうなっているのかを

「外の世界」の現実と
大人達の真実に
アイラは愕然とします

そして
望まぬ形で現実を突きつけられたアイラは
心配してやってきたマルーと動揺のままに言い争いになります

知ってしまったらもう知らない頃には戻れない
夢見ていた、そして現実に見てしまった「外の世界」を
怖いとすら語ったアイラに、それでもマルーは問いかけます

09_言い争い


しかし、希望を見失ったアイラは
こう答えるしかありませんでした

10_だったら



純粋に夢を思い描いていた二人の前に突然訪れた挫折と葛藤
周りの大人達もかける言葉を見つけられず沈黙します

現実の重さに押し潰されそうなアイラ

しかし、マルーは違っていました

ただ一人、文字を理解できたことで大人達が知らない知識を持った彼女
そこにはかすかな、しかし確かな希望があったのです

マルーは言います
どれだけ掛かっても
どんなものでも
ありとあらゆるあらゆる本を持ってきて欲しい
その全てを自分が読み通して、みんなを「外の世界」へ必ず連れて行く
できないなんて言わせない




11_だってみんな子供の頃は


だってみんな子供の頃は それが夢だったんでしょ?




これです
この作品の最大の魅せ場
最初にこの作品を読んでいたあの時
もうこのコマにどれだけの衝撃を受けたことか
鳥肌が立ったことを鮮明に覚えています

それは、ただ自分たちの夢を諦めないというだけのものではありません
かつては子どもだった大人達への痛烈な問い掛けであり
忘れてしまった夢を思い出させる起爆剤だったのです

現実と真実に抵抗せず、「今」を生き抜くことを選んできた大人達
しかしそれを知ってもなお希望はあると語る少女に
ここまで言われて黙っていられようはずもありません。

あの頃の気持ち
あの頃の夢
あの頃の誓い


それが一気に甦ってきた彼らはマルーへの協力を約束します

そして

どのくらいの時間が経ったのか
作中で明示されてはいませんが恐らくそれほど長い期間ではないのでしょう

今度は大人達と、さらにマルーとともに再びその光景を前にしたアイラ
その目にはかつて奪われた希望が確かに宿っていました

12_今はこんなに

初めてこの海を見た時はあんなに絶望的に見えたのに…
今は…
こんなにワクワクする







…もうね、なんというか
清々しいにも程があるんですよ
読み終えた後のすっきり感といったら
それはもう一発でハマってしまいました


ド直球に純粋
青臭さ丸出し
しかもそれが大人まで巻き込んで

少女二人を中心にした作品でありながら
これだけの夢と希望を描ける作家
それが古味直志先生です

この「island」が掲載された赤マルジャンプの巻末目次
作者コメント欄で古味先生はこう語っています

13_作者コメント

夢のある話が描きたいです。
子供が夢中になってくれるような。





「island」を読んで夢全開の古味作品にハマった私
古味作品が連載されるのを今か今かと期待していました

そしてついに待望の連載が決定します
その作品とは

14_ダブルアーツ新連載


そう
ダブルアーツです

待ちに待った古味先生の初連載
一体どんな作品が来るのかと予告を見た瞬間から
楽しみで楽しみで

ええ
そりゃあもうすぐに買いに逝きましたよ
連載開始号のジャンプを
そして家にすっ飛んで帰ってドキドキでいざ表紙をめくってみましたとも


15_禁じます

トイレの時
お風呂の時
寝る時
1秒たりとも
つないだその手を離す事を禁じます!











イヤッホウ




素晴らしい以外に何と言えばよいでしょう

24時間1日中ヒロインと手を繋ぎっぱなしにすることを
強制されるという夢のような状況
夢のようなっていうかむしろ夢です


夢のある話が描きたいという古味先生
連載1作目にして夢全開のお話を持ってきてくれました

しかもこの作品
いつか連載する時のためにと
古味先生自身が子供の頃から構想を練っていた物語だとか
その中身がヒロインの少女と手を繋ぎっぱなしという設定だなんて
どれだけ夢見てたんですか子供時代の古味先生
そこにシビれる憧れる


肌と肌が直接触れることで感染してしまう謎の伝染病「トロイ」が
蔓延する世界
世界中でその治療のため活動するシスターと呼ばれる女性達
少女「エルレイン」もその一人だったが
治療の結果として彼女も「トロイ」に感染し、ついに発作を起こしてしまう

もうだめだと思ったその刹那
村の少年「キリ」に手を捕まれた瞬間ピタリと止まった発作
何故かわからないが少年に触れていると発作を抑えられるらしい
本来なら一度発作が起きれば助からないこの病気
じゃあ少年とずっと手を繋いでおくしかない

なんかいろいろ小難しい設定があるように見えますが
この作品の核はたった一つ
それは

少年と少女はずっと手を繋ぎっぱなしでなければならない

それだけです

その状況を作り上げるために手の込んだ設定を考えたと言っても
過言ではないのです

出会ったばかりの美少女とずっと手を繋いでいなければならない
こんな夢のような状況があるでしょうか


24時間365日

トイレの時も
16_トイレの時



お風呂の時も
17_お風呂の時



寝る時も
18_寝る時



本当にずっと繋ぎっぱなし
なんていううらやまけしからん状況でしょう
もげればいいのに

この「手を繋ぐ」という設定について、古味先生は
単なる嬉し恥ずかしだけではない、もう一つの意味を
込めていました

それが、作中で「フレア」と呼ばれた少年「キリ」の能力
身体に触れると免疫力や治癒能力が上がるというのです
それだけではなく筋力や腕力までも上昇するこの能力
19_フレアs


2人繋げば2人の力が2倍に
3人なら3人の力が3倍に

すなわち

20_繋いだ数だけ

10人つなげば10倍に
1000人なら全員1000倍に
つないだ数だけ強くなる



これが古味先生の込めたその能力の真骨頂です

手を取り合えばその分だけ強くなれる
建物を持ち上げて動かせる程に

少年マンガの主人公が持つ能力としては
これ以上ないくらい正統派といった性質です
手を繋ぐという特別でも何でもないことに
これだけの広がりの可能性を込められる古味先生の発想は
なかなかのものでしょう

この何でもないことが持つ広がりの可能性
これこそが、古味作品を読みたくなる理由じゃないかと思います
なぜならダブルアーツ以外の古味作品にも
確かにそれが存在するからです

ただ島の外の世界に行きたいという子供ならみんな思うような夢
かつて子供だった大人
一度は諦めたその大人が、諦めたくない子供に問い掛けられて
思い出すあの気持ち
みんな昔は子供だったという当たり前の事実は
すなわちみんな同じ夢を持っていたということを意味し
その気持ちが取り戻された時、大人になった今なら
あの頃できなかったことができるかもしれない
islandはそんな気分にさせてくれるのです


また、2007年4月ジャンプ本誌に掲載された古味先生の
「恋の神様」

残念ながら今家に持っていないので画像を用意したり
ちゃんと読み込んで感想を書くと言うことができないのですが
他サイトさんの記事やら自分の遙かな記憶を辿ったりしたところによれば

少女に恋した主人公の少年が、彼女とお近づきになるべく
同じく少女を気に入っている神様の妨害を乗り越えて突き進むというお話

タイトルからすると、恋愛の神様みたいな存在が現れて
恋に悩む主人公を応援するようなドタバタを描くのかと思いきや
神様自体がヒロインとなる少女を気に入っており
彼女に近づこうとする主人公の邪魔をするという変化球
もちろん神様ですから大抵のことはできてしまうわけで
それでもめげずに彼女の元へ向かおうとする熱くて純情な少年が描かれます

これを別の視点で見ると神様とは、娘に近づこうとする男を
問答無用で邪険にするお父さん的なポジションと言えます
男にとって彼女のお父さんとは確かに何らか乗り越えるべき相手であり
マンガにおいても空手の達人などといった設定を持ってきて
主人公の障害として描かれたりしています
好きな女の子とお近づきになるのに障害があるという普通の青春の一コマ
その正体が神様であることで一気に壮大な闘いへと変貌しているのです


さらにダブルアーツの連載終了後まもなくして
スクエアに掲載された読み切り
「PERSONANT-ペルソナント-」
22_ペルソナント


顔だけでなく全身を覆うペルソナントと呼ばれるマスク
差別のない平等な社会を目指して差別の元となる「差」をなくすため
そのマスクを常に装着することが全ての人間に義務づけられた近未来世界で
唯一ペルソナントを拒絶していることで(でも普通に服は着てるのに)
周りから「変態」「露出狂」「犯罪者」と言われて追われる主人公と
そのペルソナントを遠隔操作することで全ての人間ひいては
全世界の支配を企む悪役の闘いを描いたこの作品

マスクをつけている以外人々は我々と変わらない日常生活を送り
マスクをつけていないだけで他は我々と同じような服装をして
しかし「変態」呼ばわりされる主人公
彼の目的はマスクの遠隔操作による支配計画の阻止

ペルソナントというマスクの要素を通して
我々読者の住むこちらとは決定的に若干違う世界観と
それが引き起こす世界規模の企みが同時に表現されていました


そしてまたその少し後にジャンプ本誌に掲載された読み切り
「APPLE」
23_APPLE.jpg


郊外で独り暮らしをする少年
新たに発表された学説により彼の存在は世界中に注目されることとなります
実は地球には意志があり、自分に迫り来る破滅の危機から逃れるため
特別な能力を持った生命体「APPLE」が創り出された
そして少年こそがその生命体だ
というもの

彼の元には大体朝ご飯の前後くらいの時間に
尋常でない数の軍隊がやってきます
少年のその能力を独占したいと思う各国の軍隊が

究極生命体としての能力によって
毎回5~6分くらいで軍隊にお引き取り願う少年と
少年が注目される切っ掛けとなった学説を発表した若い学者
彼らの奇妙な同居生活とそれを通して仲間意識が芽生えていく2人
ついに訪れた地球の危機とそれに立ち向かう2人

作中で究極生命体と呼ばれる「APPLE」でありながら
あっけらかんとした少年と
その少年の存在を世に知らしめた天才だけれど
無垢な金持ちのお坊ちゃんで憎めない若学者
さらには意志を持っている地球とそこに迫る危機という
世界規模の話の中に、性格だけは何とも普通な2人の若者の
単なる友情の芽生えという要素が
ほどよい身近な感覚を落としてくれていました

このほどよい身近さと同時にある運命的な世界観

規模のでかい世界レベルの話が進行するところに
日常的な要素や行為が同時に存在する
それゆえにその日常要素は
自分たちがよく知っているものであるはずなのに
ちょっと違うものに感じてしまう

壮大なる親近感とでも言えるでしょうか

少年と少女が手を繋ぐという普通のドキドキな行為

子供はみんな信じた外の世界

好きな女の子と仲良くなりたい少年の前に立ちはだかる障害

マスクによる全身被覆という「常識」と
それを拒否する主人公を「変態」呼ばわりする社会

同居生活を営む中で自然に仲良くなっていく若者2人

これらは全て我々読者の世界における日常的・常識的な要素を含むものです
しかし作品内においては同時に
彼らのいる世界をひっくり返す可能性が関係するものでもあったのです

余談ですが今までの作品以外に実はもう一つ
古味先生の雑誌掲載3作目にあたる
「Williams」
24_williams.jpg


という作品もあるのですが、これについては私の読み込みが足りないのか
そういった要素を感じ取ることはできませんでした
むしろ、古味先生が描いたテンプレート作品という印象を強く感じます


こうした壮大さと身近さが同居する中においては
日常の身近な要素が多ければ多い程壮大な部分が際立つと言えます
読み切りでは難しくても連載ならそうした構成も可能になるわけですが
あるいは、ダブルアーツは古味先生の長年の構想があっただけに
思い入れも強かったためか、とってもサービス精神旺盛なことになっています

コミックスにおけるオマケ的要素が多いんですね

例えば

こちらはコミックス1巻のカバーです
25_1巻表紙s



ちょっくらめくってみましょう
26_1巻カバー裏s


同じ構図のおっさんとおばちゃん
主人公キリの両親です
ふざけていますね

さらに
空きページには現在洋裁店を営む2人の出会いが描かれていたりします
わざわざタイトルまでついていて、その名も
27_ダブルスーツ


やっぱりふざけていますね(;^ω^)
よく見ると1巻カバー裏のところにも同じロゴが

その他の空きページには4コママンガがあったり
1巻に載っているものは赤マルに掲載された番外編を収録したものですが
2巻3巻ではなんと描きおろし
もちろん2巻も3巻もカバー裏はお茶目なことになっています

これでもかというくらいの充実です
きっとそれだけ古味先生の中で
キャラ達がしっかりと息づいており、生きているのでしょう

ここに、古味先生のもう一つの魅力があります

作者の中にしっかりと生きているキャラクター達
それゆえに古味先生の描くキャラ達は感情表現が非常に豊かなんですね
それなりに整った真顔だけでなく
動揺したり興奮したりした際の表情の崩し方が絶妙なんです
それ故に、キャラが本当にその世界に生きているように感じられ、
活き活きと動いているのです


豊かな感情表現を持つキャラクター達


古味先生のこの魅力は、現在連載中の「ニセコイ」においても
遺憾なく発揮されています

28_ニセコイコミックス


ニセコイとはニセモノの恋という意味を持つもので
その作品ジャンルはもちろんラブコメです
もともと古味先生はislandやダブルアーツのような
ファンタジー世界を描くことを得意としていますが
ニセコイは普通の現代世界における学園を舞台としたラブコメです

青春真っ只中の少年少女たちが

出会い
誤解
勘違い
すれ違い

動揺と興奮とドキドキと
期待と羞恥と嫉妬と
そんなめくるめく感情の嵐吹き荒れるラブコメ世界の中で
感情表現豊かな古味キャラ達が動いているんです


調理実習で作ったケーキを食べて欲しかったり
29_手作りケーキs


みんなでババ抜きをすれば丸わかりだったり
30_ババ抜き


待ち合わせのお店に入る前にガラスで髪型を気にしてみたら
ちょうどその向こうに相手がいたり
31_待ち合せs


とある事情で恋人のフリをしている(=ニセモノの恋)相手をデートに誘うのに
やけくそだけどやっぱり恥ずかしかったり
32_デートs



それはもうこれでもかというくらい
ラブがコメりまくりで
キャラ達も忙しいくらい感情に振り回されているんです

どうでもいいけどガラスに映ったこの顔かわいすぎるだろ常考
33_待ち合せ2s



さて、先ほども書きましたが
古味先生は本来ファンタジー世界を舞台とする物語を得意とする作家さんです
その古味先生が普通の現代世界におけるラブコメを描いている
それは古味先生が描きたいものが少し変化したのかなと
勝手に思っています

islandの巻末コメントでは夢のある話が描きたいと言っていた古味先生
ニセコイ第1巻の作者コメント欄ではこう言っていました

34_作者コメント2

第一巻です!!
楽しいものが
描きたいです。
それではよろしく!!



夢のある話から楽しいものへ
もちろん夢のある話を描きたくなくなったわけではないでしょう
マンガ家として活動していくうちに描きたいものが変わっていくことは
当然あることだと思います

ただ、そのためなのかはわかりませんが
今までの作品に存在した「壮大な親近感」というような要素は
ニセコイからは感じられないというのが正直な感想です
ちょっとだけ残念と言えば残念なのですが
しかしそれは逆に言えばその分日常的なあれやこれやを
存分に楽しめるということでもあるのです

何でもないことに込められた壮大な事実に衝撃を受けることもなく
ひたすらにキャラ達の掛け合い、日常を楽しめる
そんな娯楽作品なのです
「楽しいものが描きたい」という古味先生の意図は
見事に成功していると言えるでしょう
やはりあなどれません古味先生

現在のジャンプの中に存在するニセコも含めたラブコメ作品3つ
ジャンプ感想界隈では画力がエロ成分が足りないと言われますが
その分ニセコイはキャラと言う点において3作の中で1番の評価を
得ています

そんなニセコイとそれを描く古味直志先生
これからも目を離せません



期待です



※2014/4/5追記
ついに発売された古味直志先生短編集そのレビューはこちら
溢れ出る圧倒的な世界観とワクワク感…古味直志先生短編集『恋の神様』が見所ありすぎる!



[タグ] 古味直志




COMMENT▼

古味先生の作品は、どれも魅力的ですよね。作者が思いを込めて描いているのが伝わってきます
ダブルアーツも打ち切りには勿体ない名作です。構成に難がありますが、それを補って余りあるものを感じます
特にコミック3巻巻末“その後の・・・”で感動しました。色々想像できる終わり方ですね。トロイとの戦いに勝利し、キリとエルーはもう手をつながなくてよいのに、手をつなぐ。みんな待ってるぞ、のセリフから、本作に登場しなかった者も含め、仲間たちとの絆も感じれます。

今のニセコイも良いですよね。ラブコメを読むのは初めてなのですが、不覚にもはまってしまいました。小野寺派とかではなく、無派閥ですが(笑)

ニセコイの「3年間」の縛りから、古味先生は長くともあと2年程度で終わらせるつもりだと思います。

ニセコイが終わったら、今度は本格ファンタジーを描いて欲しいですね。一ラブコメ作家で終わるのは勿体ない。
古味先生なら、ONE PIECEのような、大作かつ名作を描いてくれると(過度な)期待を寄せています

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

古味作品の魅力をわかっていただいている同志の方ですね。

キャラに活力のある古味先生の作品では、ラブコメというのも確かに向いているとは思いますが
やはり、古味先生にはファンタジーを描いて欲しいという気持ちはありますね。

「壮大なる親近感」の話で言えば
それはやはり設定の妙に左右される部分もありますので
ラブコメではどうしても発揮されにくかったり。

ニセコイにおける限界性( http://sclpsn.blog.fc2.com/blog-entry-130.html )を考えても
ラブコメよりファンタジーの方が古味作品の魅力をより強く出せるのではないかと思うのですね。

古味先生ならONE PIECEに匹敵する大作を描けるというのも、同感です。
ダブルアーツはその可能性を確かに秘めていたと思うのですが…

決して過度な期待でもないと思いますので、私も古味先生の今後には大いに期待しています。

はじめして。

初めまして。オートレと申すものです。
rexelさんのこの記事を見つけて非常に嬉しくなってしまい、お邪魔してます(^_^;)


ダブルアーツはとても惜しい作品でした。
終わってしまった時のあのショック度は・・・尋常ではなかったのを覚えてます(ーー;)


また、時折りお邪魔させていただきたいと思います。。

Re: はじめして。

コメントありがとうございます。
オートレさん

ようこそお越し下さいました。
そして私の渾身の記事にコメントいただきまして、嬉しい限りです。

オートレさんも古味先生をお好きなんですね。
ダブルアーツは非常に残念でしたが、現在連載中のニセコイに関する記事も
たくさん書いておりますので、よかったらお読み下さい。

No Subject

初めまして。

ずっと前にこの記事読みまして、
「island」ってそんなに凄い作品なのかって、
ずっと気になってました。

今日、短篇集が売られたので買って読みました。
正直今まで読んだ短篇漫画の中でも、
完成度はダントツに高かったです。

こんないい作品を知らなかったのが悔しかったですが、
同時に、こんないい作品に出会えてよかったと思います。この記事のお陰です。ありがとうございました。

No Subject

記事が修正されてるwwwwwww



太一とキリもげろ( ̄Д ̄メ)

Re: No Subject

どうもはじめまして。
のろーさん
コメントありがとうございます。

今でも多くの人から愛される『island』
読みきりでありながら、世界観の深さとキャラのひたむきさ、前向きさが
圧倒的なんですよね。

私の記事が、そんないい作品に出会えたきっかけになれたとは
嬉しい限りです。

この記事、2年くらい前に書いたものですが、内容には今でも自信を持ってます。
古味直志先生の魅力をたっぷり存分に語りつくしたかった記事です。
そんな記事にこうして感謝いただけることは、書いた甲斐がありました。

こちらこそありがとうございました。

Re: No Subject

気づいて頂いてありがとうございます。
通りすがりの妄想屋さん

できれば恋の神様の画像も入れ込みたかったんですが
とりあえず文章の修正だけやっておきました。

Coming out

私も、ダブルアーツ、大好きだったんですよ。

ダブルアーツが打ち切り終了になった時、ジャンプのアンケートシステムを呪い、ダブルアーツを評価しない世間を呪い、やさぐれたものです。

どうしてこんなに面白いのに、この面白さが分からないんだ!!!と。

私はもともとは、ただ目の前にある作品を読むタチで、背景情報とか作者名とか、あまり意識しない方だったんですよ。

アイランドも、恋の神様も、APPLEもいいものを読ませてもらった、と読後ホクホクしながら、同じ作者だと認識していませんでした。

ニセコイも読切がすごく面白くて、連載になったのを喜んで、気がついたら真っ先に読むほどになって、それからなんですよ、古味先生がダブルアーツの作者だと気付いたのは。

とんだマヌケものです。

SFに近いファンタジーが多かったこれまでの作品とは作風が違うとはいえ、確かな人物造形、魅力的な女の子、わずか数ページで読者を惹きつける構成力などなど、確かに古味先生の作品で、気づかなかった自分を恥じましたね。

それからですよ、私がニセコイを読み込むようになったのは。

古味先生に対する信頼感は、すごく大きなものがあります。

rexelさんの考察にも、壮大なる(世界観と作品世界への)親近感とありますが、本当に感情移入してしまう素直な存在感を、それぞれの作品のそれぞれのキャラクターが持っていて、本当に大好きです。

なのですぐ、長文で語りたくなってしまうのですが、煩かったら一声かけてください。その時は自嘲します。

mickさんへ

長文煩わしかったらとか、私も書けなくなるので止めて下さいよwww
第一、ここまで暴れまわっている自分が許されているので心配いらないですよ。

古味先生は大好きな先生の一人です。ダブルアーツが打ち切られた時は
「ジャンプ編集部は分かっていない!この作品は可能性の固まりなのにっ!」
と憤慨しました。今でも再開を願って止まない自分がいます。

Re: Coming out

本日分の記事を書いてる途中だったんですが、何やら随分心配されているようなのでちょっと一言だけ。


mickさんの長文語りとかむしろ超聞きたいです。
コメント欄がわいわいがやがやしてるのは嬉しく思うので、遠慮なんか全然しないでくださいな。

Re: Coming out

改めまして、お返事をば。

古味先生の魅力を語りたかったこの記事へのコメント、ありがとうございます。
mickさん
あとラグエルさんも、自らを基準にしてmickさんのご心配を宥めていただきましてどうもですw


作者名とか全然意識することなく、いいと思った作品が実はことごとく古味作品だったとは筋金入りですね。
『island』を読んで一発で好きになって、それからの作品をずっと追いかけていた私の場合は先入観も多分にあったかもしれませんが、mickさんの場合は間違いのない好きになり方と言えるでしょうか。


一作目に惹かれた私としては、古味先生がラブコメ作品を描くというのには正直「それはどうなのよ」という感覚もありました。読切のニセコイがなかなかの完成度だったことで「これなら…」とか思っていたら、連載版になって幼馴染設定がなくなっていてまたしても心配になったりして…

今となっては、小野寺派としてすっかりハマりまくっております。はい。


ダブルアーツについては、実は書こうと思っている記事が1つあります。もう何ヶ月も前に書くことを決めてから、それでも考えがまとまっていないのでまだ更新出来ていないんですが…。

そういえばジャンププラスで一部が復刻連載されるそうですね。そのニュースのお陰で当ブログのダブルアーツ記事へもアクセスが増えていて、ここ数日は普段の1.5倍くらいのアクセス数になってます。ライパク現象への一助となるなら嬉しいことですが…


まあとにかく、小野寺さんを愛する同志としてだけではなく、古味先生の作品そのものをも愛する同志としてmickさんとはこれからも末永いお付き合いを願いたいと思っております。

長文コメントとか大歓迎です。
今後ともよろしくお願いしますね。

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