社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ジャンプSQ19 2013年4月号感想

ジャンプSQ19 2013年4月号感想


密林がこんなに早く届くとは意外
そしてこんなに記事書くのが遅くなるとは意外orz



To LOVEる ダークネス 番外編

扉絵が相変わらず凄いことになっている…
矢吹先生の足フェチも相変わらずのようです


壊れちゃったリトさんの携帯をララが修理したことから起こるいつもの展開

しかし今回の話は、いつもとはわずかに趣向が異なっていました


高感度になりすぎたクリアな音声によって
リトさんと喋っているだけでイってしまうことになった唯

ポイントは、喋っているだけで、というところです


つまり、リトさんの特殊能力であるラッキースケベが発動しているようでいて
発動していないのです

なぜなら、エロいことになっている事実をリトさんが認識していないからです

ラッキースケベとは、エロいことになった結果女の子からぶっ飛ばされるまでが能力です


最近のリトさんに限っては、必ずしもぶっ飛ばされることにはなっていませんが
基本的にはそういう能力です
リトさんの場合は、能力が進化しているのです

しかし、ラッキースケベの本質は発動後に女の子とがとるリアクションを
ツンにもデレにもできること

ぶん殴るというツンにも
ちょっと照れたり、あるいは積極的にならせてみたり
その後の展開をどっちにもできるところにその有用性があるのです

以前まではツンの反応だった女の子が
ちょっとだけデレた表情を見せたりすることで主人公に対する感情の変化さえも
見せることができる至高の効果を持つものです

それが、今回の話では
電話越しの声がクリアすぎて喘ぐという1回聞いただけではさっぱりわからないような
事態によってエロシーンが展開されました


今までも、リトさんに限らずキャラの誰かが「妄想する」という形で
エロいシーンを挟み込むことは何度も行われていました

その場合においても、リトさんがその内容を知ることはありませんが
妄想を展開したキャラのリアクションを見ることで
実際にラッキースケベが発動したかのような状態になっていました

それが今回は、リトさんは後からその事実を知って狼狽えたのみ

当事者となった唯に至ってはもちろん何が起こっているのか理解できずに
ただ悶えに悶えた結果イってしまいました

ここで、妄想と同じく彼女のリアクションがもう少しあれば良かったのです

ただ「ハレンチな…」だけではなく
「まさかリトさんのことが好きすぎて電話の声を聞いただけで…?」とか
そんなことを少しでも思ってくれたさらに面白くなったのです


いつも通り矢吹先生はギリギリに挑戦する素晴らしい仕事を見せてくれたのですが
この点だけが残念でした


アイパンバ 上野祥吾

バンパイアをテーマに、呪われてしまったことで
その能力が「全て逆」になってしまった主人公を描くこの作品

つまり主人公は吸血鬼ではなく吐血鬼だそうな

定期的に血を吐かないといけないということですね


逆なのはさらにあります
普通の吸血鬼が人間の血を吸うなら
逆になった主人公は「人間に血を注ぐ」

吸血鬼に血を吸われたら吸血鬼になってしまう
主人公に血を注がれたら「健康な身体になってしまう」

吸血鬼の能力を逆にすると言う発想もなかなかいいのですが
それだけでは単なるドタバタなギャグにしかなりません

しかし血を注がれた結果まで踏まえることでしっかりと物語になっています


そんな彼と、彼が血を注ごうとする少女との出会い

どちらかといえばテンプレと似たような感情の展開を見せましたが
それを許せてしまう説得力がありました

その感情の展開が、確かに彼と彼女の気持ちとして感じられたからです

だからそれが救われたラストにも満足できる


さすがに連載経験者だけ会って、なかなかに質の高い読切りでした
吸血鬼の掟とか設定として粗い部分もありましたが
練り直せば連載も充分狙えそうですね


憑依デビュー!! 古谷和也

新学期デビューならぬ憑依デビュー

死んだ幼なじみが自分に憑依したことでクラスの人気者になったけど
自分は本当はそんな奴じゃない…

と悩むというか幼なじみに八つ当たりするお話

うーん
テンプレに近すぎて特筆できそうなところがあんまり見当たらないんですが…

よかった点を挙げるなら

幼なじみが憑依(というかむしろ入れ替わり)したことにより変化した性格が
「確かにこんな奴なら人気者になるわ」と思うくらいに凄くていい奴だったことですね

このことは古谷先生のキャラ描写にそれなりの信頼性があることを示します

キャラに重点を置いて、世界観や設定はそこから紐つけていくようにすると
確かな作品を描けるかもしれないですね


あだしもの

主人公の移し身のようだったネコ

話の展開としては王道ですが、やっぱりどうしても気になってしまうことが


「怪異」とかこうした人外のものが、「居場所が欲しかった」と人と同様の気持ちを持つことや
それを自覚できるほどの理性と意志を持っていることが何かどうも違和感なんです

いやこんなことを言うのは野暮だとわかっちゃいるのですが

やっぱり気になってしまいます


今回このことを特に強く思ってしまったのは
今回の話がそれだけの伝達性を持っていたと言うことなのでしょう

化けネコがそれでも居場所が欲しいという感情を口にしたことが
それを聞いた主人公が「昔の自分だ」と衝撃を受けたことが

王道的展開でありながらそれだけの説得性を持っていたと言うことです

だからその違和感も余計に抱いてしまった

同時に、そんな気持ちを持っていながら自分を助けようとしてくれた恩人であり
主人公の母親でもあった女性を食い殺したネコの異常性も良く伝わりました


しかしこの展開は明らかに巻き入ってるよなー


妹ひえらるきあ 仲英俊

ヒエラルキーという地球外生命体がどんな奴なのか
結局最後までよくわかりませんでしたorz

この作品の最大の問題点はそれですね

設定の中核をなすものでありながら、実態があまりにもぼんやりし過ぎています


妹を守るという内容を、まるで某死神マンガの苺みたいなセリフで説明してくれたりして
それなりの熱さがあったのに、そこが致命的に欠点でした


ロジーとハナタレネズミ 下岡ちひろ

せっかくファンタジー生物を素材にするのなら
世界観も架空の国じゃなく現実の国でも良かったような

「親の言うことを聞かずに成功した奴が、子供には自分の言うことを聞かせるなんて変だな」
というのがちょっとぐっと来た


音速スケイプ 西澤緑

吹奏楽をテーマにしたのはいいんですけど
どうして他の吹奏楽読切りと似た感じにしかなってないんだぜ

メンバー内で要となる同じ楽器かパートの2人が対立してて
そのせいで演奏がまとまらなくて
ケンカした挙げ句どうにか落ち着いて、本番では最高の演奏に仕上がる…って

他の読切りでも何回か読んだことあるような気が


吹奏楽ってテーマにするのにそんな描き方じゃないと表現できないの?
この描き方が吹奏楽を表現するのに一番いい方法なの?

別に俺は吹奏楽の経験なんかありませんが
そんなことないだろうと思うんですが



 




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