社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイ だから古味直志先生はギャルゲーをやってみたらいいと思う

不憫な鶫とマリー



今週の席替え話も面白かったのですが
どうしても気になることが

鶫とマリーがあまりに不憫で


それぞれ1話のメインを張ったこともあるヒロインなのに
今回の席替えでは何回もやり直しになったあげく
結局楽の隣の席にはなれず、2人して離れた位置に逝ってしまいました

楽の隣を見事勝ち得たのは当初からのメインヒロインである千棘と小野寺さん

まるでこの先鶫とマリーは戦力外かのような印象さえあります



どうしてこんなことになってしまうのか


そこには、この作品が持つ決定的な欠点が関係している気がします

その欠点は、ラブコメにおいては基本的なこととも言えるような重要なもの


主人公楽と各ヒロインたちとの接点です

これがあまりにも少なすぎる



たとえば同じ部活に入っているとか
たとえば2人でクラス委員をやっているとか

そうした2人だけの繋がりがニセコイにはないのです


あるのは千棘と恋人のフリをしているということのみ


小野寺さんも
鶫も
マリーも


別に楽と2人で継続的に何かをやっているという接点は皆無で
あるのは同じ学校の同じクラスにいるということだけです


同じ部活にいれば2人だけで残って練習だとか
同じ委員をやっているなら仕事の打ち合わせだとか
そんなイベントを設定することができるわけですが


同じクラスにいるということだけでは学校行事やクラス内のイベントくらいでしか
話を展開することができないんですね
あとは世間一般のイベント事くらいで


そのためクラス内においては結構大きなイベントである席替えにおいて
楽と隣の席になるかどうかにこの先の話への関わり方まで予感させられてしまうわけです



小野寺さんも鶫もマリーも
それぞれ彼女たち固有の設定というか要素を持っているはずなのに

それが全く楽との関わりに活きていないのです


小野寺さんの料理下手設定や和菓子屋さんの実家とかいうのは
メイン回で出てきただけで、その後には続いていません
続かせるならこんな妄想がありますが


鶫の暗殺者設定や、千棘と楽の仲を疑うクロードによる観察任務とか
これも全く鶫との絡みに繋がっていません
最初に鶫が楽に惚れるくらいのくだりや経緯で描かれただけで
その後、突然現れたビーハイブの別の暗殺者とのバトルが始まった中で
再度この設定が思い出されましたが、バトルの決着をつけたのみで
暗殺者設定について楽がどう思ったとか観察対象に惚れたことをどうするのかとかは
うやむやのままでした


マリーに至っては、これも登場初期に警視総監の父親と話をしただけで
それからほとんど彼女のターンがないのが実状


こうした各ヒロインとの継続的な接点がほとんどないのは
古味先生の構成力不足にもあると考えられます

そんな継続的な接点を設定してしまうと
その後色々と話を続けていこうとする際に
どうしても矛盾してしまうことが出てきそうな予感がひしひしとするのです

ただでさえ、話の導入や中盤の転がし方に不自然さが目立つ現在
さらに小野寺さんちで普通にバイトするようになったとか
鶫が観察任務に本腰を入れるようにしたとか
そんなことをすると、別の話を展開させようとする時に
その設定が邪魔をしてしまいそうなのです

楽がバイトに逝かずにそっちに逝ってた理由だとか
その時の楽の様子を鶫が監視してなかった理由とか
説明をつけなければいけない要素が増えてしまって、話の齟齬を自ら拡大することに
なりそうなのですね

もしかしたら古味先生はそれを自覚してあえてそうした接点を作ろうとしないのかもしれません


しかし、これはどうしても必要なことだと思います


でなければ、いつまで経っても各ヒロインたちとの話を個別に進めることができず
少ない接点の中でどうにかしてひたすら話を構成していかなければならないことで
限界がすぐにやってくると思われるのです


最近の展開が、個別のターンではなくヒロイン全員登場で
ドタバタを繰り返しているだけというところには
古味先生のそのような苦悩を感じています

何とかしてラブコメネタを捻り出そうとして
結果として1話の中で全員出して、1~2ページずつ楽と絡ませていくだけという
悪い言い方をすれば「お手軽」な展開です


しかしこれでは、早い内に限界が来るでしょう

そもそもの接点が少なく限られているために、そこから自然な形で絞り出せる話には限りがあるからです


「同じクラス」以外の接点を設定して、その中でそれぞれのヒロインと楽の2人を絡ませる

その接点が別のヒロインと絡む時に不都合を生むかもしれませんが、これは必要なことだと思います

このあたりの展開のさせ方は、ギャルゲーやエロゲーに学ぶことはできないでしょうか


学園を舞台にした恋愛ADVなどであれば、そうした接点はフラグの形で
展開の中で設定されていきます

もちろんストーリー上の不合理は特に説明がされていなかったりなどするかもしれませんが
どんな接点があって
どんな風に展開させられるかというところでは大いに参考になるのではないでしょうか



それでなくても、ヒロインたちをデレさせるのに使えるシチュエーションがてんこ盛りのはずですよ?


ていうかそっちメインでも









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