社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイ どうすれば小野寺さんはメインヒロインになれるのか

小野寺さん



小野寺さんは可愛いのである

控えめで
上品で
優しくて

そして清楚なヒロインである


…なのに、とっても扱いが不遇なのである


ダブルヒロインのような立ち位置でありながら、なぜかいつもフラグを邪魔される悲劇

主人公と実は両思いというラブコメにおける最大のアドバンテージを持っているにも関わらず
大宇宙の意志 によって雰囲気をぶち壊される噛ませ的オチの連続

今週明らかになったように、人気投票で1位になるくらい可愛いのに
どうして作中の扱いがこんなに不憫なのか

この辺りの不平等性から発生してくるニセコイの限界についてはすでに考察してみた

今回はさらに
どうしたら小野寺さんがちゃんとヒロインとして物語に参加できるか考えてみたい









ニセコイというこの作品の最大のウリは、タイトルにもなっているようにニセの恋にある

とある事情によって付き合っている恋人同士のフリをすることになった少年と少女が
恋人の演技をしていく中で相手の意外な一面にドキッとしてしまう

ここに、ラブコメとしてのこの作品の魅力がある

そこで実際に照れたり恥ずかしがったりするヒロインとして千棘というキャラがいるのである

しかし、先の考察でも書いたように読切り時にはあった幼なじみ設定がなくなってしまったことで
恋人の演技をするに当たってのドキドキ感が大幅に薄くなり
たまに相手の意外な一面にドキッとすることはあっても
ただそれだけで終わってしまう展開が続くこととなった

そして、連載開始から1年
ようやくその千棘が恋心を自覚し、恋人のフリをするのに
色んな照れや恥ずかしさを伴うようになって
千棘という女の子の可愛さが前面に出てくるようになってきた

これはすべて、恋人のフリをする相手の楽に対して
千棘自身の抱いた感情の変化に由来している

好きな相手と恋人のフリをするという
場合によっては嬉しくもあり
場合によっては切なくもあるこの設定

そのヒロインたる千棘がやっと自らの恋を自覚してくれたので
「付き合っているフリ」との前提の上で起こる色んな出来事に対して
どんなに照れたり恥ずかしがったりしてくれるのだろうと
この先の展開への楽しみも増してきたのである























じゃあ…







じゃあですよ







小野寺さんとも恋人のフリをするのはダメか?








連載の始まった初期から楽と小野寺さんが実は両思いであることは明かされていました

それゆえに小野寺さんとの絡み方は意味深な引きと
それを邪魔するオチという流れが繰り返されてきたのですが
連載の始まった時から積み重ねてきた小野寺さんの気持ちは
間違いなくラブコメに値するはずなのです


恋心を自覚したことで恋人のフリをする中に照れと恥ずかしさが生まれて
千棘の可愛さがアップしたとするならば


最初から楽を好きだった小野寺さんが

何回もそれを伝えようとしてだめだった小野寺さんが

千棘と同様に楽と恋人のフリをしなければならないことになったとしたら




果たしてただ可愛さが増すだけで済むでしょうか


いや済むはずがない




この可能性に気づかされた切っ掛けが、千棘が恋を自覚するくだりとなった
ロミオとジュリエットの演劇です

劇というフィクションの中で図らずも主役の座を演じることになった楽と小野寺さん

どうせ結局千棘がジュリエット役をやることになるんだろうとは
これまで何度もスカされてきた読者にはわかりきっていたのですが

それでも、そこでの小野寺さんの可愛さたるや計り知れないものがありました

だからこそ、最後に屋上で2人だけのロミジュリをやろうと言い出した楽には
それなりの男気を感じられ、また本気で喜ぶ小野寺さんも美しく見えたのです


だったら文化祭の劇とかそんな一発ネタじゃなくても
恋人の演技をする関係になればいいじゃない





たとえば

たとえばですよ



小野寺さんちの和菓子屋さんの後継者問題とかでね
親戚たち相手に跡継ぎ連れてこいみたいなことになったりとかね

台風の回ですでにお母様に認められている楽に白羽の矢が立たないわけがなくってですね

で、さも結婚を前提に付き合ってますよという体で
小野寺家の集まりに出かけていって

あーだこーだと言われて
何だかんだと聞かれまくって
くんずほぐれつなことになっちゃうわけですよ


間違いなく小野寺さんの可愛さが臨界点を超えることでしょう


ただこれだけだと、そういう小野寺さんのターンとして一発ネタで終わってしまうので
その親戚の誰かの子供あたりが転校してきたりしたらいいわけですよ


そいつは小野寺さんより年下で
でも小野寺さんを大好きで
でも小野寺さんは単なる弟か妹みたいと思っていて

親戚の集まりの中で不自然さを感じ取ったそいつが
小野寺さん好きすぎる気持ちと楽への対抗意識から
わざわざ転校してきて秘密を暴こうとする…

とかね

あるいは普通に話に登場させることが可能なら
もう少し年下のキャラでもいいかもしれません
年上だとクロードとかぶっちゃいそうです


今この記事書きながらざっくり考えたのでどっか穴はあるかもしれませんが

で、この小野寺さんと楽のニセ恋人設定は
千棘にも伝えておいた方がいいでしょう

千棘と楽のニセ設定は小野寺さん自身知っていることですし
学校内では一応楽と千棘が付き合っていることになっていますし
そこで千棘にも黙っておくのは展開的にあまりに難しすぎることになります

転校してきたそいつも千棘と楽の付き合いは耳にするでしょうから
そこでさらに楽への敵意を燃やすことになって
ますます状況が複雑なことになっていけると思うのです


…とまあ
状況作りはこんなのでなくてもいいんですが

楽が小野寺さんとも恋人という設定を作ってしまうことは
ニセの恋がテーマであるこのマンガにおいて
非常に広がりを持てる要素なのではないかと


それをヒロイン同士互いに互いが付き合っているフリをしなければならず
互いに互いの事情を察して尊重しつつ
時にはヤキモチを焼いたり
時には協力してその事情の悪化を防ごうとしてみたり

たとえば小野寺さんとの仲を疑うクロードに対して
たとえば転校してきたそいつに対して

小野寺さんと千棘が協力して
どちらかの恋人関係を強調するために
それぞれが状況に応じて楽といちゃついてみるわけですよ


そこにある恥ずかしさと切なさ



メチャメチャ面白そうじゃないですか?



ラブコメとしての可能性が一気に広がりそうじゃないですか?

ただこうなると、鶫とマリーのポジションが非常に微妙なことになってしまうのが
ちょっと懸念材料でしょうか

小野寺さんと楽のニセ恋人設定はもちろん彼女たちも知っておく必要があるとは思いますが
だからといって2人まで恋人のフリに参加する…となるのは違う気がします

それではどこぞのラノベとかにありそうなハーレム的ラブコメとの違いを自らなくすようなことですし
何より小野寺さんとの恋人のフリが目立たなくなってしまうからです

そうした意味では、ニセの恋人を演じるヒロインと演じないヒロインとで
立場や登場回数に違いが出てきてしまうかもしれませんので
そこは考えどころなのですが…


しかし何にしても、小野寺さんとも恋人のフリをするという展開を持ってくるのは
千棘エンドしか見えないこの状況下で小野寺さんの勢いを盛り返すのに
非常に有効な可能性なのではないかと思うのです




どうでしょう古味先生


COMMENT▼

No Subject

太字の文色付きの文字確かに小咲様のほうがちとげなんかよりめちゃくちゃいい

No Subject

確かに小咲様のほうがちとげなんかよりめちゃくちゃいい

Re: No Subject

コメントありがとうございます。
アリスさん

少ない言葉で小野寺派の宣言をしていただきました。

ただ、「ちとげなんかより」という言い方はしないほうがいいかもしれないですね。
理由は割愛。


「小野寺さんはめちゃくちゃいい」
思いの丈はそれだけで充分表現できるかと思いますよ。

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