社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ワールドトリガー第165話感想 週刊少年ジャンプ2018年48号



祝 連載再開


祝 葦原先生復活











待ってた…
超待ってたよ…

あんまりめでたいので、ワートリのぶんだけ速攻で感想書きます



…つって、再開一発目だからって言うような劇的な話ではなかったんですけどもね今回
まるで先週も普通に掲載されていたかのごとく、普通に続きが載ってるのが逆に嬉しいというか

「ランク戦当日」って引きのところで休載に入った前回

続きでは早速バトルが始まるのかと思いきや、各チームの試合前の様子が描かれました

ステージの選択とかよりも大きな描写としては、B級昇格最速記録を持つことになったヒュースの玉狛加入に驚くギャラリーでしょうか
これ休載で間あかなかったら隠し玉のインパクトをもっと強く感じられたような気がするなあ


しかしなんと言っても今回の試合における一番の目玉はオサムの不安という部分にあるでしょう

胸騒ぎと言うか、嫌な予感というか、何かを見落としているあるいは間違えている、
そんな感覚を拭いきれないまま当日を迎えてしまったオサム

迅からの忠告だけでそれを払拭できたとは到底思えません

とすれば、その予感がいつどのような場面で的中あるいは発現してしまうのか
その時オサムたちはどう思うのか

最大の注目点はそこでしょう

今までもそうでしたが、今回のランク戦もまた多くの伏線が仕込まれた状態となっており、
四つ巴という複雑な試合の中で葦原先生がそれらをどう回収していくのかというのが読者としては大きな期待になっています

思い出しながら、ちょっくら1個ずつまとめてみましょうか

おそらくはこの中のどれか、あるいは複数がオサムの不安を現実にしてしまうことになると思われます


1.ヒュースの加入


今回のランク戦における大きな要素としては、まず何と言ってもヒュースのチーム加入であることは間違いないでしょう

B級昇格最速、A級1位No.1攻撃手太刀川相手に1本取った実績を持つヒュースの初試合初お披露目になるこの試合
玉狛第二の新メンバーとしての登場は今回少し描かれましたが、実際の実力をギャラリーの前で披瀝した時
どんなリアクションがあるのか

「空閑がいないところが穴になる」と言われてきた三雲隊における2人目のエースとして、どの程度の活躍を見せてくれるのか

ヒュースの加入はその点にこそ理由があるわけですから、空閑のいない地点をどれだけヒュースが補うかというのが
1つの見せ場であるでしょう

さらに、休載前の時点で明かされていたヒュースのトリガー構成も見どころですね

もとはヴィザ翁に剣を教わったというヒュースがメイン武器として選んだのは孤月だったわけですが…
もう1つ変化弾もセットしていました

蝶の楯と似た機能と機動を持つ変化弾
出水先輩や那須隊長のような「その場で弾道を引くリアルタイム変化弾使い」としての動きも期待されます

ただね
欲を言えばですね

別世界の文化を持つヒュースらしい発想というか、玄界出身ではないことによる常識外の使い方があったりすると
なおのこと盛り上がりますよね

ただその場で弾道を引くだけじゃあインパクトが少ないと言うか
いや自分でもこの期待はハードル高いよなって思いますけども

ヒュースのトリガー構成で言えば、他にエスクードのセットもありましたね

トリオンの消費も大きく、今はあまり使う人は多くないと言われるエスクード
それをあえてセットした意図も気になるところです

自分を捕虜とした迅が使っていたトリガーでもあるわけですが、そのあたりに理由があるんでしょうか

道に3つも4つも壁を出してチカを守るとか、変な角度からせり出させてオサムのワイヤーを引っ掛けるポイントにするとか
そんな使い方ができんのかなー

そういうプラス方面の期待と別に、オサムの心配を的中させるのに貢献しそうな要素として
「必ずしも指示に従うわけではない」とヒュースが明言していることがあります

「従うのは指示に妥当性があると判断した場合だけだ」と言い切っていたヒュース

そこで論争しても意味がないと考えたのか、オサムはひとまずそれを了承しましたが、
隊長指示に従わない隊員が1人いるという状態が実際の戦闘において非常に危険であることは論を俟たないでしょう

単純に予想できる展開としては、オサムの意図を見抜けなかったヒュースが指示と異なる動きをしたことでチームが不利になるとか
あるいはその逆とか

最終的には「三雲隊長」をヒュースに認めさせる必要があるわけですが
そこに至るまでの過程でどの程度の摩擦や軋轢が発生するのかというところですね

このランク戦の最中に認めさせるというのは難しいかもしれませんし、早すぎるような印象もありますから
今回はきっかけだけでも充分ではあるでしょう


2.チカの性質


2つ目に、チカについても懸念点がありました
当真先輩に指摘されていた「人を撃てないのではなく撃ちたくないだけ」だという部分ですね

これがどこまで当たっているのか…
いや、たぶん全体として当たっているんでしょうけど、それじゃあどういう場面でそれが発動してしまうかというところですね

たとえば周囲の物体ではなく敵自体を撃たなければ仲間を助けられないという場面があった際に
チカは撃てるのかどうか

撃てなかったことでオサムや空閑がやられてしまったとしたら、どのような反応を見せるのか

あるいは、鉛弾狙撃を考案したという鳩原の真似をするつもりで敵の武器破壊をしようとして、
狙いが逸れて体に当たって1点獲得、みたいな不本意な得点をすることになったりとか

3人のチームデビュー時、宇佐美先輩はチカに「もっと自分を大事にしてもらうためとことん甘やかす」と言っていましたが
当真先輩は逆に「もっと追い込め」と言いました

この真逆の方針がどのような展開を生むんでしょうか


3.空閑のトリガー


3つ目に、空閑についても小さな伏線がありました

オサムが新しいトリガーを取り入れてみようかと宇佐美先輩に相談していた時
装備するだけでもトリオンは消費してしまうため新しいトリガーをセットするならトリオンに余裕のある空閑に、
という話になっていました

それを聞いていた空閑が「今のトリガー構成で慣れてしまっているので、いじるととっさの時切り替えミスりそう」と
答えていたことです

伏線と言うにはあまりにも普通の返答のような感じですし、その後実際空閑がトリガー構成を変えたかどうかもわかりませんが
「切り替えミスりそう」という言葉は果たして「自らフラグを立てた」という形になるのかどうか

ていうかトリガーの切り替えってどんな感じなんですかね

スコーピオンを出したり消したり、シールドを大きく張ったり小さく張ったり
バッグワームを付けたり外したり、そういう切り替えって何となくそのばその場で念じながらやってるイメージだったんですけども

トリガーホルダーにセットするトリガーチップの順番が大体みんな同じように決まってるっぽいところからすると
念じることによる伝達脳からトリガーへの接続にも何か定型的なものがあるんですかね

BBF見てると、だいたいみんな3番目にシールド入れてるんですよねー

メイン武器・専用オプション、サブ武器・専用オプション、シールド・シールド、補助、みたいな順番っぽいというか

実際に「切り替えミスった!」ってなったとして、どういう描かれ方をしたらイメージつくのかというのは
よくわからないのが正直なところです


4.試合展開


4つ目に、ランク戦の試合そのものですね

東隊、影浦隊、鈴鳴第一との四つ巴戦となる今回
ヒュース加入の交渉時に示された遠征部隊選抜試験の受験資格条件はB級2位以上でした

つまり現在2位にいる影浦隊相手に何点取れるのかというのが、オサムたちの目的にとって大きなポイントなります
特に気になるのは、影浦隊狙撃手絵馬ユズルのプライドですね

遠征に行くことを望むチカのためにあえて負けることすら考え、遠征行きが決まってるなら決まってるで
部隊で行ったほうが安全で安心なはずだと言う彼に
「お前が一緒に行って守ってやればいい」と荒船先輩が超かっこいいアドバイスをくれていました

空閑が「結局俺たちが勝つから手を抜いても抜かなくてもどっちでもいいよ」と断言しちゃったせいもあり
彼もガチな空気になってしまったりして

その本気が、この試合でどんなふうに見られるのか


5.ガロプラの再侵攻


5つ目に、もう少し長い目で見るとガロプラの再侵攻という展開も待っていますね

コミックスのガロプラ紹介ページとかを見ていると、彼らの再登場が仄めかされていますから
侵攻という形になるのかどうかは不明としても、何か仕掛けてくるのは間違いないでしょう

遠征艇を破壊するという1度目の侵攻が失敗したガロプラ隊員たち
同じ手で攻めてくることはないでしょうから、どんな方法でどこを狙ってくるのか
その時ヒュースはどう対応するか

注目はその辺りですかね


6.遠征部隊選抜試験


6つ目に、さらに長い目で展開を見通すと、遠征部隊選抜試験の内容も気になるところです

オサムたちが狙うB級2位以上という条件は、それを満たせば遠征部隊に選ばれるというものではなく
選抜試験の受験を認められるというハードルでした

ゆえに、どうにかB級2位というポジションを得ることが出来たとして
そこから遠征部隊に選抜されるかどうかというところにはまだもう1段階クリアしなければならない課題があるわけですね

その選抜試験とは一体どのような内容のものなのか

特にボーダー上層部はいまだヒュースの存在に対して抵抗感を示しています
三雲隊がB級2位に食い込んできたとしても、ヒュースへの懸念を拭い去れないなら選抜試験で落としてしまえばいい、
とまで話していました

つまりその時点では選抜試験の具体的な内容や合格基準はまだいくらでも変更が効く状態だったのでしょう

三雲隊を合格させるかどうか≒ヒュースを受け入れるかどうか、というのは
オサムたちではなく大人たちの側に選択肢があるのだということですね

ではどのようにしてヒュースは上層部に認められるようになるのか
たとえばガロプラの再侵攻時に積極的な働きを見せたりするんですかねえ

しかし三雲隊には、ヒュースがボーダー内部で認められるかどうかというよりも大きな問題がありますね

オサムが遠征メンバーに選ばれるかどうかという点です

その点は、大規模侵攻後のあの記者会見によりマスコミから大いに注目されていると考えられるからです

拐われた30人以上のC級隊員たち
その原因の根本を探っていけば責任は自分にあるということを認めたオサムは、大勢の記者たちの前で
「取り返しに行きます」と宣言、それによってボーダーにおける近界遠征計画という話が公開されることになりました

マスコミ側としては遠征だけでも大ネタだったでしょうに、そこに大規模侵攻の根本原因を背負う一隊員が
その責任をすべて引っ被ることを受け入れるかのような姿勢で「取り返しに行きます」と言い切ったわけですから
オサムが遠征メンバーに決まるかどうかというのはさらなる特級のネタになるはずです

たとえば何かの事情によって対外的にはオサムはメンバーに選ばれなかったとする必要がある展開になるにしても
葦原先生はそのあたりの世間の反応もすべて描いてくれることでしょう

そうした流れを受けながら始まる「遠征編」は、おそらく大規模侵攻編以上の長期シリーズになると思われます



…振り返って今後の展開に思いを馳せてみれば、こんな感じでしょうか
いやもう楽しみで仕方ないですね

期待しかないですよ


葦原先生
体をいたわりつつ、どうか本作を無事に完結まで描き切ってくださることを願っています

COMMENT▼

帰ってきた葦原大介(あるいは葦原大介の帰還)

久方ぶりのrexelさん節が凄く嬉しい♪
そしてワートリの復活を待ち望んでいた一人として
今週号は感慨深いものがあります

さて今回は感想…というよりちょっと考察の方に重きを置いてみようかと思います
題して「迅の未来予知って結局何なの?」

こちらの過去ログでも僕がこれまで見て来た考察系のサイトでも何故か
話題に挙がっているのを御目に掛った事がございません(もしあったらごめんなさい)
そもそもサイドエフェクトって嘗てレプリカ先生が仰っていた通り
「超能力の類ではなくあくまで人の感覚の延長」という事でしたが
なれば迅のアレは一体何なのか?

…僕は「将棋や囲碁でいう(読み)が拡張したもの」ではないかと睨んでいます
素人では無限に展開がある様に見えても羽生や森川といった
トップレベルの棋士達には明確に投了までの筋道が見えているというアレが
実社会レベルまで拡張しているのではないか?

確か彼のSE発動条件は「対象者を一度でも見る事」だったと記憶していますが
これは彼の認識上で対象者が「駒」として登録された事を意味しているのではないか
そして「駒」ならばそれに沿った必然の動きがある為に「棋譜」を想定できるのではないか?

そう考えると迅の好きなものが暗躍である事も
望む棋譜を描く為に布石を打っているのだと見る事も出来ます
思い返せばアフト戦の直前から三輪やレイジにそれとなく声を掛け
結果彼らは必然の場面で重要な役割を果たしていました
「読み」の有利があっても相手(アフトクラトル)の自力(棋力)が
相当高かったが為に「幾つもの未来が見える」事態になっていたのでしょう

そういえば迅は修の事をトリオンモンスターである千佳よりも重要な「駒」と見ている節があります
理想は高くても現在実力が決して伴っている訳では無い修に
どうやら迅はあの世界が抱えている問題を解決する可能性を見出している様なのです
そうでなければアフト戦に於ける最悪の結末として「修の死」は挙がって来ないと思うんですよね

そして復活第一号で早速迅は布石を置いてみせたようです
この「石」が今回のランク戦でどの様に生きてくるのか 今から楽しみでなりません

長文失礼しました

No Subject

祝!
感慨、そして期待ですね♪
普通に続きが載ってることが嬉しい。同感です(^^)

今後の展望…ガロプラの動向も気になりますが、せめてROUND7は新生玉狛第2の戦いぶりに集中したいところです(^^;)

お疲れ様です

確かに、普通に続きが載っていた事で、何の気なしにフツーにすうっと読み始められたのは良かったです。
とは言え、やはり間が空いていた為、読み進めると「何だっけ?」がちょっと出てきちゃいましたっけ。
…しょんないら、コミックス持ってないし、トシだし……。(笑)

『ぼく勉』のほうも文乃っちが色々なっているようで…今後の展開が楽しみです。

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