社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ゆらぎ荘の幽奈さんが最高に優しかった2017年週刊少年ジャンプ45号感想

2017年週刊少年ジャンプ45号感想

新連載については特に言うことはないです…


アンケ順
ゆらぎ荘の幽奈さん
ぼくたちは勉強ができない
シューダン!


・Dr.STONE
・火ノ丸相撲
・鬼滅の刃
・食戟のソーマ
・磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~



ゆらぎ荘の幽奈さん

今週の1位はちょっと迷いました…

熱気高まり鬼気迫る火ノ丸相撲か、主人公が覚醒したかのような鬼滅の刃か、少年漫画の王道を見せてくれてるシューダン!か
割と悩みました


ただ

全部読み終えて、目次コメント見ながら1つ1つ振り返ってみた時
一番面白かったのは本作だと思いました

いや、面白かったという表現は適切ではないでしょう

一番優しく、一番温かく、一番丁寧で、そして一番正直な作品・内容だったのは、ゆらぎ荘の幽奈さんでした


幕間のギャグ回だったような前回と比べて、この濃度の差は一体どうしたことでしょうか

進路相談なんて内容は学園を舞台した作品ではよく出てくる展開ですが、それをこんなにまで真正面から描いてくれるとは
全く予想しておりませんでしたよ

導入部分ではここまで真剣な内容になるなんてことは全然思いませんでした
お出かけ用モードになった呑子さんが、結局酒を我慢できずに騒ぎになんのかなとかそのくらいに思っていたのです

実際その当日がやって来て、まずは狭霧から始まった三者面談場面も
幽霊や妖怪とは無縁な普通の先生がギャグ感を出しつつ、狭霧をキラッキラに描いていたりして
コメディらしさが残っていたんですよね

そのコメディらしさは次の雲雀では余計に強められていました
コガラシくんのことと同じくらい狭霧を意識してる雲雀が、理想の将来像として
今よりもかっこよくなってるコガラシくんと、今と違って完成した霊装結界をセクシーに纏った自分が背中を預け合ってる姿

その後ろの方に涙目の狭霧が小さく映っている、という都合のいい妄想は
シリアスな展開なんか全く感じさせないコメディらしさを全開にしていました

続いての千紗希ちゃんでもそれは同様
進路の話はイコール将来の話であり、将来の話はイコール結婚や家庭の話でもあるわけで
三者面談という場を利用して、このラブコメの行く末をヒロイン本人が意識したのはとても上手な流れでした

それでも、先生の口から出た「お嫁さん」との言葉に、コガラシくんとの未来を想像した千紗希ちゃんからは
この後にガチな展開があるとは予想させないもの

だって孕んでるからね…(;^ω^)

本作より先に伝説を作ったToLOVEるにおいても、
意中の相手と一緒にいる未来を想像する時に常に自分のお腹が大きいというヒロインがいましたが
千紗希ちゃんはどうやら同じ気配があるようです

ムッツリなヒロインであることは前々から描かれていましたから、当然の妄想といえるのでしょう

娘のそんな妄想にすぐ気がついて、速攻で茶化すお母様もコメディらしいです

しかしここでちょっとだけシリアス感を出したのが、雲雀に続いて千紗希ちゃんのそんな様子も目の当たりにした夢咲先生が抱いた現実の予感でした

恋が実るのは1人だけで、それ以外は失恋することになる
職業という意味での将来だけでなく、伴侶という部分での将来をも心配してくれる夢咲先生はいい先生ですね

サキュバスという先生の属性がその心配に妙な説得力を持たせているような気もしてきます


で、そこから保護者へのコガラシくん紹介との形で千紗希ちゃんママとおばば様を会わせたのも上手な展開です
場面としては、コガラシくんにそれぞれの保護者が紹介されるシーンでしたが
むしろ意味合いはコガラシくんがそれぞれの親に紹介されていると言ったほうが正しいでしょう

親紹介ですから、すなわちそれは夢咲先生が思いを馳せた「現実」にまた1つ近づく形となるわけですね

ただし、別にここでも深刻な空気には一切ならない
娘達のこととは言え、保護者同士もどこか冗談のようにして言いたいように言ってるだけで
そこに現実味は多くありませんでした

幽奈が静かに思い詰めている様子も、このままコメディらしく展開すれば
単なる葛藤の1つ、あるいは今後ガチなシーンを描こうとする際の伏線の1つとして処理することができました

しかし、コガラシくんの保護者としてまずは脚だけ現れた人物に、おばば様が恭しく挨拶したところから空気が変わります


やって来たのは仲居さん
コガラシくんが住むゆらぎ荘の管理人をしている彼女なら、確かに保護者としてやって来るのに相応しい人物と言えました

そこで明かされるコガラシくんの進路希望
明かされると言っても、まだ特に決まっていないというのが正直なところのようですが、
雲雀や千紗希ちゃんとの面談を経て、コガラシくんの本心をもう少し聞いてみたくなった夢咲先生が踏み込んだ質問をしてくれました

ここからですね
ここから急にシリアスになるんです

大学だとか職業だとか、そういうのとは別に「何を成し遂げたい」と思っているか
そう問われてコガラシくんが答えたのは幽奈の成仏でした

これは第1話の時からコガラシくんの姿勢が変わっていないことを意味します
幽奈と親しくなればなるほどに、彼女を縛る未練の正体が彼女にとって大切なものだったのだろうと思えてならない

それを忘れたまま今をひたすら楽しく過ごそうとすることも間違いではないとしても、
しかし縛られたままの幽霊はいつか悪霊化してしまうかもしれない

成長し、変化していく者たちと
縛られ、変わることのない人ならざる者たち

その間にある深い深い溝を知っているからこそ、仲居さんは今回2人の「保護者」だったのですね
かつてそれを実際に経験した「先達」として

幽奈の成仏について話すコガラシくんを見つめる仲居さんの表情
コガラシくんの真剣さに少し圧倒されているような夢咲先生と違って、コガラシくんの中にこうした気持ちがあることは
以前から把握・理解していたといった顔ですね

夢咲先生も仲居さんも、「大人」として高校生である彼らに「現実」を意識させる、あるいは教える役割を持っています
ただしここでは、夢咲先生と仲居さんの言う「現実」には少しズレも存在します

夢咲先生の考える「現実」は、複数の女の子から想いを寄せられているらしいコガラシくんという男に対して
その中の誰かに応える気持ちがあるのか否か、あるいは別の誰かを思っているのかどうか、想いに応えられない女の子に対してどのように接するのか、
といった部分を踏まえたものでした

「何を成したいか」と問いかけることでそれを探ろうとしたわけですね

すなわち、想いが実るのは1人だけという現実を前提に、コガラシくんの胸中を少しでも知っておくことで
彼ら彼女らの将来に対して自分が何かできることがあるだろうかという教育者としての姿勢が発露したものです

その立場はあくまで人同士の恋愛を意識したもの
幽奈の気持ちも同時に察しつつも、詳しい事情まではまだ知らないためにこういう聞き方しかできなかったわけですね


対して仲居さんのほうは、あくまでコガラシくんと幽奈のみの関係に焦点を絞っています
自身も「人ならざる者」であることから、主に幽奈の立場と気持ちを理解してあげようとする側面が強いですね

サキュバスである夢咲先生も実際には人ならざる者に当たるのかもしれませんが…
まあちょっとそこはまだ詳しく描かれてないのでよくわからないとして

仲居さんの粋な計らいで設けられた幽奈の進路相談は、幽奈が「理想」を語る場となりました
狭霧や雲雀も理想を語っていましたし、それ自体は別に悪いことではありません

しかし、狭霧や雲雀の語る理想と幽奈のそれが決定的に異なるのは「そこに変化がない」ことなんですね

身も心も成長して強くなった自分と、コガラシくんがいい感じになる
狭霧はおそらく無意識的に、雲雀や千紗希ちゃんは自覚的にそう思っていることでしょう

対して幽奈は、コガラシくんとずっと一緒にという気持ちは他のヒロインたちと同じであるように見えますがしかし
年を取ることもなく身長や体重が増減することもなく、ゆらぎ荘以外で眠ることもできない幽奈が望む「コガラシくんとずっと一緒」とは
コガラシくんがこの先もずっとゆらぎ荘にいることを求めるもの

忘れてしまった自分の未練はもはや関係ないものとして、ただコガラシくんやみんなと楽しく過ごしていきたいと思う「無変化」の願いであるわけです

人と人ならざる者の決定的な違いはもしかしたらここにあるのかもしれません

だから、ラストの仲居さんがすごく優しく映るわけです


人ならざる者でありながら、変わらない姿で悠久の時を過ごしながら、
それでも人の「変化」を受け入れ、認め、信じることができる

それこそは、「支え、見守る」という実に見事な大人の姿ですね

ラストページの淡い笑顔は、そんな大人の姿勢をコガラシくんたちにも夢咲先生にも見せてくれたものだと言えるでしょう


そしてこれがカラーページだと実に美しく仕上がっているんですよ

夕焼けの中で仲居さんの笑顔が照らされるラストシーン
窓から差し込む光はセピア色になっており、仲居さんの過ごしてきた時の永さを感じさせてくれています


その効果は扉絵でも発揮されていました

通常のモノクロページだとなんてことのない扉なんですが、これが電子版のカラーだとさっきと同じセピア色で塗られているんです
よく見れば、平屋ばかりの家々に櫓?まであるような時代がかった風景

今と変わらない姿の仲居さんが、今と異なる時代を過ごしていたことを如実に見せてくれる扉絵なんですね
だからこそ、今回仲居さんが紡ぐ言葉の1つ1つに大きな説得力がこもる

初見時には何となく流してしまった扉絵でしたが、一度読み終えた後で再度見てみると
随分違ったものに見えてくるわけです

しかし同時に描かれるアオリには、また違った意味が込められているようにも感じられます

「時の流れに負けない想い」

時の流れに負けないとは、すなわち時を経てもなお想いが変わらないことを指しているのでしょうか
いわゆる永遠の愛情のようなそういうもののことですかね

これもまた、変化の有無という視点で見ていくと興味深い事実に気がつきます

成長し、変化していくことが当然であるはずの「人」が、愛情だけは変わらないことを望むという矛盾です
あるいはそれもまた「現実」の一部であるのかもしれません

「変化」という点で対照的に描かれた人と人ならざる者
しかし、愛情は「不変」が望まれる

変化の有無という視点を採った時、扉絵と仲居さんが示すものは非常に示唆に富んでいるということができるでしょう


こんな濃密な内容の回をカラーでも何でもない通常営業の時に描いてしまうミウラ先生のポテンシャルは恐ろしいですね

仲居さんと同じような人ならざる者として変わらないダメな大人の呑子さんを最後に持ってくるのも
オチの付け方として見事ですね


もう最初から最後まで文句なしのアンケ1位です


ぼくたちは勉強ができない

そんでですね
この作品を2位にするのも自分でも驚いてたりするんですよ

1位にするのに迷った作品がそのまま2位に滑り込むんじゃなくて、さらに外側から入り込んでくるというかね

しかしこのアンケ2位にも悔いはありません
ゆらぎ荘の次に優しく、温かく、丁寧で正直だったのは本作だと思わされたからです


ていうかマジで凄い構成していますよ

新ヒロインを3人娘と出会わせた前回に続いて、今回は4人目のヒロインとなる桐須先生と遭遇させる
それ自体は読者の望む展開でもありますから、非常に自然な流れでの内容と言えます

そこに活きてくる新ヒロインの卒業生という設定
先生とは既に知己であったというのは話が転がりやすくてとってもいいと思います

外面クールで実は片付けの出来ないドジっ娘属性のある桐須先生
メイドカフェなんてものとはさぞかし相性が悪いだろうと思ったら案の定でした

それでも、なぜか主人公を取り合う展開になってみたり、先生にメイド服着せてみたりと
強引…とはいかないまでも勢いで突っ走って読者が期待する内容を詰め込んだ構成はお見事です

掃除しようとしたらバケツの水を頭からかぶってしまう20代女教師…
店長とかそりゃパーフェクト判定出しますわなw

しかしそういう絵と展開で魅せる内容を入れ込みつつも、ラストには
しっかりそれぞれのキャラたちの本心を窺わせて締めてくれるという読後感の良さは秀逸と言うべきものでしょう

特にねえ
あしゅみー先輩が、桐須先生の苦手進路反対主義にこんな形で理解と感謝を示してくるとは予想外でした

出来ない人の味方であろうとする主人公と、出来ない人に現実を示して別の方向に導こうとする桐須先生
主人公とヒロインである2人は、同時にこうした対照性をも持った関係としても描写されていましたが、
3人娘達と同じように出来ない分野を目指そうとしているあしゅみー先輩が、先生の指導をこういう形で理解していたのは
主人公にとって相当に意外なことであったでしょう

反対することが力を与える時もある

味方でいる=支える、協力するだと理解していただろう主人公にとっては視野を広げる発見だったことでしょう

桐須先生の方も、「信頼し合って補い合える」という主人公の性質に気づいて印象深く感じていました

すなわちそれは、対照的で平行線だった2人の間が少し近づいたことを意味するもの
いまだ平行線なのは変わらないでしょうが、平行な線と線の間が近くなったと考えることができるのではないでしょうか


そんでねえ
ラストシーンが特に美しいですよねえ

酒一口でぶっ倒れるなんてのは相変わらずのわかりやすいダメッ娘ぶりですが
褒め上戸ってのは始めて見ましたね

普段はきつい口調で否定と反対を繰り返している人が、酔ったら褒め言葉ばっかり口にするとは
ギャップを魅力の源泉とする先生に対して非常に的確な描写だと思います

そんで、主人公がね
自分のことを言われた時よりヒロインたちを褒められた時の方が泣きそうな顔してるのがね

この表情はかなり高度なことになってますよ
男キャラの表情にこんだけ見入ってしまったのも珍しいと自分で思うんですけども

間違いなく瞳の描き込みのせいでしょう
そして眉の角度と口の開き方

絶妙過ぎるマジで


からのオチも見事

毎日ちゃんとメガネかけてて~とか、さすがに北区先輩もそこまでは言わないんじゃないかっていうありえない褒め言葉は
一発で空気を変えるのに非常に上手い内容でした


いや今回はだいぶ気に入ってしまいました
もうこれコミックス買うわ


シューダン!

今回もロク回でした

葛藤の末に、色々なものを認めたロク
その決意のシュートは惜しくもクロスバー直撃という結果に終わったところから今回は始まりました

しかし、そんなことではもうロクは折れない
チームメイトに向かって次は決めると断言し、ソウシには攻めに行くことを告げる

それだけでなく、倒れたままのナナセちゃんに手を貸しに言ったかと思ったら、ちょっと意地悪なことをしてみたり
ソウシをソウちゃん呼ばわりしてみたり、仲間も相手も驚かす態度に急変してしまいました

らしくないとは感じたソウシですが、これが彼の「思いのままに」なんでしょうね
チームにもサッカーにも一歩引いていたのがなくなった今、我を通そうとすることに迷いがなくなったということなのでしょう

その迷いさえなくなれば、もともとのテクニックはかなりのモノを持っているロク
パスされたボールを2タッチする間に2人を抜いてしまう荒業で一気にゴール前に来たと思ったら、
逆足かかとのノールックシュートでキーパーもDFも出し抜くという華麗さを見せてくれました

外したシュートを反省して改善してみたのがピッタリハマった様子は、まさしく思いのままにプレーした結果の賜物と言えます

だからこそ、ゴールを決めた直後のロクがあんなに素直な笑顔を見せてくれているんですね

ロクはようやくここからがスタートライン
そこに到達するまでに、ヤマトが体を張り、ソウシが気を利かせて、ナナセちゃんがパスを送るというつなぎ方になっていたのもお見事
彼が本気になることを望んでいた仲間たちからの期待を文字通り繋いでゴールを決めた姿は、少年たちの確かな友情を描いてくれていました


ここでキリよく前半終了となったようですが、後半もロク無双なんてことには当然ならないでしょう

今回のロクの強さは、余計なブレーキを掛けずに思いのままにプレーすることで引き出されたものであるわけですが
それはそのままダイゴがずっと実践していることでもあるからですね

サッカーにのめり込みたいとの気持ちで本気を出すことができたロクに対して
とっくの昔からのめり込みまくって怪我すら恐れずに飛び込んでいくダイゴ

後半は彼の異質さも強調される場面があるでしょう
そこに、ロクやソウシがどれだけ挑んでいけるのか

今回強調されたのは個人の感情であったわけですが、試合で問われるのはチームとしての実力です
上級テクニックを持つ本気の選手が1人増えた浜西が、追塚とどれだけ戦えるか

ゲームメイクのセンスがあると言われるソウシはそこにどう絡んでいくか
ナナセちゃんの美しいプレーはどれだけ見られるか

後半も期待しましょう


Dr.STONE

こらまた綺麗なセンターカラーですなあ…
エメラルドグリーンがこんなにも扉絵として映えるとは

それにしてもコハクが美しい

エメラルドグリーンのドレスと金色の髪が実に見事に調和しております
ヒラヒラの下に覗いているのはまさかぱんつではないと思いますが、それでも何かこうやらしい感じにあふれていて
とっても素晴らしいです

しかしこの美しい色は、本編においては死神だったという演出

銀の槍に狂喜する銀狼や、呑気なその他のメンツとは裏腹に1人だけやたら物々しい千空の様子に
何となく察しがつきましたね


劇物・劇薬としては超有名
夢も命も終わらせる凶器のアイテムとしてはあまりにも世に知られているその名前

それだけで、今回のミッションのヤバさが否応なく感じられます

女神に偽装した死神の演出は、原始の時代におけるそれの恐ろしさをよく伝えてくれていました


しかしサルファ剤を作るにはどうしても必要なそれをどのようにして入手するか

長い紐でも巻きつけた容器を上から放り投げて汲んでみる…じゃ駄目なんでしょうねたぶん
硫酸に耐えられそうな紐がないのかな


硫化水素が充満しているだろう硫酸池に、手製のガスマスクで挑もうとする千空
トライ&エラーが信条の彼でも、最初のエラーが死を意味する今回はあまりにも危険なミッション

頭のいい千空ですから、硫酸入手の必要が現実味を帯びてきた時からこの展開は予想していたことでしょう
だから自分と同じ志を持つクロムにすべてを託して危険に挑もうとする

おそらく、確かな知識とそれに基づく応用力のある自分が行くことが、誰に行かせるよりも最も成功可能性が高いと思っているからですね
しかし発生する確率が高いもう1つの可能性も踏まえて、クロムに託す

今までのテンポと都合とノリのいいお気楽展開から、急に深刻な話になってきました
クロムは如何に応じるんでしょうか…


ときに、あそこに硫酸が溜まってる原因とかを探して、そっちの方から入手を試みるとかはできないんですかね


火ノ丸相撲

こちらもセンターカラー
これから対戦する2人が並び立つという本編の内容をストレートに反映した扉となりました

互いに背を向けているのは、今から戦うが故かそれとも背中を預けられる仲間が故か

ともに鬼の名を冠する力士となった2人ですが、片や前頭、片や十両という明確な番付の差がある両者
幕内の壁による格の違いを見せつけなければならないという柴木山親方の言葉は、非常に重いものですね


とはいえ、そんな事情は基本的に当人たちにとっては些事に近いこと
大相撲という晴れの舞台で雌雄を決することができるというのは、殺気を漲らせるに充分な事実でした


そんな2人の大一番を、画面を通して見ている五條兄妹
どうやらレイナは、火ノ丸が右腕を負傷したあの時以来、火ノ丸相撲にトラウマを抱えてしまっているようです

対草薙戦を見ながら自然と口をついて出た「好きだよ」の言葉
彼女にとって、それが本当の本心だったからこそ、その先を奪いかねなかった右腕の故障には大きなショックを受けたのだと考えられますね

…とすると、彼女の中での心境の変化というものも感じ取ることができるでしょう
すなわち、火ノ丸相撲よりも火ノ丸の方が大事になってしまったという気持ちですね

もちろん、火ノ丸の相撲は火ノ丸を火ノ丸たらしめるものではあるわけですが
しかしそれよりも火ノ丸が元気でいてくれればいいというような感情

それはまるで戦場に行った旦那の無事を祈る嫁に近い姿と言えるでしょうか

火ノ丸自身はすでに何度も乗り越えてきた「火ノ丸相撲」への試練と逆風
しかし今は、火ノ丸相撲を好きだというレイナにそれが訪れているとも考えられるでしょう

この大一番を通してそのあたりも描写されると、相撲の熱もそれ以外の熱もさらに盛り上がっていきそうですが…


鬼滅の刃

煉獄父の姿から始まった扉絵

炭治郎と初対面でどつきあった煉獄父でしたが、どうやらまともな心境に戻ってきているようです

ていうか炭治郎に手紙とか書いてくれていたんですね
炭治郎も炭治郎で千寿郎とずっとやり取りしていたとか

それならあの本の修復についても、読者には示されていない情報があったりするんでしょうか
ていうか煉獄父に直に聞くこともできそうですけど

彼が蹲るようになったのは、柱としての自分が無能だと痛感していた時に妻の病死が重なったからだったようです
その無能の痛感の理由が日の呼吸に関係しているのかどうかですね

1つだけ明かされたのは、選ばれた日の呼吸の使い手には額に痣があるという話
炭治郎のそれは後天的なもののようですから、どうやら水の呼吸に適してない炭治郎は日の呼吸に選ばれているわけでもないようです

ただそれでも、舞によって上弦と戦えるくらいには日の呼吸の力を引き出せる模様
残虐な堕姫にブチ切れたことで、さらなる力を得てしまったようです

それこそ、分散していた帯を回収して100%状態になった上弦とまともに戦えるほどに

堕姫が自らの脚を捨てて炭治郎の一撃から逃れたのは、猗窩座の腕を放さなかった煉獄さんを意識した場面だったりするでしょうか
ていうかあの脚は、堕姫が自分で切断したわけでもなさそうですけど、堕姫が逃げようとする力と炭治郎の握力とが重なった結果ちぎれたんでしょうか


ブチ切れた炭治郎でしたが、しかしその戦闘はわりかし冷静
かつて鬼舞辻が対峙した剣士と似たようなセリフで、鬼に人の道を説き始めました

これは…
鬼に殺された人やその家族の怒りを代弁しているような感じではありますが、もう1つ
元は人だった鬼の人間性を呼び戻そうとしているとも考えられるでしょうか

だとすると、日の呼吸は鬼を人に戻すという炭治郎の願いにとっても鍵となるかもしれません

つっても、やはり話が通じることはなくて「もういい」となった後にはガチで斬るつもりで向かっていってるようですが

口から出る言葉はいつもの炭治郎らしい真っ直ぐな内容ですが、目つきとともに動きも変わった炭治郎
明らかに体に悪そうな状態ですが、果たして伊之助や善逸、宇髄はこの炭治郎をどう見るでしょうか


食戟のソーマ

今回は完全に中身薄かったね…
叡山の顔芸に向けた前フリをただひたすら積み上げてるだけというか

そう言いつつ今回もしっかり叡山の顔ドアップはあったわけですけども


相手が出す品の味わいを変えてしまう材料
理屈としては結構な発想であり、別に直接的に妨害してるわけでもありませんから
確かに咎められる道理はないでしょう

それに、味覚レセプターに働きかけるという点では食べる人のことを意識した調理とも言えるわけで
こんな視点でそれを見ると、叡山の調理には一理あると言うことができそうです

ただし、厳密にはそれは食べる機能についての部分であり、審査員を正しく「人」として扱っているわけではないとも解釈できます

その辺、タクミがどんな工夫を施したかというのが注目されるところです


ところで、時雨煮に気づいた前回といい、野武士先輩がずっとタクミたちの方を気にしてるのは疲労のせいで集中できてないからなんですかねw


磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

ほんとに続いてたよwww

しかも何これ
真実を知った磯兵衛が度に出ようとするのはいいんですけど、普通にみんなと別れの挨拶しとるwww

消え去りたいほどの失態なら何も言わずに行けよww
わざわざ学校くんなw

でもみんな磯兵衛に普通に接してくれてていい奴らだなー

一応磯兵衛の意思を尊重しつつも、どうせ無理って前提で戻ってきた時に受け入れてくれる気持ちがあることすら感じ取れます

「ひきとめて…!!」の大ゴマのアホさ加減はどーよw


からの、看板娘ちゃん
磯兵衛の後ろに現れた瞬間の彼女はなかなかの表情してますねえ

これは仲間先生いい仕事しましたよ

全裸の常連客からよくわからない手紙をもらっておいて、それでも(表面上は)普通に接してくれる彼女は本当にいい娘だと思います



…で、この流れで次号衝撃展開とかまさか


 




COMMENT▼

至高のラブコメ。

 もう、今回の『ゆらぎ荘』は人気アンケート第1位を獲得してもなんらおかしくはないかと。
 一ケ月後(ジャンプ49号)の掲載順が楽しみです。

 これだけの良質さなら、どんな形であろうが、きっと誠実さと説得力をもった結末に辿り着いてくださることでしょう。
 仲居さんと同じく、私もミウラ先生を、そしてコガラシ達を信じてこれからも見守っていきたいと思います。



 それと、『ソーマ』の考察記事ですが・・・。
 すみません、いつ完成できるか目途が付かなくなってしまいました・・・。
 なんとかして年内には完成させるので、どうかどうかお待ちいただけないでしょうか・・・?(><。)

キャラクターの今後の成長が見据えれる回

・ゆらぎ荘の幽奈さん
うむ、今週のゆらぎ荘の幽奈さんは良かったですねえ

コガラシと幽奈の今後について見据えれる回でもありましたし、メインキャラクター達の今後を連想させる回でもありました

今後キャラクターがどんな成長をするのかも見守りつつ、先を楽しみにしたいと思っています

そして千紗希ちゃんが二代目孕みたガールに……(ちなみに初代はToLOVEるの古手川唯、ググると出てくる)

・火ノ丸相撲
右の下手を使わなくなったのは、それがなくても勝てるようになったからか……カッコいいなあ火ノ丸

そして一転大ピンチの桐仁
いいところあると良いけどね……

・鬼滅の刃
炭治郎が日目の一族にクラスアップした!

にしても槇寿郎さん、まさかこんな人間の出来た人だったとは、クソ爺とか言ってごめんなさい

・トマトイプーのリコピン
磯兵衛と青春の後釜が来たなあって印象

ブラックジョークの効きつつ自知ネタや下ネタを繰り出していく今作……私の大好きな久米田康治大先生を連想させるくらいの出来となっていました

グッズ化もしやすそうですし、今後に期待

・ゆらぎ荘
今回の千紗希ちゃんの妄想は、もしかしたら物語のラストを暗示しているのかなとも思いました。幽奈さんとコガラシの対比が切ないですね・・・
>栗うさぎさん
私も今回の話はアンケに特に期待していますが、掲載順には反映されないです。この手の作品(お色気系)は軌道に乗った後はアンケ無関係に基本2桁順位固定なので(本誌時代のToLoveるなど前例アリ。カラー回数は他の主力作品と同等なので、きちんと人気はあります)

・リコピン
いぬまるくんのスタイルを維持しつつ、ネタを最新鋭のものにしてきたという印象ですね。時事ネタが武器の一つでもありますし。

Re: 至高のラブコメ。

ひとまず栗うさぎさんにだけお返事をば。

考察記事の方は、気長に待っておりますのでごゆっくりどうぞ。
遅くともシリーズが終わるまでに書き上げていただければ大丈夫です。

有難うございました。

先日は、何だか皆様に気を遣わせてしまったようで……
で、結局、読めず仕舞いでした……山間いの地区はしょんねえわ。
コミックスまで待つしかないか。

今回の『ぼく勉』、自分はまふゆちゃんの「お帰りなさいませ」に、思わずニヤニヤとしてしまいましたよ。周囲にいた人、気味悪かっただろうなぁ。
掃除でひっくり返ってバケツの水被って更にそのバケツを頭に被ってしまう…確かにパーフェクト!でした。
この人、高校の制服着ても生徒で通るんじゃ……? あのメイド姿見て、何故かそんな風に考えてしまいました。
で、あすみ先輩の『そんな先生がいたから』を聞いて唯我君、今後三人娘への教え方・励まし方等に影響が出てきたりするんでしょうか。
桐須先生と唯我君、離れていた二本の平行線が近付けば、その間に居る三人娘たちには真っ直ぐ前を目指す、明確な一本道となって見える事でしょう…なんて、意味不明でスンマセン。
更に近付いて重なったりしたら、それはもう、分かれる事無くどこまでも一緒に…って、あれ?先生本命!?(笑)
ラスト付近の唯我君、確かにあの表情は見ているコッチも少し涙腺が緩んできそうでした。自分の事よりも、あいつらの努力を認めて貰えた……その事が泣きそうなくらい嬉しくて、感動して…いい顔してましたね。しっかりオチもついて…こういうシリアスとギャグの緩急、嫌いじゃないです。
因みにコミックスを買われると、妹・水希ちゃんの、美柑よりも恵よりもスゴい、お兄ちゃんへの本気度が伺えます。(笑)

『ゆらぎ荘』では……
恋が実るのは1人だけ……遂にそういう話が出てきてしまいましたか……。
こちらも当然、読者全員の、自分のお気に入りの応援しているヒロインが最後に選ばれる事は無いワケで……千紗希ちゃんは途中参戦だったし、当初からコガラシくんの想い人だったワケでもない…ってぇのが、まだ救いかな? 頭が『こ』でなく『ち』なトコも違うし。
それにしてもべらぼうに霊力の高い主人公と、大御所的な座敷童子って、どっか別の作品でもあったなぁ……あ、向こうは座敷童子がメインヒロインだった。

No Subject

・僕勉
油断も隙もねぇラブコメだなホントに…成幸同様何かに目覚めてしまいそうだ…
この二人は交わらずに「隣り合った平行線」がお似合いな気がしてきた。交わるのもアリだがw
そしてまさかの「肺呼吸」には笑ったw

・ドクスト
空気より重い気体でも「強い風」なら吹き飛ばせるのでは?と私は思いました。
またもマンパワーですがw手動の大型扇風機でも解決出来た気がします。
デッドラインは今回判明しましたし。

・火の丸
意外と「二人はもう付き合ってる」気がしなくもないw

・ソーマ
叡山先輩が負けフラグ立ててる様にしか見えない。ごめんよ叡山先輩w
とある料理漫画(鉄鍋のジャン)では
・マジックマッシュルームで審査員をトリップさせて虜にする
・薫り高い料理のために審査員の宝物に手を付ける
・今回の叡山同様、相手の料理をダメにするための料理を先に出す
・サシの無い肉にとんでもない方法でサシを入れる
なんてものもあります。因みに例4つの内3つが「主人公がやった手口」ですw

・磯部
「普通に戻って来てる」って衝撃展開もこの漫画ならありえる。そして許されるw

磯兵衛について

江戸を出てくと同時にジャンプから+へとお引っ越しみたいな可能性もあるような

四周年まで後一週のこのタイミングで……みたいな話も書いてあるし

No Subject

ゆらぎ>この作品て世間ではお色気しかないみたいに言われてますが、キャラやストーリーもしっかりしてるんですよね。
個人的なゆらぎの好きな回ランキングの上位3位にエロが入ってない回2つが両方ランクインしてますし。
幽菜の未練がコガラシと離れたくないってのも含まれていると思うので、成仏はしないで欲しいです。
勉強もそうですが、主人公ハーレム漫画だけど、そうなっても許せる良い主人公だと面談で再認識しました。ハーレム状態の漫画で主人公のモテに納得いく漫画が2作品も同時にあるのはある意味奇跡だと思います。今までモテるのに納得出来たハーレム漫画自体が全部で3作品しかないですから。

シューダン>初めて全員が本気になって力を合わせる展開。これは化学反応が楽しみです。

ストーン>引っかかるのはサルファ剤を使う事にした時に「確実に手に入れられる」と言ってた事ですね。今の状況はとてもそうとは言えません。当初は温泉からどうにかして硫酸を作り出すとか予想してたんですけどね。化学反応を繰り返してたら作れないんですかね?
知識を受け継ぐというのも、膨大な量の知識なんだから1回説明するだけでも滅茶苦茶時間かかって短期間には無理なはずですからどうするんでしょうね。普通の授業で習った事でも全部1回説明するだけですら1ヶ月くらいはかかるでしょうし。こっちは次週に期待もしてますが。やはりこのくらいの苦戦はするべきだと実感しました。

相撲>やはり下手投げに頼らなくても戦える力を身につける為に封印してたんですかね?3年先の稽古という言葉が最近出てきましたし。

ソーマ>叡山の戦略、それに対する審査員の判断など、見所があったと思いましたがやはり人それぞれですね。

No Subject

鉄鍋のジャンなら
スプリンクラーを破壊して他の連中に料理を作れなくした
相手の食材でアレルギー反応を起こすワインを自分の料理の食後に出す
もありますね。
相手の料理をダメにするは時間が経過したら不味くなる料理出してた相手のミスですし。しかも満腹感が高いってだけなのでそこまでの事ではないかと。
大谷は平然としていましたし、既に満腹に近かった他の審査員の力量の問題だと思います。皆が大谷のようよく食べれて、料理の持続性がマトモならちゃんと審査されてましたし。

Re:

皆様コメントありがとうございます。

改めましてお返事をば。

尾長さんは読めなかった奴だけ電子版にするとか如何でしょう。
…って前回の返信でもこれ言いましたっけ?


>ゆらぎ荘
今週の内容はもう非常にグッと来るものでしたね。
ミウラ先生が細かく色々と計算した上での構成と描写が、見事なまでに優しく仕上がっています。
そして、切ないすれ違いになっております。

本作をお色気だけだと言ってる人は、見る目がないことを自ら露呈してるも同然ですわ。


>勉強
尾長さんの「平行線の距離が近づけばやがて1本の線に見える」というご指摘、よく理解できる比喩ですね。
正反対のことを言ってるように見えて、実はどちrまお支援と強力であるということになれば、彼女たちの士気も俄然変わってくることでしょう。

つまり先生とくっつけば、誰かを導く立場として2人が最強になる…とかってのは流石に無理があるかもしれませんが(;^ω^)
えーと、主人公と先生は何歳差だっけか。

先生のメイド姿にはかなりの人がやられてしまっているようですね。ToLOVEるの時のような塗り職人も現れているようで、それはそれは相当な破壊力に仕上がっておりましたよ。


>火ノ丸
ラグエルさんの予感が当たってた日にはどうしましょうか。まさかジャンプでそんなパターンが有るはずは…w

下手投げ封印説は俺も割とガチっぽい気がしてきましたよ。



磯兵衛はどうなんのかなあ…

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