社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

10<< 123456789101112131415161718192021222324252627282930 >>12

ゆらぎ荘の幽奈さんの作劇が見事だった2017年週刊少年ジャンプ33号感想その1

2017年週刊少年ジャンプ33号感想その1

ワンピが20周年ということで盛り上がっているようですね
ちなみに来年も20周年になる作品があります

ハンターです


アンケ順
ゆらぎ荘の幽奈さん
鬼滅の刃
ぼくたちは勉強ができない




ゆらぎ荘の幽奈さん

今週も応援で1位にしときました

とは言え、シリーズ後の日常回だった前回と違って今週はしっかりと戦線も動かしていましたね

予告で言われていた通りに、かるらが登場
コガラシくんのバイト先に後輩としてやって来ました

すでに告白をしてしまっていて、かつフラれ済みであるかるら
しかし、友達からやり直すということでまだ戦線から脱落してはいないわけですね

突然現れてコガラシくんを拐うことで、最初は敵役の立場だった彼女ですが、今週はそんな彼女の印象を転換させる内容となっていました

キーワードは「健気」ですね

京都からわざわざコガラシくんのためだけにやって来て、コガラシくんの近くにいるために精を出す
店長から厳しく言われて反省していた研修時の様子には、ベッタベタでありながらもグッと来てしまったり

バイトをしようと決意した時点でそういう態度は封印しとけよ、っていうのは野暮なツッコミですね


ただ今週のかるらに健気さを感じさせたのはもう1つ
コガラシくんとお近づきになろうとしているのに、動揺しすぎて失敗しまくってしまうという、本音と感情の矛盾状態にあると言えるでしょう

少し離れたところから写真を撮ってはちょうどいい距離だと思ってしまったり
こけし時代を思い出しては自分の大胆さに赤面してみたり

本当に普通にコガラシくんが好きなんだなあと思えてしまうことが、彼女の健気さに拍車をかけているわけですね

登場が特殊だった分、読者に対してこの印象を抱かせることはかるらというヒロインを今後も描いていこうとする上で大きな意味を持つことになるでしょう

その結果としての「コガラシくんに慣れることが必要」という結論は、わけが分からないようでありつつ、まあわかるという絶妙なバランスに

うんうん確かに、と思えながらもちょっとクスリとできてしまう内容なんですね
これは、かるらというキャラにものすごく気を遣ったものであり、ミウラ先生の力量を示すものであるとも言えるでしょう

つまり、ただエロいシーンばっかりの作品じゃあないってことですよ

ねえ



ただし気になるのは、コガラシくんはこのファミレスでだけバイトしているわけではないことですね
工事現場のガテン系バイトとか、さすがにそこには入れないでしょうし

どこでもドアバイトによりどこにでも出現できることはコガラシくんの特殊能力ですが
かるらはファミレスのバイトにしか入れないのなら、コガラシくんとの接触ポイントは限られてしまいます

ただそれもまた、コガラシくんのバイトという要素をかるらのためだけに使う訳ではないというミウラ先生の判断であるのでしょう

やはり、本作の作劇はあらゆる方面にバランスをとったものであると言えますね


何より今週驚いたのは、麦わら帽子の使い方なんですよね
最初はファミレスの客の頭とかに乗ってるんだろうと思っていたんですけども、
まさか妄想シーンでかるらの頭に乗ってるとは

めっちゃ自然に登場させてるじゃあないですか


海岸?みたいなところで白いワンピースに麦わら帽子って衣装っていうのがハマりすぎております
むしろ麦わら帽子がないとこのコマの美しさが大幅に減ってしまうレベルです

編集からの企画要請を、作品の完成度を上げる形で使ってくるとは…
ミウラ先生恐るべし


鬼滅の刃

煉獄さんが亡くなってから4か月が経ったようです
炭治郎、腹の怪我はもう治ったんですかね

善逸も伊之助も回復して、それぞれの任務に行ってる…

…って蝶屋敷を拠点にしてるんですかw

すっかり馴染んでるというか住み着いてるというか
これは意外なところに落ち着きましたね

任務内容は単独だったり複数でだったりしているんでしょうけど、任務が終わったら3人とも蝶屋敷に帰ってくるんですね
それなりに怪我もするでしょうし、稽古もしなきゃいけないしってことで、居つくのに一番都合がいい場所だからでしょうか


炭治郎の刀がしれっと復活しているのである
夜が明けるまでひとしきり追いかけ回して気が済んだら、改めて刀打ってくれたんですか鋼鐵塚さん
普通に帯刀して「任務帰り」とか説明されてるコマが何だかシュールなのである


しかし、まあそんなことは別にいいんですよ

蝶屋敷がいつのまにか拠点になっていようが、新しい刀を普通にもらっていようが、それは別にいいのです


今回の内容について俺が一番不満だったのはただ1つ


4か月も一つ屋根の下で暮らしてるはずなのに、炭治郎とカナヲちゃんの関係進んでなさすぎだろ


アオイちゃんとのフラグも全然進んでないっぽいし
何ということでしょう


いや、そりゃあね
カナヲちゃんは確かに今回コイントスに頼らずに自分の意志を見せてくれましたよ
でもそれは、煉獄さんに会いに行くために蝶屋敷を出発したあの時の話を受けてのものじゃないですか

この4か月の間にもうちょっと炭治郎から影響を受けたっていうわけではないわけですよ

4か月といっても、任務の次第によっては顔を合わせられたのは実質1週間くらいとかだったりするのかもしれませんが
それでも残念さが拭えません

まるで、描かれていない4か月間は彼らに何の変化もなかったかのよう

怪我が治ったことと少しだけ強くなったことと、それ以外の関係性においては特に何も変わってないって感じなのです


俺がこの上なくもったいないと思ってるのは1つだけ

再会した炭治郎を前にして戸惑うカナヲちゃんの姿が見れなかったことです


腹に怪我して、煉獄さんを助けられなくて、ショックに打ちひしがれてる炭治郎にではなく、
千寿郎くんと話をして前向きになって帰ってきた炭治郎と思いがけず再会して、なんて声をかけたものかちょっと困ってしまってるカナヲちゃん


なぜそれが見れなかったのか!


惜しい
惜しすぎるのである



新章は新たな柱とともに鬼の元へ向かう任務となりました

出てきたのは音柱・宇随天元
元忍とか新たな設定まで出てきましたけど、音の呼吸はその出自と関係あるんですかね

次の任務で女の隊員が要るからっつってアオイちゃんを無理やり連れて行こうとしてた割には、炭治郎たち3人で手打ちにしたのは何なのでしょうかね

最終試験には受かっていても、鬼への恐怖心が勝ってしまって実際の任務へは行くことが出来ないアオイちゃん
わけのわからんやつに無理やり任務へ連れて行かれそうになることに真剣に恐怖してる顔が印象的です

もちろん炭治郎もそれをわかってるから彼女を放せと引き下がらない
「人には事情があるんだから」とあえて明言しない優しさが彼らしいですね


次の行き先は鬼の棲む遊郭だそうな

だから女の隊員が要るってことだったんですかね
潜入役でもさせようとしたのかな

でも炭治郎たちでもいいやってなったのは、下っ端ばっか3人もいるなら撹乱や陽動に使えるわってことなのかな?


しかし、鬼の棲む遊郭とは困りましたね

どう見ても禰豆子ちゃんの貞操が危ない


どういうところかは何となく想像がつくじゃないですか
そしたら、鬼で女の子な禰豆子ちゃんは立場的に色んな意味で重要になってしまうじゃないですか

もちろんそんなことを炭治郎が許すはずはありませんが、場合によっては囮を務める可能性もゼロではなさそうです


あと、善逸の理性も危ないですね
着飾った鬼っ娘ばっかが集まった場所だとするなら、善逸にとっては目に毒な光景ばかりが広がっている予感


さらに深読みすると、その遊郭を仕切っているのは下弦が解体されたあの場にいた三味線の女鬼である可能性があるのではないでしょうか
下弦の鬼たちを翻弄した血鬼術の持ち主
すなわち上弦ですよ

それならここでこそ女子柱の出番ではないんでしょうか
大本命はしのぶさんで、対抗に蜜璃ちゃん
ひょっとして女鬼たち相手には恋の呼吸は通用しないとかあるんですかね


ともあれ、またしても柱と上弦の戦いが待っているとしたら、このシリーズ終わりには音柱の人を宇随さんと呼んでる可能性は…

…別になさそうかな?


ぼくたちは勉強ができない

珍しくこの漫画にアンケを入れてみる…

はい
お察しのとおりです

パジャマパーティーに釣られました

3ヒロイン集合の上に、アクセントとしての関城さんが色んな意味でいい役割を果たしてくれていたのが妙に読みやすかったんですよね

男子禁制秘密の花園感というまさしくその通りな内容に仕上がっていたと思います


関城さんが主人公を召喚するのも、うるかや理系っ娘が自覚的/無意識的に妬いてるのも
その様子に文系っ娘が1人でぐっはあとかなってるのも、その流れを「冗談はさておき」っつって全否定する関城さんも

それぞれのキャラがそれぞれの役割を十二分に果たしていた見事な回だったと思います

理系パパも予想通りの行動でしたよね
最初は主人公の皿にだけ絶対何か仕込んでるはず…とか思ったのに、「あれ、普通に食ってる」と思わせてからの
全部食ったら警告文が出てくるとか若干ホラーが入っております

これは意表を突かれたw


オチもしっかりキマっていて、1話完結としては非常に完成度が高い内容になっていたと思いますわ
筒井先生お見事でした


 




COMMENT▼

No Subject

>ゆらぎ荘
かるら様の株が爆上げでするw

>鬼滅
多分、ラブコメ要素は最小なんでしょうね(^^;
そして次の舞台、日本一の遊廓ってね。
多分、YOSHIWARAでしょうね。
因みにあそこ、昭和40年代まで存在してましたよw

>僕勉
引っ掻き回す関城さん流石w
パパン怖いwww
所でrexelさん、誤字ですよ。
「パジャママーティー」って何ですかw

No Subject

・鬼滅
ふ…まだ青いな。ラブ要素が少ないなら少ないで、いざその時の盛り上がりが凄いものよ。
仮に炭治郎がボコボコとフラグ立てていたなら、
あのカナヲ事件もそれらの中に埋もれていたことでしょう。
溜めろ溜めろ!もっと溜めろぉ!!

・僕勉
上手いです。なるほど、関城さんはこういう方向に使えるのか…

No Subject

>僕勉
理殊が回を追うごとにマスコット化してる…。
文乃のモノローグツッコミが良かった。
関城さんの白衣は自前なのか…

それぞれのヒロインの持ち味が発揮されていた回

・ゆらぎ荘の幽奈さん
こちらはかるら様の羞恥心と積極心と積極性のギャップがいかんなく発揮されてて良かったですね
行動派の雲雀ともどことなく差別化が出来ており、よい感じかと思います
今後かるら様がどのような扱いになるのかも含めて注目したいところ

・鬼滅の刃
私もラグエルさん同様、今回炭治郎とカナヲについては、あえて描かなかったんだと思いますよ
二人の関係性より、煉獄さんの意志を継ぎ頑張る様子を描きたかったんだと思います
多分炭治郎とカナヲの関係の変化が描かれるのは、合同任務とか、カナヲの心の声がもっと大きくなって、自ら炭治郎に話しかけれるようになってからだと思います

・ぼくたちは勉強ができない
成幸への反応が非常に分かりやすい理珠とうるかが可愛かったです
あとほどよく百合の匂いを感じる関城さんもグッド
文乃ちゃんは胃薬飲みましょう

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

>ゆらぎ荘
今回の話で、かるらの印象が充分に変化していることは皆さんのコメントからもよく窺えますね。
ミウラ先生の作劇が非常に上手くいっていることの証明と言えそうです。

ヒロインの可愛らしさや健気さを味わうのがラブコメの醍醐味であるとすれば、本作は見事にそれに成功しているでしょう。
キャラの1人1人をとっても大事にしていることがありありとわかりますからね。

>鬼滅
いやまあ、理屈の上ではわからないでもないんですよ。
今回炭治郎とカナヲちゃんのシーンが描かれなかったのは、そういう空気じゃないだろ?ってことなのはわかるのです。

わかるのですけど、惜しいもんは惜しいなと思ってしまったのです。

タメによる焦らしを興奮しながら待てるほどのレベルにはまだ達していなかったようです。

>勉強
関城さんを非常に上手く使って、ヒロインたちそれぞれの顔芸を見せてくれていたのがとっても読みやすかったですね。

誤字の方は大変スミマセンでしたorz
普通に気づいてなかった…

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://sclpsn.blog.fc2.com/tb.php/1356-15859ec2

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

カレンダー+最終更新日

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

新着記事+関連エントリー

人気&オススメ記事1

タグクラウドとサーチ

プロフィール

rexel

Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

ジャンプヒロインズは俺の心のオアシスです。
中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



ついったー。

RSS リーダー

月別記事アーカイブ

マンガ・アニメ系サイトリンク集

以下のリンクから他にもマンガやアニメについて記事のあるサイトをご覧頂けます。

○ブログランキング集

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ

○姉妹サイト
ジャンプマンガの描き方教えます
○アンテナサイト
ジャンプ感想サイト更新チェック

○マンガが読めるサイト
ジャンプトレジャー新人漫画賞受賞作品一覧
絶版マンガ図書館

○マンガ・アニメ感想考察系サイト
(更新停止)
たらさいと
アスまんが
アニメな日々、漫画な月日
ゆめかたつの曲解的漫画考
つながりこそがせかいをつくる
現実逃避
 ┗サイト紹介
あまぐりころころ
働いて飯を食いジャンプを読む、ついでに漫画やアニメも見る

○毎週ジャンプ感想を読ませてもらっているサイト
決闘王F.Kのブログ
君と僕の歌う詩
楽しければよかろうのブログ
北区の帰宅部
 ┗サイト紹介

○マンガ作者サイト
内水庵
おさむ日誌(休止中)

最新画像一覧

カウンター