社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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Dr.STONEと僕勉の表現力がすごいと思った2017年週刊少年ジャンプ23号感想その2

2017年週刊少年ジャンプ23号感想その2

峰田を鍛えます!とかわざわざ宣言する堀越先生ちょっとわろたw


・Dr.STONE
・食戟のソーマ
・ROBOT×RASERBEAM
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・ぼくたちは勉強ができない



Dr.STONE

センターカラーで主人公と敵役が真っ向から対峙
しかし、2人とも腹の底から敵対する意志があるわけではなく、ただ目指す理想が違っているだけ

生かしておく理由がなくなってしまったと言いながら、約束すれば殺さないで済むのだと自ら譲歩する司は
真意では千空を殺したくないということなのでしょう

それは果たして彼を認めているからなのか、それとも友情のようなものを感じているのか
杠を殺すのには躊躇がなかった様子を見ると、前者か?

千空も千空で、人質に興味が無いような素振りを見せながら杠の髪が切られた瞬間には
ガチでビビった顔を見せるくらいに真人間

杠も、状況と自分の立ち位置をしっかり把握して千空と世界の未来の為に死のうとする意志を見せました
その健気さがまた千空に突き刺さる

千空のあの表情はどうですか
それだけは司に言っちゃならないという論理的思考と、自ら死のうとしている女の子を助けたい気持ちの葛藤を
こんな表情で描いてくれるとは

理性と感情に葛藤させる展開はよくありつつも、近頃のジャンプ漫画ではあまり見ることのないような表情です
これは作画のBoichi先生お見事

そりゃあねえ
ジャンプ漫画の主人公が人質になった女の子見捨てるなんてできないよね

油断するとこの漫画の主人公は大樹だって思っちゃうんですけど、目次コメントとか見る限りはどうやら千空が主人公っぽいんですよね

杠の声に危機を察して大樹が走り出すラストとか、まさに大樹が主人公みたいな感じなんですけど
でもそのコマの下で作品のロゴ出してるとこには千空の顔があるんですよね

うーむ
ダブル主人公って解釈すればいいんでしょうか
その割にはずっと千空の顔ばっかりのような気がするんですけども



他にも生存者=石化からの復活者がいるっていう引きだった前回
どうやらそれは3集団くらいいるようです

多くね?

うち1つの狼煙の元がうっすら描かれましたが、どうやら女性?っぽいですかね
厚底靴みたいなのを自ら作ってるあたり器用な人なんでしょうか

この新勢力が、あるいは千空と司の対立に別の波紋を起こすような感じになると、
2人がここで決着をつける必要はなくなるわけですが…

別の展開可能性としては、到着した大樹がどんな反応をするかっていうところです

千空も司も頭の出来はいい方ですから、目指す理想のために何が必要で何が不要かってのがわかっちゃう2人です
そこにアタマが雑な大樹が割って入って、何かよくわからないような論理で説得に掛かったりして場を白けさせてしまう…とか

…さすがにそんな器用なことにはならないかな?


食戟のソーマ

創真の品出しだった今週が可能性の器、なんてサブタイだったことは、やはり先週の温故VS知新ってサブタイは
温故が紀の国先輩で知新が創真のことだったってことでいいですかね

今回の実食の様子を見ていて、この勝負は選抜本戦、創真とアリス嬢の対決と似てるのかなってちょっと思いました

1つはテーマに対する創真なりの深い追究です
アリス嬢との勝負の時には、弁当というありふれたテーマに対して新たな面白さや楽しさを提供して見せていましたが
今回もまた、そばというテーマに対してカップ焼きそばの進化系としての形を見せてくれています

2つ目に、そうした観点から審査に供された品が、狙ったとおりの仕上がりになっているとして審査員から一定の評価を受けていること
テーマに対する新たな可能性を、作った創真だけでなく審査員もまた共有することに成功しているわけです

そして3つ目に、実食後のリアクションです
弁当対決時の審査員の反応は、きらびやかな宝石箱のようなアリス嬢の品に対して
創真の品はワクワクが止まらない宝箱のようなものとして受け止められていました
その様子は、観客たちから審査員の爺さんたち何かすげえ楽しそうに食ってると思われるほど

対して今回は、祭りの縁日で友と楽しく語らっているかのような雰囲気を醸し出す

両方のリアクションに、審査員同士で語り合うことで美味しさが増しているかのようなシーンが描かれているんですね

爺さん審査員たちが遠足の弁当を思い出して隣の人と楽しげに喋っていた選抜の時と
かやくの加え方によって変化する味を楽しみ、隣の人に勧めてしまうほど楽しくなっていた今回と


以上のような3つの共通点を見ると、今回の勝負はアリス嬢との対決がリメイクされているかのような印象を受けます
対戦相手が「下馬評で明らかに格上の女子」っていうのも共通っちゃ共通ですし


その審査結果は来週に持ち越しとなりましたが、判定は3名ともに一致しているそうです
これはまあ当然のことですね

星を認定する機関の執行官として「絶対的正当裁定」を口にしつつ、組織が発行する本を教典として信奉するほどの審査員ならば
1つの皿に対する味の判定は基本的に誰でも同一にならなければおかしいからです

それは個人の好みが入り込む余地がないと考えられるもの

彼らの設定が出てきた時から「じゃあ2-1って判定になることはないのかな、そんならむしろ偶数審査員でもよかったんじゃね?」とか思ったりもしていたんですけども
予想通り3人の判定は一致したということで、特に話し合いもなく同じ判定を出せたのならばWGO執行官としての面目躍如というところでしょう

しかし、もしそうした判定方針になるということになると、料理人と料理の多様性と自由を求めて戦っている創真たちにとっては
必ずしも歓迎できないものとなります

教典が認める方向性の味でなければ勝者になれない可能性が出てくるからです
それは薊たちにとっても同じ条件ではありますが、WGOに対する薊の感情が是非のどちらであるのかによって受け取り方が変わるものであるでしょう

次回は判定の結果とともに、その辺も言及されるとありがたいですが…


ROBOT×RASERBEAM

先週までをプロローグとして、主人公がようやく本格的に動き出しました
それでもやっと部に入る気になっただけっていうスローペースは気になりますが

そこではもちろんどんな部員がいるのかというのが焦点になるわけですが、いつも通り癖のありそうな先輩たち…というパターンで来るようです

いや、そう見えるってだけで厳密にはまだわかりませんけど

しかし先輩部員との衝突が描かれるということは、そのあと仲良くなる展開があることの布石と言えます
仲良くなること自体はいいんですけど、ゴルフ部という集まりで仲良くなったとしてそれが競技性にどう影響するのかってところが問題ですね

ゴルフの団体戦とか想像つかないんですけど、1ホールごとに先鋒次鋒で勝負したりするんでしょうか

そして肝心要、最大の懸案事項にして連載の生命線にもなりうる女子部員またはマネージャーはいるんでしょうか


ゆらぎ荘の幽奈さん

何となく中休みのような気がしないでもない感じでした
だって全然緊張感なかったからね

幽奈とかるらの遭遇はまだシリアスでしたけど、夜々の部分は緊迫感とかさっぱりでしたね

これもある意味では本作らしいバトルの描き方ではあるんでしょうか

猫神に憑かれていること以外は実は普通?の女子だった夜々
まあでも猫神に召喚とかできるあたりは霊力で術を使ってると言えるんでしょうか

この猫神たちはもちろん夏休みの時のじゃらし回を前提としているものですね
ひょっとしたらあの時から夜々のこういう使い方を想定していたんでしょうか

単なる猫神憑きだけならこんないっぱい召喚は違和感があったでしょうが、あの回を1つ描いておくだけで説得力が段違いですね
ミウラ先生の細かい仕事が光る構成です

それにしてもランドセル背負って座り込んでるロリ夜々が何か可愛かったな…


さーてそれで幽奈とかるらの遭遇は、結局どうなったんでしょう

同じ男に惚れた女として対話できたら面白そうと思ったりもしましたが、コガラシくんに意識があるのでは無理な話でした

ていうか先週の引きではぐったりしてたコガラシくん、まだ意識あったんですね
てっきりお風呂場でさんざん使われた結果気絶してるのかとばかり思ってましたよ

状況が状況とは言え、こんなところで告白の実行はさすがに無理ですね

困ってる幽奈の様子を見て、読心能力で好意を知ったかるら
特等席とか完全にあてつけですが、どんなんですかね

ていうかコガラシくんに惚れてるヒロインは他にもいるわけですが、こうなってくると
やっぱり千紗希ちゃんもこの場にやってこないことには話が進められないように見えます

幽奈の霊体は何か術で捕まってるっぽいですけど、まさか今回の潜入はこれで終わりじゃないよな?

狭霧たちの方がどう動くかで変わってくんのかな


ぼくたちは勉強ができない

またしてもうるか回
完全に人気を反映していますね
やはり明確に片思いしている娘は強いな…

理系っ娘と文系っ娘の2大ヒロインはもはやモブ同然と化してるような気がするのは俺だけではないでしょう

理系っ娘の方はどこからともなくうどんを取り出す能力に目覚めていることで、かろうじて存在感を出すことに成功していますが…
文系っ娘は特に何の印象も出せていないですね

あ、あと理系っ娘の方はやたら息が上がってる様子が中盤にもラストにもありましたから、そんだけ頑張って走り回ってたということになるのでしょう
記憶の意図的な改竄によってうるかがやる気を取り戻した時には、「マジでか」って顔してましたが、それで腐らずにできるだけ走ってたんですかね
そのページの最後のコマ、引きのカットで1人だけ死にそうになってるのが彼女なんでしょう
それでも最後までコートに残ってたみたいですから大したもんです

しかしそれよりも何よりも、今回の要注目点は筒井先生による胸の描き方にあるといえるでしょう

もはらラブコメの王道パターンになりつつある「はいてない」ではなく、「つけてない」というパターンで攻めてきた今回
それを表現する筒井先生の描き方は、なかなかにわかってるものだったのですよ

「集中集中!」のうるか
「武元またもスリーポイント!」のうるか
「ななな…」のうるか


よーくご覧ください
「つけてない」うるかを筒井先生がいかに描こうとしているか、その表現力がわかるでしょう

皆までは言いません
賢者諸兄であれば言わずともわかると思います


 




COMMENT▼

うむ、良きかな

付け忘れは至高
今日はそれだけ


そう言えば、ラグエルさんのリビドーが深化したそうですw

「爽やかな解放感」は激しく同意ですw
ただうるか位の存在感バッチリのサイズの子はあんなに走ったらメッチャ痛いはず…

Re: うむ、良きかな

皆様コメントありがとうございます。


感想自体は色々と書いたのに、コメントとして言及されるのは「つけてない」だけってのが何かもうインパクトと人気の強さを感じさせるようです。

そして解放感に激しく同意したり、揺れの痛みの心配をされてるゆんさん…
つまりそれがわかるくらいの攻撃力の持ち主だということですね?
ありがたやありがたや(‐人‐)ナムナム

他所で深化発動してる誰かさんのリビドーはもうどうしようもないな(;^ω^)

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ジャンプ歴20年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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