社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ゆらぎ荘の幽奈さんに意外な来客がいた2017年週刊少年ジャンプ2・3合併号感想その2

2017年週刊少年ジャンプ2・3合併号感想その2

まさか更新がこんなに遅くなってしまうとは思わなかった…
先週分のコメント返信もできてないし、何かごめんなさい

その上今回の感想は3作品です


・ゆらぎ荘の幽奈さん
・背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
・食戟のソーマ




ゆらぎ荘の幽奈さん

今週の扉絵は狭霧でした
ツンデレタイプの彼女が肉まんに夢中になっているというギャップのある場面を描いたような扉でありつつ、
たぶんその実強調されているのは黒タイツではないかと思います

太ももから膝小僧、ふくらはぎへと続く陰影の掛け方に何か気合入ってるように感じられるのである

サブタイを見るに、メインも狭霧でした

前回の引きからすると、幽霊だけど舞台に出るという幽奈のメイン回になるんじゃないのと思ってましたけど
あえて1話別の話を挟んできたんですね

ゆらぎ荘の面々が学校にやってきた場面をゆったりと描くのが目的でしょうか

朧はすでに転入してるはずなのに、なんで外部の人みたいな感じになってるんだろうw


コガラシくんたちと早速合流するのかと思いきや、全然そんなことはありませんでした
ここで雲雀が攻勢に出るのも意外でしたね

文化祭っていうイベントを活用しようとは思っていたのか
それに応じつつも他の友達を気にかけた上でその辺のみんなで回ろうとするコガラシくん空気読めてないw
おかげで周りからは美少女2人と連れ立って文化祭・読者からは美少女3人連れての文化祭という爆発案件が発生しております

見つけた占いの館に今度こそ2人で入ろうとする雲雀
それを見て、この前胸の件で相談をされていた千紗希ちゃんが幽奈にちょっとした問いかけをする…というこの場面

この漫画で何やら本格的に恋愛が意識されてきた感じですね

雲雀の片想い状態は半ばギャグのような雰囲気も纏っていて、色々試みようとするも大体空回るんだろうというのが読者の感覚なんですけど
ここで千紗希ちゃんから幽奈への問いかけという形を持ってきたことは、動揺する姿で幽奈の意識を見せると同時に
幽奈を気にかける素振りで実は相談の一種とも取れる千紗希ちゃんの態度により、この2人の感情も見せようとしています

鈍い…というより幽霊である負い目のためなのか、コガラシくんとそんな関係になることを全く思ってもみなかった幽奈と
幽奈を友達だと思っているからこそ、明らかにコガラシくんに好意を持っている彼女を差し置いて自分が「そう」なろうとは思わない千紗希ちゃん

学校や臨海学校までいつもくっついてくるほど常にコガラシくんと一緒にいようとしていて、
コガラシくんもまた、一人チークダンスで一緒に踊ろうとするほどに幽奈を大切に思っている

女子力モンスターな千紗希ちゃんとしては、2人の関係を恋愛的に見るとあともうちょっと、という感じに捉えているのかもしれませんね
だからこそ「いいの?」と聞いてみた

ただその質問には、同じことをちょっと不安に思った自分自身の感情に対する相談という面もあると思われます
千紗希ちゃんの場合はまだ自身の恋心を自覚していないっぽいというのがあるので微妙なんですけども、
「これでいいの?」という問いかけは、幽奈に対するものであると同時に自分に対するものでもあると解釈することができるからですね

コガラシくんもまんざらでもなさそうだし…というのは心配が先に立つ千紗希ちゃんの目にはどうしてもそんな風に見えてしまうということでしょう

ひょっとしたらこのやり取りが、劇のどっかに影響するかもという深読みもしてみたくなりますね


館内に入った2人の前に現れたのは浦方
なるほどこういう役回りですね

占いを出し物にしておけば狭霧と雲雀のどっちかがコガラシくんと一緒にやって来るだろうという読みがあった模様
狭霧が占いをやりたがるとは考えにくいですが、そこは乙女心が何とかするとか思ったんでしょうか

で、結果としてコガラシくんと一緒にやって来た雲雀でしたが、安定の一人相撲により勝手に悩み始めて勝手に不安を増やしたりしていました
1コマ内に3つも違う表情を見せる雲雀百面相は、キャラ的に彼女の本領発揮というところでしょうか
こういうのを見るとやっぱり雲雀の恋はなかなか報われそうにないなーとか思うわけですが

でも「告白も同然なんじゃ…」の表情は今までの雲雀の表情の中で一番可愛いかもしれない
これはミウラ先生かなりいい仕事をしてくれていますね

占いの結果何やら怪しい御札をもらってますけど…
完全に用途が目に見えてますね

こんなアイテムを出しておけば読者がこう予想するだろうな、というのをわかってて描いてくれるミウラ先生
この安心感が本作の人気の一端ですね


器用なコガラシくんが色んなお店や出し物の助っ人に呼ばれてしまった後は、場面が変わって
狭霧のメイド喫茶にゆらぎ荘の面々が来ていました

雲雀の制服姿よりも大きく1ページぶち抜きで描いてくれるミウラ先生
わかってらっしゃる…

兵藤にコガラシくんが駆り出されたから時間的にはどれくらい経ってるんですかね
助っ人率が半端ないことになってるみたいですけど

ところで、クレープ屋に創真と田所さんが来てるんですが
ミウラ先生?

夜々とこゆずの後ろでカップルかっていうくらい笑顔で並んでるんですけど
楽しそうだなおい

その上曲芸してるところには、えりな様と緋沙子ちゃんがいるんですが
ミウラ先生?

曲芸見て驚いてるえりな様の表情がやたら新鮮なんですけど
緋沙子ちゃん超笑顔だし

いや、でもこれは別にtosh先生がここだけ描いたってわけじゃないんだよな?
ミウラ先生が全部描いたんだよな

お弟子さんのタッチを少々真似るくらいはお手の物ってことなんですかね


…本編に戻りましょう

クラスの出し物がメイド喫茶になるという時に狭霧はどんな反応したんでしょうねえ
性格的には反対してそうですけど、「じゃあ代わりの案は?」と聞かれて出てこなかったりしてそうなのである
なので仕方なく…みたいな

その割に迷惑客への対応方法まで考えきれてなかったのは甘いと言わざるをえないですけども
あれはコガラシくんがいなかったらほんとにどうなってたんでしょう

呑子さんが出ていって、色香で惑わしつつ適当にボコってたんでしょうか

確か仲居さんが中学生ライフを満喫している時に出てきたモブ不良だったと思いますが、
今回のアレはなかなかに不愉快なことをしてくれていましたよ

割って入った狭霧の顔に水ぶっかけた挙句に同じセリフをそのまま返して皮肉にするとは
たったあれだけのシーンでこんだけ苛つかせてくれるとは、ミウラ先生の脚本力侮りがたし

おかげでコガラシくんの睨みつけるって対応が生温く思えてしまって仕方ありません
足ぐらい踏んでもよかったやろ…みたいな


で、助けてくれたご褒美でコガラシくんに全裸披露の狭霧(違
御札の役割として完全に予想通りですね

読者の予想をわかった上で、全然捻らずにその通り描いてくれるミウラ先生
お見事ですw


そんで、劇がいよいよ始まる…ってところで引きとなりました

人魚姫役が雲雀から幽奈に代わってますね

観客に姿が見えない声も聞こえない人魚姫というのはどんな演じ方になるんでしょうか
まさかセリフを筆談でやるわけにもいかないでしょうし

雲雀は何役なんでしょう
セリフチェックに監督がやって来たところからすると、それなりに喋る役みたいですけど
まさか幽奈に雲雀がアテレコすんのか?


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

珍しくナレーションばかりだった今回

咲本さんがどんだけヤバイのかという説明の回でした

競技ダンス界のサラブレッドにして、常に全力でダンスを楽しもうとする男
他人の気持ちがわからないと言いつつ、「楽しませる」という一点においては現状誰よりも優れている男

観客をも巻き込んで、会場中を湧かせるダンスは採点の流れも確実に引っ張ってしまうのでしょう
ゆえの咲本劇場

パートナー交換は結構なインパクトありましたもんねえ

ルール上は難ありっていうのが示されたのは素人的にありがたかったですが

八巻パイセン組と畔田組が咲本劇場をぶっ壊しに掛かる準決勝
ラテンダンスにも5種目目があったんですね

10ダンスって言ってんだからそりゃそうか

ジャイブって聞いたことがあるようなないような
足技を存分に活かせる種目なのか?



しかし展開が遅いですねえ最近
動きをよく見せるために大ゴマを使いまくってるぶん、どうしても1話の進行がゆっくりになるのは仕方ないとは言え
こんなに時間かけて大丈夫かって心配になってきます

何が問題かって主人公不在ですからね
主人公たちが予選落ちしちゃった大会をこんなに長くシリーズ続けてるって今までのジャンプ的にはありえないことじゃないでしょうか
このマンガだからそれでもいい、というのはわかりますけども

わたりちゃんの踊る姿が何か凄い懐かしいのである…


食戟のソーマ

田所さんとタクミも疑問を持った「第二席の最強料理人」という点は、素行の問題で片付けられてしまいました

創真以上に好き勝手やってる感じだな
授業も仕事も放ったらかすとはなかなかの自由っぷりですね

しかし、これだとやっぱり創真が第一席を取ることによる父親超えの1つが薄くなってしまった感は否めないように思えます

思うままにやってた結果城一郎は二席だったというのはそうなんですけど、料理の腕は間違いなくトップであり第一席でもおかしくなかったかのように言われると
創真がそれを超えた印象を出すには、タクミやえりな様を含む学園の同期たちに「自分たちの代における最強」を認められつつ、その通り第一席となることが必要です
それも、一席を取るために必要以上に我慢や忍耐をしたりせずに、ですね

同じように思うまま過ごして、その上で一席に選ばれてこそ本当に親父を超えたと言えるはずですから

あとは、一席に選ばれる時期とかによっても変わってくるかもしれませんけども


しかし、あれですねこれは
この自由な城一郎は、誰かと重なりますね

第二席で、やりたいようにやってる自由人


まるで竜胆先輩のようじゃないですか


これは附田先生意識してんのかな?
さりげない伏線というか、意図的なものがあったりするんでしょうか

紅葉狩りでの初登場時から何やら創真を気にしている様子があった竜胆先輩
とにかく自分の感じるままに行動している彼女は、どことなく城一郎と似たものを持っている気がします

あるいは第一席とは別に創真の前に立ちはだかる壁としての位置づけを見出すことができるのでしょうか


…で、本格的に始まった過去編

堂島先輩の語りで紡がれるそれは、城一郎という男の天才的腕前に誰も彼もが心酔する場面が連続していました

しかし、だからこそ城一郎の中に生まれ始めた疑問あるいは違和感があったと


試行錯誤を繰り返した結果生まれる斬新な皿
それを味わって、確かに美味いと言いながらも即座に次を求めようとする重鎮たち
彼らがただ一瞬の快楽を得るために何度も試作を重ねたわけではないのだと

何のために、誰のために新たな品を作ろうとしているのかが怪しくなってきたということでしょうか

料理の試行錯誤を重ねること自体はもちろん楽しいとしても、やはり料理というのは食べてくれる相手がいてこそのもの
ならば、自分にとってはそれが誰であるのか、その相手が最高に美味いと思える品はどんなものなのか
それを探し出すことこそが自分の征く道である、と

推し量るならそんな感じになりますかね


誰もが最初は自分が旨いと思える料理を作ろうとします
そしてその次は、誰が食べても旨いと思えるような皿を作り上げることに苦心するようになります
色んなコンペや審査に出場するようになれば、審査員を選ぶことはできませんから必然的ですね

しかしそうすると、「誰が食べても美味い」ということをどう考えるかという疑問が湧いてきたりするんですかね

千差万別ある人の好みを一切考えることなく、1つの調理法だけで誰が食べても美味いと思う料理
ある意味究極の料理ですが、考えようによってはむしろそれは味気ないとも言えるのではないか
城一郎の中に生まれたであろう疑問の中身を想像するとそんな感じになるんでしょうか

いや、まだ全然わかりませんけども


で、ここまで読んでまた思ったのが、こんだけ天才的って言われまくってた城一郎の様子って
えりな様にも通じるなあってことなんですけど

これもまた意図的なんでしょうか…

神の舌を持つがゆえに幼少から天才と言われ続けてきたえりな様
前に考察したことがありますけど、えりな様って「自分の好きな味」がわかんないんじゃないかと思っております

それはつまり、上述した料理の段階で言うとまだ最初のところにも到達してない感じですね

ただひたすらに神の舌の言うとおりに作ってきただけで、あるいは、薊の教育に基づく通りに作ってきただけで、
実は自分がどんな品や味を旨いと思うのかというのはよく分かっていないんじゃないかと

城一郎にはそれはないと思いますので、もしもえりな様が城一郎の天才的要素を持ち合わせているのだとすれば
城一郎よりも悪化した状態と見ることもできるように思えます

それをどうにかできるのが創真である、と

いや、まだ全然わかりませんけどもね


さあ城一郎は既にこの頃には「その人」と出会っているのかどうか
「その人」は城一郎の疑問にどんな答えを見せてくれるのか

あと2.3週くらいは回想が続くのでしょう
楽しみに待ちましょう


 




COMMENT▼

No Subject

・ゆらぎ荘
良く気が付くなソーマのキャラがいるとか…

・背すピン
久々に出た気がするぜ「横田節」が!
通称「咲本劇場」とか、もっと他に言い方あるだろ!だけどマッチング力が凄いから納得してしまうw

・ソーマ
素行不良のため第2席とか、それで納得されるとか、既に印象付いてるじゃないか破天荒ってw

感想…!

ゆらぎ荘の幽奈さん…!
師弟の絆…圧倒的…圧倒的コラボ!

背すじをピン!と…!
咲本劇場…圧倒的!圧倒的王者!

食戟のソーマ…!
城一郎…圧倒的、圧倒的強さ!
…が、駄目!足りない!圧倒的に足りない!足りない素行!

マイサーモン…!
圧倒的許し…!

今回の感想は全編通しカイジっぽくお送りしました

ざわ・・・ざわ・・・(便乗)

>ゆらぎ荘
ホントだw
創真たちが居るw

>ダンス部
「劇場」てw
流石ラスボスやw

>ソーマ
言われてみれば・・・竜胆先輩と似てるかも。
そう言えば先輩の料理まだ見て無いしな。

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

>ゆらぎ荘
創真達がいるのは最初は全然気づいてませんでした。
感想書くのに何回も読み返していて、「んん!?」とかなりました。

あんなわかりやすい仕掛けに気づかないで感想書いてたら、きっと誰かにツッコミコメントを貰っていたことでしょう。
あぶねえあぶねえw

>すじピン
ジャンプマンガとは思えないくらいに自由にやってますよねえ。
劇場って表現にそこまで特別さがあるようには感じなかったんですけども、そうなんですかね?

>ソーマ
えりな様が最初の段階以前にいる、というのは自分でも妖しさがあるように思っていますけども、城一郎と竜胆先輩に共通するところがあるのは意図的なんじゃないかと思っております。勝手気ままというのもそうですが、2人とも別に第一席にこだわっていないというのも地味に注目するところではないでしょうか。
竜胆先輩は司先輩が第一席になるなら自分が二席になるということを言ってたように、自分が一席になるつもりは全然ないんですよね。城一郎も、任命式を忘れるくらいですから十傑という評価そのものに興味が無いのでしょうし。

そこは、明らかに「頂点」を目指そうとしている創真と異なっている部分です。その違いも含めて、これからどのように描いていかれるのかというのが気になるところですね。

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