社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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背すじをピン!との結果発表に息を呑んだ2016年週刊少年ジャンプ47号感想その2

2016年週刊少年ジャンプ47号感想その2

時間的事情により今週の感想はこれくらいです
スミマセン

・鬼滅の刃
・背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
・食戟のソーマ


鬼滅の刃

センターカラー
いいですねえ
カラーがもらえるくらいにはなってきたんですね

その扉にいるのは炭治郎と…累でしょうか
今戦っているはずの父親ではなく累が描かれているのはなんぞや、と思ったら
父親に吹っ飛ばされた炭治郎と累が出くわしちゃいました

あるいは引掛けで累が十二鬼月だったのでしょうか
累の前で目を押さえているのは、女の子鬼か?
目といえば、十二鬼月は目の中に数字が入っているとか言ってたような気がしますけども
傷つけられているのが目であるのはそれと関係しているんですかね

十二鬼月がどっちであるかはわかりませんけど、とりあえず父親相手に2人がかりで歯が立たない健太郎炭治郎と伊之助
つーか伊之助名前間違ってるにも程があるw

大木に吹っ飛ばされた味方を心配して名前叫んでるのに、その名前を盛大に間違ってるとかシュール過ぎるだろ
吾峠先生さすがのセンス

出血でふらつくコマといい、何だか伊之助は独特の間を作り出してくれますね
ただそれがバトル中における一連の流れを邪魔していないのがすごいところです

母親とその人形との戦いで割りと怪我している伊之助
この父親相手にタイマンはかなりきつそうですけど、富岡義勇はこっちにくるんでしょうか

それとも、やはり累のほうが十二鬼月だということで炭治郎のところに現れて、昔語りが入ったりするんでしょうか

鬼蜘蛛を斬って瀕死状態の善逸の前には、蝶とともにやってきた柱と思われる女子しのぶが現れました
女子…だよな?

これは善逸役得か?

鬼の毒を解毒できる薬とかを持ってるかどうかはわかりませんけど、相手が女子ならそれだけで善逸の気力は持ち直しそうですけども

パーティーが分断されるなんてのはどっちかって言うとシリーズが始まって最初の方の展開に多い気がしますけど
すでに2人も敵を倒した中盤になってから散り散りになっちゃうのは珍しいパターンですかね

三人の場面を過不足なく描いていけるかどうか
吾峠先生の構成力が問われる感じになってきましたよ

このシリーズで残っている要素は、十二鬼月の判明と柱の実力、それから富岡義勇と炭治郎が再会するのかどうか、
禰豆子ちゃんの登場はあるのか、そんで鬼たちが「家族」を名乗って群れているのはどういうわけなのか、その辺りですかね


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

大ゴマ使いまくって、かなりあっさり進んでいってる感じだなー
これは1回あたりのページ数が限られる本誌ではなくコミックスで読んだほうが盛り上がるパターンのような

クイックステップでの必殺技ブーストを決めて、さらに原型振り付けまでもやってみせた部長たち
先週のあれでもう本番が終わっていたとは意外でしたが、構成上はそのくらいがダレなくていいのでしょう

決勝を戦った6組が整列して、順番に結果発表

決勝最下位となる6位は金龍院先輩とみのりさんペア
体力の限界から途中で踊れなくなってしまったのですから、まあ当然の順位でしょう
観客たちもまたそれをわかっていて、むしろフロアを降りなかったプライドを賞賛しているようです

5位は比較的描かれる場面が少なかった麹町倉見ペア
途中から何かおもろい奴がいるな?とは思っていましたけども、5位につけてきましたか
この中では一番描写が少なかったとは言え、決勝まで残れるんですから実力は本物と思っていいのでしょう
受験を理由にカップルが解消されるというのは部長たちと同じことをやってますけど、こちらはずいぶん明るいですね

女性の方が「あなたは才能があるんだから」と自分よりも上の評価を男に対して思ってるのも同じ

違うのは「もう一緒にやれない」ことに対する重さでしょうか

この2人がどれくらいの期間一緒にやってきたのかはわかりませんが、10年以上組んできた部長たちほどではないとしたら、
このくらいのあっさりさがちょうどいいのでしょう

というか部長たちもこれくらい爽やかだったなら、ここまでこじれることはなかったでしょうが…

麹町倉見組の場合は解消ではなく中断と延期ということなんですかね
倉見さんの方は隙あらばもっとイケメンの相手の組みたいと思ってるみたいですがw

4位に来たのが御木くんターニャちゃんペア
2人とも非常に納得の行かない結果の模様
それはそうでしょう

チャンピオンに挑むのだと意気込んで臨んだはずが、チャンピオンどころか同学年における序列を固定させる結果になってしまった
明らかに自分たちには欠けているものがある
そんなことを自覚しなければならない時が来たということになるでしょうか

それが国籍の違いによるカップルの意思疎通の差だったりすると元も子もないですけど…

3位に宮大工くん小春ちゃんペア
土屋くんとわたりちゃんの踊りを見て、楽しいダンスの表現を知った彼らが見事に躍進しました
彼らもまたチャンピオンに挑むつもりでいましたが、結果は3位
表情を見るに、3位を素直には喜べないようです

上は遥か遠く、しかしすぐ下にはライバルが目を光らせている
油断など微塵もできないことを理解しているのでしょう

そして2位

ここで名前を言われなかったほうが優勝であるという発表形式
先に1位を発表されて、名前を言われない方が2位=負けた方ってなるよりは優しい方法でしょうか

ページをめくる時は俺もちょっとばかり緊張して息を呑みましたよ

どんなに好きな作品でも、結果を知る、展開を知るという瞬間は1度きりですからね
どっちが勝ったか負けたかとか、真の黒幕は誰だったのかとか、そうした決定的事実が明かされる瞬間のページめくりには
独特の緊張感があります

後から何回読み返すとしても、すでに知っている状態になるわけですから、知らない状態での緊張というのは
最初に読む時のただ1度しか味わえない貴重なものなのです

本作はそれを久々に体感させてくれました
それも主人公が関係しない戦いで

落ち着いて考えると、それは結構凄いことじゃないでしょうか


で、読み上げられた名前は咲本さん沙羅さんペア
もうその瞬間、選手たちも観客もすべての人が、呼ばれなかった1位の組に注目する

2位の組の描写が一番少ないのはちょっと皮肉ですかね


そして1位、優勝は土井垣部長とリオ先輩

正直展開予想としては負けると思ってました
カップル存続を懸けた優勝への一念
それでも負けて、でもこのままじゃ終われないってリオ先輩が決意を翻すって感じになるかなと密かに思っておりました

本当に優勝してしまうとは…


優勝者として名が読み上げられると同時にリオ先輩を抱きしめた土井垣部長
そこでこみ上げている感情がまたニクイじゃないですか

リオ先輩をきつく抱きしめつつ、口からこぼれ出る素直な気持ちは「よかった」なんですよ

「やった」ではない

長年の目標だった不動のチャンピオンについに勝った達成感を喜ぶ「やった」ではないんです


「よかった」

これでカップル解消を免れる
これでまだこの先も貴女と踊っていける

リオ先輩の言う通り、もともとの約束は「優勝したらもう1回考え直す」ということでしたけども
部長の頭のなかではすっかりそれは「存続」という結論になってしまっているようです

逸るその気持ちがわからない人はきっといないでしょう

だから「よかった」なんですね

達成感に震える「やった」ではなく、ベストパートナーと別れたくなかった不安から解放された安堵感にあふれる「よかった」なのです
土井垣部長がどれほどリオ先輩と続けたいと思っていたか、よくわかる描写です

そら土屋くんだって泣きますよ
俺も泣いてるし


次回は2人が万感の思いを込めてオナーダンスを披露してくれるんでしょうか

達成感に震えるのはその時かな?


食戟のソーマ

今週は葉山の品出し

まあ案の定かなりの出来となっていたということでしたけども、「幸平創真の品を凌駕している」なんてはっきり言われたのは珍しかったですね

対戦する両者の格が明らかに違うならともかく、こういう接戦みたいな勝負で判定前にここまで明確に「どっちのがすごい」って言われることは
今までなかった…よな?

おかげでこちらもすっかりメタ的な視点に立ってしまって、「ほう、じゃあそれでどうやって主人公は退学を免れんの?」と思いつつ
落ち着いて読み進めることになりました

そしたら、まさかのソースときましたよ

まずは揚げ物自体の味を確かめて、次にはソースを付けた時にその味がどう変化するかを見ようってわけですか

最初からソースつけて食っとけよ…という気もしないではないですけど、あえてそうした理由は何か説明があるんですかね

熊肉の臭みをどれだけ取り除くことに成功したかを確かめる必要があったとか、
ソースを付けることによる味の変化も調理の腕の一部として見る必要があるとかそういう感じでしょうか

それは事前に説明しておくわけには行かなかったのか?
ソースを付けての審査があることをあえて伏せて、その上で「凌駕している」なんて明言して、
誰も本気にしない主人公退学の危機を煽りたかったんでしょうか

うーむ…


先週と同じくやたら掲載順が後ろだったり、せっかく主人公が雪辱を果たそうって戦いの割に何か盛り上がりに欠けてたり、
進級試験編は何か上手く逝ってないのかなと思っていたんですけども

原作の附田先生が何やら気になることをつぶやいておられました

闇って何だ…

そしてこのところの展開は作者の側も描いてて辛かった模様
それもどういうことなんだ…

しかし「それでも書かずにいられなかった」ということは、今の展開もあとあとどっかで伏線や前提として機能してくるということでしょうか

「闇を抜けた」というのが今週の展開を指しているのか、それともつぶやき時点で附田先生が書き上げたおそらくは数話先のネームに因るものなのか、
それはわかりませんが、原作者があえてこんなことをつぶやいたというのはここからの展開には今までのような雰囲気と盛り上がりを期待していいということですかね

創真はやっぱり主人公だったとは、たとえば葉山相手に明快な言葉を突きつけて目を覚まさしてやったとか、作った品に何やら強烈なメッセージ性があったとか
そんなんですかね

原作者がここまで言ってるわけですから、一応期待しておきましょうか


 




COMMENT▼

個人的には気に入っている葉山戦。

 どうもです。
 毎回rexelさんの感想記事には感心しながら読んでいるのですが、今回は特にその内容と表現が素晴らしく思えました。
 「そら土屋くんだって泣きますよ 俺も泣いてるし」
 私もこういう風に書けるようになりたいものです。

 そして『ソーマ』についてですが、附田先生が仰られていた「闇」とは、葉山が陥ってしまった状況・心理のことだと思います。
 これはうちのブログでもちょくちょく語っていることなのですが、葉山はえりな(もしくは新戸)の写し身的キャラクターだと思っています。
 大切なものを守らなければならないという強い意志、責任感、そして現実的思考。なにより不器用さ。
 そこがえりなと葉山はとても似ているのですよね。
 要するに、えりなが陥ってしまっていたかもしれない状況を今現在体現しているのが葉山なのではないでしょうか。
 実際、今回でも描かれているように、今の葉山は創真達との絆を切り捨てようとしています。自分の本心を閉じ込めて。
 “切り落とす”。
 “自分の本心から目を逸らす”。
 それはこれまでのえりなが散々やってきたこと。
 キャラクター一人一人に真剣に向き合っている附田先生だからこそ、えりなの所業をなぞらえてもいる葉山のこの「闇」から顔を背けず、正面から向き合ってくれたのだと思います。
 そしてそれは勿論、創真も。(^^)

No Subject

・鬼滅
「健太郎」には笑った。お、名前呼んだぞ伊之助が…いやいや誰だよソレwww
果たして父親と累、どっちが十二鬼月なのやら…

・背すピン
おやおや先週に続いて今週もw
倉見さんのアレは「軽口」でしょうどう見ても!
しかし今週は感動ものでしたね!歓喜ではなく安堵。これは持っていかれるってっ!!

・ソーマ
いやいや最初は付け合わせ無しで確かめるでしょう。常套ですよ。
素の状態で素材の引き出し具合を見て、オリジナルソースで完成具合を見る。
メンチカツはソースありきの料理ではないですからね。

・火の丸
なんというか、変化の究極系を見た気がしますw
ある漫画を思い出すなぁ…
「貴方は臆病者と呼ばれる覚悟はありますか?」

・マイサーモン
盛り塩営業

・鬼滅
竈門健太郎の運命はいかに?
私は累が十二鬼月派です
後義勇さんは炭次郎と伊之助どっちの方に来るのか……善逸は回復するのか、情報が相変わらずてんこ盛りだなあ

・背すじをピン!と
優勝シーンに感動しました
それと同時に二人の様子を見て、この後めちゃくちゃ……と考えた自分の煩悩を成敗したい
そして何故こんなする必要もないカミングアウトをするんだ私

・ソーマ
ラグエルさん同様本体とソースで分けるのは僕も必要だと思いました
でも、これ2週で出来るかも……とrexelさんと同様にテンポの悪さも感じました
まあ原作者も分かってるみたいですし、反省してもらいましょう

・火ノ丸相撲
本来の相撲にはありえぬ行為、それを出来る蛍を見て凄いと思いながらも「コイツヤベェ」と思ってしまった今週号
勝利への渇望が本当に常軌を逸している蛍君、これで勝てなかったら彼のメンタルは一体どうなってしまうんだろう……

今週のマイサーモン
※普段

今週のマイ幽奈さん
夜這いする→もっと夜這いする→子沢山

No Subject

最近rexelさんどうしたんですか?
先週のレイジさんと言い、今週の倉見さんと言い。
深読みセンサーが誤作動してますよ?
まだ本調子じゃ無いようですね(^^;

>鬼滅
善逸大丈夫か(^^;
多分、あの柱は女子で良いと思いますが。
しかしモチーフが蝶々か。

>ダンス部
ラグエルさん同様、あれは軽口ですねw
>ぱいなっぷるさん
多分薄い本は厚くなるかとw

>ソーマ
何言ってんすか?
最初は本体そのもの、次にソース付きでしょ。
ひつまぶしとかも、最初そのままで、その後香味乗せて、最後はお茶漬けって段階踏んでるんすから。

>火ノ丸
蛍君・・・君、漢やでぇ(;Д;)
処でラグエルさん、その台詞どっかで聞いた覚えが有るんですが・・・思い出せないorz

>ネバーランド
スパイお前か!!!

>左門
宰相が本気出した!!
しかしグリゴリ(エグリゴリ)と聞くと、某ARMSのアザゼルを思い出すのは僕だけか?(^^;

Re: 個人的には気に入っている葉山戦。

皆様コメントありがとうございます。

何か、やたらこっ恥ずかしい褒め方をしていただきまして、栗うさぎさん。そこの一文は別に特別な意識をして出てきた文章ではないので、俺としては「何がそんなに琴線に触れたんだ…」という感じなんですが。
まあ、好き勝手書いてる記事の内容だけでなく書き方までも気に入ってもらえているというのは、非常にありがたいと思っております。

>ソーマ
そうなんですか…。最初はソースつけないのって普通なんですか。全然思ってませんでした(;^ω^)
何かむやみに展開を冗長にしているくらい思っておりました。そうじゃないんですね。

附田先生の語る闇というのが葉山の現状のことであるという栗うさぎさんの説。読者が推定できることからできないところにあるものまで色々想像してみようとはしたんですが、一番シンプルな解釈ですよね、それが。

神の舌に匹敵する神の嗅覚が薊に取り込まれる時、神の舌を持つえりな様もこうなっているのだという仮想状態であるとするならば、これから創真が葉山に見せるかもしれないものは、もしもえりな様がこの先薊の元に戻ってしまった時の救いの方法とも取れるのでしょうか。

葉山とのこの勝負に限って言うなら、ある意味一番の当事者となる汐見教授は登場してこないのかなーというのが気になっているんですけども。

>倉見さん
またしてもフルボッコ…orz

100パー本気で言ってるわけじゃないにしても2割位はガチかなとか思ってたんですが、それも違いますか…
あ、あれ…

考え過ぎるってのがオーバフローして単なる誤解にしかなってないのか…?

>火ノ丸
あの見開きは衝撃的でしたねえ。

変化があるとバレているために相手が待ち状態であるからこそ可能な後ろ向きの立ち会い。ただ膝をつくだけでも負になる土俵上で敵に背中を見せるのは本当にあり得ない行為。

「僕の克ち方」ってサブタイがまたね。克ち方ですよ。漢字の意味を考えてやると、蛍の決意の大きさがよくわかります。

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Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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