社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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レッドスプライトが2話目も充分満足だった2016年週刊少年ジャンプ40号感想

2016年週刊少年ジャンプ40号感想その1

こち亀最終回の情報はどこにも載ってなかったような…


今週のアンケ順
レッドスプライト
背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
鬼滅の刃



レッドスプライト

今週も当たり前のごとく1位です

だって充分満足の内容でしたからね

奴隷たちを鼓舞して乗せた飛行船を1人で飛ばして、向かう先は警備の中心
怪しさ満載の「最高指導者」が、わかりやすく胡散臭い演説をやってくれているところに
人間砲弾で登場してからの無双状態

登場もカッコよければその後も見事に主人公らしいじゃないですか
着地の時のあの姿は先週も見せていましたけど、「大将」を名乗る自覚か責任か、あるいは憧憬か

器はしっかりそれにふさわしい大きさを持っているみたいですけども

早くも見つけ出したモノに対して言い放ったセリフが随分いい言葉じゃないですか

お前のせいになるのかどうかはお前がこれからどうするかで決まるんだ

運命の選択を迫るものでありながら、しかし手遅れなんかじゃ決して無いと昂ぶらせてくれる絶妙な叱咤です
だからトドメの質問が見事にハマる

みんなを助けたいのか殺したいのかどっちだ


まだ間に合うって思わされて、その上での選択を迫る問いかけ
そりゃあ前を向く方を選ぶっきゃないですよ
抗う方を選びますよ

自責の念と自我の維持の間でひたすら絶望していたモノを一発で救い出す見事な言葉でした

そんで、早くも1人目を助けだしたタツが向かうのは最高指導者の元
他の仲間達の居場所を知ることと、落とし前をつけてもらうためですかね

国がどうとか軍がどうとか相手の強大さは無関係に、ただ自分たちにしたことと、先生にやったことの落とし前をつける

急襲からの奇襲
先手先手を常に取ることで相手に考える暇も与えない行動は、タツがこの日この時をどれほど待ち望んでいたかを窺わせます

不本意に手にした力を磨きぬいて
亡くした恩師の言葉を抱き続けて
傷だらけの身体を泣きながら鍛え続けた

緊張も気負いも一切感じさせないタツの態度が、6年間の苛烈さを感じさせます
あの日々を耐え抜いた今、恐れるものは何もないのだと

これが単純なバトルマンガなら、それでも主人公が敵わない途轍もない奴が出てくるところですが
このスピーディな感じを見るとそんな簡単な展開にはならないように思えます

最高指導者がラスボスであれば次回3話目で倒されることはありませんが、
その先に「雷髄」の研究に成功したマッドな科学者の存在があったりするのならエデニア国は単なる通過点にしかならないのでしょう

最高指導者相手にタツがどれだけ戦えるのか
タツの本当の敵は他にいるのか
操艦の技術を持つ彼女はどんな娘なのか

来週も期待が止まりませんな


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

何か最近は順位がヤバイのかな?と思ってきたので応援票で2位です

いや、それを抜きにしてもなかなかの出来だった回でしたけど

リオ先輩たちを心配する秋子先輩
事情も何も知らないところで、偶然聞こえた断片的な話を頼りに想像を巡らせてもどうにもならない

心配ばかりが先に立って、いてもたってもいられなくなった秋子先輩が口にしたのは
リオ先輩が最高に嬉しくなる言葉だった

見事です横田先生

突然の秋子先輩の回想は、ガサツさをネタにしてちょっと笑わせながら読ませつつ
2年生なリオ先輩の凛とした美しさを強調する流れ

回想の冒頭をタメとして機能させたこの演出で、リオ先輩の姿に一瞬で心奪われた1年生な秋子先輩と
読者も同化できるわけです

「やるやらない 似合う似合わないの話は その瞬間もうどうでもよくなった」

穏やかな調子でありながら確固たる気持ちがあふれるこの心情はどうですか
ほんとにもうそんなことはどうでもいいと思えてならないですよ

きっと、読んで感じられる語感の良さが理由の1つなんでしょうね
最初から最後までスッと読んでいけるから、そこにある気持ちも一瞬で生まれてあふれたかのように錯覚される

そんなだから、その話を聞いて泣くほど嬉しくなったリオ先輩が眩しく見える

そしてラストのコマが見事にその気持ちを表現してくれているじゃないですか

「今なら私 何でも出来そう」

最高潮に達したテンションが目指す優勝の二文字
そのために今から向かう会場を上から見たラストのコマ

リオ先輩のセリフがちょうど真ん中に配置されているのが上手いんですよ

その真ん中に向かっていこうとするリオ先輩の気合いが現れているわけですよ
そして、周りの集中線がそれを一層掻き立てている

まるで今から何かが起ころうとしているかのような、そんな「予感」の描き方なのです

だから読者も本当にチャンピオンに勝てそうな気がしてきてテンションが上がる
ワクワク感が増幅される
期待感が高騰する

本当にそれが現実になるかのような高揚感に包まれてしまうのです

「なにか起こるかも」という感覚を視覚的に見せてくれたあのラストのコマは本当に見事でした


鬼滅の刃

新章に入る時は時間が飛ぶ仕様ですね
骨折れてたんだからしょうがないかw

禰豆子ちゃんへの善逸の態度が完全に想像通りでワロタ
お義兄さんって呼びたいあまりに炭治郎にヘコヘコしだすとかもう…
善逸の株がストップ安なのであるw

その上アオリまで善逸の体に重ねてるのは絶対ワザとだろw


で、緊急の指令が来たことで3人とも出発
おばあさんそれまでずっと面倒見てくれてたのか
鬼殺隊に助けられた恩があるとは言え、ええ人やん

空気読めてないどころかぶち壊しまくってる伊之助は、とうとう炭治郎の手にも負えなくなりました
多分本当に知らないだけで、純粋に疑問だからそのまま口に出してるんでしょうけど、
あんな頭の悪すぎる質問ばかり繰り返された日には任務に行く前に疲れが溜まりそうですね

でも、いざ鬼がいると思われる目的地を目の前にしたら、その単純ぶりがちょっと頼もしいとは意外
善逸が安定のビビリだから際立って見えますね

使命感と責任感で「行く」と言い切った炭治郎に対して、特に深い考えはなく「俺が先に行く」と宣言した伊之助
その頭空っぽさが、炭治郎には安心感さえ抱かせたようです


悪くないトリオ…だよな?そうだよな?たぶん

そこにいた鬼は、糸か何かで鬼殺隊員を操って同士討ちさせる能力を持っている模様
その強力さゆえに、炭治郎たちも属する一番下の階級である癸では全く太刀打ち出来ないようです

その知らせを命からがら持って帰ってきた鎹鴉
扉の鴉はこいつだったんですね

その強さゆえに十二鬼月の可能性もあると疑われた鬼
「柱」の隊員を行かせなければならないとの判断で登場したのは、富岡義勇と、しのぶと呼ばれたもう1人

富岡義勇は懐かしいですね
ここで再登場してくるとは

「柱」と呼ばれた彼ら2人
癸みたいに階級の1つで、きっと最高レベルのやつかなと思って2巻を見てみたら
最終試験合格の時に説明されていた10段階の階級の中に「柱」ってなかったんですけど

おっとこれは…

一番上の甲(きのえ)のさらに上ということなんでしょうか

何かものすごい実績を上げた人だけが任命されるとか、そんなのですかね

で、炭治郎を鬼殺隊へと導いた富岡義勇はその「柱」だったと

彼と出会ったおかげで炭治郎は鱗滝さんに師事することになり、鬼殺隊となり、物語が動き始めたわけですが…

つまりあの時富岡義勇がやって来たのは、炭治郎の家族を喰おうとしていた鬼舞辻無惨を討つためだったんですね
鬼たちの一番上にいる奴ですから、そりゃあ鬼殺隊でも一番の実力者が追手であって然るべきです

どこからかの情報で鬼舞辻があそこの家か村かにいるぞと指令を受けたことで、義勇は炭治郎の家のある方向に向かっていた
しかし結果としては間に合わず、出会ったのは鬼舞辻ではなく禰豆子ちゃんを背負う炭治郎だったと

これは2人の再会もちょっと期待していいんでしょうか


 




COMMENT▼

No Subject

>レッドスプライト
中々良いですな。
今後に期待。

>鬼滅
善逸www
ブレないなこいつ(^^;
しかし富岡さんが最強クラスだったとは。
いやはや、恐ろしい。

No Subject

・赤雷(下記Wikiから引用)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88
文句無しの2話です。今度は期待していますよジャンプ編集部!

・背すピン
「艶美」の単語が実に相応しい序盤のリオ先輩。これより上の「艶美」とか来られたら
もう崇める以外の選択肢が浮かばない!
それぐらい惹かれる表情でした。

・鬼滅
陰陽五行が設定にあるみたいなので「柱=五柱神」のことかもしれませんね。
いわゆる「青龍 白虎 朱雀 玄武 黄龍」です。に一つ神、つまり各流派の頂点かと。
にしても、これって「イトイトの実の能力者」なんじゃないの?w

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

レッドスプライトをみなさん絶賛しておりますな。これは期待が高まっていきますね。

でも鬼滅のほうは、四神が出てくるとしたら打ち切りジンクスが気になってくるんですけど…

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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