社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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えりな様の反応が予想外だった2016年週刊少年ジャンプ29号感想その1

2016年週刊少年ジャンプ29号感想その1


残業ほっぽり出して帰宅してやったおかげで、2作品だけだけど月曜更新できたぜ
HAHAHAHA

・ニセコイ
・食戟のソーマ


ニセコイ

約束のあの場面を導入として、千棘のその後まで描いて回想は終了しました
さりげなくマリーと楽が写ってた写真のことまで回収されていますね

渡せなかったラストページは、静かな胸の痛みとともにクローゼットにしまわれていた
それが10年の時を経て、小野寺さんが手にとったのだと

記憶をなくした時期にもよりますが、当時の千棘がこの屋敷から引っ越す時にラストページを持って行かなかったのは
きっとわざとなんでしょうね

持っていても切ないだけの初恋の象徴だから

ところで、「これ、わたすのわすれてた」って千棘が思い出したコマに描かれてるラストページと
その直後に小野寺さんが持ってるラストページの様子って違ってません?

回想の千棘が持ってる方は、「おひめさまを生き返らせて」の辺りがすげえ黒ずんでるように見えます
あと、お姫様の髪の毛も何かすごい黒のロングヘアみたいに見えます

でも小野寺さんが持ってる方は、全然そんなことなくて、文字もはっきり読めるし
お姫様も黒髪のようにはなっていません

なんだこれ?
俺のジャンプだけ?


記憶を取り戻した2人のヒロイン
回想として描かれたのは約束にまつわる真実のみですが、「月明かりの下で楽と出会ったこと」もどちらかが思い出したりしてるんですかね
それは小野寺さんと千棘が再会してから語られる部分になるんでしょうか

記憶を取り戻したことを受けて、2人がとった行動はそれぞれ違っていました
あくまで向き合おうとする小野寺さんと、あくまで逃げようとする千棘という、これまでの流れと同じ路線ですね

2人にとっては、それぞれの行動を取る決定的な理由が1つ増えてしまったわけですね

かつても譲ってもらっていたことを思い出した小野寺さん
ラストページが象徴する千棘の優しさを抱きしめて、その場にしゃがみ込んでしまいました
しかし、今もまた同じ状態にあることを踏まえて、そんなの嫌だと走り出す

かつて1度譲っていたことを思い出した千棘は、「やっぱり」の気持ちを強めて
ますます楽にも小野寺さんにも会わせる顔がなくなった

今回のサブタイは千棘のこの心情を表したものですね

楽と自分の関係、間柄は結局「ニセモノ」によって象徴されるものだったこと
ニセコイ関係も、本命と別に選ばれた結婚の約束も

「私じゃないじゃん」「ニセモノじゃん」と泣き崩れる千棘の姿は、小野寺派から見ても
かなりのぐっとくる感じがありましたよ

あるいはこれが、楽ママの言っていた「たとえ傷つくことになろうとも」の意味なんですかね
約束した相手は小野寺さんであることを、楽本人の口から聞いていたのだと


ひとしきり泣いた後、静かに立ち上がってその場を去っていく千棘
どこに向かうつもりなのでしょうか

華さんのところに戻って、「進路」を決めるつもりなんでしょうか


しかし、その前に小野寺さんと出くわして、思いっきり本音をぶつけ合うことになるのは必至でしょう
楽との再会はその後かな?

千棘が泣いたのが「ニセモノじゃん」というものだったとするならば、それが救われるには
自分と楽との間にあったものは「ニセモノではなかった」ということが必要です

それがどのような形で示されるのかがエンディングに向けた1つの重大ポイントですね

2つの好きの間で悩んでいたのが、集の助言ではっきりとした結論にたどり着いた楽
その結論の中で、千棘との関係はどのようなものだと理解したのでしょうか

それは果たして千棘の救いになるものなのか


そして場面は変わって鶫対クロードの戦闘
ぶっちゃけこの勝敗はあんまり興味ないんですけど、それでも鶫が勝つことはわかりきっていたことでした

なぜならこの2人の間にあるものも、「ニセモノ」と表現することのできるものなんですよね

戦闘技術における師弟の関係にある2人ですが、クロードの方はいまだに鶫の性別さえ勘違いしているという事実
それが鶫の言う「クロード様の見ている物が常に正しいとは限らない」なのでしょう

千棘については、あなたが思うほどあの人は脆くない
楽については、あなたが思うほど彼は不義理な男ではない
そして自分については、あなたが思うほど私は弱くない

すなわちあなたが見ているものは、真実の姿ではなくニセモノではないのかと問いかけているんですね

その証明が、新たな戦闘スタイル鎖分銅でした
まさか本田さんから直に教わったとは思えませんから、九州での直接対決と共闘を経て盗んだ技術なのでしょう

それによってチェックメイト

ただこれでクロードが普通に矛を収めるとも思えないので、鶫が自分は女であることを告白することで
クロードの見る目のなさを明らかにするとかそういう展開だったりするでしょうか

そうして、千棘にさえ話していない本心「一条楽が好きでした」を告げることで
自分を教え、育ててくれた親代わりのクロードへ特別な感謝を示す…とか


そんな、2つの「ニセモノ」関係とその中にある「真実」が混じっていた今回
いよいよ「ホンモノ」を描く展開へとシフトしていくのですね


食戟のソーマ

おっとこれは…

城一郎の品を食べた瞬間のリアクションである麦わら帽にワンピースのイメージをリフレインしてきましたか
リアクションイメージでもえりな様の原点回帰を見せる演出ですね

その上、次々と想起される薊の言葉と方針に対して真っ直ぐに浮かんでくる「いいえ」

これは…
ひょっとして全力で「もうえりな様は大丈夫」を演出しようとしていますか附田先生?

原点を取り戻したからといって、じゃあそれで薊の呪いから解放されたかといえばそうとは限らないと
思っていたんですけども、この描き方は「もうすっかり大丈夫」みたいな感じですね

いや、でも…


そのノリを素直に受け止めて読んでいけば、翌朝のえりな様演説はとってもテンションの上がるものなんですよ
なんたって神の舌が味方に付くってんですから

薊の好む料理を知っている神の舌の特訓を受けた料理ならば、望みがあるかもしれない
そう思うことができるんですね


しかし

これがまた俺の捻くれた読み方なのかもしれませんけどね


えりな様がやろうとしているのは結果的に薊と同じことなのではないか?
という疑問が拭えません

私についてきなさい、という明言

えりな様が具体的に何をどうすると考えているのかはまだわかりませんが、その内容如何によっては
知らず知らずに薊と同じことをしてしまっている可能性はないかと危惧しております

それに気づいて絶望したえりな様が、自ら薊の元へ戻る…みたいな

創真も緋沙子ちゃんも晴れやかな顔でえりな様を見ていましたけれど、深読み的には逆の展開のフラグのようにも見えるのです
いや考え過ぎなんだろうと自分でも思うんですけどもね

進級試験日までの7日間で、えりな様は何をどうするつもりなのか
来週からは早速試験が始まっていて、えりな様のサポート内容は回想的に描かれそうな感じですけど
さてどんなんでしょう



っていうか、「美味い」も何も言わなかったねえりな様

味への評価を言うのか言わないのか、言うのならどんな内容なのか形なのか
先週からそればっかり気にしていたというのに、蓋を開けてみたらまさかの全スルーでした

創真はニヨニヨしながらドヤ顔で問いかけていましたけど、当のえりな様は全然それどころじゃないとか何ぞそれ(;^ω^)
最後にちょこっと顔だけ出して、俯きながら「ありがとう」とかそんなのもありませんでした

虚しい…

何かの気持ちや意識があって「言わない」というパターンは想定しましたけれども、
「それどころじゃない」というのは予想外でした

ちくしょう
これじゃあ、えりな様じゃなくて作者の気持ちや意識のために「言わない」って感じじゃないかw


薊の方はえりな様の変化にその内気づいたりするんですかね
その時の反応はちょっと楽しみだったりするのである


 




COMMENT▼

早い更新を見習いたい・・・。

 どうもです。
 えりなが「美味しい」と言わなかったのは、個人的に想定内でした。
 それは創真に対する最後の“意地”のようなものですからねえ~(苦笑)。
 えりなの事だから、最終回まで「美味しい」とは言わなかったりして☆
 ですが・・・。
 rexelさんの感想記事を拝見させてもらううちに思った事なのですが・・・。
 創真の料理を「美味しい」とは言わない代わりに、「好き」と言う可能性も在り得るかもしれませんね。
 勿論、内心では「料理以外の意味」も込みで。

No Subject

>ニセコイ
最近、楽がどっちを選ぼうがどうでも良くなってきました。
小野寺さんが幸せならいいや(ヽ´ω`)

>ソーマ
内心では徐々に認めて来たみたいですね。
素直じゃ無いなぁもう(*´∀`)σツンツン

栗うさぎさん

ほぼ同時やったw

もう一つ。
感想としては「楽しい」も有り得るんじゃなかろうかと。
まぁそれは今回で出たから今後は無いかなw

確か・・・。

 以前にもコメントのタイミングがほぼ一緒の時がありましたよね。
 気が合って嬉しいです。(笑)

 創真のお陰で料理に対する「楽しさ」や「自由」を思い出したえりなが、今後どう料理に向き合っていくかは大きな注目点ですね。

ニセコイ
千棘達の記憶喪失の原因がクロードにある気がしてきた今週号

ソーマ
えりな様の決意はどのような形を迎えるのかなぁ

原因がクロードwww

無いでしょうがあってもおかしくない気がヒシヒシとする話だなw

栗うさぎさんの「最後の意地」ってのが正にそうだと私も思います。
本心は美味しかったし嬉しかった。でもそれを素直に伝えるのは悔しくて仕方ない。
だからうやむやにしてはぐらかした。もしかしたら最後の方で逆手に取るかもしれない。
「言わせてみたいなら「一生掛けてでも」チャレンジし続けることね!」
なんて、もうどう考えてもプロポーズwww

No Subject

>ニセコイ
鶫?が千棘に追いついて諭すのか?
誰かが諭さなかったらこのまま逃げそうな感じですし。

とりあえず嫌な予測が外れてよかったですw

Re: 早い更新を見習いたい・・・。

皆様コメントありがとうございます。

栗うさぎさんもお忙しくていらっしゃるようですね。無理のない範囲で更新していただければ勝手に読みに行きますので、どうかお気になさらず。

>ソーマ
えりな様が「美味しい」と言わなかったことについて、言わないこと自体は予想できることではあったんですが、完全スルーというのは思ってなかったんですよね。原点を取り戻したことと、それによる次の行動という部分に頭が集中してしまったことで味の感想なんか吹っ飛んでしまったと解釈していたんですが、えりな様的には意地を張るためのごまかしみたいな意味もあったんでしょうか。
ラグエルさんの妄想はすっかりこじらせてるようにも見えますが、ツン期間がだいぶ長かったえりな様ですから、ひょっとしたらいつかそんなベタベタな展開もありえたりするでしょうか。

>ニセコイ
記憶封印の黒幕がクロード説というのは、何となくありそうな気は俺もしております。それをどのくらいシリアス調に描けるかというところで五分五分な気持ちなんですが…。
ビーハイブの変なアイテムシリーズのような印象がどうしても先に来てしまうことで、記憶封印薬とかが出てきても、どうにも真面目な気持ちでは読めないだろうなと思うとクロード説に二の足を踏んでしまうのが正直なところですね。

立ち去ろうとする千棘を諭すのは、きっと集るりだろうと現実から逃避している某ブロガーさんが予想しておりましたよ>あさるとさん

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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