社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ゆらぎ荘の幽奈さんが期待通り予想通りだった2016年週刊少年ジャンプ28号感想その3

2016年週刊少年ジャンプ28号感想その3

その3か…


今週のアンケ順
ニセコイ
鬼滅の刃
ゆらぎ荘の幽奈さん


その他
・僕のヒーローアカデミア


もうここまでが限界でした
他はまじむり



鬼滅の刃

まだまだ応援票です
ていうか普通に面白くもなってきたと思います

真剣なバトルをやってるはずなのに、合間に挟まれるシュールなシーンが空気をぶち壊してないのはスゴイですね
長台詞とか冗談だとか、愈史郎は何なんだw

キャラたち的にはギャグを意識しているようなことは全然なくて、襲撃に対して必死に対処しようとしていることがわかるから
雰囲気が持続できてるんですかね

でも冗談です!の2コマは作者的には何を狙って入れた部分なんだぜ

今週一番良かったのは、炭治郎と禰豆子ちゃんの戦闘相手を決めるシーンが非常に綺麗だったことです

愈史郎の助言を受けて、炭治郎は普通にその通りにしようとするだけですが
禰豆子ちゃんに対しては指示を出すのではなく、怪我をした珠代さんと愈史郎が傷ついた家族の姿とダブってそっちに向かう…という

愈史郎の助言を受けた炭治郎から指示されるよりも、禰豆子ちゃんが自分の意志で動いたように見えて
とってもスマートというか自然でした

炭治郎と禰豆子ちゃん
2人が交差してそれぞれの相手へ向かおうとするあの1コマは、ちょっとテンション上がりましたね
あの構図何かいいな


そんでまず描かれるのは炭治郎の戦いのほう

矢印を使って動きや太刀の方向を強制的に変えてくる相手に対して炭治郎がどう挑むか
これが他の作品みたいなガチのバトル漫画ならもっと違った感じというか、もう少し苦戦するみたいな展開だった気もしますが
このマンガの場合は、何というか、バトル漫画的な性質は持ちながらもバトルシーンに重きを置いてはいないんですよね

そのバトルの中で炭治郎が何をどう考えるのかを描く方に重点があって、敵の策や能力をどう切り抜けるとか
そういうバトルシーンにおける楽しみ的な部分はこのマンガにおいてはそんなに強くないと思うのです

ただそれは、作者が意図してやってるかどうかといえばたぶん違うんでしょうけども

他作品との差別化に繋がりそうなところなので、何とかこの雰囲気を上手に維持できるようにして欲しいと思いますね

炭治郎は苦しんではいますけど困ってはいませんからね
敵の能力への対処方法がわからなくて戸惑うとか、そういうわけではないんです

どう対処するかはしっかりイメージして、それをさっと実行しようとしています
この辺ですよね

敵の能力を詳細に検証するでもなく、また炭治郎の技も詳しく説明されているわけでもないので
「自分の技と相手の能力とどうやったら上回れるのか」なんてことを考える余地が読者にはない

だから普通のバトル漫画とちょっと違う気がするというか
型の応用というのも、後出しというより炭治郎が今この場で見出した方法だったりしますからね

通常のバトルのように、技の応酬や能力の内容とその破り方の発想を楽しむのではなく
戦っている主人公たちの心意気で読ませる

そんなふうな作品のように思えてきました
決して悪いことじゃないので、これはこの路線として続けられるなら続いて欲しいと思いますが…


ゆらぎ荘の幽奈さん

何かもうベタ過ぎる展開が逆にこちらの期待通りだったことで3位です
予想を裏切らない展開だったし期待も裏切らなかったと言いましょうか

ていうかむしろ千紗希ちゃん視点でひたすら彼女が動揺する姿が描かれていたのが
何となく新鮮に感じられたのである

「いやいやいやそれはそれで大問題だよ!」とか
「わーっ!わーっ!」とか
「変態女だって思われちゃう…!!」とか

なかなかの勢いでなかなかに堪能できました

「しゅごい顔」はほんとにすごい顔になってましたし

セリーヌポジションのこゆずもしっかり仕事をしてくれました


でもそれよりも気に入ってしまったのは、コガラシくんに布団をかけられた時の千紗希ちゃんが
何かとっても可愛らしく見えてしまったことなのである

原因はハッキリしてます

布団に顔をうずめて口元が見えないようになっている状態と、両手を顔の横で丸めている状態とが合わさって
何となくちょっと猫っぽいのです

その後に彼女の微妙な心情変化を描こうとした顔だけのコマでは、猫の手状態の両手が映ってないこともあって
それほどではなかったんですけど、あの1コマだけは何かすごく目が止まってしまいました

お母様から男という生き物に対しての正しい知識を与えられていた千紗希ちゃん
まあお母様も娘がこんな美人に育っちゃったら、そりゃそんくらい極端にでも教えとかないとって思っちゃうでしょうね

だけどコガラシくんはそれと違っていたことで、やけに千紗希ちゃんの印象に残ってしまった

おしり丸出しの女の子に布団をかけてあげるのも
朧の偏った知識を明確には否定せずに、行為そのものを拒絶することも

千紗希ちゃん的には衝撃だった

コガラシくんが朧の夜這いを拒否する理由がごく普通だったのが若干気になりましたけど
おそらくここは変に持って回った言い方とか気取った言い方とかをするよりも普通に言ったほうがいいという判断なんでしょうね

その方が千紗希ちゃんの心情変化に納得性が出る、と

ただ、まだコガラシくんを好きになったとかそういうのではないんでしょうけども
いや、ていうかまだこのマンガにはコガラシくんを恋愛的に気に入ってる女子はいないのか

狭霧ちゃんとか夜々ちゃんとか、認められてはいますけど惚れられてるわけではないですねそういえば
千紗希ちゃんも含めて、その辺をどう描いていくのかが今後の鍵ですかね


僕のヒーローアカデミア

おお…
オールマイト生きてたぜ…

いや、でも、だ、だいじょぶなのかほんとに

宿命の敵にも、自身の力にも別れを告げる最後の一撃が何と凄まじいことよ…

UNITED STATES of SMASH とか
よくわかりませんけど最大級の威力なんだということはわかります

ユナイテッドステイツですからね
要するにアメリカ全部みたいなことですよね
それに匹敵するくらいの一撃ってことですよね

アメコミをモチーフにしたマンガで、まさにアメコミヒーロー的な最強キャラが放つ一撃としては
最大の冠詞じゃないでしょうか


それによって動かなくなるオールフォーワン

左手を高々と突き上げて、自分に力をくれた全ての人に勝利を知らせるオールマイト

右手は最後の一撃で逝ってしまったから左手なのでしょう
しかし今そんなことはどうでもよくて、「平和の象徴」を全うすることこそが最も重要だった

だからこその勝利ポーズ

満身創痍の身を案じる言葉に、「仕事中だ」とつぶやくグラントリノがいい先生なのである

今のこれこそが教え子が望んだ姿
誰にも負けず何にも折れないヒーロー、平和の象徴

最後の最後まで力を絞り出したことはもはや明らかであったとしても、それを民衆に悟らせるわけにはいかず
No.1ヒーローとしていまだ君臨し続けることが必要で

しかし、もうヒーローとして実際に活動することはできなくなったから
「次は」と贈るメッセージ

次は君の番だ、と

次に「ヒーロー」になるのは君だと、出久に向けられたメッセージ
「君が来た」を知らしめる時だと

オールマイトの引退を悟って泣き出した出久と、それを横目で見ているかっちゃん
これは何か気が付きそうな感じもしますね

いつか言ってた「ある人からもらったものなんだ」との言葉
戯れ言として解釈したそれを思い出したら、ひょっとしてと思っちゃうこともあるでしょうか


「後に起こる大事件」はこうして幕を閉じた…でいいんでしょうか
オールマイトの本当の姿が公開されてしまった余波と影響はもちろんあるでしょうけども、それ以上に
敵たちの動きは弱くなるのか強くなるのか

オールフォーワンも、素直にずっと捕まったままでいるとも思えませんし
しばらくは大人しくしてるかもしれませんけど、そのうちいきなり脱獄してそうな予感もあります

そういや、オールフォーワンと一緒にいたと思われる博士的な人物はどこに行ったんでしょうかね


戦いの宿命は次の世代に引き継がれた
師を失った死柄木と、師にまだ会うことはできる出久

共に成長が期待されている2人
新たなる運命の始まりと思っていいんでしょうか


 




COMMENT▼

No Subject

・鬼滅
コメディ部分で違和感を生じないのは過度に演出していないからです。
「ここは任せて俺らは逃げましょう。それがいいそうしましょう!」
「それ本気で言っているのなら…」
「嘘です!冗談です!」
という長さで盛り込んでいたら邪魔に感じていたと思います。
キャラの性格に合うコメディを短く挟むことで場面の切り替えに使っています。
rexelさんの手持ちの漫画で(ついでに私が把握している範囲でw)同じ様な使い方をしているのは
金田一先生の「ラララ」がそうです。例えば1巻P77の
「あ、これしばらく必要かと思って買っておいたぞ」
<カランカラ~ン>
「結婚指輪」
(おかしな女と結婚したなぁ…)
ここを境にプロローグとメインシナリオを繋げています。

・ヒロアカ
UNITED STATES of SMASH
デトロイト(都市)より威力の大きい(合衆国)スマッシュって意味合いでしょうね。
その読みで合っていると思います。それはさておき「次は君だ」のもう一つの意味に触れてませんが
もしかして気付いてらっしゃらない?
・次(こうなるの)は君だ(ヴィラン共よ)
・次は君だ(少年。私はもう出し尽くした)
ここ!この二つの意味を持つこの言葉はもう熱くて熱くて厚くて重くて濃くて最っ高でしたね!
ここから引き継がれた世代がどんな道を往き辿り着くのか、益々目が離せませんっ!

・マイサーモン
「カス虫警察だ!」
サルガタナスまでカス虫言っちゃうんだwww
ところで猿型茄子の胸の攻撃力が思った以上に高くてびっくりしたw

今週の感想(一作品一行)

ヒロアカ
オールマイトの今後、気になります

ゆらぎ荘の幽奈さん
サービスも良かったけど内容も良かった

左門くんはサモナー
マイサーモン「カス虫警察」

鬼滅の刃
最初の冗談です! に全てもってかれたw

HUNTER×HUNTER
この展開は全く予想してなかったなぁ

火ノ丸相撲
ユーマさんの振り返り的な回

ハイキュー!!
乱入成功! でも何か釈然としない……

たくあん
俺も山脈派だよ、くるぶしはないわ~

磯部磯兵衛物語
武士道って何だっけ……←分かる

ワールドトリガー
葦原先生首大丈夫かな……

以上です

No Subject

>ヒロアカ
「次は君だ」はあっちとこっちでの対比も有りますね。
オールマイトとAFO
意味は一緒ですが、ベクトルが真逆と言う。
しかし死に時とはまた(^^;
次世代に受け継がれたか。やれやれ。

ラグエルさん

>次は君だ
多分、出久が説明してるからわざわざ改めて言う程でも無いと思ったんじゃないでしょうか。
あれだけあからさまに説明してて、rexelさんが気付かない訳無いでしょうし。

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

最近の時間取れない症候群のおかげで、感想を書ける作品数がなかなか増えないこと、もどかしく思っておられるかと思います。スミマセン。

マイサーモンは俺は今週はなしかな…。
強いて挙げるなら「性格はジメジメのくせに…」くらい。

ハンターの深読み騒ぎについては、俺は中立ですね。ぶっちゃけ「どっちでもいい」くらい思っております。そんなことより暗黒大陸編を進めて欲しい。

「次は君だ」については、妄想屋さんのご推測通りです。まだ見ぬ敵に対してよりも、出久に対するメッセージとしての側面のが圧倒的に強いだろうと思いまして、そちらにのみ触れました。敵に対するメッセージとの側面は、取り上げるほどのものでもないかなと。

というのも、あのセリフが敵へのメッセージとして解釈されることに違和感があったんですよね。もちろん事情を知らない一般人からすればそう理解するしかありませんし、たとえ力を出し尽くしたとしても折れない平和の象徴としてこれからも君臨し続けることを企図した、という心情も想像できるものではあるんですけども。

それでも敵へのメッセージとしてなら「次はお前だ」と言うはずだと思ったのです。君だ、なんて優しい言い方にならないだろうと。

なので、一般人の解釈の合理性も平和の象徴としてのオールマイトの心情も想像できるものではありましたけれども、あのセリフは基本的に出久に向けられたものであろうと俺は受け取りました。

鬼滅のコメディは短さが特徴だったんですね。なるほど。そのおかげで雰囲気を壊すどころか味付けのようにすらなってるのは見事なさじ加減ですわ。吾峠先生の異端性がこの辺から活かされてくるのかな…?

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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