社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイ第220話感想 2016年週刊少年ジャンプ27号

2016年週刊少年ジャンプ27号感想その1

またしても単独感想です
今週はニセコイの方


ニセコイ

だからトリコよりも後ろにあるというのが何か納得でき(ry


小野寺さんのほうを後回しにして、全てを伝え終えたマリーのプチエピローグから今週は始まりました

先週姿を見せなかったのが少し気になっていた本田さんはここで登場
ヘリの操縦をしてるのかと思ってましたけど違うっぽいですね

体調のことよりもさらに隠していたことを明かして、楽からは改めて「友達」との言葉をもらった

マリーにとって、それはもちろん楽との恋愛的なつながりがすっかり消滅してしまうことを意味していましたが
しかし、胸が痛むと同時に晴れやかな気分も感じていた

約束のこの地から続く初恋は一旦けじめを付けて、ここからは楽とは友人という関係になる
初恋が終わりを迎えたのは胸が痛いけれども、「友達」という形ででも楽との関係が続いていくことは喜ばしく思う

そんな矛盾するような気持ちがマリーの心には去来しているのでしょう

きっと、病気を治した後のマリーが登場することがあったら
それはそれはとっても魅力ある女性に成長しているんでしょうね


そんな未来を感じさせつつ、今回のメインは過去の話でした

この部分が明かされてくると、いよいよ完結が近いことを感じさせてくれますね

ひとつずつ整理していってみましょうか

前回の引きで小野寺さんが見つけたものは、やはり、かつて千棘が暮らしていたビーハイブの屋敷でした
もうすっかり古びてしまっているようですが、この建物が小野寺さんの記憶を呼び覚ますきっかけとなったようです

そこで色々なものが思い出されています

千棘に教わった秘密の抜け道
会話からするに、どうやら楽もその場にいたようですね
ここでの「私達」が3人を指すのか、それともマリーや羽も含むのかはわかりませんが

鶫もこの屋敷にいたようです
つまり、すでに千棘に仕える立場になっているということですね
格好はしっかり男の子ですが(;^ω^)

春ちゃんもこの屋敷に来たことがある
あの場面が最初の来訪なのかはわかりませんが、お姉ちゃんがいそうな場所として認識されていたことがわかります

ただ気になるのが、「私も当時ここにいて」って言い回しですよ
何か解釈によっては、「小野寺さんもこの屋敷に滞在してた(住んでた)」ってふうに受け取れるような気がするようなしないような…
気のせい?


かつての楽は小野寺さんを「こさき」と呼んでいた
あるいは春ちゃんも普通に一緒だったことで、苗字では混乱するからと下の名前で呼ぶようになったのかもしれませんが…

ってあれ、そんなシーンが前にもありましたね

コミックス12巻
縁結びのお結び玉を見るの見ないのって話が出てきた夏祭りのあの時ですよ

「私だって小野寺なんですから」「下の名前で呼べばいいんじゃないですか」と言う春ちゃんの指摘と提案を受けて
赤面しつつ「…小咲?」と呼んでみた楽
…と、呼ばれて真っ赤になる小野寺さん

両片思いが為せるバカップルぶりを見せつけるシーンでしたが、10年前はすでにそう呼んでいたんですね
あの時は全然そんな素振りというか、「前にもそう呼んでたような…」なんて感じが一切なかったので
特に大きな意味は無いことかもしれませんが


絵本は千棘から小野寺さんにあげたもの
ママ寺さんからの情報だった「絵本は誰かからもらったもの」というのは、千棘から渡されたものだったということのようです

それも、雑談の中で「じゃああげる!」と他愛もなくあげちゃったもの
とすると、絵本の譲渡に「約束」は関係していなかったんですね
あくまでこの時点では、ということになるかもしれませんが…

そんで、あの絵本は当時から春ちゃんも読んでいたそうな
あの王子様がお気に入りとか言っていたそうな

…おや?

イブデートの後に小野寺さんが尋ねたところでは、春ちゃんが昔読んでいた頃から
絵本の最後のページは千切れていたと言っていました

とすると、この回想で春ちゃんが読んでいたという時点で絵本はラストが千切れていたことになりますが…
でもそんな絵本を仲良しのしるしっつってあげようとするか?

ラストページが千切れたのは、この後「約束」をめぐって3人が記憶をなくす何かがあったのが原因だろうと思っていましたが
何か時系列が繋がらないような…

ラストを読んだことがあるのを春ちゃんも忘れてるってことか?
何かがあって千切れた後の絵本ばっかり読んでたことでそのイメージが定着しちゃった、みたいな?


絵本のラストページが部屋のクローゼットから出てきたのも謎といえば謎なんですけど…
たぶんこれは失踪した千棘の部屋に友達ノートが残っていたことと同じ現象なのでしょう

あるいは、離れがたい何かがある場所にはわざと大切なモノを置いていって
後から戻ろうとする時の口実にするなんて癖が千棘にある…とか

さすがにいきなりそんな設定が出てくることはないか?

ともかく、春ちゃんが読んでいたというところの関係でこのラストページが、いつ、どうして千切れたのかは
ちょっとわからなくなりました

で、ここまで見つけたところで小野寺さんはすべてを思い出す

記憶が封印とかされていたりするような場合だと、大体それを取り戻す時は
多少の頭痛とかちょっと苦しいくらいの表情を見せたりするものですが、
今回の小野寺さんにはそれが一切ありませんでしたね

何かのトラウマができて無意識に自ら封印したって場合でも
それを取り戻す時にはその記憶に対するネガティブな感情あるいは表情が見えてもいいはずなんですけど

小野寺さんにあったのは、徐々に記憶が蘇りつつあることへのわずかな戸惑いくらいなもので
その記憶の中身に対する感情は、あえてどちらともつかないように描かれていたように感じます


で、これが千棘の場合になるともっと極端というか

ビーハイブの屋敷を見つけた小野寺さんに対して
千棘の方は「あの岩」を見つけていました

これまでの回想で何度も描かれた「あの娘がいた岩」
読んでるこちらも「すげえ見たことある感」がひしひしとありましたけども
それに「見覚えがある」ということで、千棘はこの岩がそうなんだと確信します

普通に考えれば、その岩に見覚えがあるってことはじゃあ千棘が「そう」なのかと解釈できますけど
まだそれは早計ですね

楽とその娘が出会った場所として、仲良しのみんなでこの岩を訪れた可能性もあるわけですから

とは言え見覚えがあるというだけで、小野寺さんのように次々と記憶が浮かび上がってくるなんてことはなかった千棘
手がかりを探してその岩を隈なく調べてみたら、隅っこに何かを見つけたようです

…相合傘か?

子供らしいっちゃ子供らしい表現のものですね
たぶん楽と「その娘」の名前が書いてあったのでしょう

すなわち千棘がここで最初に「その娘」が誰であったのかを知ったということですね
果たしてそれは今の千棘にとって後押しとなるのかダメ押しとなるのか

で、それを見た瞬間に千棘はすべてを思い出しました

小野寺さんと違って、一気に蘇ってきたようです
なので、取り戻された記憶に対する千棘の感情もまた、小野寺さんと同様にまだわからないようになっています


たとえばここまでの小野寺さんと千棘の描かれ方を振り返ってみた時
この二大ヒロインはことごとく対比的に描写されてきたことを考えると
今回の記憶復活劇もまたそのようになっていると捉えることはできるでしょうか

すなわち、小野寺さんが千棘ゆかりの場所で約束に関係するアイテムを見つけて記憶が戻ったならば
千棘の場合は小野寺さんゆかりの場所で約束に関係するものを見つけて記憶が戻った、ということは
言えないだろうかと

で、千棘がたどり着いたのが「あの岩」であるならば、そこは小野寺さんがいた場所ではないのかと
そんな対比を想像することができたりしないかなと思ったり


…で、主人公不在のまま二大ヒロインが全てを思い出してどうなるのかと思いきや
まさかの回想に突入しましたかこれは

ワンピでよく使われる回想編恒例の黒ページで、描かれている内容はおそらく「約束」の直前となる場面でしょうか

一夏の間だけとの事実通り、せいぜい1か月程度の期間の滞在が終わりを迎えようとしている時ですね

みんなとこんなに仲良くなれたのに、と全員で別れを惜しむ中
羽が言い出した「再会の約束」が絵本の展開と結びついて解釈されました

最初に結婚の約束を言い出したのは千棘
しかも場所はマリーの部屋

小野寺さんがたどり着いた千棘の屋敷でなかったのはちょっと意外だったりしましたが
まあそれはいいでしょう

千棘の言葉にみんなして「ピクッ」と反応した幼きヒロインズ

羽はともかく、せいぜい1か月くらいの付き合いでしかない女の子たち全員に惚れられてるとか
何というイケメンでしょうか楽

ただこの回想で何となく一番気になったのは、羽の「私だけ先にお母さんの見舞いに来てたの」ってセリフなんですよね
もちろん、この時はまだ羽の両親は存命だったんでしょうけど、ひょっとしてマリーと同じように
この地で療養でもしてたんでしょうか

死因が病気だったとは前に触れられたことがありましたが、10年前から患っていたんですかね

いや、気になったのはそういうところじゃなくて、この地に羽の両親もいたのかってことです
じゃあ鍵と錠を用意したのは羽の親か?と

千棘が言い出した絵本を真似た再会の約束
直後の反応としては、もちろん小野寺さんもマリーも羽も「よしわかった戦争だ」となるんでしょうけど
最終的には誰かが姫役で、残りの3人が天使役ということで決着する

そうしたら鍵と錠も欲しいねとか誰かが言い出して、お母さんに相談してみる!となったりして

ただなー
そうするとまたおかしな感じになってくるのが、じゃあ記憶はいつなくなったんだということなんですよね

今まであった1つの推測としては、姫役を決める時に4人がケンカしてしまって、
それが悲しいあまりに千棘や小野寺さんは記憶を封印してしまったのではないか、
絵本のページもその騒ぎの中で千切れちゃったんじゃないか、とか思ってんたんですけど

でも思い返すと、楽は錠に羽の鍵が詰まっていたことも覚えてなかったんですよね

楽の男友達が興味本位で羽の鍵をぶっ刺したことで開かなくなってしまったということでしたが
それはつまり、この約束の地から凡矢理に帰ってきてからのことであると考えられます

この場所で楽が小野寺さんたち以外の子どもたちと遊んでいたような描写は今のところ無いからですね

で、そのことまで現在の楽は忘れていたとすれば、約束の地で何かがあったわけではない、
という可能性も出てくるのではないかと

それこそ本当に単純に幼かったから忘れてしまっていた、というだけで説明されてしまうのかもしれないと思ったのです
個人的にはそれは避けて欲しいところではあるんですが

ページが千切れたタイミングの不思議については上述の通り


何か一気に疑問が噴出してきたような気もしますが、ここからの回想でしっかり説明されるんでしょうか

そんで、主人公のいないところで全てを取り戻した二大ヒロイン
告白を聞いたとか聞いてないとか、本音を知ってしまったとか、そういう問題ではなくなってしまいました

おそらくはこの回想の後、かつての約束とそれをめぐる何かを思い出した上で向き合うだろう2人は
どんなことを話すのでしょう

何となくですけど、楽が記憶を取り戻すのは、開いた錠の中から出てきた指輪を見た瞬間ですかね

問題はその場面が「告白」の前なのか後なのかということで


本格的に最終話が近くなってきた感じですね
マジパティのほうも唐突に最終章が始まった感じでしたし、同じくらいのタイミングで完結するのでしょう

さてさて…


[タグ] ニセコイ




COMMENT▼

仮説

・岩の上で絵本を読んでいたのは小咲。千棘から貰った時点では改稿前。
・改稿後の絵本を千棘が発見。幼心から破って隠してしまう。
・それが元で小咲が号泣。千棘も言い出しにくくなって何も言えずじまいのまま離散。
・苦い思い出が幼心には苦痛であり、忘れることで心の安定をとる形になった。

どうでしょうか?

No Subject

こんにちは


>私も当時ここにいて

一緒に滞在していたように読めますが、その場合春ちゃんが「姉がここにいると思う」と訪ねてくるのはおかしいです。また、子どもと一緒にいると思われる菜々子さんに諸々の記憶が無いのもおかしいです。ですからこれは「ここによく来て遊んだ」という意味だと思います。


>「こさき」呼び

この段階ではまだ小野寺さんに「恋していなかった」ということかもしれませんね。それならば、照れが入らないでしょうから。


>春ちゃんの記憶

絵本を借りていた時、譲り受けたときには最後までページがあったのでしょう。壊れた本を譲るとは思えませんから。その後、別れの時までの間にページが取れるような出来事があったのでしょう。
10年前の春ちゃんの記憶が全く無い以上、最後まで読んだ事実を忘れ、小野寺家で再発見した絵本を改めて読んだ時には最後のページが無かったため、「最後まで読んだことが無い」ということになったのだと思います。


>クローゼットの最後のページが残っていた理由

来週明らかになるかもしれませんが、最後のページを千棘が持つに至るような何かがあったのでしょうね。ケンカだったのか、あるいは、思い出のために最後のページを小野寺さんがあげたのか、わかりませんが。


>「私だけ先にお母さんの見舞いに来てたの」

羽姉さんはマリーと一緒にいる時間が一番長かったというセリフが以前ありましたので、万里花と同じ療養所で母親が療養していたと推測できますね。


>記憶が無くなった時期

羽姉さんの鍵がつまったのは凡矢理に帰った後のように思われるので、そのことについては自然忘却だったのかもしれません。ただ約束の女の子との約束について、三人が揃って自然忘却したというのは不自然だと思います。春ちゃんにも記憶がありませんし。なんらかの記憶を失うような出来事があったのではないかと思います。

No Subject

>私も当時ここに居た
え?夏休みの間だけじゃ無いんすか?

記憶については分かりません(ヽ´ω`)

Re: 仮説

皆様コメントありがとうございます。
宮上さんは初めましてになりますかね。

色々と疑問を挙げてみた記事について、それぞれなりの解釈を書き込んでいただきましたがどうでしょう。

一応理屈としては通っているように思えますが、感情的な部分で「そうか…?」という気持ちが拭えないですね。きっと、納得感の問題なんだろうと思いますが…。

どこまでが自然忘却でどこまでが引き起こされた忘却なのか。皆さんが色々と想像してみたとおりであるとするならば、おそらく理屈上の矛盾はなくとも何となくモヤッとするという感覚になるのではないかと。どこまでが、の部分で作者の都合という背景をどうしても感じてしまうからですね。

よほど上手く描かないことにはその感じは消し去れないんじゃないかと思いますが…
期待していいんでしょうか古味先生。

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