社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイにちょっと蛇足感を抱いた2016年週刊少年ジャンプ25号感想

2016年週刊少年ジャンプ25号感想その1

遅出のため2作品だけ書けました

・ニセコイ
・食戟のソーマ


ニセコイ

おっふ…
またしても最下位に来たか

羽が忘れられてなかったのは良かったです
でも楽の方からじゃなくて羽の方から聞きに来てるあたりは、扱いの差がちょっと残念なような…

教師の仕事があるおかげで行けないという羽
代わりに、ペンダントの解放をやってくれました

予想していた通り、中に詰まっていたのは彼女の鍵の先端
しかし、詰まらせたのは当時の楽の友達が興味本位で開けようとして折ってしまったからだそうな

羽がやったわけではなかったんですね
おそらくは全部覚えているのだろう羽が、彼女なりの理由でわざと開かなくしたのではないかと思っていましたが
そういうわけではなかったようです

プロの鍵屋さんが2人も掛かってどうにもできなかった鍵穴の詰まりを、夜が何かよくわからない感じで解決したことは
まあ置いときましょうか

こういうところが雑だから色々ツッコまれるんですけどねえこの作品は…

解放された錠の中に何が入っているかは羽も知らないそうな
…ほんとか?

この期に及んでまだ事実を伏せる必要があるとも思えませんからホントなのかな

これで「本物の鍵」で開くようになったという言い回しが何か気になるんですけどもね
本物の鍵ってのはつまり、あの時約束した娘が持ってる鍵ってことですよね

現状で楽のお相手として存在しているのは小野寺さんと千棘ですが、結婚の約束をした女の子という点で言えば
自ら否定した羽以外は可能性が残っていますよね

一度は決着しているマリーもまだ、その点については可能性が残っている
だから彼女もこの地へやって来るのでしょう

アメリカから移動しているマリーと、南極から移動している鶫を除いて、
小野寺さんと集とるりちゃんと4人でやって来た楽

二手に分かれる組合せは、当然のごとく集の機転で作品的に当たり前の状態になりましたが
るりちゃんの態度が軟化していることに驚く集と対照的に、小野寺さんとのペアに全然動じてない楽

動じるどころか、その後の段取りまでしっかり考えていて、何かすごく冷静で落ち着いています

決まったから、という描写なんでしょうねこれは

この先誰と一緒にいたいと思うのか、それがようやく決まったから、もう今さら動揺したりしない、と

そうした楽の変化に、小野寺さんももちろん気づきます
表情が何だか違うこと
迷いが吹っ切れた顔ってことですかね

その顔で千棘の元を目指すのは、告白のためかそれとも…
というのが作者が意図しているミスリードなんでしょうけども

クロードに向かって「どうしても会わなきゃならない」と言うのも、同じ路線ですかね

先週決まったのが千棘であるとするならば、千棘に会って楽が話そうとすることは告白であることになります
もちろん、みんながいる前でそれを言ってのけることはないでしょうから、いきなりいなくなって全然連絡もつかないことを
説教してからということになるのでしょうけども

あるいは小野寺さんに決まったのであるならば、ここで千棘に会わなければならない理由は、その説教のためだけですね
それで言い聞かせて、あとは凡矢理に連れて帰るだけになります

でも、千棘失踪時の楽のナレーションからすれば、千棘はもう凡矢理に戻ることはありませんでした
それが意味するところは、つまりこの約束の地で会って話をすることができたとしても、千棘は戻らなかったということになります

そこにかかってくるのが、華さんから紹介されたという誰かなのでしょう
何かで師事する相手として出会ったその人関係で、もう戻ることはなかったのだと

約束の女の子が誰であったかは別として、たとえばこの地で楽が千棘に告白したとしたら
もちろん千棘はそれを受けないはずはないので、偽物の恋人が本当の恋人になります

そこで2人の本当の付き合いが始まることになったとして、それでも凡矢理に戻らなかったということは
アメリカ?との遠恋を前提とした恋人関係ということですね

千棘は向こうで何かを目指して修行する
楽は凡矢理で高校を卒業して大学に行って公務員を目指す

千棘が凡矢理に戻ることはなかったという言葉をそのまま信用するならば、この遠恋の間ですら
一度も2人は凡矢理で会ったりしなかったということになるわけですが、それは何というか、不自然さを感じますね


そう考えると、楽が先週が決めた相手は小野寺さんであるというのが自然に成立するでしょうか
あくまで「千棘が凡矢理に戻ることはなかった」というナレーションを元にした予想を立てると、ですけども

ただそうなると、千棘が逃げ出した理由がそのまま本当になってしまったということになるんですよね
あの時はまだ、「楽は千棘も好きだった」という認識があるんですけど、という事実がありました

それもあって、楽たちが千棘を追いかけることで千棘ルートが継続することには意味があったんですけども
楽が相手を決めてしまったことで、千棘の追跡ということの意味合いが変わってしまった面がありますね

楽の認識からすると、理由も全然わからないままに千棘が失踪したわけですから、心に決まった相手が誰であろうとも
自分の告白が後回しになるのは当然のことです

しかし読者からすると、千棘が逃げた理由はまさに楽の意中の相手にあるわけですから、それがどちらに決まったのかによって
展開上における楽の行動の意味が変わってくる

小野寺さんは、千棘が楽の意中の相手まで聞いてしまったことを知らずに、
ただ自分と相手が重なってしまったことが理由だと思っている

登場人物全てと読者の間に、こんだけの事実認識の差があるんですね
これが、今の展開をややこしくしている理由だったりします

そんなところにクロードまで登場してくる

正直これは余計だった気がしてならないですねえ

丘の上に誰かいることに小野寺さんが気づいた時、「おっ、このパターンか」と思ったんですよ
いたのはもちろん千棘で、月明かりの下であの絵本の続きを読んでいる姿だと
それが楽の目に「あの時と同じ…」みたいに重なって、千棘が「そうである」って思わせる展開なんだとね

それがページをめくってみたらクロードですよ
何かもうガッカリです

ここに現れた理由も、転校編の時と全く変わらず、こじらせてるだけでした
色々と事情を知ってはいるようですけど、突き詰めれば、千棘が認めた楽のことが気に食わないってだけですね
転校編のクライマックス、屋敷で激突しようとしたあの時と何も変わっていません

だからここでクロードが出てきたことが蛇足のように思えるのです
結局お前は何をするんだよ、と思ってしまう

鶫が割って入ったことも何だかなーって思いますよね
クロードの登場自体が不自然なので、それを前提とする鶫の登場も何だか変なのです

南極からの移動時間は別に問いませんけど、鶫が現れるのはここじゃなくてもよかったんじゃないのと

それこそ先に千棘を見つけていてもいいはずなんですよ
「あの約束のことも覚えておられないのだろうか…」とか言ってたくらいなんですから、この地での出来事については
実は鶫も少しだけ知っているはずなのです

ならばこの地で千棘がどこに行きそうかということに、楽たちよりも先に見当がついていいはず

なのに、真っ先に楽のところに来るとは、何か変ですねえ


…案外、集とるりちゃん組のほうが先に千棘を見つけたりするんですかね
楽と小野寺さんの親友として実は色々知ってる2人が千棘に話を聞いて、失踪の理由を知る

そこに集が「でも楽は桐崎さんのことも好きだって言ってたんだよ」とぶっちゃける
驚く千棘にさらに続けて「ずっと悩んでたけど、ここに来る前に、どっちに告白するのか心が決まったらしいよ」と

それによって「自分ももしかしたら可能性があるかも」と思った千棘は、意を決して楽の前に現れる…とか

まあこれだとみんな勢揃いしている前で告白ってことになりそうなのでアレですけど

さあどうなるでしょう


食戟のソーマ

司先輩よ…
あがり症でカメラの前に出るとか無理、みたいに最後までゴネてたくせに
「どうなるか理解してもらえると思う」って宣告の時だけは超いい顔してるのな
あんた鬼畜だわw

2学期の最後に進級試験とかやるんですね
じゃあ3学期は何するんだろう…

「手は打ってある」の内容は明かされませんでしたが、しかしみんな予想はつけていました
試験である以上、採点側の裁量で合否はどうとでもできるのだと
つまり自分たちの合格可能性は殆ど無いのだろう、と

食戟が死んだって言ってた時と似た感じですねえ
ただ食戟と違うのは、進級試験が学校寄りのものであるゆえに審査員丸め込みとかが
食戟よりも普通に起こり得るということなのでしょう

だからみんながっくり来てると
卒業式の声出しみたいになっちゃうくらい思い出を振り返っているとw


他方、薊の方は着々と自分のやり方がいかに優れているかのアピールを続けていました

中等部の生徒たちが薊メソッドによってこれだけの品を作れるようになるのだと
それはいいんですけど、作った当の本人はこんだけ評価されてるのに全然達成感とかなさそうですな

食ったら薊の顔ばかり浮かんでくる料理
味がどうとかっていうのは置いといて、食いたくねえーー…ww


で、今回の引きはえりな様ですか
薊の方針に今度こそ無理だとみんなが困り果てる中で、何かを思ったえりな様が創真の部屋にやって来ました

自ら男子の部屋を訪ねるというのもおそらくはえりな様にとって初めてのことだろうと思いますが
そんなことよりも大事な話があるわけですね

何を話しに来たんでしょうね

まさかここで自分が薊のもとに戻ってみんなだけでも助けてもらえるように頼んでみる、とか
そんなことを言い出したりはしないでしょうけども…

あるいは、城一郎とのことなのか
自分が城一郎にどれだけ憧れてきたのか、創真がその息子であることを知ってどれだけ驚いたのか
そして、自分が今まで創真に対してしてきたことがどれだけ愚かだったのか
そこに気づいて、謝りに来たとかなんでしょうか

その上で、これから自分はどうすればいいのか、相談してみたくなったとか

うーむ
ちょっとこれは予想がつかないな


 




COMMENT▼

ニセコイ
えぇ……ここでクロード……えぇ
そして集は爆発しろ

食戟のソーマ
今週ラストのパジャマえりなに、俺の中での何かが満たされました……今週のベストショット入りそうな予感

No Subject

・ニセコイ
羽とクロード(鶫)の登場。これは絵本の展開の踏襲では?と私は思ってます。
即ち王子がヒロインたちの助けを借りて姫の元へ辿り着くあのシーンの再現。
そう考えると導かれる姫とはイコール……
ああ、誰かがある人の気持ちを知らないまま結論付けちゃう気がしてスッゴクいやな気分…

今週のベストヒロインは私もあのえりなですよぱいなっぷるさん!

それはよかった

今週のあのえりなは何か読んでて「あぁ、ヒロインだなぁ」と自然に思えるような
カットでした
今までえりなの描写の乏しさを考えると、特にそんな感じがして

言いたいことは山ほどあれど。

 薊の顔ばかりが浮かぶ料理に対しては、rexelさんに全面同意。

 そして、良かったですねぱいなっぷるさん。(^^)


 ・・・でも。
 個人的に今週のジャンプのベスト作品は『火ノ丸相撲』です。

Re: タイトルなし

皆様コメントありがとうございます。

>ニセコイ
ここでのクロードの登場には、やっぱり少なからず辟易するものがありますよね。鶫的な部分での絡みとか、小野寺さんと千棘の2人の場面を作るためという洞察も、言われてみれば「確かに」と思えるものでしたが、第一印象は「うわあ…」でした。

ただ、ラグエルさんの心配は杞憂かと思いますけども。鶫が鍵持ちでないこともそうですが、絵本の姫に比喩される約束の女の子が誰かというのは今やあんまり意味を為していませんから。

楽の中での結論が出ている以上、誰が「そう」であったのかがこれから明らかになっても、もはやそれは決断の材料には成り得ないわけです。むしろそれで「決まった」がぐらついてまた迷い始めるようなら、それこそ楽はもう主人公としての役割を果たせないレベルになりますね。

>ソーマ
薊の顔ばかり浮かんでくる料理。女性の目から見たら、嫌っていうかもう生理的に無理みたいなレベルでしょうか。

「料理人の顔が見える料理」を至高とする理念からすると、人に教えた料理でそれをやってのける薊は確かに料理人としての実力はずば抜けているのだと思えますけれども。

えりな様のベストショット集入りはもはや当然の域ですね。


そんなに気に入ったなら、火ノ丸相撲の感想書いてもいいんですぜ?>栗うさぎさん

書き方が悪かった様で…

漫画的に「決めた女性=約束の女の子」であるのが一番納まりが良いことになります。
「お前が約束した女の子かどうかは関係ない。関係なく俺は…」
といった告白の後押しにも使えますし、惑わされないことで楽の想いの強さを示すのにも使えます。

が、ここまではさっきまでの話。書いてて楽母のセリフが引っ掛かりましたw
「きっと辛い思いをする」とか言っていたあのセリフ。もしかしたら
約束の女の子は千棘で間違いないが子供の楽が好きだったのは別の子だった?或いは
子供の楽は「深く考えずなんとなくで」約束していたとか…
後者だったら楽サイテーwww

Re: 書き方が悪かった様で…

んん…?

別に楽ママのセリフがあっても、「千棘がそうであるか否かは楽の結論に無関係」であることは変わらないんじゃないですかね。
楽ではなくて小野寺さんや千棘が「自分が/向こうが」ということに気づいても、勇気をもらうことがあるだけで告白とその結果には影響ないはずですし。

あれ、まだ何か解釈間違ってますか?

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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