社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイ 第211話感想 2016年週刊少年ジャンプ17号

2016年週刊少年ジャンプ17号感想その1

初っ端ニセコイ単独感想という初パターン


ニセコイ

人気投票結果発表

恒例の何か暗いマリーから始まった結果発表は、まさかの千棘1位という結果でした

ほほー!

これはこれは予想しなかった結果ですねえ
作者的には巻末コメントでも触れている通り感無量というところなのでしょう

それは別に千棘オシだからとかいうのではなく、二大ヒロインという構図で話を作っているのに
どうしても小野寺さんばかり人気が出てしまっている状態に対して、いくらかの歯痒い気持ちもあったのではないかと
想像されます

それが、おそらく最後の人気投票だろうと思われる今回、ようやく二大ヒロインのもう片方も報われたことで
安堵することができた、ということではないかと

で、次に注目したいのは感想戦でも触れられているマリーですよ

Yさんからはいつもの大量投票の代わり?に誕生日プレゼントとして花束とガラスの靴が届いていたそうな
公式Twitterでも確かつぶやかれていましたね

こういう花束

こういう靴だったそうです


それをしっかり身につけてのカラーページ登場
贈ったものを作中でキャラが実際に身につけてくれるなんて、贈った側からしてみると
こんなに嬉しいことはないでしょう

そこには、言葉を超えたやり取りがあるわけですよ
一読者からの強く強い応援の気持ち
その気持ちをしっかりと受け止めて、非常にありがたいことであると思っている製作側の気持ち
だから、贈り物を実際に彼女に使ってもらうことを発想して、それを実行できる

いいですねえ
とっても粋ですよこういうの

…ただ、4位という結果のためなのかそれとも1位千棘というのが気に喰わないのか
表情がぶっすーとしてるというのが気になりますが(;^ω^)

せっかく誕生日プレゼントの花束持ってガラスの靴まで身につけてるんなら、もうちょっと笑顔に描いてあげても…


そんでそのYさん
彼の大量投票も話題のいつもの1つですが、ランクインというのも注目だったりしますよね

まさか作中に登場してきてもいないただの一読者が人気投票でそこそこの順位に出てくるというおかしな現象
今回もそれが発動してるかと思ったら、まさか作者より上に行ってるとは

コラコラコラwww

前作のキャラに入れてみたり、コラボしただけの他作品キャラに入れてみたり、
なかなかふざけた投票ですがこれが一番おかしいことかもしれませんね

いや、やっぱりサクライタケシ先生とか殺せんせーとかに投票したヤツのほうがふざけてるな
全然関係ないじゃないか

今回大量投票はなかったというYさん
それでも、今まであんだけ投票してきていたのが今回に限ってゼロとも思えないので
普通にハガキ1枚だけくらいは出したんだろうと勝手に予想

あとは千花の順位が割りと高かったのが意外でしたね

マリーつながりでいくと不人気になっておかしくなさそうなんですけど
九州編最後の翻意が好意的に受け止められているということなんでしょうか

本田さんも本名での登場となりましたね

鍵と錠の秘密が明らかになる時にマリーも再登場するなら、その付添いとして
本田さんもやって来る可能性は大いにあるわけですけども



で、本編の方ですけど

サブタイまた崩してきたか…

何かタイトルにちなんだ4文字縛りをもて余してるように見えなくもないな

重要な回だからと言えばそうなんですけど、じゃあ他には重要回なかったかというと
そんなことはないですからね

記憶が確かなら今回が2回目となるサブタイ崩し
1回目の時と何か決定的な共通項があるのかっていえば別にそんな気はしないという

二大ヒロインが告白すると言って始まった今回のエピソードは、どうやらバレンタイン協定を揺らす形となるようです

単純な告白回ではなく、彼ら3人の仲を深めるものとなるだろうなんて
予想してる人いましたけどそうっぽいんですかね

閉じ込められた教室内で作ってきた弁当を広げて、わいのわいのとピクニック状態

仕方ないからこの状況を楽しもうぜと前向きな提案が出来たのはいいことです

そのためのアイテムとしての弁当

小野寺さん大好物の大学いもも抜かりなく準備されていて、千棘用に肉も多く作ってある
二大ヒロインの胃袋を見事に掴んでいる楽は立派な主夫ができそうですね

雑談と思い出話でひとしきり盛り上がった後には、ちょっと改まった感じになって
それぞれへの感謝なんか言い出し始めました

進路の話題からの流れでしたけど、千棘も小野寺さんも何となく秘密にされてしまいましたね

小野寺さんは、春ちゃんに職人の道を決心させたあのコンテストで思うところがあってということなら
まさか春ちゃんと同じく職人なのかという思えますけど、仕上げ以外の料理全般が破壊的な腕前ですから
それはないんでしょう

としたら、家を継ぐとかそんなのなんですかね

持っている資質や適性からすると和菓子屋というのは必ずしも不向きなものではないということを
かつて鶫から指摘されたことがあった小野寺さん

その指摘は一応受け入れつつも、その時はまだ悩んでいる様子でしたが
あれから心境の変化があったわけですね

進路相談を繰り返している千棘の方は、何となくですけどアメリカ行きになりそうな感じしますね

能力の有るものはそれを行使する義務があるという華さんの言を、前向きに且つ重く捉えたりしているんでしょうか
あるいはアメリカ行けばマリーに会えたりもするかもしれないとか

まあ2人とも思うところはありつつも、まだまだ具体化はできていない?ようなので秘密にしておいたのでしょう

その曖昧さの原因の一端が、おそらくは目の前の男にあるんでしょうね

思い描く自分の将来像
何かに打ち込んでいる自分の姿の隣に、自分を支えてくれる大切な人がいること
その大事な場所にいて欲しいと思う男にまさに今日それを伝えようと思っているわけです


さあそして

その告白は、今回1つの形で実行されました

気絶した楽を膝枕に、星明かりに照らされた夜空の下で
何ともなく小野寺さんがつぶやいた本心

楽に意識がないことで口にするハードルは下がったのでしょうけど
「自分をかばってくれた」という事実によって小野寺さんの気持ちは加速していました

星と夜空はそんな感情をさらにブーストさせるスイッチになっていて

千棘が戻ってきているなんてことは夢にも思わず、つい口をついて出てしまった本音

鶫が楽の耳をふさいでつぶやいた言葉を、小野寺さんは意識のない楽の前で口にしました


あるいは、千棘に対する羽の宣戦布告を小野寺さんも階段の下で偶然聞いてしまったことも踏まえられていると
考えることができるでしょうか

ただまあそういう「似た構図や形」を探すことにはあんまり意味は無いんですけど

それよりも、千棘がとうとう知ってしまったことの意味のほうが重大ですね

バレンタイン協定によって互いの想い人を知ることなく応援し合うことを約束した2人
そこでは、詮索することも無しとしていたわけですが、偶然にも千棘は聞いてしまいました

ここからの展開可能性は次のパターンになってきますね


まずは、千棘が聞いてしまったことを小野寺さんも知るのかどうか

意外な事実を聞いてしまった千棘ですが、驚きのままに「それってどういう…?」なんて直接聞こうとすることはないでしょう
とすれば、動揺してとりあえず隠れようとした時に物音でも立ててしまって、千棘がそこにいることに
小野寺さんが気づく…という


また別の角度からの展開可能性は、じゃあ千棘の好きな人を小野寺さんも知ることになるのかどうかということですね
これは、上のパターンで言えば千棘が聞いていたことを小野寺さんが気づいたパターンでの話になりますが


千棘は知ってしまった小野寺さんの好きな人

ならば、千棘の好きな人を小野寺さんは知ることになるのかどうか


バレンタイン協定が2人の中にどの程度印象深く残っているかはわかりません
しかし、偶然とはいえそれを侵してしまった千棘が、「じゃあ」と言って自分の想い人も明かす、とか

ただそんな帳尻を合わせるようなことをするには、2人が口にする名前が同一人物であるというのが
致命的なネックになるわけですが…

聞いてしまった上に気づかれてしまった千棘が、焦る小野寺さんからの問いかけに
動揺したまま自分の本音も口走ってしまう…とか


…ただねえ

ここで二大ヒロイン2人ともがお互いの好きな人を知っちゃう展開というのはなさそうにも感じるんですよね

じゃないと、バレンタイン協定が全然意味のないことになってしまうように思えるんです

二大ヒロインとの三角関係を中心にしたラブコメにおいて、ヒロイン同士が実は同一である互いの想い人を
知らないままにすることを可能としたバレンタイン協定

これまでのジャンプラブコメと比べて、この点は本作の独自なところだったんですけど
ここで千棘が聞いちゃったからって小野寺さんも知っちゃう展開にしてしまうと
その独自性を自ら否定することになってしまうんですね

それは、単に協定が解消されるというだけではなくて、結局のところの構想として
2人とも知ることになる展開があったのなら、あの協定の物語上の存在価値と位置づけはどうなるのかという問題です

8巻で成立してからこれまでの間を繋いできたバレンタイン協定
クライマックスとなるここでそれを解消するとなると、協定の存在意義はこの期間において何らかあったことになりますが
ちょっと特に何も思いつかないのが正直なところ

それよりも、その体制のまま最後まで行ったほうが協定込みの物語として
綺麗に決まったように思えます

まあ、今回千棘が聞いちゃった以上、もう完全な形での協定維持は不可能なので
綺麗に決まるとか何とかはそれこそ意味が無いとも言えますが

いっそいつかのキムチのような超解釈がここでも発動するなら、むしろ逆に評価したいところである


次回がどんなパターンになるにせよ、これでこのエピソードでの千棘の告白はなくなったと考えられるでしょうか

小野寺さんのこんな爆弾発言を聞いてなお告白を決行できるような図太い神経を千棘が持っているとは思えませんからね


で、ちょっと妄想してみるとね

身を退くかどうかなんてことも含めてさらにいろいろと悩むようになった千棘が
「楽自身は小野寺さんをどう思っているんだろう」と思って、注意深く見てみたら…という展開はどうでしょうか

恋する乙女の瞳から見て、マリーは気づいた楽の気持ち
千棘が今まで気づかなかったことのほうが不思議ですが、そういう疑問を持って改めて楽を見るようになったら
その時こそ気がつくということはありえるのではないでしょうか

自分と小野寺さんで、楽の態度が違うことには時々気づいていた千棘
それが実は時々ではなく常にだったことを悟ったとしたら

で、「これは知り合いの話なんだけど…」と言って、鶫に相談してみたりしてね

普通のラブコメなら、自分の話を「友達の話なんだけど」と偽って相談するのはよくある展開ですが
それが本当に友達の話であるとなると、ちょっと違う感覚で読めることでしょう

小野寺さんの前での楽の様子
教室とかで一緒にいるとずっと目で追いかけている
喋っている時はいつもと違う感じのようで
すぐイライラしたり悲しくなったりしているようで…

なんてね

で、ここで千棘が伝える「友達の様子」が、ついこの前楽によって「それはもう恋で良くないか」と
断定されてしまった態度だったりした日には、古味先生見事な構成力と言わざるをえないですよ

そうなったらそりゃもう完全に恋ですよ
だって本人が言ってんですから

…と、こんな流れで千棘が「楽の好きな人」にも気づく、と

そうして、「小野寺さんが楽を好きで、楽も小野寺さんが好きなのなら…」と
春ちゃんと同じ決意を固めようとするところに、約束の女の子は千棘っぽいなんて状況証拠が出てくる
あるいは楽の方は千棘への気持ちこそ「好き」なんじゃないかと考えるようになる、とか

そうしてとうとう楽は千棘の方へ告白するも、楽の本心に気づいている千棘は断腸の思いでそれを断って…

そんで、1人にフラれたからってもう1人に告白なんてできるわけ無いだろという考えのもと、
小野寺さんのことも忘れようとする楽に、今度は小野寺さんの方が告白する…とか


勢いに任せてここまで妄想してみましたけどどうでしょうか

これだと、楽に小野寺さんの方から告白してしまう展開なのが気になるんですけどもね
千棘エンドにしろ小野寺さんエンドにしろ、ヒロインと楽のどちらの告白でルートが確定するのかというのは
ちょっと難しいところですね

楽から小野寺さんへの告白でエンドを確定させて欲しいと思うところもあるんですが…


[タグ] ニセコイ




COMMENT▼

No Subject

世間の九州編評価から考えると千花のランクインはむしろ最後の翻意以外が支持されてのことだと思う
楽や万里花への批判票というか物凄く単純化して言うとこれまでの楽の票が千花に回った形

No Subject

TのYさんが恐ろしい事やりやがった(^^;
そこまでやるかwww
それにしても10位に彼女が迷い込んでるってどないやねんw


本編の展開については賛否あるようですが、僕は座して待ちたいと思います。

No Subject

そう言えばサブタイ崩しの1回目て何でしたっけ?

サブタイ

>妄想屋さん

第13話ザクシャ イン ラブですよ。
小野寺さんが、放課後の楽さんと二人きりの教室で顔を真っ赤にして「私ずっと一条君の事」まで言えた回です。

小野寺さんの告白未遂、1回目です。

No Subject

>mickさん
有り難う御座います。
あの野球のボールですかそうですか。
くっそ、誰だあのボール投げたヤツはorz

何だじゃあ共通点有るじゃないですか。
小野寺さんのターンですよ(それだけ)

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。
そしてひょっとしたら明日もニセコイ単独感想を一発目にするかもしれませんのでよろしくどうぞ。

>千花の順位
逆にそういう可能性もあるんですかね。アレで楽のほうがすっかり嫌われてしまって、その票を持って行ったと。だとすると、そんなにも九州編が支持されていないことになりますが…うん。わからないでもないな。

それにしても、前作キャラのトップ10入りといい、一読者が作者より上位に来てることといい、主人公が前作キャラに順位負けてることといい、色々とツッコミどころのある結果でしたね。


>サブタイ崩し
小野寺さんの告白回というのが、言われてみれば共通点っぽくもありますけど。どうなんでしょうね。ここはあんまり深く考えても仕方ないところかもしれない…。

これで次回も崩しサブタイだったら、それこそ感想書くのが大変になりそうな悪寒。

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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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