社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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2016年週刊少年ジャンプ15号 ニセコイ 第209話感想

単独感想記事になりました
残りはまた明日で


2016年週刊少年ジャンプ15号 ニセコイ 第209話感想

亀スポが今週は古味先生だった件

右側の小野寺さんの鍵を持ってる人は、たぶんマリアを描いているつもりなんでしょうけど
御影にしか見えないのは俺だけではあるまい



…って感想だけでももう今週はよかったんじゃないかと思ったんですけど
さすがにやめておきましょうか



…うーむ


えーっと…ですね……


とりあえずこれで集るり回はひとまず決着なんですかね

今までのヒロインたちのルート決着と違って、サブキャラ同士の恋愛ですから
この程度で収めておくのは正解だと思うんですけども


それでもねえ…


何というか、最初から最後まで「ふーん」という感じが拭えなかったんですよね

きっと、集に対してのるりちゃんの感情変化に全然ついていけなかったからなのでしょう

今回るりちゃんが集への恋心を自覚した流れというのは、嫌い嫌いと思っていたのが
ようじょによって反転させられたということになるでしょうか

第一印象と先入観とレッテルによって、ふざけた言動ばかりの軽薄な男だとばかり思っていたのが
実は深いことも考えていて、それなりに足掻いてもいた男であったこと

印象通りにふざけた言動をする度に目くじらを立てていたのは、実は「あんたはそういう奴じゃないでしょ」という
無意識の感情だったかもしれないこと

それに気づいたということなんでしょうか

無意識だけが知っていた意識が、集の軽はずみな言動を許せなかったとか

だから今回、それでモヤモヤとしていたところにいいつものようなチャラけたセリフがあったことで
余計にワケが解からなくなって、頭とは裏腹な罵倒が口をついて出てしまったとか

自らショックを受けた表情を浮かべながら罵倒を言い切ったるりちゃんの顔
この辺は古味先生さすがの描写力というところなんですけど



…ただなあ

るりちゃんが集をそう評することへの実感がなかなか湧いてこないというか

もちろん、集がただ考え無しな男じゃないことは俺もわかっちゃいるんですけど
るりちゃんがここまでなっちゃうほどか?と考えると何だか釈然としないんですよね

この辺は、ひょっとしたら異論ある人がいるかもしれませんが

ようじょちゃんの言うように、確かに今日に限らず、るりちゃんはずっと集のことばかり見ていました

何かにつけてすぐ暴力的なツッコミを入れていたのは、色んなシーンで目にすることができるところですし
そういう「すぐにツッコミを入れられる」というのも、普段からずっと気にしていることの証左であるのでしょう

そんで、「見ている」とか「目で追ってしまっている」というのは
ツウジタでも示されたように、本作において恋愛的な感情と絡めて描かれる部分です

その意味ではこれまでの描写に即して集とるりちゃんのフラグについても描かれているといえるわけですが…

やっぱり釈然としないですね


1つには、以前にも触れた通り、るりちゃんに対する集の感情がよくわからないというのがあるのでしょう

「どこか似てる」なんて思ってることが今週彼自身の口から語られましたが、それだけではよくわからない漠然とした内容です

確かに「似てる」というのは全く理解できないというわけではありません
同じメガネキャラの、同じサポートキャラとして、物語を一歩引いたところから見つめる立場として
この2人には似た役割を担うものが最初から設定されていました

ただそれは、2人のキャラ配置上の問題であり、それをもって「似てる」とキャラ自身に言わせても
何かなーという気がしてくるのが正直なところなのです

こういうサブキャラ同士のカップリングというのは、他作品ではよくあることだったりするんでしょうか

2人をくっつけようとする古味先生の意図がその線上にあるようなものだとしても
やはりるりちゃんに対する集の正直な感情がもう少しわからないことには判然としないんですよね

片や楽のサポートキャラとして
片や小野寺さんのサポートキャラとして

それぞれ思惑が一致しているサブキャラ2人が、あれやこれやと策を練って両片思いの2人をくっつけようと画策する
その中で、何だかそこの2人も互いを意識するようになって…
なんてのがサブキャラ同士をくっつけようとする時の大体のパターンなんだろうと思うんですけど

るりちゃんと集に限っては今までそんな場面は全然ありませんでした

むしろ、るりちゃんが勢い余って小野寺さんの好きな人を楽にバラそうとした時に
わざと割って入ったりして邪魔したりしてました

思えばこの時、はじめて集はるりちゃんに「自分には好きな人がいる」と楽にも話していなかったことを告げたわけですが
それはつまり、この時からるりちゃんに対して同じものを感じていたということなのでしょうか

「人から教えられるのじゃなく、自分で勝ち取らなければ」と言う集の恋愛観に同意して
「メガネのよしみ」で楽にあれは冗談だと言っていた最初のるりちゃん回

次に彼女が主役となった水泳大会では、敵選手を庇って足をくじいたのを集に見抜かれて
「その足で行くのかい?」なんてさりげなく聞いてきたことに、笑みすら浮かべなら答えていました

楽の話を聞けば、ヤクザの息子ということで浮いていた自分に話し掛けてくれて、周囲との橋渡しをしてくれたとか
集を好きになったと相談してきた後輩は、「優しくて誠実なところに惹かれた」と言っていて

曽祖父のお見舞い時には、集の写真によって少し救われた気持ちになったりもして


今までを振り返ってみれば、まあ確かに、るりちゃんが集にそれなりの誠実さがあるのだと思っていても不思議ではないような
場面というか描写はあったのだと言えるでしょう

しかし、問題はそうしたことが読者の印象にあんまり残っていないことというか

今までのそれらの場面を伏線や布石として今回の結末に至るつもりが初期からあったのだとしても
これではあまりにも淡々とし過ぎているように思うんですね

読者の印象の中に残しておこうと言うつもりがそこまで強くない感じ

俺も「念のため今までの集るり回読み返してみるか」と思って再読したところで思い出したことですから
普通の一般読者にとってはそれほど印象の強い部分ではないでしょう

極端な言い方をすれば、「分かる人だけ分かればいい」という作劇になっているような気がするのです

そのせいで、るりちゃんの意識の変化にさっぱり納得ができないというか

今までが散々嫌い嫌いと言ってきたわけですから、ラブコメの鉄板で言えばそれが何かの拍子に反転した時に
「好き」になってしまうことは大いに有り得ることではあります

それがるりちゃんには今回訪れたという内容だったわけですが…

集のさりげない優しさをしっかりと認めている人とかにとっては、今回るりちゃんが恋心を自覚したことは
大歓迎だったりするんですかね


[タグ] ニセコイ




COMMENT▼

No Subject

その2だと思ったらニセコイ単独だっただと!?

好きの反対は嫌いなんて話も有りますが、マザーテレサの言葉を借りれば、関心が有ると言うレベルでは同じなんですよね(^^;
まぁ僕からすればやっとかい!って感じですがw

Re: No Subject

2時起きがなくなってから、更新のパターンがいまだにつかめていないので単独記事なんてことになりました。

あんだけ嫌い嫌いと言って気にしていたんですから妄想屋さんの言うこともわかるんですが、何だかなあという感じはやっぱり拭えません。この辺の感覚はどうしようもないですかねえ。

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