社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ジャンプNEXT2016年Vol.1感想

ジャンプNEXT2016年Vol.1感想

アスタハーレムなポスター
このマンガにそういう需要があるということなのか?
ラブコメ自体は俺も望むところですけど…

「左門のバスケ」って後ろに書いてある左門くんポスター
14番てのは、「てっしー」で14ということなのか
左門くんの6番は、悪魔を召喚するから悪魔の数字の6なのか


 





アンケ順
BLACK BOOKS
豆腐の神様
世界を変える話をしよう
ツバキザクラ


最も主人公や登場人物が魅力的だった作品:BLACK BOOKS
最も絵が好きだった作品:ツバキザクラ
最もストーリーが面白かった作品:BLACK BOOKS
「週刊少年ジャンプ」で連載で読んでみたい作品:BLACK BOOKS
もう一度読切りで読んでみたい作品:豆腐の神様
同じ漫画家の違う作品を読んでみたいと思った作品:ツバキザクラ
読みやすかった作品:豆腐の神様、BLACK BOOKS、世界を変える話をしよう
読みにくかった作品:CROQUIS
読まなかった作品:くりおの霊儀
絵が古いと思った作品:機巧ベビーシッター


感想はアンケ入れた4作品のみです


BLACK BOOKS 濱田賢治

グランドトレジャーによる掲載作品ですね
全体的な完成度としてはこれが一番良かったんじゃないかなと思います

しかしどうしても、思ってしまうことが1つ…

これなんてD.Gray-man?


雰囲気から設定から世界観から話の流れまで、こんなに似てるというのも珍しいような気がするんですが

かと言ってパクリだなんてことは思いませんし言いませんが、読んでて普通に思い出してしまったあたりは
ひょっとして作者も意識していたんじゃないかと想像してしまいます


中世的な雰囲気の中でさらに「切り裂きジャック」の名前まで出して、まさにそれっぽくなったなと思ったところで
その正体がまさかの主人公だったのはちょっと新鮮な感覚でした

外法と表の営みの境界を引こうとする主人公の動機には四乃森蒼紫を想起させて、西洋の中世だけじゃないのかとも思いましたが
逆にそのおかげで、この主人公にもそれだけの過去があったんだろうなと想像させられて、すんなり受け止めることができたという

画力はまだ若干粗いところもありますが、全体としてはとっても読みやすく
分かりやすかったんじゃないかと思います

ただこれで連載狙おうとするには、ディグレとの差別化だったりの他にも
テンプレ的要素の排除と応用などカヂあは当然いくつもあるわけですが…

それでも読んでみたいかなと思ったので今回の1位です


豆腐の神様 天願真太郎

ギャグ漫画家と思ったら意外とストーリーしてて、豆腐の使い方もそれなりに上手いかなと思った2位

干支戦争ってのは馬鹿馬鹿しいものだったんですけど、年賀状に豆腐の印刷とかは
想像するとすげえシュールなのであるw

ただ八百万の全員が全員そんなことを思って干支に乗ることを目指しているのかというと怪しいですし
むしろ同一であって欲しくもないわけですが

ただそれは連載になったら詰めるべきところで、今回の内容では能力バトルと銘打ちながら
豆腐の神様に憑かれたことで「触れたものを豆腐に変える」だけの能力を得た主人公が
武器の神やら石の神やら、バトル向けの能力を持った相手と渡り合うことで
意外とカタルシスを生み出すことに成功していました

主人公が憧れる女子が同じ神憑きの1人だったというのも、テンプレというよりは登場人物を絞ることと
主人公の戦う動機形成のためにちょうどいい展開だったので悪印象はありませんでしたし


能力バトルってジャンルで、豆腐を主人公の能力にしちゃうのはいい感じにギャグっぽくもあって
下手にシリアスさを出さないようにすればいいとこ行けそうな気がしますね


世界を変える話をしよう 熊野栞太郎

これもグランドトレジャー作品ですね

科学が禁忌となった時代に、科学が得意な中学生が世界を変えたいと思う話

ストーリー自体は真っ当に少年マンガでしたし、主人公が答えを見つけるのが早い気がしたことを差し引いても
しっかり自分で考えて行動に移せていた主人公の姿は中学生としては非常に立派に見えました

ただ、こうした作品の場合はその世界観の詰め方が問題になってくるんですよね

人工衛星衛生爆発時に発生した電磁波によって、世界中の機械が狂ったことで
それ以来50年に渡り科学も工学もタブーとされているという世界観

とすると、じゃあその中でどうやって人々は文化的な生活を営んでいるのかというのが気になってくるんですね

現代のように色々と発達した社会だったのが、機械やロボットが誤作動を起こしまくったことでタブーとなった
すなわち使われなくなったということは、じゃあそれまでの発達した文明生活はどうなったのかと

「どこまで機械や科学がダメになったのか」というのが、読んだ限りでは今ひとつはっきりしていなかったように思えます

職員室で先生の机にパソコンはないとか、テレビも描かれてはいないとか
作者もそれなりに気を使って描いているようには見えますが、しかし、壁に時計はかかっていたり信号機もあったり
しっかり機械と呼べるようなものは登場しているんですね

どの時点から50年後の話なのかはわかりませんが、人工衛星だとかインターネットなんて単語が出ているあたりからすると
現代以降の話なのでしょう

現代以降の何処かで衛生の爆発が起こって、そこからさらに50年経った時点の物語

つまり、今俺達の行きている時代よりも少なくとも50年以降の時代がモチーフになっていると思われますが
主人公たちの暮らしの様子は今とほとんど変わっていないように見えます

それ自体は、科学が禁忌になったことによる進歩の停滞あるいは遅延ということで納得できますが
しかし、現代と同じ生活をするにしてもそれなりの機械や科学技術は必要なはずなんですよね

主人公の成績の悪さを示すために登場したテスト
この紙もどっかの工場で機械が作っているもののはずですし、外に出れば街灯もある
家に帰れば家具も普通にありますし、炊飯器だってありました

細かい指摘になるのかもしれませんが、科学や工学や機械・ロボットが禁忌になったという世界観で
日常に存在するこうした品々はじゃあどうやって作られているのかというのが気になるわけです

生活必需品ということで、そうした物だけは特に厳重な警戒のもとに機械が運用されていたりするのか

主人公の活躍はその行動とは直接関係するものではありませんが、それでも彼らが生きる世界の話ですから
そこに存在する綻びとしては、これは無視できないものではないかと思います


とは言え、全体としては気に入ったので3位です


ツバキザクラ 百瀬悠

4位に書いたはいいけど、何か感想は書きにくいんだよな…

とりあえずは女の子が主人公だったというのが、特徴の1つとして挙げられるものですかね

主人公だったというよりは、単に視点キャラというか、今回の話が彼女を紹介するための内容だったというものかもしれません

設定や展開自体はどっちかというとテンプレ的なそれに近いんです
ですが、不思議と最後まで読ませる力を持っていました

それはきっと、「悲運を抱えた女の子」というキャラを登場させるのに
彼女を話の中心に据えて、まるで「そこそこの期間連載が続いている作品に新キャラが出てきた」
みたいなノリで描かれているからじゃないないかと思われました

たぶん実際には主人公は馬先輩なんでしょう
作中で詳しい説明はされていませんでしたが、女の子と同じ症状に見まわれながらも
それに抗って立ち向かったことで運命をねじ曲げたという青年

ジャンプ的な描き方をするなら、彼の視点で女の子を描いて、その哀しさを強調した上で
馬先輩もかつては同じ宿命を背負っていました…って持っていくところですよね


それを、意識的か無意識的か逆にして、しかも馬先輩も同じであることについては
詳しくは説明せずに匂わせるだけにとどめました

読み慣れている読者なら、きっとその一言だけでもすぐに気づけるだろうと言う読みがあったように感じます
その読みに基づく構成が読みやすさを生み出すことにつながっていて、確かに彼は読み通り「そう」だったと

読者の予想を言葉少なに肯定することでくどさを生まずに、スッキリとした印象に仕上げているんですね

これが馬先輩視点で女の子を見る展開だと、読者に予想させる内容が展開の転換点になってしまって
「言葉少なに肯定してみせる」という描き方は不可能だったように思えます

逆だったからこそ可能だった描写なのでしょう

ただ、その巧妙さが作用しすぎたのかあるいは副作用なのか、「読み切りらしさ」が薄くなっていたんですかね
別にそれは悪いことでもないとは思いますが

読後感は悪くなかったので4位にしてみました

COMMENT▼

ケンパトリックと東の大和と西のリリーの感想はないのかぁ
個人的には豆腐の神様とロボの読みきりが好きでした

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。ぱいなっぷるさん

ただいまNEXT感想のリハビリ中です。
アンケ入れた作品に加えて、連載経験作家の作品にも触れたい気持ちはあるんですが、最近読み切りの感想を書くという作業がどうしてもきつくなってきまして。

NEXTの感想がしばらく放ったらかしになっていたのはそのせいなんですが、少しずつリハビリしております。

ここで少し触れておくなら、どちらもそれなりの勢いはあったと思うんですが、それでも新人作家の作品よりは確かに上手いけど、というレベルだったかな、という感じですかね。

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