社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

07<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>09

娶った姫たちとの絆とともに物語も深化する… 『結婚指輪物語』第3巻

結婚指輪物語3巻

結婚指輪物語 第3巻

異世界新婚ラブコメの第3巻です

2巻の時はそうでもありませんでしたが、何だか3巻になって俄然面白くなってきた感じがします
なぜだろう?

次は水の指輪の国に行こうとしていたら、たまたま火の指輪の国の一行が現れたことで予定を変更したり
その姫との試合をしようとしたら魔物が襲撃にあって、急遽協力戦をやったら意外と認められてしまったり
でもやっぱり試合で勝って認めさせてやると言ったら、何か指輪から不思議な声が聞こえてきて、
相当な実力差がある姫にあっさり勝ってしまったり

主人公特権が全力で展開されていることは否めないんですけども

何か面白くなってきました


たぶん「3人目」まで来たからなんですかね


1巻の記事でも書いていたように、世界を救う指輪の力を完全なものとするため
5人の姫とそれぞれ重婚しないといけないというエロゲ的設定がこの作品一番の特徴だったんですけども

それに恥じない作りというか仕上がりになってきているんですね

順に見ていきましょう


まず、1巻では設定説明代わりにこんな1コマが物語を象徴してくれました



勇者に選んじゃった

幼馴染だった好きな娘が遠くへ行っちゃうと思って追いかけて行ったら、何か異世界に来てて
その上そこはその娘の結婚式の場で、しかも魔物が襲ってきて
あたふたしてたら彼女から唇を重ねられて、指輪を交わした

それを称して「勇者に選んじゃった」と満面の笑みで語る彼女

「ほほうそういう話なのね」というのが非常にわかりやすいと思われます


そんで、彼女との絆の深さがそのまま指輪の力となり、勇者「指輪王」の力となるという
これまたわかりやすい設定

幼馴染から一足飛びに夫婦になってしまった2人はもちろん戸惑いますが、しっかり話してお互いの気持ちを確認したりして





1人目

1人目の嫁ができた瞬間でした


そして2巻では2人目の指輪の姫が登場しました
臆病で気弱なエルフの姫

色々あって、最後には彼女とも唇を重ねた主人公で指輪王のサトウ
つまり2人目の嫁ができてしまったわけでした

そうするとこんなコマが描かれる

2人目




で、3巻ですよ
1巻につき1人の姫を登場させていこうとしているらしい作者
3巻では3人目となる猫族の姫が登場します

猫耳で、激強で、褐色な姫です

うむ、素晴らしいな


これもまた色々あって、最後には彼女に認められたサトウ
やっぱり唇を重ねて指輪を交わし、3人目の嫁が出来上がりました

そしたらこんなんですよ

3人目


クリストル姫というのが最初の嫁のことです
何を早くして欲しいのかは、頭のいい皆さんのことですから言うまでもないでしょう

新たな嫁ができる度に、作者はこういうシーンを恒例にしたいんでしょうか
いいぞもっとやれ


というか3人目となるグラナート姫が割と気に入りました

何かよくわかりませんけど気に入りました






この身体では不満か

うむ、素晴らしいな



順調に嫁を増やしている主人公ですが、もちろん嫁となる姫様たちもただ黙ってそれを受け入れているわけではないというのが
作品に深みを与えていますね

嫉妬もするし、焦ったりもするし、願ったりもする
エロゲみたいなシーンの画像を載せてきましたけど、あんな場面にたどり着くまでに本当は色々と葛藤があっていたのです

だからこそ、嫁としての彼女たちに感情移入して読んでいける
エロゲ的展開のためのただ都合のいいヒロイン、というだけにはなっていないからいいんですね

それと、1巻の時に思ったこととの関連で言えば
3人目まで来てもまだ「指輪王を選ぶ基準と権限が自分にはなかったこと」についてが言及されてこないですね

光の君が選んだ者が指輪王となり、その他4人の姫君たちは彼と契りを交わすというのが伝承らしいですが
それだと、光の君以外の姫たちは指輪王で自分の夫となるべき者を自分では選べないということになります

もちろん、現れた指輪王を名乗る男に対して本当に協力するのかどうか、認めるかどうかというのは当人次第なんでしょうが
物語の前提となっている伝承に深さを与えるものとなるはずですから、姫たちのうち誰かが言及して欲しいなと思っております


ということで4巻も楽しみにしておきましょう


試し読みはこちらからどうぞ
結婚指輪物語 | ビッグガンガン | SQUARE ENIX




 




COMMENT▼

No Subject

もう一回聞きますが…

もうめいびい先生好きでしょうrexelさん!

かつ神、そしてこのMRS(marriage ring story)。
この二つをここまで好きになったのなら、
黄昏乙女も「絶対」好きになります。
もう一回言いますが…

「絶対」好きになりますよ!

あ、そうそう

私も3人の中でグラナートが一番好きです。

ではなくw本題は「指輪王を選ぶ基準と権限が自分にはなかったこと」について
恐らく本来は「政略結婚」であり継承者や姫の心情は無関係だったと思いますよ。
光の輪の君が優れた者を選び、他の輪の姫が試し、眼鏡に適わなければ処断して再選考。
そして選出者が光の輪の君であるのは、破邪の性質を持つベースとなる指輪の所持者であるから。
風や火などはブースト的な性質とみて良いでしょう。
そしてそれは伝承として周知の事実。砕いて言うなら

そういうものとして受け入れていて疑うって発想がそもそも起こらないレベルの話

でも本当に優れている者は好かれ易いので心情も後から着いてくるんでしょうね。
グラナートの様に

Re: No Subject

まあ、たぶんそういうことです。
めいびい先生のことはすっかり気に入ってしまっていると思います。

ですから、その黄昏乙女というのも地味に気になってはいるんですよねえ…。


判断基準云々のところについては、腑に落ちました。
逆に伝承が普通に深いというか当たり前になっていることで、そういう疑問は湧いてこないんですね。

すると気になってくるのが、光以外の姫君たちに、もしも普通に想い人ができちゃった時にはどうするんでしょう、と。
指輪王が現れていないならまだいいでしょうけども、指輪王がやって来た時に、実は別に好きな人が…ってなったら大変なことだなあと。こんな想像するのは作劇的に野暮かな?

No Subject

それは「姫たちと真の絆を築けなかった」ということで真の指輪王足りえなかっただけの話。
後は姫たちには指輪の君としての責任感から自然と心理ブレーキは掛かっています。
ここら辺りは2巻を読み返せば腑に落ちると思います。
エルフの長老の言い方からすると、初代の指輪王も「全員と絶対的な絆」を築けていない様子。
作品的に考えるのなら、まあサトウはそうなるんでしょうねwww

Re: No Subject

そういうシンプルな考え方で良いんですかね。

世界観の完成度や深さを求めて、細かいことにこだわりすぎているでしょうか。
難しく考えずにサトウがそうなっていくまでを楽しんでればいいかな?

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://sclpsn.blog.fc2.com/tb.php/1163-abc147ea

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

カレンダー+最終更新日

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

新着記事+関連エントリー

人気&オススメ記事1

タグクラウドとサーチ

プロフィール

rexel

Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

ジャンプヒロインズは俺の心のオアシスです。
中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



ついったー。

RSS リーダー

月別記事アーカイブ

マンガ・アニメ系サイトリンク集

以下のリンクから他にもマンガやアニメについて記事のあるサイトをご覧頂けます。

○ブログランキング集

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ

○姉妹サイト
ジャンプマンガの描き方教えます
○アンテナサイト
ジャンプ感想サイト更新チェック

○マンガが読めるサイト
ジャンプトレジャー新人漫画賞受賞作品一覧
絶版マンガ図書館

○マンガ・アニメ感想考察系サイト
(更新停止)
たらさいと
アスまんが
アニメな日々、漫画な月日
ゆめかたつの曲解的漫画考
つながりこそがせかいをつくる
現実逃避
 ┗サイト紹介
あまぐりころころ
働いて飯を食いジャンプを読む、ついでに漫画やアニメも見る

○毎週ジャンプ感想を読ませてもらっているサイト
決闘王F.Kのブログ
君と僕の歌う詩
楽しければよかろうのブログ
北区の帰宅部
 ┗サイト紹介

○マンガ作者サイト
内水庵
おさむ日誌(休止中)

最新画像一覧

カウンター