社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

07<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>09

ブラッククローバーが重大な展開を見せているかもしれない2016年週刊少年ジャンプ1号感想

2016年週刊少年ジャンプ1号感想

目次ページの見慣れなさは毎年の儀式だなーw

それと背表紙の「ジャンプ」に両さんがいるのは何だ?


今週のアンケ順
背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
火ノ丸相撲
僕のヒーローアカデミア


その他
・巻頭カラー ONE PIECE
・食戟のソーマ
・特別読切り 妖移植変異体ガロ
・バディストライク
・ブラッククローバー
・ニセコイ

ハムスターの性別はどうでもよかった斉木楠雄と
友情的なノリに何か馴染めなかったものの歩と
ビッチ先生の口腔内が物理的におかしかった暗殺教室と
主人公のキャラ方針変更をどんどん進めているような左門くんと
「えどんゲリオン」の柱が雑すぎる磯兵衛は省略



背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

いよいよ土屋くん達の本番が始まりました
今回は期待値でのアンケ1位です

ひらりちゃんの実況に乗っかってくれた八巻先輩たちが語るように、注目はもちろん三つ巴の1年生達

とはいえ、土屋くんとわたりちゃんは「そういうの」とは違うところで勝負することになっていますが

キャリアの浅い彼らが挑むのは、2か月前の自分
初めての大会で、たくさんたくさん練習して臨んだ本番で、その成果を半分も発揮できずに終わってしまったこと
その苦い思い出に打ち勝つことが今回の彼らの目標

わたりちゃんは、あの時発動したトラウマを克服して最後まで踊り切ること
土屋くんは、あの時よりももっと上手にわたりちゃんをリードすること

それができてこそ、「あの時」に勝ったのだと言えるのでしょう


まずスタート位置の確保には成功しました
「あの時」に勝った1つ目ですね

続いてわたりちゃん

舞台に上がったことで、再度フラッシュバックしようとしていますが
「あの時」に比べればまだ冷静なようです

理由はもちろんただ1つ

君がいるから

動揺を必死に抑えようとするわたりちゃんのモノローグと、優しく声をかける土屋くんの言葉をシンクロさせたのは
見事な演出でした


おいこの2ページ見てるだけで泣けてくるぞ
どんだけハマってんだ俺


そんな2人の様子をしっかり見ている周囲もいいですね

御木くんロシア語勉強してるのか…
いや考えてみれば当たり前のことなんですけどね

パートナーと意思の疎通ができないよりもできたほうがいいダンスができるのは明白ですから
むしろ初登場時から「今勉強中なんだけど」って言っててもよかったくらいです

覚えたて?のロシア語で語りかける御木くんに、感謝を伝えるターニャちゃん
やべえ可愛い

真面目一徹の宮大工くんは、シンプルな言葉をかける


三組とも、男性の言葉に女性が応じるようになっていますね
もちろんこれはわざとでしょう

三者三様の「シャル・ウィ・ダンス」を見せていただきました


最初はワルツ
入門用のブルースの次に覚えた最初の競技用種目ですね

落ち着いて最初のステップを踏み出した土屋くんとわたりちゃん

さあ次回
何を魅せてくれるでしょう
楽しみです


火ノ丸相撲

VS飯
やってきた場所は焼肉屋
先週の予告から楽しみにしていましたが、まあ…
正直ちょっと期待しすぎたかなという感じですね

いや、想像したとおり大食いな感じになってはいましたが
何か思ってたのと違いました

でもたぶんこれで正解なんです
どんな展開だったら俺の期待は満たされていたのか、自分でもよくわかりませんが
たぶん作品としてはこれで正解

天才焼肉奉行なんて無駄な才能を持ってる佑真とか
イメージ通りがさつ丸出しな國崎とか
意外に少食の上スイーツは別腹だった大関部長とか
それぞれの個性をしっかり出しています

せっかくマネになってくれた女性陣の存在感が薄いのは残念といえば残念ですが
まあ仕方ないのでしょう

新キャラ千鶴子ちゃんは何やらお目当ての人がいた上でマネを志望したみたいですが…
これ単純に考えたら火ノ丸なんですけど、その解釈でいいのか…?
単純すぎて逆に違う気がしてくるのである


で、そんな疑惑の火ノ丸からレイナにお誘い
佑真のことで大事な話

まさに本人も悩んでいる贖罪のことなんでしょう

後ろ向きな気持ちが力に変わることもあるとはいえ、そんな気持ちで相撲に打ち込んで欲しいとは
火ノ丸が思うはずはなく…

レイナもまた、そんな険しい顔で稽古に励む兄の姿を悲しい目で見ていました
ここで佑真を軸に2人の意思が一致するならば、何となく流れでマネになってしまったレイナに
1つの目的ができることになります

それは、この先を追いかけていく上で彼女にとっても読者にとっても悪いことではないでしょう

次回火ノ丸は何をどう語るか
まずはそこからですね


僕のヒーローアカデミア

せっかくのお買い物が大事になってしまいました
敵連合の主犯が現れたんですから当然といえば当然ですが

母ちゃんが超痛々しいのである…
体育祭の時もひたすらにショックを受け続けていましたが、今回のこれはまた別物だったでしょう
マジで殺される恐れがあったなどと、とても落ち着いていられるはずはありませんね

報せを聞いた時から泣き腫らしたのだろうくまの跡がうっすら見える顔
あまりにも辛い…


オールマイトとの会話も切ないですね
救えなかった命があるとしても、それでも堂々と胸を張って理想を語らなければならないのも
ヒーローの役目だと

目指す背中と器の大きさを出久がまざまざと感じ取る場面でした



…で、合宿ですけど

サブタイは何のことかと思っていたら、今回の新キャラでしたか
4人組とか言ってる割に今回は3人しか出てきていませんが、まあわざとなんでしょうね

あるいは1人毛色の違う少年が実は2人分とかなのか

よくわかりませんが、前倒しで開始という「仮免試験」

社会の中で個性を使うのに何が必要とされているのか
見せてもらいましょう


巻頭カラー ONE PIECE

来年申年だからってモンキーつながりでルフィと猿ってどんなアイデアだよ…>表紙
それよりもカラー扉の方が迫力はありますな

ロビン姐さんの御御足もそうですけど、ブルックのドクロにサングラスってのが
意外にかなりハマっている…

何これ
かっこよさ抜群なんですけど


本編の方はまたしても回想をはさみました
毒ガスは、ゾウにやってきたシーザーが使ったものではなく
ジャックが持っていたものを撒き散らしたという前提でいいんですかね

何かシャンクスのことを知ってるらしいイヌアラシ公爵
イヌアラシは公爵だけど、ネコマムシは旦那なのか
何の違いなんだw

回想を入れつつ、でも現在時間も進めつつの展開になってるようですが
おかげで設定説明っぽさが余計に出てしまってる気がしますね

いつまで続くのかなこれは
そして来週の休みは合併号の巻頭カラーのためか…


食戟のソーマ

とりあえず食欲をそそらせることには成功して、何とか叡山には食わせることができました

そしてまた顔芸wwww
先週に引き続きやり過ぎだろwwwwww

飯食ってこんな顔になる奴初めて見たわwwwww

徹底的なまでの主人公ディスが、リアクションのハードルを下げる方向に作用しています
これはまた新しいやり方だな

叡山の反応を見て、自分たちも食ってみたくなった審査員2人
この時点ですでに、3名中2人が創真の品に惹かれていることになるわけですが
まあ判定はまた改めて行うということにはなるのでしょう

何より竜胆先輩がまだ食ってないし脱いでないし


色々やってましたが、創真の勝算は要するに食欲を煽ってとにかく食わせてやることにあったようですね
食ってもらわないことにはどうしようもありませんからね
その上で、調理法においてもちょっとした秘密を加えておく、と

次号巻頭カラーで判定でしょうか

とすると次の問題は、叡山のこの行動が薊の指示なのか独断なのか
そして創真の調理法が薊的に許せるものなのかどうかというところでしょうかね

その辺で叡山の処遇が決まってくるでしょう


妖移植変異体ガロ 石山諒

三つ首コンドルの石山先生新作ですね

画力が上がってる気がしないのはなんでなんだぜ


読み終えて思ったのは、テンプレを外そうとしてきた試みは理解できるな、ということでした

タイトルで主人公の設定をバラしていますから、主人公ガロは
登場時からすでに妖怪を移植済みなんだろうと思ったんですよ

でも全然そんなことはなかったという

テンプレ的には、バカ一筋な主人公がそれでも大事なもののために何か特殊能力を発揮して
見開きで敵を倒すという流れになるんですが

その場合、主人公には物語の始まりからすでに能力が備わっている状態であるのが普通でした

しかし今作の場合は、ページの半分を使って主人公に妖怪が移植されるまでを描いており
移植された力を使って主人公がヒロインを守ろうとするまでを一直線にしています

それによってテンプレよりもすっきりしてわかりやすくはなっているんですが…


しかし薄味になってる気もするというか

移植までの前フリになる前半部分が特に薄いですね

主人公の性格とヒロインとの関係性と基本的な設定を説明しつつ、
主人公が襲われる舞台を用意してやるだけになってます

その上、肝心の移植場面も設定説明として死よりもつらい痛みが…とか言ってた割に
何だかあっさり終わってしまって

しかも、主人公襲われる→死体持ち帰られる→意識戻る、移植成功まで4時間とはね
主人公の意識が戻った時点で何日か経ってるんだろうと思って読んでいたので、「まじか」となりましたよ

4時間ってちょっと早すぎないか?
そう思ってしまったのも、薄味と感じてしまった一因でしょう

テンプレを外そうとした意気込みは買いますが、これではまだまだではないかと


バディストライク

早くも感想書きづらくなってきたな…

ていうか展開と引きが2話目と変わらないんですけど

そして相変わらず要が主人公だという実感がまるでないのである
視点キャラが誰であるかってのは関係ないはずなんですが、ここまで主人公っぽさがないというのも
珍しいかもしれない


ブラッククローバー

あれ、何かさくっと終わりそうなのか今回の話
実験やってた敵があまりにも弱くないか
無駄に手こずるよりはいいんですけども

それとも何か奥の手とか覚醒みたいなことがあるんでしょうか


敵の魔法のせいで意識がはっきりしてないと聞くやいなや、反魔法の剣でつついてみるアスタが
実に頼もしいのである

おいおいいつの間にそんな使い方を覚えたの


でも敵が弱いと言っても、今回の話はアスタ的に重大かもしれませんね
魔力を抜かれた子供たちは、これからもう魔法を使えないかもしれないとなると
アスタにとってそれは、自分と同じ境遇の子供が増えることを意味します

「生まれた時から逆境」とは先日の王都襲撃で自ら吐いたセリフでしたが、その「逆境」に
意味なく追い込まれた子供たちが何人もいるというこの状態

魔法が前提となっている世界で魔力が全く無いことがどういうことか、身を持って知っているアスタが
この敵を許せるはずはないでしょう

あるいは、抜かれた魔力を元に戻せるかどうかというのは、元々魔力を持たない者に
魔力を移植できるかどうかというところとも関わってくるはずで

魔力の移動と移植がクローズアップされてくるとするなら、この話は重要なエピソードとなるかもしれませんね


ニセコイ

表紙&巻頭カラーの先週から随分順位下がったな(;^ω^)

今回は千棘のターン
ターンというか、何回目かの千棘デート編とか呼んでみたらいいでしょうか

174話に引き続き、千棘仕切りの定期デートを実行するというところで
それがことごとく裏目に出るコメディが描かれました

前回定期デートが1月6日でしたから、今回はそれから1か月くらい経ってると思ったらいいですかね

「楽を楽しませるデート」だった前回に対して、今回は「楽を元気にするデート」という千棘
楽の好みに全部合わせようとして失敗したことを反省し、今回は「元気になれそうな場所」に行くことにしたようです

ただそれでも全部逆効果になる宿命
楽のヘタレぶりが予想以上だったというのもあるんでしょうけども、ある意味これが「ニセコイ」とも言えますね

ことごとく裏目
ことごとく正反対
ことごとくケンカ

作中時間でもう2年近く経とうというのに、分かり合ってるようでまだ分かり合ってない2人
ニセの恋人になったばかりの時のデートと言っても通じそうなくらい上手くいってない姿です

それでも2人それぞれの真意には、今までの積み重ねが生きてはいました

マリーの旅立ち以来何となく元気が無い楽を励まそうとして、また自分の気持ちをアピールすることも兼ねて
積極的姿勢に打って出た千棘

集とマリーに言われたことを気にして、この定期デートは自分の気持ちを確かめるのにちょうどいいだろうと
構えていた楽

気持ちの上では確かに2人とも相手のことを意識しており、それは友達以上恋人未満のようだと言っても
通じそうな様子ではあるのです

しかし行動や結果にはそれが現れてこない

千棘のプランは全く楽に通じず、楽はますます集とマリーの指摘に疑問を抱くようになる


今回一番気になったのがここでした
やっぱり千棘を好きなんてそんなこと、と楽が考えていた最後のシーン


「オレが千棘を好きになった所で」
って言葉がありましたね

ここ変だと思いました


冒頭で描かれていたように、集とマリーの指摘を受けて、今回楽は千棘に対する自分の本当の気持ちを
何とか確かめてやろうとの意識でやってきています

確認しようとしているのはもちろん「自分は千棘のことも好きなのかどうか」
今まで小野寺さんのことばかり好きだ好きだと思っていたのが、「実は千棘のことも好きになってんじゃないの」と
信頼する2人に言われたことで自分の気持ちに疑問を抱いているわけです

であるならば、「オレが千棘を好きになったところで」との表現になるのはおかしいですね

ここでは「オレが千棘を好きだったところで」とならなければいけないはずです



「実は千棘のことも好きなんじゃないの」と言われて確かめるつもりでいたところに
好きに「なった」所で、と考えるのは変ですね
好き「だった」所で、と思わなければ、今は好きではないということが既に確定してしまっています

その前の部分で「甚だ疑問だよ」と2人の指摘を否定していることを踏まえても、やはりおかしい
「疑問だ」と言ってるわけですから、まだその可能性は完全にはなくなっていないからですね


…などと屁理屈をこいてみましたが、まあ多分楽が千棘にドキッとしてしまう場面が次回あるんでしょう

じゃないと今回のエピソードの意味がありませんからねえ


このデートの真意を尋ねたら、楽に元気になって欲しかったのだと答えるいじらしさに
楽が何かを感じてしまう、と

それは、女の子の方がそういうことをしてくれたということに動揺したものであるのを、
千棘が好きだから動揺したのだと勘違いを深める、とかね


…外れてくれこの予想



 




COMMENT▼

楽さんのモノローグ

「千棘を好きになったところで」というのは、「好きになっては『いけない』」と楽さんが無意識に思っているという表現ですよ。

つまり、古味先生の意図としては「楽さんは千棘に対して好きという感情がある」ということだと思っています。

もちろん私は小野寺派ですから。

ちょっと読みきりの話

個人的に今週の石山先生の読み切りが面白かったのでそっちをメインにコメント
NEXT版の設定の妖怪の集まる部署→妖怪の怪事件をきっかけに普通の主人公が妖怪のDNAを加えパワーアップ!にしたのは正解だと思う
後ヒロインとして霧子ちゃんを登場させたのも◎と思いました
連載を視野に入れてるならぜひ売れて欲しい作品になりそうです
個人的には三ツ首コンドルも終盤割とすきでしたし

後気になったのが、急に左門君の掲載順スゲー上がったな~と思ったところ

Re: 楽さんのモノローグ

久々に全然ピンとこなかったので、mickさんにだけ早いうちにお返事というか。

楽の中に、好きになってはいけない、って考え方があるんだというのは今まで思ってもみなかったんですけども。
どの辺からそんな意識があると窺えるんでしょう?

No Subject

>ニセコイ
「なったところで」と言うのは、「もしなったとしても」の言い換えだと思われます。
つまり「もし好きになっても向こうには既に好きな相手が居る」とかですかね。
てことは「それを邪魔しちゃいけない」→「好きになってはいけない」と言う心理かと。
rexelさんはもしかしてこういう分析的なのは苦手ですか?w

>相撲
焼肉w
そりゃ出禁にもなるわな(^^;

>ソーマ
さてさてw
叡山先輩は顔芸得意だなw

No Subject

今回楽は「好きかどうか確かめる」と言っていますが、
心情としては「勘違いだと証明してやる」が正しい。
好きになってもというのは「報われないならば」という言葉が隠れています。
そう考えると、千刺に好きな人がいるという情報がブレーキの役割をしていることに。
あ、もう書いてる時間ない!

ニセコイ、それ以前に楽は小野寺さんの事が中学の頃からずっと好きだったのだから、同時に千棘の事が好きになってはいけないと言う心理が働くのは当然だと思います(^^;

総攻撃www

続きです。
楽が千棘も好きになっているのは確定となります。
気持ちが働いていないと心理的ブレーキは掛かりませんから。
それにどう気付くか?気付いた時に小咲との距離は?まだイケるなニセコイ!w

「好き」ってなんだい

「好き」は好きなんですよね。「好きになってはいけない」と心理的ブレーキがかかっていることは確かですし。

心理ブレーキがかかっているのは小野寺さんが「好き」なのに千棘を「好き」になってはならないという心理からきているわけですけれど,ここでの「好き」は中身を区別していないんですよね。要するに「好き」の中身が楽自身よく分かっていない。

そこが今後の楽さんの葛藤というか,ニセコイの見所なのだと思いますよ。楽しみですね。

何このコメントラッシュw

皆このサイトとニセコイが好きなのは理解したw

Re: No Subject

まさかayumieさんまでも登場して、こんなにフルボッコにされるとは思ってなかった…w

いや、でも待ってください。それでもまだ実感がわきません。
そりゃあもう単細胞生物以下の恋愛力しか無い俺ですが、妄想力だけでここまで来ましたからね。
もうちょっとだけ食い下がってみたりして。


小野寺さんが好きなんだから千棘を好きになってはいけない。
千棘には別に好きな人がいるんだから好きになってはいけない。

そういう理屈が成立し得るのは理解できますが、そうした意識が楽の中にあるんだとはさっぱり実感できません…。


好きか嫌いかで言えば、もちろん楽が千棘を嫌っているわけはないでしょう。その自覚があるからこそ、集やマリーに言われたことに衝撃を受けているんですから。しかし、その指摘をそのまま認めようとしないのは「そんなわけはない」と思っているから。「千棘を恋愛対象として見てないと言い切れるのか」とマリーに問われて答えられなかったのは、そんなこと考えたこともなかったから。

今でもこの認識と解釈でいる俺としては、千棘に対する今回の楽の心情は、どっちかと言えば否定的な姿勢だったのだと思っております。気合入れた格好をすればそりゃあ可愛らしく見えるし、もともとの外見だって高いレベルにある千棘ですが、今回の楽は集とマリーに言われたことを割と気にして「このデートではっきりさせてやろう」と思いつつも、今までほとんどそんなことを思わなかった自分自身を信じたい気持ち=「千棘を好きか嫌いかで言えばそりゃあ好きだが、それは恋愛的に好きというわけじゃない」が強いんじゃないかと。

「オレが千棘を好きだったところで」でないと表現としておかしいんじゃないの、と感想で書いたのはそれを踏まえてのことなんです。自身の今までの自覚と「甚だ疑問だよ」との今回の認識があった上で、それでもなお千棘が好きなのだということになるのなら、「オレが(言われた通り実は)千棘を好きだったところで」との言い方じゃないと変だろう、と。または、「好きになってたところで」とか。でないと、「このデートで確かめてやろう」と考えたことと合わないんですよね。

そんで、そうした文脈であるなら「千棘には別に好きな人がいる」というのは「もしも集とマリーの言う通りオレが千棘を好きだったとしてもその気持ちが報われることはないんだ」という無意味を察する心情であり、「好きになってはいけない」と抑制を図るものではなく、むしろ「本当に千棘を好きなのかどうかを確かめようとすること自体も無意味じゃないのか」とさえ思っている部分なんじゃないかと。もしそこで「自分じゃない人を好きな人」という間柄として楽が自分とマリーの関係を思い出したりした日には、また話が複雑なことになりますが…。



…と、ここまで書いて気がつく。
皆さんが言っているのは、それでも「好きになったところで」と書いてあるということは、古味先生としてはそんな表現のズレをわかった上で「好きになってはいけない」との心情を表現しようとしているんだということなんですか?

そうです

楽さんの意識としては(暫定的には)恋愛感情は否定した状態です。それでいて、マリーに問われれば即答はできない。そんな状態です。

それと、好きに「なる」の起点は、今現在ではありません。「今好きじゃないからこれから好きになる」ではなくて、「最初は嫌い合ってきたけれどもそれから心境の変化もあって好きになる」です。

なので、より正確な表現としては「好きになっ(てい)たところで」くらいになりますから、その意味ではrexelさんの言う通り、「好きだったところで」と意味としては同じです。

そこに、好きになってはいけない、好きである感情を否定「したい」気持ちが重なった表現が、「好きになったところで」と表現されているのだと思います。

ので、「古味先生の意図」としては、楽さんは千棘が好き、を示す表現になっている。そう読んでいます。

コメント欄をお借りして申し訳ないです

>rexelさん

突然乱入してスイマセンでした。フルボッコなんて気はありませんでしたよ(笑)。

だいたいmickさんが書いてくれたので僕が書くことはあまりないのですが,今回の楽の描写事態は,rexelさんが最期にまとめられたとおりの解釈でよいと思います。


先の僕の書き込みは,楽は千棘が既に好きであるという「前提」の下に書いたので,若干rexelさんを混乱させたかもしれません。


僕がそういう前提で語るのは,今回の楽の心理描写ももちろんですが,むしろ文脈を考えると楽が千棘をある意味「好き」であるということにならないと物語が進まないと考えたからです。


集も万里花も楽は千棘が好きと指摘している。一方で楽はそれに実感が伴わない。その理由の一つは小野寺さんが『好き』だからです。

と同時に,千棘に対してもニセモノの恋人を通じての繋がりがある。恋人としてはニセモノだったかもしれないけれども,「常に側にいる女性」として決して悪感情を抱くこともなく,「ドウヨウ」の時には自分から離れる姿を思い浮かべて動揺している。

それは「常に側にいる女性」が自分から離れることに対する危機感なのですが,なぜ危機感を抱くのかといえば「常に側にいることに慣れて」いて,側にいてくれることに「日常感」を感じるからです。安心感といってもいい。それが「あいつと一緒にいると楽しい」ということなのでしょう。それを丸めると「好き」という表現になる。


物語的には,楽が千棘に対する「好き」を認めることで,ダブルヒロインのどちらに対する気持ちが「ホンモノ」なのかを問う展開にしないと,「小野寺さんが好きだから」で物語が終わってしまう。それを避ける為には,「千棘も好き」ということにせざるを得ない。ただ,千棘を『恋愛的に』好きとは断定できないようにはなっている。それが作劇上の狙いなのでしょう。

読者から見れば小野寺さんに対する『好き』と千棘に対する「好き」にはずれがあることが見えている。でも,一条楽はいま「千棘も好きなのかもしれない」と葛藤している段階です。結果的に,千棘も小野寺さんも「同じように(恋愛的に)好き」と誤解してしまう。そんな展開が今後あるのだと予想しています(とか予想しないとか言っておいて,人様のサイトのコメント欄で申し訳ない)。


その「誤解」をとく旅というか,今後の楽の葛藤は,千棘と小野寺さんの「頑張り」を通じて楽にも見えてくるのでしょうし,最終的に楽がいずれかのヒロインを選ぶという決定的要素になるのでしょうね。

Re: そうです

mickさん、ayumieさん

再度のコメントありがとうございます。

とりあえずようやく理解できてきたような気がする…というところなんですが、まだスッキリとはできていないかなというのが正直なところです。

詳しくは、考察記事として明日分の記事を更新しますので、よろしければそちらをご覧いただいてさらに議論を深められたらと思います。

Re: ちょっと読みきりの話

改めまして、皆様コメントありがとうございます。

ニセコイについては別記事でも語っておりますので、ここではそれ以外の作品について触れておきますね。

>読切り
俺はそこまで惹かれなかったんですが、他所の感想サイトさんでも気に入ったという方はいらっしゃったみたいです。ぱいなっぷるさんもそのクチのようで。テンプレの外し方がいい具合に気に入ったんですかね。

>ソーマ
叡山の顔芸は今週も見事でした。見事っていうかむしろ、今後が心配になるレベルで煽り耐性低いw

>火ノ丸
焼肉屋出禁は、力士としてはむしろ勝利と言っていいのかもしれませんねw
今度は石上高校と焼き肉で勝負したらいいと思う。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://sclpsn.blog.fc2.com/tb.php/1145-0bc73a43

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

カレンダー+最終更新日

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

新着記事+関連エントリー

人気&オススメ記事1

タグクラウドとサーチ

プロフィール

rexel

Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

ジャンプヒロインズは俺の心のオアシスです。
中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



ついったー。

RSS リーダー

月別記事アーカイブ

マンガ・アニメ系サイトリンク集

以下のリンクから他にもマンガやアニメについて記事のあるサイトをご覧頂けます。

○ブログランキング集

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ

○姉妹サイト
ジャンプマンガの描き方教えます
○アンテナサイト
ジャンプ感想サイト更新チェック

○マンガが読めるサイト
ジャンプトレジャー新人漫画賞受賞作品一覧
絶版マンガ図書館

○マンガ・アニメ感想考察系サイト
(更新停止)
たらさいと
アスまんが
アニメな日々、漫画な月日
ゆめかたつの曲解的漫画考
つながりこそがせかいをつくる
現実逃避
 ┗サイト紹介
あまぐりころころ
働いて飯を食いジャンプを読む、ついでに漫画やアニメも見る

○毎週ジャンプ感想を読ませてもらっているサイト
決闘王F.Kのブログ
君と僕の歌う詩
楽しければよかろうのブログ
北区の帰宅部
 ┗サイト紹介

○マンガ作者サイト
内水庵
おさむ日誌(休止中)

最新画像一覧

カウンター