社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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3人の絆が深化するダーク”ハーレム”ファンタジー! 『聖骸の魔女』第2巻

聖骸の魔女2巻

聖骸の魔女 第2巻

魔女をモチーフとするダーク”ハーレム”ファンタジー第2巻です

1巻がそのまま全てプロローグとなっていたことから、2巻が本章となるのだろうと期待しておりましたが


その通り、浄会と敵対する魔女との壮烈な戦いが繰り広げられていました


だいたいこの手のファンタジーになると、偶然立ち寄った街や村が主人公たちの敵と何か関係のある奴に支配されていて…
みたいなことが多いんですけど、本作品の場合は明確に「この街が魔女の支配下=”魔女の領獄”となっているのを解放する」
との目的のもとにそこを訪れることとなっていました

こういうのいいですね
明確な目的意識があることで、実際目の当たりにするその街の状況に驚きはしても、やることは1つだろうと思わせてくれます

それだけで、ちょっと味方してくれる街の人が1人いて説明役やってくれたりするテンプレなパターンを許せたりして


しかし今巻で描かれていた中で最も重要なのは、3人の関係性がしっかりと深化していることでしょう

特にエゼルはすっかりメインヒロインと化していましたね


帯に描かれる「憤怒と拷問と妻の見栄」
この言葉に象徴されるシーンの実に見事なこと

アニメ化とかした日には、間違いなくサブタイとして使われるだろうこのフレーズは
今巻における確かな見所として間違いのない名場面を表現してくれていました


聖約相手としてのニコラに、エゼルがあれほどまでの感情を抱いていたとは

しかもその本音を照れることもなく恥ずかしげもなく、敵を目の前にして堂々と口にできる

本心からの本気の言葉であったことをまざまざと感じさせてくれる1ページぶち抜きのあの表情
何と美しいことでしょう

あんなことを言われたら、そりゃあニコラだって号泣くらいしますよ

彼にとってエゼルは「魔女」であり、悪い奴ではないとわかってはいても愛情を抱くような相手ではなく
むしろ自分の情は孤児となった自分を育ててくれた浄皇へのみ向いているというのに

「聖約」によって出会った魔女が、これほどまでに命を賭して「自分の妻」で在ろうとしている
ニコラの中できっと何か意識の変化を生むことになるでしょう


ウプスラも、ニコラともエゼルとも仲良くなってるようで
「最悪エゼルとニコラ2人の最期を見る羽目になるじゃん」とまで思ったりするとはね
「主人公側」としての描写であることを差し引けば、ちょっと意外な描写でした

聖約の相手としてのニコラに対しては予想出来ましたが、エゼルに対してもそういう気持ちがあるんだなとは
1巻を読んでた限りではあまり感じなかったからですね

同じ「最初の魔女」としての仲間意識はあっても、別段慣れ合ったり仲良くしたりといった感じではないのかなと思ってたんです

エゼルもエゼルで、ニコラを救うためにウプスラに自身の命をも預ける方策を選んでましたし

共に旅をする仲として、いい感じの関係になっているようなのが読み心地もよくしてくれています



だからこそ、早くも登場する「3人目」が異様に映るし異端に思える

1巻のレビューの中で、残る最初の魔女たちの遺骸がある場所が大体わかっている状態であることから
「次に聖約を実行することになるタイミングはいつなのか」を気にしていました

旅をする中で偶然出会ってしまったというのがこの手の作品におけるいつものパターンですが、しかし本作の場合は
その遺骸の在処、少なくともそれを知っている人物とその人物が聞けば教えてくれるだろうことが大体わかっているわけです

ならば、主人公たちが確かな意図のもとに新たな最初の魔女を必要としなければ次の聖約は実行されないものと思われました

しかし、「呪い」を理由に1つの遺骸がニコラの元にもたらされるという展開は予想外でしたね
浄会のためと思って独断で遺骸を持ちだした浄皇軍勅令部隊員により、「呪いを解ける最も可能性の高い者」として
ニコラに遺骸が届けられたのです

この「呪い」という要素もまた、次なる重要キャラとの出会いにおける偶然性を一定程度排除するものとして
上手い設定でした

やむを得ず遺骸を引き受けたニコラたち一行を襲う「呪い」と思しき奇妙な現象
その影響でエゼルとウプスラが戦闘力をなくしたところに、ニコラを襲う敵の魔女

マジで危ないと思ったところにニコラの目に入る遺骸の左手


流れるように見事な「3人目」の登場でした


彼女の遺骸が放っていた呪いの正体とは
突如現れた次なる敵の魔女の目的とは
とうとう三重婚状態となったニコラの運命は
「邪魔者」が1人増えてしまったエゼルとウプスラの反応は
せっかく聖約で蘇ったのに、自分は3番目だと知った時の彼女の行動は


次巻も期待しまくっておきましょう






 




COMMENT▼

No Subject

エゼルとウプスラの関係はとっても良い!読んでて心地好い。

呪いの効果と棺アタックと聖約後の発言からして、3人目のミュリッタは
非常にメンドクサイ陰気なかまってちゃんな気がしますw
聖約して欲しいけど、恥ずかしいから遠回しに「呪い」で思いを伝えるの!的なwww
そうよね私なんか捨てられちゃうよね…からの棺アタックによる抑え込み。的なwww

予想:多分供犠は「汗」かなと。根拠ナシ!ただの勘!

Re: No Subject

多分そんな感じなんでしょうねえ。
へたしたらヤンデレにもなりかねないレベルの面倒臭さなんでしょうw

ニコラの周りがますますカオスになってる様子が目に浮かぶ…


供犠は、2人と差別化するためには汗くらいしか浮かんできませんね。
後の問題は、呪いにビビった冷や汗でもいいのかどうかでしょうか(;^ω^)

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