社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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磯部磯兵衛物語が割りと巧かった2015年週刊少年ジャンプ52号感想

2015年週刊少年ジャンプ52号感想

2作品終わりつつも新連載は1つだけ?
ということはひょっとして冨樫先生必ず毎年掲載という噂の真実味も…?


今週のアンケ順
背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~
左門くんはサモナー


その他
・ONE PIECE
・暗殺教室
・バディストライク
・食戟のソーマ
・僕のヒーローアカデミア

サイドキックの単語はヒロアカを意識して使ってるのかなと思った斉木楠雄と
優勝した火ノ丸の厳しい顔がカッコ良かった火ノ丸相撲と
みなとちゃんの谷間に視線を奪われたものの歩と
先週の合コン嬢が早速再登場してんのかとビビったブラクロと
最後まで盛り上がれなかったベストブルーは省略

ニセコイは長くなったので別記事


今回のアンケは非常に悩みました
どちらかというと悪い意味で

1位から3位まで全部迷ったのは初めてだった…

なので基本的に全部応援票の意味が強いです
すじピンにはそんなの必要ないかもしれませんが、少しでもブーストが掛かってほしいと思って
磯兵衛は巻末指定席のぐだぐだギャグだから票も取りにくいだろうと思って
左門くんは1話完結での話作りと地ならしへの支援のつもりという感じ


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

ダンスの振付までバトル漫画らしいノリになってきた八巻先輩と秋子先輩ペア
テンションが上がりまくってるこれは、ダンサーズ・ハイとでも言うべき興奮状態でしょうか

派手でわかりやすい振付によってギャラリーの目と注意をひきつけ、味方にしてしまう
その声援がさらに2人の興奮を倍加させ、一層キレていく動きがまた声援を増やすという循環を生む

おかげで部長たちや畔田たちはすっかり影が薄くなってしまっていますが
それでも、ただやられっぱなしというわけではないのはさすがのプライドですね


しかし、オーバーワークというよりオーバーフローな動きは秋子先輩の脚をもつれさせ
八巻先輩はギリギリの踏み込みを躱し損ねるという結末に…

起こったのが曲が終了する直前だったことは不幸中の幸いといえるのかもしれませんが
それでも2人には悔いが残る本番となってしまったでしょうか

明らかにビンビンに立っていた失敗フラグを、こうした形で最後の最後に発動させることで
審査結果を予想できなくする構成はお見事ですね



そんな先輩たちの姿に、1話の憧れを思い出す土屋くん
土井垣部長とリオ先輩もすごいと思ったのでしょうけど、やはり八巻先輩と秋子先輩への印象のほうが強いでしょうか

部活紹介のダンスを見て憧れて、思い切って、そして今度は自分が見られる側になった文化祭
それを見て、ひらりちゃんが入部を決意してくれました

競技ダンスを「魅せる側」と「見る側」と分けた時、初心者から少しだけの経験者になった土屋くんは
その中間にいると言えます

今週の内容は「見る側」として先輩たちの姿に圧倒されているわけですが
次に自分たちの本番が来た時、「魅せる側」としてどこまでやれるのか

わからない代表のひらりちゃんと先生の様子に注目ですね


磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

母上は本当に何なんだwwwwww
力とか普通に言ってんじゃねえよwwwwwww

このぐだぐだな意味不明さが魅力なんだよなーww

この前の「えい!」もそうですけど、母上の能力者ぶりが凄まじいのである
もはや斉木楠雄以上かもしれない

そんな母上と結婚した親父も一体何者なのだろうか…


で、その母上の力を何に使うかといえば体力測定でビリになることを避けるためというのが磯兵衛らしい
でも力ですぎて逆にセーブしないとヤバイというのは王道の展開ですね

立ち幅跳びをあえて高く山なりに飛ぶことで距離を抑えるとかは序の口でしたが
力石が凄かったですよ

張り合おうとする中島に二十貫の石を渡そうとするのに、片手で「はい」って差し出した磯兵衛
母上の能力による超筋肉と不自然さを同時に演出した見事なシーンでした


その後のダイジェストでは全部同じ顔をしてこなしている磯兵衛が何かムカつくのであるw

その流れで、中島に抜かれるうううとわざとらしく叫んでるのが嫌味全開で余計腹立つというww


そして安定のオチは、ビリになってしまった中島の背中を叩いたら夕日に届くほどにふっ飛ばしてしまったという…
何か枕草子っぽい感じで〆ようとする柱も相当にふざけております
どんなになったとしても中島は別にあはれじゃないと思うw


先日から母上の能力者ぶりが重ねられておりますが、そろそろ先生の方も見てみたいですね
作中で双璧をなす二大最強キャラとなる母上と先生

母上の特殊能力使用回に対して、先生の実力がもっとわかりやすく発揮される回も見たい気がします


左門くんはサモナー

順当に1話完結を重ねておりますな

女のバトルみたいなイメージで、陰湿なノリを出すために体育館靴に五寸釘が仕込んであるのを
「パンパンだったおかげで間違って履かずに済んだ親切設計」と言っちゃう天使ちゃんマジ天使

その後も自分が何か恨まれることをしたのではないかと、事の原因をまず自分に求めるあたりが
天使ちゃんの天使たる所以ですね


しかし、今回の眼目は何より新キャラアンリの投入により、左門くんと天使ちゃんの間を客観的に見ようとするところでしょう

左門くんと一緒になってノリノリで天使ちゃんに嫌がらせをして達成感と一体感に興奮しているところに
「じゃあそろそろ帰ろっか」と言っちゃう左門くん

意味不明さと嫉妬のあまり駄々をこねるアンリに対して、要求通り天使ちゃんに向かって「大っ嫌いだよ」と言っちゃう左門くん
でも一緒に帰ろうとするのは変わらない左門くん

普通ならば嫌いという相手を自ら誘って一緒に下校しようとするなどはありえないことなのですが
あれだけ嫌がらせをノリノリでやっておいて、それでも一段落すれば一緒に帰ろうとする

天使ちゃんも天使ちゃんで、ヤムチャのようにぶっ倒れるほどに嫌がらせをその身に受けながらも
左門くんから「じゃあそろそろ帰ろっか」と言われたら普通に応じてしまうお気楽さ

嫌いと言いつつ一緒に帰ろうと誘うツンデレっぽさと、それを疑うこともからかうこともなく普通に応じる天使性
その2つによって絶妙なバランスとなっている2人の関係を最も端的に表したのが、
夕焼けの空をバックに屋上で行われた「告白」でした

「大っ嫌いだよ」
「知ってる」

堂々と嫌いと言って、言われた方もニヤけながら知ってると言う

極めつけは「何これ、こんなのいつも言ってるのに」と、すっかり慣れた感を醸し出す2人の空気


言葉の意味を反転させれば、すっかり仲睦まじい恋人のそれとなります
あるいは反転させずとも、面と向かって嫌いといえるほどに2人の仲は深まっているとも解釈できるもので

メインキャラ2人を掘り下げる回として、見事な内容でした


ONE PIECE

宴会と酒盛りから始まる新シリーズ
通常パターンと逆なのか?


仲間の死体とはブルックのことだった模様
まあ予想の範囲内ですね

明らかにサンジが死んだようなことをミスリードするもので、
ついこの前「ALIVE ONLY」となった手配書が出たことと関係あるのかとも思っていましたが
別にそんなことはないようです

ここにいないことは確かみたいですが、手紙があったとか

その中身を明かす前に、何が起こったのか順を追って見ていくみたいですね

ということで、これもいつもとは逆パターン
シリーズの始まりから回想に突入しました


さあて今回はどのくらい長くなるのかな


暗殺教室

今回のサブタイは正論の時間
まさにその通りの内容が描かれておりますな

暗殺教室となったE組の1年間を知らない大人たちによる保守と保身と保険にあふれた正論
それはたしかに正しいことで、何の否定も反論もできないもっともな理屈でした

しかし、その理屈をすんなり受け入れることなんかできるわけがなかった渚たち

これは、中学生である彼らと大人である宝条たちの対比であると同時に
「暗殺者」としての到達段階の対比にもなっているのでしょうね

本当に標的を殺そうと思うならば、そのための最適最善策を何を置いても選択するということ

今回の宝条達の策は、暗殺の成功率とともに社会的影響も妨害への対処も含めた非常に周到な計画です

殺すことが殺せんせーへの絆の証明となる、という考え方も理解して、期限までは殺しを諦めないことにした彼ら
しかしそれは敬意もこもった殺意となり、「何が何でも殺すことを優先するもの」ではありませんでした

対して、大人たちの策はありとあらゆる方法を駆使して、とにかく暗殺を達成しようとするもの
暗殺者として冷酷で冷徹になりきった計画でした

カルマくんが感じ取った実力の違いは、こうしたところにも表れていると言えるでしょうか


とすると鍵になるのは、E組の1年間をよく知っていて、かつ宝条たちと同じ大人である烏間先生ですね
立場上宝条たちへの協力を拒否することもできず、殺せんせーの正確な居場所伝達とE組への緊急連絡を担った烏間先生

顔には出さずとも葛藤していると思われる烏間先生がどう動くのか
そこがポイントになるでしょうか


バディストライク

新連載第2話

…なんですけど、これはちょっとよろしくないのではないか…?

必要なのはまず2人の関係性なり性格なりを深めることだと思うのに
わけも説明せずに他校に乗り込んでいきなり勝負をふっかけるとか


ひょっとしてこれが魂を込めるって意味なんですかね
目指す頂点のために形振り構わずとにかく動けという

そうだとしてもこんな礼儀も効率も段取りも何もない行動はあまりにもDQNなんですけども…

相手校には普通に他校生が無断で侵入してきたって大人の対応してつまみ出してほしい…


食戟のソーマ

叡山先輩ageの回

あの審査員たちは叡山の顧客だったりするんですかね
どんだけ稼がせてもらってるのか知りませんが、高校生相手に「叡山殿」なんて呼んで
虎の威を借る狐のように創真を見下す様子はなかなかに頭悪そうな感が漂ってきます

そこを締めてくれるのが竜胆先輩なんですけどもね
何かいちいち艶っぽい描き方をされてる竜胆先輩
審査員たちだけでなく、彼女の言があるからこそ、叡山の実力者感が維持されているように思えます


前回の引きから、今週が叡山の実力強調回になることは予想出来ていましたが
しかし、今週の引きで早速創真が品を出してくるとは思いませんでしたね

賞賛がないわけではなかったという創真

とは言っても、この叡山ageから創真の品出しと続けてしまっては、
次回は創真の狙い強調→「だから何だ」という叡山の品の強調となってしまって
今回叡山ageをした流れとの繋がりが悪くなってしまいそうなんですけども

いわゆる後出しの法則はその流れの整合性に則ったものでもあるんですよね
それをあえて崩してきたこの構成はどんな意味があるんでしょうか


僕のヒーローアカデミア

アニメ化が発表された本作
巻頭の宣伝カラーページで主人公出久役には山下大輝さん!っつって大発表されているのに
2ページめくったらアニメの磯兵衛役にも同じく山下大輝さんって書いてあって何か台無しw

出久と磯兵衛の中の人が同じになるのかよww


本編はというと、相澤先生の合理的虚偽が再び発動しました
強化合宿なんだから赤点組こそ来なきゃいかんとは仰るとおりなのである

どんでんがえしきたあああってシーンが無駄に気合い入りすぎてるw

で、合宿に必要な物を揃えるためにみんなでお買い物
呑気だなーと思ってたらそれぞれ欲しい物が違うためにバラけることに…
ってところで出遅れた出久とお茶子ちゃんがまさかポツーンと残ってしまうとはね

堀越先生やってくれるじゃないか
でも照れたお茶子ちゃんが走り去ってしまうとは残念じゃないか…

その上まさかの死柄木とのエンカウントとはあんまりじゃないか

のほほんな空気が一転、緊迫感にあふれることになりましたよ

ただし、今回に限ってはサブタイを最後に出す演出がハマっていたかというとそうとは限らないですね
いつも1ページ目、あるいは扉でサブタイを探して把握してから読み進めていく俺としては
今回どこにもそれが見当たらなかったことで、何かあるんだなと余計な予感をしてしまいました

それが死柄木との邂逅であるとは思いませんでしたけども、違った感じのほうが意外性をもっと出せたんじゃないでしょうか

たとえば「合宿直前の出来事」みたいに、あくまで合宿を意識したサブタイにしておくと
「ほうほう何があった」と思ったところに出久とお茶子ちゃんポツーンというコマでテンション爆上げ…

からのスカシでテンションsageの次にエンカウントというところで、話の流れ方に勢いがついたのではないでしょうか
どうでしょ


ステインの置き土産によって勢力を拡大できる顔ぶれが自らやってきたというのに
それを素直に受け入れきれなかった死柄木

ステインに斬られそうになった時に本気の目になったくらい大事にしている掌を外して現れましたが
むしゃくしゃして散歩でもしていたんでしょうか


 




COMMENT▼

No Subject

>そうだとしてもこんな礼儀も効率も段取りも何もない行動はあまりにもDQNなんですけども…
>相手校には普通に他校生が無断で侵入してきたって大人の対応してつまみ出してほしい…
こんな事言ってたら少年漫画描けなくなりますよ・・・w

No Subject

い、いつの間に記事を書いたんだ(°A°;)

>バディ
DQN行為は・・・うんまぁ、少年漫画の御都合という事で(^^;

>ヒーロー
まさかのアニメ化w
ちょっと早く無い?
しかしデートかと思ったらエンカウントとはね。
サブタイ、僕は気にして無かったっす。

>ソーマ
叡山先輩の実力疑ってすんませんでしたorz

>暗殺
まぁ確かに正論なんですよね。
外部から見ると情報遮断されてたし。
はてさて。

Re: No Subject

皆様コメントありがとうございます。

>飯塚さん
いやあそれはそうなんですけどね。作劇としてちょっとあまりにもあんまりなような気がしたのです。
強豪校と因縁作るのってもっと別の方法あるだろと。
今までもこんなことしてきたんなら、これ今までの投手たちは心労でどうにかなったんじゃないのかと思ってしまったレベルでした。

>妄想屋さん
実はニセコイの単独記事と同時更新していたのですよ(;^ω^)
わかりにくかったみたいでスミマセン。

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