社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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火ノ丸相撲の演出が巧みだった2015年週刊少年ジャンプ49号簡易版感想

2015年週刊少年ジャンプ49号感想

今週は簡易版

読切りは設定説明が多すぎると思った


今週のアンケ順
巻頭カラー 僕のヒーローアカデミア
火ノ丸相撲
背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~


その他
・食戟のソーマ
・ニセコイ

他はもう省略


巻頭カラー 僕のヒーローアカデミア

重大発表はやっぱりアニメ化でした
まあそりゃそうだよな

表紙が何かやけにカッコいいじゃないか…
これはCG的なアレなのかな?

スマッシュで飛び散った破片に映るヒーローの卵の仲間たち

どっちかというと敵に近い表情のかっちゃんと、遠い空を見つめているかのような飯田くんがちょっとカッコいいのである
目がぱっちりし過ぎな気もするお茶子ちゃんは、美しさ中心で描かれていますかね

轟だけ何か普通なのである…
いや、彼はこの構図が一番自然なことはわかるんですよ
火傷痕を前髪の影で何となくごまかすというか薄めるような感じにできる顔の左側メインなこの構図がね

でも一番普通に見えてしまうなw


本編の方は、出久とかっちゃんコンビの決着でした

かっちゃんオリジンからのその後
作戦が通用しなかったどころか、何をどうされて今捕まっているのかもわからない有り様

だからこそ突きつけられる実力差

今まで読者に対しては弱体化している側面ばかり強調されてきましたが
確かに彼は最強のヒーロー

事情を知らないかっちゃんにとっては、改めて認識した事実であるでしょう

知ってる出久からしても、あまりに高く感じる壁の大きさ

だからこそ、オールマイトが見出した出久の本質が映えるんですね

どんな状態であろうとどんな相手であろうと
「救ける」となったら、彼にとってはそこに壁など無いも同然

憧れの男でも最強のヒーローでも、ぶっ飛ばしに行ける

5%のフルカウルで殴られただけであれだけ無双してたオールマイトが動けなくなるとも思えませんが、
時間制限の事情とともに、嬉しくなってたこともあるんですかね

出会い、託した少年の成長ぶりを喜び、その本質が変わっていないことを嬉しく思う
なぜならそれは、ヒーローの本質と同じものだから

それがもたらしたのは、2人で脱出という最高の結果

いいじゃないですかいいじゃないですか
アニメ化発表にふさわしい主人公再認識の回でした


火ノ丸相撲

金星
いいですねえ

相撲用語の中で誰もが知ってる言葉の1つでしょう
それをこんな形で描いてくれるとはね

いや、厳密にはまだ勝負は決まってないんですけどね

金星の由来とかは知りませんけど、もともとこういうことなんだと思ってしまっていいくらいの演出でした

光り輝く相手から得る勝ち星だから金星

相撲が好きな気持ちでは決して負けてないはずの大関部長が、それでも年下の火ノ丸を遙か格上と認めた証の金星
それでも自分の力をぶつけて証明しようとする力士のプライドとして獲りにいこうとする金星


もうこの描き方が美しすぎて、それだけで今回は満足ですわ


背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~

今週はどっちかというと繋ぎの回っぽいのかな
それでも、ひらりんの分からない系実況とか雰囲気作りは流石の一言だったんですけども

ただ、「勝負の競技ダンス」というのがどういうものだったのか、ちょっとわかりにくかったのは残念でしたね

八巻先輩が土屋くんに明言してみせたんですから、当然その後の展開は八巻先輩と土屋くんの視点をメインに進むもんだと思ったんですけども
実際には先週登場してきた畔田の視点でした

彼の回想を挟みつつ、八巻先輩と秋子先輩の実力を強調する感じになってたんですよね
競技ダンスにおける勝負というのを期待してしまった身としては、ちょっとこれはわかりにくいような

ラストのコマで「これが…!!」とか言ってますけども、も少しわかりやすく描いてもよかったんじゃないですかね

ピリピリしている雰囲気が伝わってくるのが競技ダンスの勝負なんだとは、さすがにちょっと

難しく考え過ぎかな?


食戟のソーマ

食戟さえも茶番と化したことを明確に見せつけた叡山の策略
その影響はあまりに大きいものとなりました

まあそらそうですけども

おかげで勝負を挑む奴は誰もいなくなって、事実上の泣き寝入り状態
極星寮もその例に漏れず、一方的に通知された退去予定日を虚しく待つだけ…という有り様に

食堂に集まってみんなで晩飯
どうでもいいんですけど、この晩飯ってふみ緒さんが作ってるんですかね
それとも寮生が当番で作ってるんですかね

神の舌なえりな様が普通に食事してる姿が何だか気になってしまうのである

榊さんにえりな様が何か言いかけたのは、おそらくは謝罪とか詫びとかに類するものでしょうかね
直接自分が関係しているわけではないとはいえ、父親が原因のこの事態に
突然押しかけて匿ってもらっている後ろめたさも手伝って何か言わずにはいられなくなった…とか

晩飯を食いながらの楽しかった思い出話
そうして雰囲気を盛り上げてから、一気に現実的な話で落とすのは演出の常套手段ですね

最初の口火を切るのが吉野さんというのも適役でした
一番明るくて一番裏表がない吉野さんだからこそ、ボロ泣きする表情が突き刺さるんですね

それにつられて、こらえていたものが同時にあふれてくる田所さんと榊さんの姿がさらに切なさを誘って
加えてこの寮は親父も過ごした大切な場所

主人公が動く理由としては充分すぎる光景でした

だから、茶番とわかっているのに食戟を挑むという行動に出る
王道も王道、少年たち向けにとってもわかりやすい展開ですね




…で、だ

野暮な考え方をすると、ここで普通に茶番に負けて創真退学なんて展開にはならないとすると
何か違う展開があるということになるわけですな

食戟を挑んだ創真に勝算があるのかどうかはわかりませんが、ちょっくら可能性を模索してみましょう


甲山先輩との食戟で示された茶番の根拠
それは、食べる前から判定結果が表示されていることでした

料理の勝負であるはずなのに、食べないで票が投じられる
確かにそれはその勝負が初めから成立していなかったことを明確に示すものです


じゃあ食べればいいんじゃないの?というのが解の1つですよね


最初から中立ではない審査員が、それでも食べたくなる品を出せばいいんじゃないの、と

食ってもらいさえすれば、相手は十傑第九席とはいえ、茶番のつもりで手を抜いてるわけですから
勝てる余地は充分にあるはず

例えば香りとかでね

食欲を誘いまくってみたりしてね
食べたいと思わせてしまうわけですよ
食わせてしまえば、後は美味かったか不味かったかそれだけになります


もう1つ、考えられる展開があるとすればふみ緒さんと一色先輩ですよ

叡山がやって来て極星寮の取り潰しが告げられてから、不自然なほどふみ緒さんと一色先輩が出てこないんですよね
寮母であるふみ緒さん、創真たちよりも長い期間を寮で過ごしてきたはずの一色先輩が、この事態に何も思わないわけがありません

特に一色先輩は、今回の薊の改革に直接関係することになる十傑第七席という立場
第九席である叡山よりも格上の席次であり、普通に食戟が成り立つならば、
叡山との勝負には一色先輩が勝てるという見込みが期待できます

実際には食戟は茶番となってしまったわけですが、じゃあそこに一色先輩は何をしようとするか



ここで不安要素としてあるのが、今回の叡山の活動が果たして薊の指示通りなのかどうかということです

ふみ緒さんと一色先輩と同様に、この極星寮の件については薊もまた不自然なくらい描かれてこないんですね

だからというわけでもありませんが、今回の件は叡山の独断なのではないかという説も成り立つのです
なぜなら、食戟の形骸化は薊にとって一長一短だから

いや、形骸化自体はまだいいとしても、こんなやり方でそれを示すのはどうなのかというところがあるんですね

真意としては当然「従わない者は要らない」というものだとしても、それを前面に出してしまっては
生徒たちに希望を感じさせようとしたあの演説が意味を為さないことになってしまいます

叡山自身も言っていたように、各研究会やゼミからの食戟申し込みは、受ける義務がない以上放置すればよかったわけで


しかし一方で、食戟の形骸化を知らしめることは「不条理な争いや競い」を嫌う薊改革の方針に適っているとも言えます
遠月における争いの極致が食戟だからですね

それを形骸化させることは、争うための手段を消失させることを意味し、
それによって模倣だけに取り組ませる環境準備の一助とすることができると考えられます

ゆえに、今回の叡山の行動は薊の改革にとって一長一短
独断なのか指示なのかはっきりしないんですね


これはいくら予想しても仕方ない部分でもありますので、
次回以降明かされることを待つしか無いでしょう


ニセコイ

いくら予想しても仕方ない部分が多すぎる作品その2

いや、今回のシリーズだけ特にそう、って感じなんですけども


今回明かされたのは、御影の作戦内容でした
前回はしごを登っていたのは、屋根の上まで登っていたものだったようです

マリーと合流出来たらあらかじめ呼んでおいたヘリに乗って脱出する算段だった模様
それ全員で乗る気だったのか…?

見た感じヘリは1台しかいないみたい?ですが、一体何人で脱出するつもりだったのか

先に潜入してた小野寺さんを置いていくとか許さないよ?

許さないよ?



楽の乱入から始まる騒動に対して、意外と動きを見せていなかった千花は
直属部隊を召喚していました

本田さんも属している隠衛
本来は散らばって各任務に就いているのを呼び戻しての命令は、楽の捕縛ではなくマリーの確保

猫を追うより魚をどけよを実行できる千花は、ちゃんと判断できる当主ですね

果たしてそれは、「結婚したという事実さえあればそれでいい」を叶えるためなのか


本田さんクラスの実力者が何人も揃っては鶫がいてもさすがに無理がある…
というところで本田さんがマリーをかばいました


なるほど
これもまた王道の展開ですな

いや、どんな本田さんの中で方針転換があったのか、あるいは最初からそのつもりだったのかはわかりませんし
このシリーズにおいてはその辺を想像するのも止めとこうと思っているんですけれども

最初からこうなることはわかっていたというのは、事ここに至ってみれば、自分がこういう選択をするだろうことがわかっていた
ということですかね

最初から裏切るつもりでいたわけでもなく、全く考えなしに衝動的に動いてしまったわけでもなく
最後の最後に本当の本気でマリーの身がヤバイことになった時には、きっと自分はそれをかばおうとするのだろうと


だってねえ
本田さんの瞳の表情が最初から最後まで変わらないんですよね

楽の背中からマリーを連れて飛んだ時、マリーから本心を聞かされている間とその直後
本田さんの顔は何回も描かれていますが、どれも瞳の表情が変わっていないんです

特に、マリーの言葉を聞きながらだんだん顔のアップになっていく時
この構成だと普通ならコマが変わるたびに表情も変わっていて然りなんですが、本田さんの場合は全然変わっていません

そこには1つの確信があったのではないかと



こうなってくると、マリーが拒絶し、千花もかつては拒絶していた橘家のしきたりを望まない人として、
マリーパパに加えて本田さんが増えたことになりますね

そんで、実は使用人達も普通に情のあるお嬢様のマリーに対して、しきたりを受け継ぐことを望まない気持ちもあったとしたら
こんだけの大騒ぎが起きたことで、今まで言えずにいた漠然とした本心を言えるようになったとしたら
「おいそれと変えていいものではない」という認識も変わってくることになります

ただまあ、そうしてしきたりの承継がなくなったとして、それでもそこで千花が引退するとか言い出せば
後釜はマリーしかいませんから、結局凡矢理には戻れない、とか

けど、思っていたよりずいぶん自由な立場に落ち着くことになって、楽に会うのも千棘と喧嘩するのも
別段特にしがらみはない、とか

そんな感じに落ち着くんでしょうかね


いや、このシリーズは全然情報が明かされないのでこういう予想は殆ど無意味なんですけども
どう〆るんですかねえ


 




COMMENT▼

創真の今後の展開について

個人的には今回の展開は
創真が叡山に勝つ→叡山の食戟での買収が問題になる→さらにその買収をした上で創真に負けたのが問題になる→薊により叡山に退学が言い渡される→空白の席を巡っての何かが行われるor叡山を倒した創真がそのままその席に収まる
の流れだと思います
逆に負けた時の展開を考えるとすると……
創真敗北で退学→他にやることもなくて一旦寮に戻る→親父の帰還→堂島さん主催で新たな学園が、親父はそこの講師に→極星寮とメンバー共々そちらへ引っ越し→でもえりなを救うための戦いは続く
くらいかなぁと思います
個人的には今回は腐れ外道の叡山に退学になってほしいので負けるような事態はあまり起こってほしくないですがね(笑)
でも附田先生は読者の逆を行くような事をやる先生なので、その辺はまだ分かりませんが

No Subject

>相撲
部長が覚醒したあああああああああああああ!!!!!
どうなるんやこれwkwktktk

>ソーマ
審査員の対処どうするんでしょうね(^^;

>クローバー
魔法帝すげえな・・・
しかし敵の大将もそれなりの相手か
処でアスタはもげろ


トリガー休載か・・・

Re: 創真の今後の展開について

皆様コメントありがとうございます。

簡易版更新でしたが、今週のハイライトはソーマの茶番上等な主人公っぷりと、大関部長がカッコよさを見せてくれた火ノ丸相撲でしょうか。

ソーマの方は何かどうにでも展開できそうなことで予想の幅があるんですけども、火ノ丸のほうは予想の意味があんまりない感じなので、それぞれ異なった楽しみ方ができてる気がしますね。

しかしワートリが載ってないと物足りないな…

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