社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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拍手コメント返信

返信していなかった1年前の拍手コメントにお返事のリクエストがありましたので、返信です。


 







五色魂さん
まず、拍手コメントを頂いた当時に返信をしていなかったことをお詫びいたします。

で、件の『31 HEROES』ですけども。
今回改めてお返事するにあたって、読切りと、当時書いた自分の感想を読み返してみましたが、今でもやはり同じ印象を抱きました。

練りが足りない。
先生が発注を間違えて怪物がやってきたとか、主人公がひたすらドヤってる冒頭はページ使いすぎな感じとか、構成の不足を感じたんですよね。
しかしそれは、最も前提となる部分が不明確なことによる「作品への没入の不足」から生じているものではないかと思います。

当時の感想でも指摘していた「作中におけるヒーローというものの位置づけ」です。

クラス全員が変身ブレスレットを喜んで身に付けるほどの「ヒーロー」という存在。作中ではどういう位置づけになっているのかわからないことで、彼らが目指そうとするヒーローがどんなものなのかさっぱり掴めないままに読んでいくことになるんですよね。

「連載されたら明かされるのだろう」と考えるにしては、ここは世界観を構成する前提となる部分として説明が必要なところだと思うのです。

先生がブレスレットの個数を間違って発注していたというのがそれに拍車をかけています。
31人もヒーロー候補とするつもりではなかった、でも31人ともヒーロー候補となることを喜んで受け入れた。
このことも作中における「ヒーロー」を曖昧にしていると思うのです。

似た作品であるヒロアカはそれがしっかりできています。だから世界観にハマっていけています。


…という感じで、五色魂さんのコメントを受けて自分の感想を再考してみた結果を述べてみましたが、お返事になっておりますでしょうか。

お返事をサボったのに、こうしてリクをいただいてありがとうございました。
これからも当ブログをよろしくお願いします。

COMMENT▼

遅ればせながら…

1年越しの返信ありがとうございます!
ベストブルーが連載されたのをきっかけにふと拍手コメントのことを思い出したのでリクさせて頂きました。

ヒーローの定義についてですが、確かに宇宙のヒーロー組織と一言でいってもウ○トラ一族やラッ○ーマンのヒーロー協会みたいな宇宙の平和を守る治安維持組織だったり、ヒロアカやワンパンマンみたいにヒーローという名の職業や民間企業みたいなものとかいろいろありますが(「発注」という言葉から後者のイメージかもしれませんが)、この漫画のヒーローの存在や組織の定義については今読み返してみてもやはり連載されればいずれ明かされる設定とそこまで気になりませんでした。
が、「六郎以外のみんながヒーローになるのをなぜ受け入れたか」という点に関しては同感です。
六郎がヒーローに喜んでなったのは「ダメな自分がみんなよりスゴい特別な存在になれるから」という強い理由があるから分かるのですが、他のみんながヒーローになることを承諾した理由は宙ぶらりんなんですよね。
まあ中学生くらいの年頃なら「スーパーパワーを持つ特別な存在(ヒーロー)になれる」というだけでも受け入れるに値する魅力なのかもしれませんが。
それに最初になんらかの理由があって六郎がヒーロー候補として選ばれたような描写なのに、発注ミスなんて理由でそんなポンポンと増やしちゃっていいのか
だったら最初からクラス全員がヒーロー候補で六郎はあくまでその中の1人だった、の方がまだしっくりくると思います。

改めて読んでいて思ったのですが、仮にそういったことヒーローの定義についての説明を入れたとして、タイトルに反して31人分を全員出し切れなかったり、出番があってもその能力や活躍が描かれなかったり(特に女性陣)、そもそも山場であるはずの戦闘シーンが短かったり、かといって六郎のドヤっている冒頭は六郎の人となりや能力の伏線になっているので省くわけに行きませんしで、平方先生の意気込みは伝わってくるのですが、読み切りというたった一回の機会に描きたかったものをあれこれ詰め込みすぎて逆にとっ散らかってしまった印象です。(そもそも読み切りにしてはページ数が少な目でしたし)
私はアンケートで「もう一回読みきりで見たい」で送ったのですが、「連載で読みたい」に踏み切れなかったのはやはり設定や情報量の少なさがどこか引っかかったからかもしれません…。
ベストブルーが連載になったという事はこの作品のアンケが取れなかったのかもしれないですが、せめてもう一回描かせて欲しかった読み切りです。

……ところで余談なのですが、rexelさんは31HEROESで気になったキャラや好みのキャラはいますか?(やっと聞けた…!!)
私は水泳部のギャル娘とトビラ絵の白黒の鬼です。
特に鬼の方はデザイン的に作中の双子が合体して一つのヒーローになる特殊なキャラだったみたいなので一番活躍シーンを見てみたかったキャラです。
あ、水泳のギャル娘はシンプルにカワイイ&なかなかのわがままボディだったのでw
今ではヒロアカが大好評連載中ですが、ベストブルーの現状を思うとそれでも構わずに連載して彼らの活躍を見せて欲しかったです…

Re: 遅ればせながら…

すごく長文でのお返事をいただきまして、ありがとうございます。
がまのコシカケさん。

ヒーローの位置づけに関する部分では、どうやら感じ方の違いがあるみたいですね。記事内返信にも書いたとおり、俺なんかは「そこは説明が必要なとこだろ…」と思えてならないんですが、別にそう思わない人もいるという。

それでも、クラス全員がヒーローになることを受け入れたことへの疑問には共感いただけたようで何よりです。ただ、もともとクラス全員候補生だったということにしても、生徒たちはそれを知ってて通学してるのか(主人公だけ知らないのはなぜか)、このクラスだけなのか、学校全体がそうなのか、それは世間には隠されているのか、設立主管者は誰か、といった疑問が次々出てくるところではあります。そうした疑問の中にはもちろん後から説明すればいいものもありますが、早いうちに説明の必要があるものもあり、この作品ではそれが「ヒーローの位置づけ」だったと思うのです。

タイトルからすれば、この作品で描こうとしたのはクラス全員がヒーローというコメディ混じりの勧善懲悪もの?だったかと思いますが、それも作中における「ヒーロー」の位置づけが不明のため何となくしか感じられません。

この説明がないことで、一番描こうとしたものが宙ぶらりんになっているように思うんですね。代わりにたくさんページを使っていたのは主人公の能力に関する伏線と発動でした。もちろん主人公にページを割くのは必要なことではありますが、クラス全員がヒーロー=全員主人公とさえ言える設定の中でなぜ彼を主人公として位置づけたのか、突き詰めて考えようとするとそれもよくわかりませんでした。

ページ数の少なさは言われてみればそうですね。45ページあっても良かった作品だと思いますが、それもやはり構成がしっかりしていてこそ。増えたページがそのまま主人公の能力伏線やドジっ子先生のてへぺろに使われるのなら冗長なだけです。足りないページに足りない要素を補ってくれるだろうと信頼するには、この作品では主人公の伏線にページを使いすぎているようにも感じ、若干の不安があります。あれだけページを割いておきながら、なぜ彼が本作の主人公なのかは全くわからないのですから。


…と、いう感じで非常に冷静にこの作品を見ているためなのかわかりませんが、好きになったキャラというのも特におりません。強いて挙げるなら、委員長がもろに知秋さんだよなと思ったくらい。

内面が描写されないことにはなかなか萌えたりもできませんからね。

No Subject

>>ヒーローの位置づけに関する部分では、どうやら感じ方に違いがあるみたいですね。
まあそこんところは単純にお互いの解釈の違いというか読み方の違いですかね…
自分はまずキャラと作品全体の空気を楽しみながらサッと軽く読んでからその後何度も読み返しながら世界観にじっくりと浸っていく方なんで、1話目や読み切りはまず初見の印象が面白そうであればそれでよしなところがあります。
(最近では感想サイトの影響で1話目からじっくり読み込むようになりましたが…)

かつて自分のアカウントで呟いてたのですが、自分が31HEROESにここまでどハマりしたのってヒーローたちのデザインや雰囲気がかつてハマっていた某ゲームを思い出したり、某魔法少女劇場版で読んだ当時変身シーン中毒だったり、同じく読んだ当時放送していた学園モノでヒーローモノという似たような内容ドンピシャな某アニメ(キル〇〇〇)を見て31のキャラたちが動いているところを見てみたいと思ってしまったり…と31そのものの面白さ以上に他の作品の影響を強く受けたのもあるんだろうなと思います。
最近は31HEROESそのものが面白いのか、そこから膨らませた自分の妄想が面白いのか自分でも分からなくなってきました…

Re: No Subject

読み方ですか。
俺の場合、初読み時に違和感なく最後まで読んでいけるかどうかが1つのポイントですね。そこで違和感がなければ作品世界の構築に必要な要素がだいたい揃っているんだろうとの感触のもとで2回目をじっくり読んでいきます。もちろん面白そうかどうかも考えはしますが、それよりも「その世界が確かにあると感じられるか」を重視していますね。

ヒーローの位置づけが気になるのはそういう理由なのでしょう。

たまたま似た要素を持った作品の影響で、何だか妙に気に入ってしまうことは確かにありますよね。
何だか育ててやりたくなるというか。

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