
今週のジャンプヒロインズベストショット集!
さあ毎週恒例のこの企画
今週も見ていくことにしましょう
今週のエントリーは全部で5枚となりました
最近の傾向で言えばだいたい3枚前後だったのが、少し多めになりましたね
それもそのはず
今週はヒロインたちの積極性を見て取ることのできるカットが多く見受けられたからです
それでは前置きはこのくらいにして
早速見て行きましょう
今週の1枚目はこちらです!

バトルヒロインの可能性を秘めたお茶子ちゃんです
体育祭での実績によってみんなが色んな所から指名が入っていた中
浮かす個性のお茶子ちゃんに武闘派ヒーローの事務所から指名が来ていたそうな
浮かす個性の活用法といえば、工事現場で材料を運ぶのに使えたり
災害時の救助活動では瓦礫を浮かしてどけたりといったことが想像されますが
なぜ武闘派ヒーローが彼女を指名してきたかは今のところよくわからないのが正直なところ
それはお茶子ちゃんもきっと同じなのでしょうが、あるいはだからこそなのか、
彼女はその指名に応じてみる決断を下しました
一見向いているようには思えない武闘派ヒーローのお仕事
かっちゃんとの戦いで勝利をもぎ取ろうとする強くたくましい姿を見せていましたが
そのことが響いたのでしょうか
よくわからないながらも、そこに飛び込んでみることを決められた彼女は
きっと強くなれることでしょう
ところでこの丸顔かわいいですね
かっちゃんとのバトルの時、「お前浮かすやつだな丸顔」って言われてましたけど
ものの見事に丸顔ですね
かわいいですね
…それでは2枚目です
こちら!

すごくいい顔を見せてくれた肉魅です
丼研のカリスマとして、部員の面倒をみなければならないことで
創真の出店手伝いを諦めざるを得なかった彼女
しかし、気持ちはいつでも協力するつもりでいることを伝える時の表情がこれでした
いや、これね
今までの肉魅の中で一番いい顔かもしれません
tosh先生ちょっと本気出した?
絶妙に白抜きされた瞳が感じさせる大きな愛情
薄く赤らんだ頬は言ってる自分への照れくささを隠していて
だけど言わずにはいられないから小さく開いた口元がどうしても笑顔をこぼす
さらに
首を境とした身体と顔の絶妙な傾き加減
その角度に沿って視線を誘導するように配置された吹き出しが
ここで彼女が見せようとしている気持ちの温かさと、彼女自身のなめらかな魅力を同時に強調しています
いや、もうこれはね
相当に計算され尽くした1枚だと思いました
間違いなくベストショット集エントリー不可避
では続いて3枚目です!

創真出店の協力を自ら言い出した田所さんです
肉魅とは対照的に、所属する寮のお店も研究会のお店も協力を断って
創真の店を手伝おうとした田所さん
どうやら自分でもあまりに自然にそうすることを考えていたようで、他ならぬ創真に「なんで?」とツッコまれて
ようやく「あれ?」と気がついてしまいました
創真が何かしようとする時には、自分が何か手伝うことが半ば当たり前のようになっていること
そんな無意識をここで彼女が自覚した意味はきっと大きいでしょう
振り返ってみれば、確かに田所さんはいつも創真を助けてくれていました
丼研へのファーストコンタクトの時も
合宿でタクミと勝負しようとした時も
選抜本戦で出す品に苦慮していた時も
味見はもとより、下ごしらえをしてくれたり
洗い物を代わってくれたり河岸に行くのに付き合ってくれたり
無茶苦茶で予想のつかない創真の行動はもはやいつものこととして、
その無茶を何とかして勝機につなげようとする時、創真の隣にはいつも田所さんがいたのです
だから今回も、田所さんは何の迷いも疑いもなく創真を手伝うことを決めていました
その無意識を自覚してなお、田所さんは創真を手伝う意思を翻しませんでした
顔を赤らめ、肩をしぼませつつ改めてお願いする姿は、控え目でありながらも
「どうしても手伝いたいの」という明確な意志を孕んだものであり
そこには、その意志の奥底にある確かな感情が背景としてあるでしょう
いつか何となく気づいたその感情に、再度彼女が気がつく時
どんな表情が見られるでしょうか
それではお次の4枚目はこちら!

Majiで言っちゃう5秒前な千棘です
こっちをベストショットにしようかとも少し迷ったんですが、結果としては4枚目の登場となりました
今週のサブタイだった「イルワヨ」を言う直前のカットとなるこの表情
おそらくは一瞬の逡巡だったのでしょうか
前の前の好きな人には、好きな人が今はいないと聞いて少しだけ安心して少しだけ勇気を出した
そこでの迷いが、このカットにはしっかり描かれています
最も表れているのは、左上部分
不自然なほどにスペースが占められている千棘の頭ですね
これは、たなびく髪によって揺れる心を表すという常套手段とともに
大きく示された頭のなかでどんなことを考えているかという
千棘の本心に焦点を当てることを誘導する意味があると思われます
髪がなびく方向も、視線の先も、体の傾きと重心も、すべて同じ方向に統一されたこのカットは
その方向にある不自然なスペースの中にどんな気持ちが秘められているのか、
察することを読者に求めるものと言うことができるでしょう
そのための「間」の役割をもこのカットが果たすからこそ、次のコマで「いるわよ」と発した千棘の言葉が
衝撃を持って受け止められるわけですね
そんな千棘の本心に目を向けさせるこのカットよりも、やはり次の表情のほうがベストショットにふさわしいでしょう
それでは、最後に
今週のベストショットはこちらです!

楽しそうな楽を見て、嬉しそうな千棘です
うん
今週はこれですね
理由は単純
この千棘には、小野寺さんと同じ女神的な優しさがあるからです
定期デートの行き先プランを、珍しく自分がセッティングすると買って出た千棘
それは、楽を好きになってしまった立場として、アピールのために楽が楽しいデートをしたいという
いじらしい気持ちからの行動でした
しかし、楽が楽しいデートはことごとく自分が興味を持てないものばかりで
映画を見ては寝落ちして
そばを食べては腹を鳴らして
猫カフェでは楽になつかない猫を脅すという事態にまでなってしまいました
どうしてもうまくいかないでいた千棘プランの定期デートの中で
おそらく千棘が「これはうまくいった」と思えたのが釣り堀だったのでしょう
自分が教えてもらう立場に回ることで、楽に好きなだけ語ってもらって
釣ってもらって、それで楽しんでほしいという気持ちが、狙い通りに報われた瞬間の表情が
このカットなのです
そこにあるのは、「よくわからないけど、あなたが楽しいなら私も楽しい」という究極の気持ち
好きな人が楽しそうにしているなら、それだけで嬉しいと思える千棘の恋心が発露しているのが
この表情なんですね
それは、深読みして言うならば
小野寺さんとのイブデートで「どうして小野寺が笑うとこうも幸福になるのだろう」と
楽が自分で疑問に思っていたこととの対照であると言えるかもしれません
好きな人が笑っていること、好きな人が楽しそうにしていること
それこそは、恋愛感情を前提とした気持ちの中で最大限に満たされる瞬間であることでしょう
だから、ここでの千棘はこんなにも穏やかで温かい表情を見せた
好きな人が楽しそうだったから
楽しんで欲しいと思って連れてきた場所で、たしかに楽が楽しそうだったから
しかし、ここで小野寺さんとのイブデートと決定的に違っていることが1つあります
楽が楽しめるためのデートのために色々考えた千棘でしたが、それは自分自身の趣味嗜好を
ほとんど無視したセッティングとなり、それによって居眠りだったり腹の虫だったり
ことごとく裏目に出る結果となってしまいました
楽の場合は、普段の千棘に合わせた定期デート時には一応自分も楽しくなれる場所を選んでいたということでしたが
小野寺さんとのデートの時は、どこに行っても2人で楽しくしてたんですよね
デートの舞台となる場所の違いはあるとはいえ、
映画に行ってもインテリア売り場に行ってもペットショップに行ってもゲーセンに行っても
どこでも2人は時間の経つのを忘れるくらいに夢中になって楽しんでいました
それは、恋愛感情におけるもう1つの究極的側面「あなたと一緒ならどこでも楽しい」というのが
思いっきり外に表れたものであると言えるでしょう
その意味では、あえて相手に合わせつつ「それなりに」面白く過ごしていた定期デートと
時間が経つのも忘れて夢中になっていた小野寺さんとのあのイブデートでは
決定的な差があると言うことができるのです
そんなデート風景でも「千棘の可能性の少なさ」が窺えてしまうわけですが…
果たして、次回千棘は「いるわよ」に続けて何を語るでしょうか
その如何によっては、あるいは千棘のアピールが楽に届く可能性が開けたりするかもしれません
…それでは今週はここまで!
前のめりな感じの照橋さんが個人的にはすごく可愛かったです(小並感)