社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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煉獄さんがすっかり鬼滅の刃主人公だった2017年週刊少年ジャンプ27号感想その1

2017年週刊少年ジャンプ27号感想その1

左門くんの終了に対して編集部を罵っていいのはアンケ出してた人だけだと思う


アンケ順
鬼滅の刃
火ノ丸相撲
腹ペコのマリー




鬼滅の刃

煉獄さん…

1コマ目、劣勢の煉獄さんを心配する炭治郎の表情がもう悲しすぎて見てられないのである

ていうか顔の上半分だけでこんだけの表情を描けるって吾峠先生の画力かなりなことになってないか?


その炭治郎の視線の先に映る煉獄さんの姿は、痛々しいことこの上ないものでした

血だらけの顔に片目は閉じられて、お腹の辺りも隊服に血が滲んでいる
炎を象った羽織にまで飛び散っている血飛沫は、まるで羽織の模様を変えてしまったかのよう

荒い呼吸でそれでも真剣な顔を崩していない表情が、否応にも煉獄さんの窮地を教えてくれていました
猪突猛進な伊之助までもが、上弦と柱という異次元の戦いに戦慄して大人しくしているのがさらにヤバさを増していきます

実力を認めながらも同情するかのような口ぶりの猗窩座に、それでも先週と変わらない烈気で鬼殺隊としてのプライドを口にした煉獄さん
そこで繰り出す渾身の型が、自身の名を冠したものだとは熱いじゃないですか

これが奥義ってことは、炎の呼吸は全部で9つしかないってことなんですかね
義勇さんはオリジナルの11個目を作ってましたが、炎だとむしろ1個少ない9つしかないんでしょうか

見開きで発動する奥義の型がカッコいいのなんのって
こういうのを見ると電子版にしてよかったなーとか思います

紙だと背表紙のせいでどうしてもくすんだり霞んだりしてしまうところがスッキリと見えるんですからね
おかげでこのカッコよさを存分に堪能できるというか

しかし、それでも上弦には通じない
奥義の型で斬れたのは鬼の左腕のわずかな範囲だけで、反対の右腕は煉獄さんの腹を貫通してしまっていました

ここで煉獄さんの回想が入ってくるとは予想外でしたよ
トリガーとなったのは猗窩座が口にした「選ばれし者」というセリフでしょうか

似たようなことを亡き母から言われたことがあったこと
その母からの教えと愛情が今の自分の出発点であること

煉獄杏寿郎:オリジンですね

奥義を放つ直前、煉獄さんが口にした「責務」の言葉がお母様の話にも登場しているのは偶然ではないでしょう

たった何ページかの回想でありながら、煉獄さんの出発点として充分な印象を与えるだけの存在感を持ったお母様です
その何よりの理由はもちろん真剣な表情でしょうが、中でも特に真っ直ぐな眼差しが強烈に感じられることにあるでしょう

息子を見つめるこの瞳の深さ
この瞳だからこそ、このお母様はこれだけのインパクトを読者に与えられたのだと言えます

そしてそれゆえにこそ、その教えを思い出して剣を握る手にさらに力のこもる煉獄さんに震えられる

あーもう
煉獄さんてば最近登場したばっかの人なのに、こんな泣きながら感想書かせるキャラだったなんて卑怯だわ…

母上俺の方こそ
ってモノローグが刺さりまくって仕方ない

主人公なのに炭治郎完全に蚊帳の外じゃないですか
っていうかもうこれ煉獄さんが主人公だろ

最後の最後まで諦めることなく、握った剣で首を狙う煉獄さん
驚いた鬼が、奥義で斬られた後すぐ治った左手で反撃するもしっかり防御する

その左手を握ったまま、右手は自分の体と筋肉で掴んで離さない

夜明けまで足掻くか、それともこのまま首を斬られるかの二択を猗窩座に迫る


メタ的にはここで猗窩座が負けるとは思えませんが、それでも煉獄さんに勝ってほしいとマジで思えるからこのマンガは恐ろしいですね
作中で初遭遇となった上弦と柱の戦いその行く末は果たして…?


火ノ丸相撲

今週も激熱でしたが、煉獄さんに泣かされまくったので火ノ丸は2位で

今週は久世のターンになるだろうと思っていましたが、先週予想したほどではありませんでした

確かに優位にはなりながらも、しかし半分は火ノ丸のモノローグで占められており
今週の1話分がまるまる久世の反撃というわけではなかったからですね

久世が優位に立つだろうという予測とともに、その生き方へたどり着いた経緯のようなものも回想的にぶっこまれるだろうと思っていたら
そういうわけでもなく

ただし、1シーンだけ入れられた親父の言葉は明らかにそれを示唆するものではありました

草薙という二つ名とともに、大和国が象徴する神の化身とも呼ばれた久世
僅かなミスが敗北に直結する土俵上において勝ち続けるとはすなわちひたすらに間違わないこと=人をやめるということだというのは
神の化身と呼ばれるに相応しい指摘だったといえるでしょう

それはまた、大和国の息子であるとの誇りを胸にという久世の「生き方」にとっては
父に代わって自分が神の依代=横綱と呼ばれるようになることを含むものであり
その意味では高校相撲という舞台において彼の「生き方」は確かに結実しようとしているといえるのでしょう

 し か し

久世本人が今週思い出していたように、「生き方」とは負けた時にこそ真に問われるもの
ならば、公式戦いまだ無敗の久世はまだその機会が訪れていないことになります

引くでもなく躱すでもなくただ前に進もうとする火ノ丸の姿は、予想通り「生き方」という要素をこの勝負にもたらしました

その火ノ丸がとうとう久世の廻しにたどり着いたことで発生した両者必殺の間合い

互いに絶対の信を置く一撃を繰り出せる状態となったわけですが、次回勝敗が決まるとはとても思えません

相克に続いて躍動というサブタイだった今回
それは火ノ丸の猛攻にその都度反撃する久世を評したものか、それとも、飛ばされても押されてもなお前に向かおうとする火ノ丸の姿を表したものか

次回はどのように示してくれるのでしょうか


腹ペコのマリー

前回から一転してシリアスになったな…

マリーが起きてタイガと入れ替わったことでさらに話がややこしくなるところは、先週に引き続いて田村先生らしいんですが
そこからマリーが相手の暴君ぶりに怒りを見せるというのはちょっと意外な感じでしたね

一番意外だったのは、やられてた不良くんが割りとガチで忠義を尽くそうとしていたことなんですけども
まあその真意はいいとしましょう

目力で相手を怯ませたマリーの迫力は、女子校って場においてはなかなか慣れないものだったと理解していいんですかね
覇王色の覇気とか思ったのは俺だけでいい

理事長の娘をけなすだけけなして、再戦することになったわけですが
唐突に回想が始まるようです

展開があっちこっちに飛んでくこの感じ、実に田村先生ですなあ…


 




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rexel

Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



ついったー。

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