社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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斉木楠雄のΨ難が巧妙なラブコメになっていた2017年週刊少年ジャンプ7号感想その2

2017年週刊少年ジャンプ7号感想その2

遅くなりました…
その2だけでもまさかの10000字近くなるという意外過ぎる分量に自分でも驚いております


今週のアンケ順
鬼滅の刃
斉木楠雄のΨ難
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~


その他
・食戟のソーマ
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・左門くんはサモナー



斉木楠雄のΨ難

冒頭で「またツンデレ爺さん回か…まあアレはアレでクスクスできるからな」と油断させておいてからのラブコメ回というスカシ技
麻生先生やるじゃないか…

まさか照橋さんや相卜とじいさんばあさんをこう絡ませてくるとは全く予想もしませんでしたよ

これは完全に麻生先生にしてやられましたね

いや、ラブコメ回っつっても実際には主人公とヒロインの接点があったわけではないんですが
主人公の知らないところで何故か勝手に外堀が埋められているという展開を2人のヒロインで同時にやってのけたのが見事なんですよ

しかも組み合わせも絶妙でしたね

ツンデレな爺さんに照橋さんが声をかける

都会の駅まで迷って打ちひしがれてるところに照橋さんはなかなかの衝撃でしたよ
読んでるこっちも全く予想外だったもんですから普通におっふとか言ってしまいました

ていうか照橋さん、公衆電話の前に座り込んでる見知らぬ老人に声をかけるなんて実は結構凄いことですよね
完璧美少女を自認して周りの目を意識しての行動だったかもしれませんが、なかなかできることはではありません

また、爺さんの方も相手が正統派美少女の照橋さんだったからこそ素直に話をすることが出来たといえるでしょう
これがギャル丸出しの相卜だったら、第一印象を悪くしてあまり会話もしようとしなかったかもしれません


ばあちゃんの方に相卜って選択がこうまでハマるのも予想外でした

登場の最初から若作りというか中身だけはひたすら若いってのがばあちゃんのキャラでしたけど
それがギャルの属性を持つ相卜とこんなにピッタリだとは思ってませんでした

よく考えたら予想できてよかったことだと自分で思うのが悔しいですね
麻生先生やるじゃないか…


さらに巧妙なのが、それぞれの打ち解け方と出来上がった関係性に微妙な違いがあることなんですよね

爺さんと仲良くなった照橋さんの場合、相手が斉木の家族であることを最初に知ったことで
これはチャンスとばかりにその後の行動を意識することになりました
その下心が満載となった照橋さんは爺さんの話に我慢して付き合うことになりますが、
爺さんに対しては「斉木の祖父」以上の感情を抱いてはいません

対して相卜の場合は、相手が斉木の家族であることを知ることなく単純にばあちゃん個人と仲良くなりました
事実を知ったのはすっかり打ち解けてクラブに行った後であり、斉木も年齢差も関係なく馬が合う仲になっているんですね

二大ヒロインよろしくしっかり対照的になっています

それともう1つ

ばあちゃんと打ち解けた相卜は、自分と斉木が付き合っていると言って自分の気持ちを公言していますが
照橋さんの場合は爺さんの思い込みですね

しかも、この娘は孫のことが好きなのだという思い込みではなく、「この娘なら孫の嫁にしてやっても」という上から目線の判断
おそらく照橋さんは爺さんに自身の気持ちを悟られるようなミスはしていないでしょうから、完全に爺さんの思い込みです

「楠雄の嫁になるのは彼女しかおらん」とか断言してますけど、照橋さんが斉木を好きかどうかという点は
一切考慮されていないんですね

学校での様子を聞かれた時に褒めるような言い方をしたのは、単に家族の手前悪い言い方はできないというだけであり
好きな人のことを説明しようとする時のポジティブな解釈という要素はそれほど多くありません

それを聞いた爺さんが「この娘はひょっとして」と思ったのかどうかは描かれてないのでわかりませんが、
とりあえず描かれた内容だけで判断するなら、爺さんは照橋さんの感情とは別のところで「楠雄の嫁はあの娘」と決めつけちゃっているのです

これもまた、付き合ってるというのは嘘ながら自分の気持ちは公言した相卜と対になっています

照橋さんに対する爺さんの期待は思い込みで、相卜に対するばあちゃんの期待は(一応)当人同士の気持ちに基づいているんですね


そんな感じで実に上手く構成された展開となっております


とすると次の展開は決まってますね

今度は組み合わせを逆にしてみるしかないでしょう

爺さんと相卜が出くわす
ばあちゃんと照橋さんが出会う

祖父母ともに2人の名前は知った状態ですから、出会ってしまえば「あ、じいさんが言ってたあの娘か/ばあさんが言ってたあの娘か」となるはず

そこで、「ならばこの娘が孫に相応しいか見極めてやろうじゃないの」と思うだけで後は話が転がるわけです


爺さんから見た相卜は第一印象悪いでしょう
軽いノリで肌の露出も多く、最初は爺さん相手に敬語も使わないだろう彼女は
照橋さんこそが相応しいと思っている爺さんに注意ばかりされるはずです

しかし、中身はまっとうな相卜ですから爺さんのちょっとしたトラブルによく気づいたり、周りをよく見てたりして
徐々に見直されていくことでしょう

そして、最終的には「楠雄ぐらいの美男子ならこんな娘まで虜にしてしまうのも無理はないのう」なんていう形で落ち着いてしまうでしょう

対して照橋さんと出会うばあちゃんは、まず普通に1おっふでしょうか
その後女子として対抗しようとして、服やら化粧品やらを一緒に見に行ったりするでしょうか

その過程で、照橋さんからばあちゃんに相談をしたり…とか

完璧美少女を自覚している照橋さんですが、加齢とともにその美しさが減少していくことは理解しているはずです
そこに、孫がいる年齢でもまだ若々しくあろうと努力しているばあちゃんというのは、実は気になる存在になるのではないかと

そこで、女が年を取っていくこと、というところに話を聞いてみたくなったりすれば面白いのではないでしょうか
その流れで、「好きな人がいて、完璧美少女である自分を相手も好きじゃないはずはないが、加齢で美しさが衰えた時に相手の気持がどうなるかが心配」
なんてことを斉木のこととは言わずに相談したりすれば、もっと興味深い展開になるのではないかと

で、ばあちゃんもばあちゃんでその相手が斉木であることをなぜか察して、仲良くなった相卜を思い出しつつ「2人とも頑張れ」とか思ったりするとか


…照橋さんが加齢に悩む姿が想像できないというツッコミはなしの方向で


こんなんなら、より一層ラブコメが深くなりそうですよね

この漫画のラブコメは実はかなり面白いので、麻生先生にはとっても期待したい


…しかし、今回の話の中で一番笑えたのは冒頭、「何故キサマが出るんじゃあ!!」っていう受話器からの声に
顔中の穴という穴から血を吹き出してた斉木パパだったりするw

こち亀の交番爆発始まりと同じような演出として、アレはかなり上手いと思ったw


磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

今週はこのマンガにアンケを入れねばならないでしょう

完全にソーマをパクってるし、ていうか仲間先生版ソーマがアニメになるとか反則だしwwww

ほんとにジャンプはどこまで乱心していくんだ…

無類のソーマ好き、とかしれっと書いてんじゃねえよw
巻末コメでも「オマージュです」とか書いときゃいいってもんじゃねえぞw

今回のはおはだけなのかおはじけなのかw


しかし、それでも今回の内容は秀逸でした

なぜって、連載初期のエロリアクションを連発していたソーマよりも
今回の看板娘ちゃんの方が何かエロい気がするのです

いや、最初はどういう話なのか全然わかんなかったんですよ

磯兵衛が作った何か変なのを食べた看板娘ちゃんが、「おいしいですよ」とか言いながら「バン!」とかなってるのを見て
「ほんとはゲロマズだけど常連客の手前そう言って、不味さをこらえるために後ろの壁を殴ったのか」とか思いました

今から考えるとわけのわからん発想ですねw

しかしその直後のコマにおけるお父様からの啓示のおかげで全てを理解


初めて磯兵衛たちを心から応援したかもしれません



下駄がはじけた姿も、着物にスリットが入った瞬間も、とにかくエロいものでした
仲間先生の絵柄でこんなにもエロさを感じることができるとは予想外でしたよ

がんばりまスリットもウケたw


しかし、磯兵衛渾身のアイス大福を食べた時の様子はいけませんね
可愛くもエロくもない単なるアヘ顔になっております
これはむしろギャグ顔に近いですよ

ラストのコマにある作品のロゴ画像にも使われていますけど、気持ち悪さのほうが勝っているような…

何でもありなこのマンガにおける正統派ヒロインである看板娘ちゃんが目の前でぱんつがはじけちゃったってのは
確かに磯兵衛たちにしたら衝撃の多すぎる光景だと思いますが…

江戸時代って女性はぱんつ履いてなかったような…?

それともあれは単なる腰巻きが弾けて破れたものなんでしょうか

江戸時代にアイスがないことを作中でツッコんでおいて、ぱんつを履く文化がないことはスルーってのは…
まあいいんですけどね

同じように興奮した3人のうち、磯兵衛だけが鼻血出してるのが細かいですね
中島と花岡にとっては単なる美人のそれですが、磯兵衛にとってはガチで好きな人のそれですから刺激が強すぎたというわけですね

細かいと言えばもう1つ
今回花岡が一緒だったことが挙げられるでしょうか

年賀状の件で磯兵衛が花岡を「大親友」と評していたことを踏まえて、今回は中島だけでなく花岡も連れ立って行動していたということでしょう
前の展開を忘れていない丁寧な仕事ですね


食戟のソーマ

先週の感想がそのまま使えそうな内容だな…

予想通り、城一郎を支えきれなかったことに堂島先輩は後悔の念を抱いていました

嵐舞う荒野
一人で征かせてしまった
大きすぎる才は自らにも爪を立てる

先週の感想の中で触れたフレーズが、力尽きた城一郎の前で次々に登場したのはまさにそういうことですね


そしてこれが、十傑第二席まで登りつめておきながら城一郎が学園を卒業しなかった理由でもあったようです
一時的に料理から離れて、心を癒やすことが必要だと仙左衛門が判断したこと

それは課題の基準に届かないことによるいつもの無慈悲な宣告ではなく、気遣いから出た静かな勧奨でした

どこまでも自分を追い詰める料理界を前に絶望しきった城一郎が自ら退学の決断を下したのだとばかり思っていましたが、
心がボロボロになってしまったのを見かねた仙左衛門からの勧めだったんですね

天才と、修羅と呼ばれた男はこうして学園から姿を消した
こうして料理界から姿を消した…



…と、いうわけでもないんでしょうねこれはまだ

これで回想終わっちゃったら、薊は何にもしてませんからねえ

次回から薊が表に出てくるのでしょう
「才波先輩をだめにした料理界」というのは、ここまでの経緯を見れば頷けることであり
城一郎を尊敬というか崇拝していた薊がその復讐を考えるのも無理からぬことです

あるいは、城一郎が力尽きた今、料理界は次に薊に目をつけたりしたんでしょうか
1年生にして十傑第三席となり、翌年には2年生にして第一席に居座ることになったほどの実力を
城一郎と同じように天才という言葉で短絡的に持て囃し、城一郎と同じように薊をも追い込んでいったのでしょうか

自分が憧れていた城一郎を追い詰めたことに懲りもせず、次の寄生先を選ぶかのように今度は自分に群がり始めた料理界を見て
薊は闇に堕ちたんでしょうか

城一郎が修羅と化した時にニヤッとしていた描写はありましたが、今のところ薊には今に繋がるような狂信的様子は窺えません

城一郎が寮を去っていく時、表情が隠されているのは読者へのミスリードなのかどうか

とは言え、この予想でも「真の美食」がどうとかってのがどんな風に関係してくるのかはわからないところです
今回描かれた城一郎のリタイアは、「真の美食」云々とは全く関係ない事情から成立していましたし

ならば、この経緯を理由として薊が料理界に復讐心を抱いたとしても、
それは今のようにセントラルなどという機関を中心とした暗黒郷に繋がるものとはならなかったはずです

とすると、「真の美食」云々を薊に抱かせるだけの出来事が、城一郎が学園を去った後に起こったと考えるのが自然でしょうか
どんな出来事なのか全然想像がつきませんが…


で、もう1つ

選抜前に城一郎が極星寮にやって来た時、一色先輩は城一郎を「流浪の料理人」と評していました
世界中のあらゆる店で腕をふるい、料理雑誌にはその名が載っていないものはなかったと
だがある時業界の第一線から忽然と姿を消した…と

今までは、この急に忽然と姿を消したというのが創真ママと出会ったor結婚した時であり、
それは学園を卒業していないこととも同じぐらいのタイミングなんだろうと思っていました

どうやら違うっぽいですね


ブルーコンテストを欠場し、遠月学園を辞めたことが「業界の第一線から姿を消した」とはならないはずです
海外のあらゆる店で腕をふるったというのも、在学中に海外店に行ったことはあっても
「流浪の料理人」と呼ばれるほど海外に入り浸っていることはなかったでしょう

ならば、一色先輩が話していた評価というのは今回の自主退学の後のものであると考えられます

「一度この国を離れよ」「料理から、皿から離れることが必要だ」と言われて、学園を辞めて海外へ行った城一郎
「流浪の料理人」と呼ばれたのは、本当に向かうあてがなく、足の向くままに移動を繰り返していたからなのでしょう

しかし、料理から離れよと言われてそう簡単に料理を忘れられるようなら最初からこんなに苦しむことはありません
どんなになっても料理のことを忘れられないからこそ、辛いことになってしまうのです

ただ、そんな時にすでに自分が通り過ぎて知っている方法で誰かを喜ばせられる、そんな場面に出会ったとしたら

ふとしたことで出会った人が、自分が作れる料理を求めていたとしたら

そしてそれを作ってあげたら本当に喜んで心から感謝してくれたりしたら

傷つききった城一郎の心が温かく包まれていったのではないでしょうか


そこで城一郎は気づくわけですね

目の前の誰かのために料理をつくることの素晴らしさに

そして、そのためならあの荒野を再び進んでいけることに


放浪する中で出会う、料理に関していろいろな事情を抱えた人たちに対して、城一郎は彼なりの解決方法を模索してみるのでしょう
すでに知っている知識で解決できることもあれば、試行錯誤が必要なこともあったでしょう

その試行錯誤は、かつて天才としての重圧を背負って極星寮で繰り返していたそれとは全く別物となったはずです

目的地がはっきりしている
ただそれだけで、あの嵐舞う荒野を城一郎は再び進んでいけたのではないかと

そうして出会った人たちの中に、創真ママがいたとしたら
彼女に自分の料理の全て捧げることを決心したその時こそが、業界の第一線から城一郎が姿を消したその時だとしたら

今回の回想では、その人が明確に登場してくることはないのかもしれません



それにしても、仙左衛門が城一郎の退学に関わっていたというのは意外でした
その後も普通に連絡を取り合っていたと思われる2人

海外へ出て元気を取り戻した城一郎を見た仙左衛門はどんな気持ちを抱いたんでしょうかね
その気持ちが、後に創真を学園へと迎え入れる気持ちへと繋がったのでしょうか

まあいずれにしろ、城一郎が学園を去ったことだけではまだ薊との間にある因縁は完全に明かされたとは言えません
まだ回想は続きそうですね


ゆらぎ荘の幽奈さん

しましまマシマシってセンターカラーのことかよ!
本編と何一つ関係ねーじゃねーかw

転んだ雲雀のぱんつがしましまで、ニーソもしましまで
「しましまマシマシ」ってアオリもしましまで、タイトルロゴの「ゆ」もしましまになってるってことで
色んなしましまがマシマシのセンターカラーなわけですね

芸が細かいというかわかりにくいというかw


本編は、文化祭の展開を受けた続きとなりました
やはり先週の内容は、正月気分に合わせることに加えて少し間を置くためのインターバル回だったということでよさそうですね


そして今回の内容は、ヘディスではなかったようです


「新しい朝」というサブタイが示す通り、今までとは全く異なる朝がゆらぎ荘に訪れることで物語が新たな局面を迎えることとなる
そんな節目の回となりました

ポルターガイストが起こらない朝

気がついたらコガラシくんの布団に幽奈がいたのはいつもと同じでしたが、違ったのはそこからの彼女の思考回路

少しでも恋を自覚したことで、コガラシくんと密着していることに対して恥ずかしいに加えて心地良いという感覚も生まれてしまったわけですね
だから、「もう少し…」なんてふと思ってしまって、はしたないという自己嫌悪に陥る

まあ、もしここでコガラシくんが目を覚ましていたらポルターガイストが発動して、呑子さんも締め切りに間に合ったことでしょう
コガラシくんが眠ったままだったからこそ、恥ずかしいけどあともうちょっと、という感覚が両立していたからですね

自己嫌悪に陥った幽奈が採った策は、ちくわごっこでした
何それ初めて聞いた単語なんですけどw
コガラシくんそれ何する遊びなんですかw

自分を布団でぐるぐる巻きにして、ご丁寧に2本も縄使って縛っております
それ誰がやったのw

布団に入ったままじゃ2箇所もロープ縛れないだろw
ていうか幽霊なんだから布団にくるまってる意味がそもそもないんですけども


しかし、今回何よりも巧妙だったのは、千紗希ちゃんがとうとう幽奈を視認したことですよね
その一点が今回幾つもの効果につながっていて、展開と各ヒロインたちの心情を動かしています

憑依と葉札術にこんな使い方があったとは

その憑依も文化祭で初めて本格的に描かれたものですから、その意味でも今回の内容は文化祭編を前提としているといえるわけですね

幽奈そっくりの人形を葉っぱで作って、それに幽奈が憑依することで、術で作った紛い物とは言え幽奈が肉体を手に入れる
普段から意思に基づいて実体化して、物に触ろうと思えば触れるために、肉体を得たと言っても実感がない幽奈でしたが、
千紗希がその姿を目にすることができるという大きな大きな効果があったと

術による一時的なこととはいえ、二大ヒロインがようやく顔を突き合わせて会話できるようになったわけです
本格的にラブコメを進展させていくのに、これは非常に大きなことですね

だから今回千紗希ちゃんも早くに登場したわけです
1日持たないこゆずの術が生きている内に、2人がしっかり会話できるように

朝っぱらからゆらぎ荘に遊びに来て、一番にやることが風呂っていうよくわからないことをやってたわけです
このことは、風呂からあがった千紗希ちゃんが浴衣を着ていることで、まるで千紗希ちゃんもゆらぎ荘の一員であるかのような印象を出すことに繋がっています

「ゆらぎ荘」の一員です

「ゆらぎ」荘の一員ですよ


心が揺らぐゆらぎ荘の一員だったわけです今回の千紗希ちゃんは

ゆらぎ荘の幽奈さん 第46話「新しい朝と幽奈さん」 感想(週刊少年ジャンプ2017年7号) - Neverending Cult

この発想はこちらの感想を見て「おお…」とか思ったことなんですけどもね

今週の内容は本当に細かく計算して描かれているんだなあと

中でも、特に「タメ」を意識して描かれているなあというのが上手いと思いました

204号室
すなわちコガラシくんと幽奈の部屋での会話ですよ


千紗希ちゃんの言葉に対する幽奈の反応を描くのに、2コマも使うという構成

「そういうのもかまわないって思い始めてるからじゃないかな」

「幽奈さんはそれでいいの?」

千紗希ちゃんからの問いかけがことごとく核心を突くことで、心に波紋を生じさせる幽奈
その反応に深みと重みを持たせるために、あえてコマを多く使って描いているんですね

1コマ目よりも表情が変化する2コマ目の方を大きく描くことで、印象を強調しようとした「そういうのもかまわないって~」の時

対して、「それでいいの?」の時には同じように2コマ目を大きく描きながらも表情は変わる前も後も一切見せないことで
読者がページをめくる時間すらも計算したタメを作っているのです

さらに、同じような手法が千紗希ちゃんにも使われています

幽奈に問いかける直前の瞳の表情
並んだコマではなくページをまたぐことでさり気なさを増していますが、演出手法としては幽奈に使われているのと同じものです

同じ演出が連続するために冗長な感じになるのをコマ割りで防いでいるんですね

さらに応用的なやり方として、幽奈が夕方になってこの日2度目の風呂に入っている時
夕方ですから既にこゆずの術は解けていて、この時の彼女は幽体ですね

「わたしは…コガラシさんが…好き…」とぼんやり考えつつ、湯に浸かる幽奈
ここでは2コマ目のほうを小さく描きつつ、しかし構図は顔のアップにして表情の全体を理解らなくすることで
めくった先の大ゴマで表情だけでなく全身でその気持ちに浸かる様子を演出しているんですね

しかも、「好き…」から「大好き…!」と表現まで変えてきました
全身を浸しているお湯はまるで彼女の心にあふれる恋心であるかのように、その気持ちにどっぷりと浸かっているわけです


タメによる演出をこれでもかと使いまくったミウラ先生渾身の作劇ですね


ラストには幽奈に問いかけた自分の言葉がブーメランになっている千紗希ちゃんの姿

今まで存在は知っていても姿が見えなかったことでどこか実感がなかったのでしょうが、
相手がどんな女の子であるのか、どんな表情を見せる娘なのかはっきりと目にした今
幽奈とコガラシくんの仲の良さがはっきりと見えるようになってしまった

だからこそ胸には何かの痛みが走る

千紗希ちゃんがすぐにその痛みの正体を自覚するとは思えませんが、女子力モンスターの属性を持つ彼女のことですから
時間の問題ではあるでしょう

その時彼女たちは何をどう思うのか


動き始めたゆらぎ荘における「ゆらぎ」は、これから本格的にそれぞれの感情を揺らしていくことになるのでしょう

さしあたって次回は、再度こゆずの術を使って肉体を得た幽奈が学校に行くことになりますかね
劇を通してそれなりに分かりあったクラスですし、そもそも最初からポルターガイストで迷惑かけまくっていたわけですから
みんなにちゃんと紹介することは必要でしょう

そんで、時間切れかまたは何かの拍子に術が解けたことで、コガラシくんの前に幽奈が全裸の幽体で出現しちゃって…

っていうところまで見えた


左門くんはサモナー

沼先生頑張ったな―
というのが読み終えた最初の感想ですよねどう見ても

T●LOVEるじみた展開で頑なに描かなかったあの場面を、まさか今回はラストページの見開きで描くなんて…

電子版で読んでるこっちは背表紙の谷間がないからマジ「ドン!」って感じの迫力で現れてきましたよ

見開きがやたらキレイに映えるのは電子版の魅力の1つと言っていいでしょうね

そして意外といい感じで描けてるじゃないですか沼先生


マンガでスキー場に行くってのはイコール遭難編なんですけど、まさか悪神アンリが「冬って概念を作った」なんてキャラだったとは思わなんだ
遭難したキャラが吹雪に向かって「やめろ」っつってキレたら止むってどんな遭難だよ(;^ω^)


マイサーモンは、「居間切り取って持ってくんな」かなw


 




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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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