社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ゆらぎ荘の幽奈さんから作者のメッセージを感じてしまった2017年週刊少年ジャンプ8号感想その1

2017年週刊少年ジャンプ8号感想その1

ゆらぎ荘の感想書く時、何故か必ずカラーの方見ながら書くようになりました


今週のアンケ順
鬼滅の刃
ゆらぎ荘の幽奈さん
斉木楠雄のΨ難




鬼滅の刃

注目のお館様ご尊顔は早速扉絵にて明かされました

よく考えたら本編1コマ目とかで描くよりも唐突性があっていいやり方かもしれないですねこれは

最新号を読んでいく時、よほど続きが気になっている作品がない場合前から順に読んでいくスタイルなんですけども
1つ読み終わってさあ次は何だ、って思ってるだけの何の準備もないところにお館様の顔登場は、
炭治郎と同じような衝撃を味わうことが出来たようで、非常に上手い方法だと思いました

しかしこんな顔だったとは…

鼻から上がずっと隠されていた今までの描き方から、ひょっとして鬼舞辻と似た顔なんじゃねーの?とか予想してたんですけど
そういうわけではなかったようです

いや、似てると言えば似てるのかもしれませんが、これはたぶん吾峠先生としてはそんなつもりで描いてないなーと
傷や全盲を除けば顔立ちとしては似てるかもしれませんが、どっちかというと描き分けの問題のような
髪型は全然違いますしねえ

というわけで予想はすっかり外れていたということになりそうです


とはいえ、お館様の威厳というか、鬼殺隊トップとしての格が確かにあることはわかりました

個性豊か…といえば聞こえはいいですが、むしろ傍若無人とすら言ってもいいかのような柱たちが
ああまで畏まるとは

もちろん、そうでなければ鬼殺隊における秩序の存在が確認できなくなるので当然の描写ではあるんですが
「こいつら相手に敬意を払うってことを知ってたのか…」ってまさしく炭治郎と同じことを思ってしまいました

でも、知性も理性も全くなさそうだったのに、って結構炭治郎ひどいこと思ってるねw
いや激しく同意しますけどもね

すごい速さで炭治郎の頭を抑えたのは、お館様の前で炭治郎の頭が高かったから

一撃入れられてブチ切れてたのに、頭を押さえつける程度の手出しの上に理性的に挨拶を述べ出した風の人は
最も好戦的なキャラでありつつも、最もお館様に恩のある人物なんでしょうか

しかし、お館様が一体何をしてここまで柱たちに慕われているのかはまだわからないにしても
自分の意見を述べるのが憚られるほどに畏まっているというわけでもないようです

風の人にしても、努めて丁寧に振る舞ったのは最初の挨拶の時だけで、その後は敬語は使いながらも
先週のような好戦的言動を再び見せるようになっています


お館様としては、自主性を容認しているとかそんな感じなんですかね
規則や礼儀で縛り過ぎるつもりはない、みたいな
何そのちょっと理想的な上司


予想を外していたといえば、もう1つ、柱たちはまだ誰も鬼舞辻と遭ったことがないそうな

そうだったのか…

最高戦力って連中が9人もいて、誰も敵のボスの顔も知らないのか
これはますます炭治郎の異端が際立つ展開ですね

入隊して間もない平剣士が敵のボスと遭遇したことがある
実はその上、近くにいれば匂いでわかる

それに加えて、鬼を連れた鬼狩り
いい鬼と悪い鬼の区別がある鬼狩り

異端ですね
異質ですね
まさに主人公ですね


いや、しかし何と言っても今回の最注目要素は鱗滝さんの手紙でしょう

柱たちに禰豆子ちゃんを認めさせるには鱗滝さんが出てこないと無理だろうとは考えていましたが、こう来るとは…

予想した通り、善逸の師に続いて鱗滝さんもかつては柱だった模様
その彼が、お館様宛に炭治郎と禰豆子ちゃんの容認を求める手紙を出してくれていたことで、鬼と連れ立つ鬼狩りという異彩の剣士が成り立っていたわけですね


そして義勇さんよ…

何かもう呼び捨てにはできなくなったよ義勇さん

まさかそこまでの覚悟でいてくれたんですか


禰豆子ちゃんがもしも人を襲った時には、禰豆子ちゃんを斬った上で炭治郎は腹を切る
それ自体は鱗滝さんからも言われていた通りのことであり、鬼となった彼女をそれでも生かそうとする炭治郎が
それを理解し受け入れていることは今まで描かれてきたとおりですね

しかし、そこに鱗滝さんと義勇さんの命まで懸けられていたとは…

禰豆子ちゃんが人を喰わない事実と見込みに、
禰豆子ちゃんを元に戻せる可能性に、
鬼となってもなお確かに存在する兄妹の絆に、
鱗滝さんはおろか義勇さんすらも命を懸けてくれていたとは…

義勇さんマジ泣ける


炭治郎にとって、こんなにも気持ちが込み上がってくることはなかったでしょう

鱗滝さんが禰豆子ちゃんを信じてくれることは、ある意味で予想できたことです
炭治郎の修行をしながら共に過ごした年単位の時間があり、手段の1つとして暗示までかけたりしていたわけですから

修行中に培った炭治郎への愛情、久方ぶりに最終試験を突破して戻ってきてくれた弟子への期待など、
主に炭治郎を通して禰豆子ちゃんを信じると言う形が出来上がることは鱗滝さんには予想できたことでした

しかし義勇さんは全くの予想外


あるいは炭治郎が最終試験を突破した後とかに、手紙のやり取りなどあったかもしれませんが
炭治郎にとっての義勇さんは、変わり果てた家族の姿と変貌した妹を前にして頭の中が分けわからなくなっていた時に
鬼の存在とその危険性という現実と大切な人を守ろうとする時の覚悟の在り方を冷酷なまでに説いてくれた張本人

その義勇さんが、自分と妹の可能性を命懸けで信じてくれていたなんて

そら泣くわ…


炭治郎と一緒に尋問の場に連れてこられて、弁解も何も一切することなく
何も言わず、語らず、ただ覚悟だけを示した義勇さん

おいカッコよすぎるだろ…

今週だけで義勇さんの株がメキメキ上がっております


そういえば、義勇さんのカッコよさがさりげなく描かれた場面がもう1つありましたね

炭治郎が鬼舞辻と遭遇したことがあるという思いがけない事実を聞いた途端騒ぎ出す柱たち
鬼舞辻の姿形は、能力は、場所は、といったことから、その時奴は何をしていたという具体的な情報まで
質問を一気にまくし立てました

その時、急に立ち上がった誰かのおかげで蜜璃ちゃんが突き飛ばされているんですね

その結果、お館様の前で失礼千万なあられもない姿に


で、そこに手を貸して起こしてあげようとしているのが義勇さんなんですよ
さりげなく、コマの端っこでね

義勇さんマジ紳士


恋愛脳恋柱の蜜璃ちゃんこれは義勇さんに惚れたやろ…とか思ったら
次に描かれた蜜璃ちゃんは「わかってくれるかな?」っていうお館様にときめいておりました

あれ…?
色んなことにときめきまくりの蜜璃ちゃんが転んだところに手を貸しておいて何にもないとか

義勇さんマジぼっち(;^ω^)


お館様の「わかってくれるかな?」に「わかりません!」と返した風の人
最初にあれだけ畏まっていた彼がそれでも反対するわけですからかなりの強情ですね

しかしそれも彼らの常識を考えれば仕方がないのでしょう

彼ら、というか彼らも含めた大多数の鬼殺隊士において、鬼とは問答無用で斬るべき食人の化物

いい鬼なんて発想がそもそもないのです

炭治郎もそうであるように、鬼殺隊士のほとんどは家族を喰われた者ばかりなのでしょう
柱の中にもそうした復讐心を抱いて剣を握っている人がいるなら、そいつにとっては禰豆子ちゃんもただの化け物の一匹

鬼とは人を喰う化け物であり、鬼とは斬り捨ててなんぼだと思っている人からすれば、人を喰わない禰豆子ちゃんの存在は許せるものではないのです

それを認めてしまえば今まで自分が拠り所にしてきた価値観がぐらついてしまう

自らの腕を傷つけてまで鬼の食人衝動を煽ろうとする風の人の行動は、おそらくそんな危機感から出たものなのではないでしょうか

さあそうすると禰豆子ちゃんはどうするか

食人衝動がないわけではない彼女は、先週箱越しに貫かれた傷の回復のため体力を消費しています
大した消費量ではないとしても、眠るより食った方が回復が早いのは間違いないでしょう

その衝動を堪えられるか
炭治郎がどんな風にして妹を守り抜こうとするか

その時義勇さんはどう動くか

次回も泣ける感じになるかもしれませんね


ゆらぎ荘の幽奈さん

またしても予想を外したのである

前回幽奈が肉体を得てからの今回は、その状態で学校に行くことになるんだろうとばかり思っていたら
「ゆらぎ」を秘めるもう1人のヒロイン千紗希ちゃん回でした

積もる雪を募る想いに暗喩して、吹雪のごとくに荒れ狂う大寒波
雪の嵐のようなこの天気は、前回幽奈の姿を実際に目にして、実はズキッとした痛みを感じていた千紗希ちゃんの胸のうちを表現したものでしょうか

そんな中でも服装すら変わらないコガラシくん
貧乏故にコートも持ってないのは仕方ないとして、制服の前くらい閉めようかw
千紗希ちゃんのツッコミが至極当然なのであるw

大雪のせいでゆらぎ荘に帰れなくなり、やむなく千紗希ちゃんちにやってきたコガラシくん
コガラシくんには今のところ想い人がいないことに加えて、悩みを深めているのが千紗希ちゃんの方であるために
千紗希ちゃん視点で話が進むことになります


ところで、今週のノルマは彼女のシャワーシーンと、妄想による温め合いにて済ませられていましたが
あの妄想シーン、おっさん世代だけに向けた仕込みがあったような

全部冬のせいにして温め合おう…って、TMで革命な歌手がそんな歌をうたってたような…

いや、たまたまかなーとも思うんですけどね
何か読んだ瞬間思い出してしまったんですよ

だっていくら妄想っつっても、こんな場面で「冬のせいに」とか言わないでしょ?
そこがどうしても引っかかるんですよ

まさかとは思ったんですけどね
これは本作の隠れメイン読者であるおっさん世代に対してミウラ先生から放たれたちょっとしたメッセージなのではないかとね

少年たちだけじゃなくお前らのことも忘れてないからな! って



…はい
すみません
想像力の皮をかぶった願望が調子に乗りました




…気を取り直して感想を先に進めましょう


前回、幽奈が初めて肉体を得た時
コガラシくんだけがその違いに気づき、「幽奈のことは毎日見てるからなあ」と呟いていたのを聞いていた千紗希ちゃん

その「見る」という行為が今回もキーワードになっていましたね

昔からモテてきたことで男子からの視線に若干の恐怖心を抱いていた千紗希ちゃん

その彼女が、コガラシくんからは「見てもらえない」ことに対して寂しさを覚える
色気と可愛らしさが5割増しくらいになるお風呂上がりの姿に反応したコガラシくんの視線を嬉しいと思う

作中の雑誌に載ってた「恋心診断」の中には全く登場していませんが、これらもまたそれが恋心であるか否かを判別できるポイントと言えるでしょう

見てもらえないことが寂しい、見てもらえたら嬉しい
それはつまり、もっと自分を見て欲しいという気持ちに他なりません

だから先週、コガラシくんと笑顔で話していた幽奈に対してズキッと来ていたんですね

コガラシくんは、幽奈のことを毎日見てると言ったから

ひとつ屋根の下どころか同じ部屋で暮らしているコガラシくんと幽奈
千紗希ちゃんが羨ましいと思っているのはその事実ではなく、そこから発生している「コガラシくんが幽奈を目にする時間の長さ」であるわけですね

同じ部屋で暮らしている幽奈と、学校で会うことが一番多い自分と、過ごす時間の差は歴然
ならば、彼の視線を受けることができる時間もまた明確な差があるということになります

今までは男子からの視線に恐怖を覚えてきたはずが、今になって初めて「見られて嬉しい」と思える相手と出会った
でも、その人が一番目にすることが多いのは自分ではない…という事実

自分の中にそんな気持ちがあったことを彼女は自覚しました
自覚して理解したからこそのラストの笑顔ですね

それはそれとして認識したことで、まず一歩進んだこと
ここからどうしていくかというのはもちろん全くわからないでしょうが、1つ気持ちがはっきりしたことでもやもやが薄らいだこと
途中でやめていたはずの恋心診断にチェックがついていることがその証左ですね
そんなチェックができるくらいには自身の気持ちを認識したということです


幽霊である故に主人公を含めた一部にしか見えない幽奈と

女子力モンスターの美少女として周りからの視線を自然に集めてしまう千紗希ちゃん

「見る、見られる」という要素を中心にして2人が対照的なヒロインとして設定されていることがわかります

だから、前回の幽奈に続いて今回は千紗希ちゃんだったわけですね

二大ヒロインそれぞれが自分の中にあった確かな気持ちを認識したこと
これからは恋愛方面も動いていくことをまざまざと予感させる前回と今回の内容は、
連載1周年を前にして物語が新たな局面に向かうことを示す重要な節目となりました


ここから狭霧と雲雀も含めてどんな風に転がっていくことになるんでしょうか
ただエロいだけでなく繊細な表現も見せてくれるミウラ先生の手腕に期待していきましょう


斉木楠雄のΨ難

喫茶店でコーヒーゼリー食ってる導入から、今回は目良さんの話か…と思ったら
誰か入ってきた、ってところで「まさか照橋さんか?」と身構えて、
残念カーチャンでした、ってことでガッカリした今回

ラブコメ回でも何でもないのにアンケ入れたのは自分でも珍しいと思うんですけど、
明確な理由がありました


…終了フラグを感じたのって俺だけだよね?ね?


いや、もちろんラストページのことなんですけども

主人公にあんなモノローグさせて、その上コマ外の柱にまであんなこと書かれてたら心配になるんですけど!?


え、まさか…だよね?

前に「最終回への仕込みをしよう」って回がありましたけど、それと全然関係ないこんなところで
いきなり終了フラグ醸し出すとかそんなのないよね?

おかげで途中のギャグにちょいウケしてたのが一気に吹っ飛んだんですけども

ちょっと
麻生先生?


 




斉木楠雄のΨ難が巧妙なラブコメになっていた2017年週刊少年ジャンプ7号感想その2

2017年週刊少年ジャンプ7号感想その2

遅くなりました…
その2だけでもまさかの10000字近くなるという意外過ぎる分量に自分でも驚いております


今週のアンケ順
鬼滅の刃
斉木楠雄のΨ難
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~


その他
・食戟のソーマ
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・左門くんはサモナー



斉木楠雄のΨ難

冒頭で「またツンデレ爺さん回か…まあアレはアレでクスクスできるからな」と油断させておいてからのラブコメ回というスカシ技
麻生先生やるじゃないか…

まさか照橋さんや相卜とじいさんばあさんをこう絡ませてくるとは全く予想もしませんでしたよ

これは完全に麻生先生にしてやられましたね

いや、ラブコメ回っつっても実際には主人公とヒロインの接点があったわけではないんですが
主人公の知らないところで何故か勝手に外堀が埋められているという展開を2人のヒロインで同時にやってのけたのが見事なんですよ

しかも組み合わせも絶妙でしたね

ツンデレな爺さんに照橋さんが声をかける

都会の駅まで迷って打ちひしがれてるところに照橋さんはなかなかの衝撃でしたよ
読んでるこっちも全く予想外だったもんですから普通におっふとか言ってしまいました

ていうか照橋さん、公衆電話の前に座り込んでる見知らぬ老人に声をかけるなんて実は結構凄いことですよね
完璧美少女を自認して周りの目を意識しての行動だったかもしれませんが、なかなかできることはではありません

また、爺さんの方も相手が正統派美少女の照橋さんだったからこそ素直に話をすることが出来たといえるでしょう
これがギャル丸出しの相卜だったら、第一印象を悪くしてあまり会話もしようとしなかったかもしれません


ばあちゃんの方に相卜って選択がこうまでハマるのも予想外でした

登場の最初から若作りというか中身だけはひたすら若いってのがばあちゃんのキャラでしたけど
それがギャルの属性を持つ相卜とこんなにピッタリだとは思ってませんでした

よく考えたら予想できてよかったことだと自分で思うのが悔しいですね
麻生先生やるじゃないか…


さらに巧妙なのが、それぞれの打ち解け方と出来上がった関係性に微妙な違いがあることなんですよね

爺さんと仲良くなった照橋さんの場合、相手が斉木の家族であることを最初に知ったことで
これはチャンスとばかりにその後の行動を意識することになりました
その下心が満載となった照橋さんは爺さんの話に我慢して付き合うことになりますが、
爺さんに対しては「斉木の祖父」以上の感情を抱いてはいません

対して相卜の場合は、相手が斉木の家族であることを知ることなく単純にばあちゃん個人と仲良くなりました
事実を知ったのはすっかり打ち解けてクラブに行った後であり、斉木も年齢差も関係なく馬が合う仲になっているんですね

二大ヒロインよろしくしっかり対照的になっています

それともう1つ

ばあちゃんと打ち解けた相卜は、自分と斉木が付き合っていると言って自分の気持ちを公言していますが
照橋さんの場合は爺さんの思い込みですね

しかも、この娘は孫のことが好きなのだという思い込みではなく、「この娘なら孫の嫁にしてやっても」という上から目線の判断
おそらく照橋さんは爺さんに自身の気持ちを悟られるようなミスはしていないでしょうから、完全に爺さんの思い込みです

「楠雄の嫁になるのは彼女しかおらん」とか断言してますけど、照橋さんが斉木を好きかどうかという点は
一切考慮されていないんですね

学校での様子を聞かれた時に褒めるような言い方をしたのは、単に家族の手前悪い言い方はできないというだけであり
好きな人のことを説明しようとする時のポジティブな解釈という要素はそれほど多くありません

それを聞いた爺さんが「この娘はひょっとして」と思ったのかどうかは描かれてないのでわかりませんが、
とりあえず描かれた内容だけで判断するなら、爺さんは照橋さんの感情とは別のところで「楠雄の嫁はあの娘」と決めつけちゃっているのです

これもまた、付き合ってるというのは嘘ながら自分の気持ちは公言した相卜と対になっています

照橋さんに対する爺さんの期待は思い込みで、相卜に対するばあちゃんの期待は(一応)当人同士の気持ちに基づいているんですね


そんな感じで実に上手く構成された展開となっております


とすると次の展開は決まってますね

今度は組み合わせを逆にしてみるしかないでしょう

爺さんと相卜が出くわす
ばあちゃんと照橋さんが出会う

祖父母ともに2人の名前は知った状態ですから、出会ってしまえば「あ、じいさんが言ってたあの娘か/ばあさんが言ってたあの娘か」となるはず

そこで、「ならばこの娘が孫に相応しいか見極めてやろうじゃないの」と思うだけで後は話が転がるわけです


爺さんから見た相卜は第一印象悪いでしょう
軽いノリで肌の露出も多く、最初は爺さん相手に敬語も使わないだろう彼女は
照橋さんこそが相応しいと思っている爺さんに注意ばかりされるはずです

しかし、中身はまっとうな相卜ですから爺さんのちょっとしたトラブルによく気づいたり、周りをよく見てたりして
徐々に見直されていくことでしょう

そして、最終的には「楠雄ぐらいの美男子ならこんな娘まで虜にしてしまうのも無理はないのう」なんていう形で落ち着いてしまうでしょう

対して照橋さんと出会うばあちゃんは、まず普通に1おっふでしょうか
その後女子として対抗しようとして、服やら化粧品やらを一緒に見に行ったりするでしょうか

その過程で、照橋さんからばあちゃんに相談をしたり…とか

完璧美少女を自覚している照橋さんですが、加齢とともにその美しさが減少していくことは理解しているはずです
そこに、孫がいる年齢でもまだ若々しくあろうと努力しているばあちゃんというのは、実は気になる存在になるのではないかと

そこで、女が年を取っていくこと、というところに話を聞いてみたくなったりすれば面白いのではないでしょうか
その流れで、「好きな人がいて、完璧美少女である自分を相手も好きじゃないはずはないが、加齢で美しさが衰えた時に相手の気持がどうなるかが心配」
なんてことを斉木のこととは言わずに相談したりすれば、もっと興味深い展開になるのではないかと

で、ばあちゃんもばあちゃんでその相手が斉木であることをなぜか察して、仲良くなった相卜を思い出しつつ「2人とも頑張れ」とか思ったりするとか


…照橋さんが加齢に悩む姿が想像できないというツッコミはなしの方向で


こんなんなら、より一層ラブコメが深くなりそうですよね

この漫画のラブコメは実はかなり面白いので、麻生先生にはとっても期待したい


…しかし、今回の話の中で一番笑えたのは冒頭、「何故キサマが出るんじゃあ!!」っていう受話器からの声に
顔中の穴という穴から血を吹き出してた斉木パパだったりするw

こち亀の交番爆発始まりと同じような演出として、アレはかなり上手いと思ったw


磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~

今週はこのマンガにアンケを入れねばならないでしょう

完全にソーマをパクってるし、ていうか仲間先生版ソーマがアニメになるとか反則だしwwww

ほんとにジャンプはどこまで乱心していくんだ…

無類のソーマ好き、とかしれっと書いてんじゃねえよw
巻末コメでも「オマージュです」とか書いときゃいいってもんじゃねえぞw

今回のはおはだけなのかおはじけなのかw


しかし、それでも今回の内容は秀逸でした

なぜって、連載初期のエロリアクションを連発していたソーマよりも
今回の看板娘ちゃんの方が何かエロい気がするのです

いや、最初はどういう話なのか全然わかんなかったんですよ

磯兵衛が作った何か変なのを食べた看板娘ちゃんが、「おいしいですよ」とか言いながら「バン!」とかなってるのを見て
「ほんとはゲロマズだけど常連客の手前そう言って、不味さをこらえるために後ろの壁を殴ったのか」とか思いました

今から考えるとわけのわからん発想ですねw

しかしその直後のコマにおけるお父様からの啓示のおかげで全てを理解


初めて磯兵衛たちを心から応援したかもしれません



下駄がはじけた姿も、着物にスリットが入った瞬間も、とにかくエロいものでした
仲間先生の絵柄でこんなにもエロさを感じることができるとは予想外でしたよ

がんばりまスリットもウケたw


しかし、磯兵衛渾身のアイス大福を食べた時の様子はいけませんね
可愛くもエロくもない単なるアヘ顔になっております
これはむしろギャグ顔に近いですよ

ラストのコマにある作品のロゴ画像にも使われていますけど、気持ち悪さのほうが勝っているような…

何でもありなこのマンガにおける正統派ヒロインである看板娘ちゃんが目の前でぱんつがはじけちゃったってのは
確かに磯兵衛たちにしたら衝撃の多すぎる光景だと思いますが…

江戸時代って女性はぱんつ履いてなかったような…?

それともあれは単なる腰巻きが弾けて破れたものなんでしょうか

江戸時代にアイスがないことを作中でツッコんでおいて、ぱんつを履く文化がないことはスルーってのは…
まあいいんですけどね

同じように興奮した3人のうち、磯兵衛だけが鼻血出してるのが細かいですね
中島と花岡にとっては単なる美人のそれですが、磯兵衛にとってはガチで好きな人のそれですから刺激が強すぎたというわけですね

細かいと言えばもう1つ
今回花岡が一緒だったことが挙げられるでしょうか

年賀状の件で磯兵衛が花岡を「大親友」と評していたことを踏まえて、今回は中島だけでなく花岡も連れ立って行動していたということでしょう
前の展開を忘れていない丁寧な仕事ですね


食戟のソーマ

先週の感想がそのまま使えそうな内容だな…

予想通り、城一郎を支えきれなかったことに堂島先輩は後悔の念を抱いていました

嵐舞う荒野
一人で征かせてしまった
大きすぎる才は自らにも爪を立てる

先週の感想の中で触れたフレーズが、力尽きた城一郎の前で次々に登場したのはまさにそういうことですね


そしてこれが、十傑第二席まで登りつめておきながら城一郎が学園を卒業しなかった理由でもあったようです
一時的に料理から離れて、心を癒やすことが必要だと仙左衛門が判断したこと

それは課題の基準に届かないことによるいつもの無慈悲な宣告ではなく、気遣いから出た静かな勧奨でした

どこまでも自分を追い詰める料理界を前に絶望しきった城一郎が自ら退学の決断を下したのだとばかり思っていましたが、
心がボロボロになってしまったのを見かねた仙左衛門からの勧めだったんですね

天才と、修羅と呼ばれた男はこうして学園から姿を消した
こうして料理界から姿を消した…



…と、いうわけでもないんでしょうねこれはまだ

これで回想終わっちゃったら、薊は何にもしてませんからねえ

次回から薊が表に出てくるのでしょう
「才波先輩をだめにした料理界」というのは、ここまでの経緯を見れば頷けることであり
城一郎を尊敬というか崇拝していた薊がその復讐を考えるのも無理からぬことです

あるいは、城一郎が力尽きた今、料理界は次に薊に目をつけたりしたんでしょうか
1年生にして十傑第三席となり、翌年には2年生にして第一席に居座ることになったほどの実力を
城一郎と同じように天才という言葉で短絡的に持て囃し、城一郎と同じように薊をも追い込んでいったのでしょうか

自分が憧れていた城一郎を追い詰めたことに懲りもせず、次の寄生先を選ぶかのように今度は自分に群がり始めた料理界を見て
薊は闇に堕ちたんでしょうか

城一郎が修羅と化した時にニヤッとしていた描写はありましたが、今のところ薊には今に繋がるような狂信的様子は窺えません

城一郎が寮を去っていく時、表情が隠されているのは読者へのミスリードなのかどうか

とは言え、この予想でも「真の美食」がどうとかってのがどんな風に関係してくるのかはわからないところです
今回描かれた城一郎のリタイアは、「真の美食」云々とは全く関係ない事情から成立していましたし

ならば、この経緯を理由として薊が料理界に復讐心を抱いたとしても、
それは今のようにセントラルなどという機関を中心とした暗黒郷に繋がるものとはならなかったはずです

とすると、「真の美食」云々を薊に抱かせるだけの出来事が、城一郎が学園を去った後に起こったと考えるのが自然でしょうか
どんな出来事なのか全然想像がつきませんが…


で、もう1つ

選抜前に城一郎が極星寮にやって来た時、一色先輩は城一郎を「流浪の料理人」と評していました
世界中のあらゆる店で腕をふるい、料理雑誌にはその名が載っていないものはなかったと
だがある時業界の第一線から忽然と姿を消した…と

今までは、この急に忽然と姿を消したというのが創真ママと出会ったor結婚した時であり、
それは学園を卒業していないこととも同じぐらいのタイミングなんだろうと思っていました

どうやら違うっぽいですね


ブルーコンテストを欠場し、遠月学園を辞めたことが「業界の第一線から姿を消した」とはならないはずです
海外のあらゆる店で腕をふるったというのも、在学中に海外店に行ったことはあっても
「流浪の料理人」と呼ばれるほど海外に入り浸っていることはなかったでしょう

ならば、一色先輩が話していた評価というのは今回の自主退学の後のものであると考えられます

「一度この国を離れよ」「料理から、皿から離れることが必要だ」と言われて、学園を辞めて海外へ行った城一郎
「流浪の料理人」と呼ばれたのは、本当に向かうあてがなく、足の向くままに移動を繰り返していたからなのでしょう

しかし、料理から離れよと言われてそう簡単に料理を忘れられるようなら最初からこんなに苦しむことはありません
どんなになっても料理のことを忘れられないからこそ、辛いことになってしまうのです

ただ、そんな時にすでに自分が通り過ぎて知っている方法で誰かを喜ばせられる、そんな場面に出会ったとしたら

ふとしたことで出会った人が、自分が作れる料理を求めていたとしたら

そしてそれを作ってあげたら本当に喜んで心から感謝してくれたりしたら

傷つききった城一郎の心が温かく包まれていったのではないでしょうか


そこで城一郎は気づくわけですね

目の前の誰かのために料理をつくることの素晴らしさに

そして、そのためならあの荒野を再び進んでいけることに


放浪する中で出会う、料理に関していろいろな事情を抱えた人たちに対して、城一郎は彼なりの解決方法を模索してみるのでしょう
すでに知っている知識で解決できることもあれば、試行錯誤が必要なこともあったでしょう

その試行錯誤は、かつて天才としての重圧を背負って極星寮で繰り返していたそれとは全く別物となったはずです

目的地がはっきりしている
ただそれだけで、あの嵐舞う荒野を城一郎は再び進んでいけたのではないかと

そうして出会った人たちの中に、創真ママがいたとしたら
彼女に自分の料理の全て捧げることを決心したその時こそが、業界の第一線から城一郎が姿を消したその時だとしたら

今回の回想では、その人が明確に登場してくることはないのかもしれません



それにしても、仙左衛門が城一郎の退学に関わっていたというのは意外でした
その後も普通に連絡を取り合っていたと思われる2人

海外へ出て元気を取り戻した城一郎を見た仙左衛門はどんな気持ちを抱いたんでしょうかね
その気持ちが、後に創真を学園へと迎え入れる気持ちへと繋がったのでしょうか

まあいずれにしろ、城一郎が学園を去ったことだけではまだ薊との間にある因縁は完全に明かされたとは言えません
まだ回想は続きそうですね


ゆらぎ荘の幽奈さん

しましまマシマシってセンターカラーのことかよ!
本編と何一つ関係ねーじゃねーかw

転んだ雲雀のぱんつがしましまで、ニーソもしましまで
「しましまマシマシ」ってアオリもしましまで、タイトルロゴの「ゆ」もしましまになってるってことで
色んなしましまがマシマシのセンターカラーなわけですね

芸が細かいというかわかりにくいというかw


本編は、文化祭の展開を受けた続きとなりました
やはり先週の内容は、正月気分に合わせることに加えて少し間を置くためのインターバル回だったということでよさそうですね


そして今回の内容は、ヘディスではなかったようです


「新しい朝」というサブタイが示す通り、今までとは全く異なる朝がゆらぎ荘に訪れることで物語が新たな局面を迎えることとなる
そんな節目の回となりました

ポルターガイストが起こらない朝

気がついたらコガラシくんの布団に幽奈がいたのはいつもと同じでしたが、違ったのはそこからの彼女の思考回路

少しでも恋を自覚したことで、コガラシくんと密着していることに対して恥ずかしいに加えて心地良いという感覚も生まれてしまったわけですね
だから、「もう少し…」なんてふと思ってしまって、はしたないという自己嫌悪に陥る

まあ、もしここでコガラシくんが目を覚ましていたらポルターガイストが発動して、呑子さんも締め切りに間に合ったことでしょう
コガラシくんが眠ったままだったからこそ、恥ずかしいけどあともうちょっと、という感覚が両立していたからですね

自己嫌悪に陥った幽奈が採った策は、ちくわごっこでした
何それ初めて聞いた単語なんですけどw
コガラシくんそれ何する遊びなんですかw

自分を布団でぐるぐる巻きにして、ご丁寧に2本も縄使って縛っております
それ誰がやったのw

布団に入ったままじゃ2箇所もロープ縛れないだろw
ていうか幽霊なんだから布団にくるまってる意味がそもそもないんですけども


しかし、今回何よりも巧妙だったのは、千紗希ちゃんがとうとう幽奈を視認したことですよね
その一点が今回幾つもの効果につながっていて、展開と各ヒロインたちの心情を動かしています

憑依と葉札術にこんな使い方があったとは

その憑依も文化祭で初めて本格的に描かれたものですから、その意味でも今回の内容は文化祭編を前提としているといえるわけですね

幽奈そっくりの人形を葉っぱで作って、それに幽奈が憑依することで、術で作った紛い物とは言え幽奈が肉体を手に入れる
普段から意思に基づいて実体化して、物に触ろうと思えば触れるために、肉体を得たと言っても実感がない幽奈でしたが、
千紗希がその姿を目にすることができるという大きな大きな効果があったと

術による一時的なこととはいえ、二大ヒロインがようやく顔を突き合わせて会話できるようになったわけです
本格的にラブコメを進展させていくのに、これは非常に大きなことですね

だから今回千紗希ちゃんも早くに登場したわけです
1日持たないこゆずの術が生きている内に、2人がしっかり会話できるように

朝っぱらからゆらぎ荘に遊びに来て、一番にやることが風呂っていうよくわからないことをやってたわけです
このことは、風呂からあがった千紗希ちゃんが浴衣を着ていることで、まるで千紗希ちゃんもゆらぎ荘の一員であるかのような印象を出すことに繋がっています

「ゆらぎ荘」の一員です

「ゆらぎ」荘の一員ですよ


心が揺らぐゆらぎ荘の一員だったわけです今回の千紗希ちゃんは

ゆらぎ荘の幽奈さん 第46話「新しい朝と幽奈さん」 感想(週刊少年ジャンプ2017年7号) - Neverending Cult

この発想はこちらの感想を見て「おお…」とか思ったことなんですけどもね

今週の内容は本当に細かく計算して描かれているんだなあと

中でも、特に「タメ」を意識して描かれているなあというのが上手いと思いました

204号室
すなわちコガラシくんと幽奈の部屋での会話ですよ


千紗希ちゃんの言葉に対する幽奈の反応を描くのに、2コマも使うという構成

「そういうのもかまわないって思い始めてるからじゃないかな」

「幽奈さんはそれでいいの?」

千紗希ちゃんからの問いかけがことごとく核心を突くことで、心に波紋を生じさせる幽奈
その反応に深みと重みを持たせるために、あえてコマを多く使って描いているんですね

1コマ目よりも表情が変化する2コマ目の方を大きく描くことで、印象を強調しようとした「そういうのもかまわないって~」の時

対して、「それでいいの?」の時には同じように2コマ目を大きく描きながらも表情は変わる前も後も一切見せないことで
読者がページをめくる時間すらも計算したタメを作っているのです

さらに、同じような手法が千紗希ちゃんにも使われています

幽奈に問いかける直前の瞳の表情
並んだコマではなくページをまたぐことでさり気なさを増していますが、演出手法としては幽奈に使われているのと同じものです

同じ演出が連続するために冗長な感じになるのをコマ割りで防いでいるんですね

さらに応用的なやり方として、幽奈が夕方になってこの日2度目の風呂に入っている時
夕方ですから既にこゆずの術は解けていて、この時の彼女は幽体ですね

「わたしは…コガラシさんが…好き…」とぼんやり考えつつ、湯に浸かる幽奈
ここでは2コマ目のほうを小さく描きつつ、しかし構図は顔のアップにして表情の全体を理解らなくすることで
めくった先の大ゴマで表情だけでなく全身でその気持ちに浸かる様子を演出しているんですね

しかも、「好き…」から「大好き…!」と表現まで変えてきました
全身を浸しているお湯はまるで彼女の心にあふれる恋心であるかのように、その気持ちにどっぷりと浸かっているわけです


タメによる演出をこれでもかと使いまくったミウラ先生渾身の作劇ですね


ラストには幽奈に問いかけた自分の言葉がブーメランになっている千紗希ちゃんの姿

今まで存在は知っていても姿が見えなかったことでどこか実感がなかったのでしょうが、
相手がどんな女の子であるのか、どんな表情を見せる娘なのかはっきりと目にした今
幽奈とコガラシくんの仲の良さがはっきりと見えるようになってしまった

だからこそ胸には何かの痛みが走る

千紗希ちゃんがすぐにその痛みの正体を自覚するとは思えませんが、女子力モンスターの属性を持つ彼女のことですから
時間の問題ではあるでしょう

その時彼女たちは何をどう思うのか


動き始めたゆらぎ荘における「ゆらぎ」は、これから本格的にそれぞれの感情を揺らしていくことになるのでしょう

さしあたって次回は、再度こゆずの術を使って肉体を得た幽奈が学校に行くことになりますかね
劇を通してそれなりに分かりあったクラスですし、そもそも最初からポルターガイストで迷惑かけまくっていたわけですから
みんなにちゃんと紹介することは必要でしょう

そんで、時間切れかまたは何かの拍子に術が解けたことで、コガラシくんの前に幽奈が全裸の幽体で出現しちゃって…

っていうところまで見えた


左門くんはサモナー

沼先生頑張ったな―
というのが読み終えた最初の感想ですよねどう見ても

T●LOVEるじみた展開で頑なに描かなかったあの場面を、まさか今回はラストページの見開きで描くなんて…

電子版で読んでるこっちは背表紙の谷間がないからマジ「ドン!」って感じの迫力で現れてきましたよ

見開きがやたらキレイに映えるのは電子版の魅力の1つと言っていいでしょうね

そして意外といい感じで描けてるじゃないですか沼先生


マンガでスキー場に行くってのはイコール遭難編なんですけど、まさか悪神アンリが「冬って概念を作った」なんてキャラだったとは思わなんだ
遭難したキャラが吹雪に向かって「やめろ」っつってキレたら止むってどんな遭難だよ(;^ω^)


マイサーモンは、「居間切り取って持ってくんな」かなw


 




柱全員登場で混沌としてきた鬼滅の刃45話 2017年週刊少年ジャンプ7号感想その1

2017年週刊少年ジャンプ7号感想その1

今日は仕事休みだったので一気に感想書けるかと思ったんですけど無理でした
鬼滅だけで2時間半以上かけて5000字オーバーとか長すぎ俺


鬼滅の刃

連載1周年よりも早い段階で実現した2度目の表紙&巻頭
45話という数字は他作品に比べると少し遅めですが、それでも連載デビュー作でそれをやってのけたことは大いに快挙であるでしょう

どんな表紙になってるんだろうと楽しみにしていましたが、炭治郎が1人で飾ってくれていました
『ジャンプの正しい作り方!』によれば、確か表紙はデザイナーさんが複数の案を考えてくれて、
その中から編集部が選んでるんだとか

主人公の炭治郎は当然としても、禰豆子ちゃんまでいない構成になるのは意外でしたよ

ワンピみたいなすっかり確立された作品はどんな構図でもだいたい行けるんでしょうけど、
若い作品については「どんなマンガなのかイメージしやすいようにする」ことを意識しているとサクライタケシ先生の取材の中であったはず

とすると、炭治郎が1人で刀を構えているのは「血風剣戟冒険譚」としてはこれ以上ないシンプルさを狙った構図だったりするんでしょうか

刀折れてるけどね(;^ω^)


いや、普通に今まで読んでるこっちは刀折れてる事情は知ってますよ
十二鬼月と戦ってる中で折れちゃったっていう経緯をわかってるのでいいんですよ

でも表紙では別に折れてなくてよかったんじゃないの?
せっかく表紙なんですから

それともあれか
この後折れた刀を直す展開も待ってて、その時某死神マンガばりに違う刀になっちゃったりする可能性があるんでしょうか
二刀流とか

……ないな



本編は、柱達による炭治郎の裁判が始まるところでした

柱合裁判って何だ一体
集合と、柱が集まったってのを掛けただけか?

柱は全部で9人
鬼殺隊最高戦力にして最高位のメンツだそうな

9人ってのは、それが上限人数なのか
それとも柱認定の基準を満たした者が今は9人しかいないということなのか

すでに明らかになっている義勇の水やしのぶちゃんの蟲に加えて、残る7つの属性と名前も明らかになりました

…全然覚えらんないですけどねw

読み切りとか連載第1話とかを描く時の注意点として、「一度に5人以上の新キャラが出てきたら読者は覚えられなくて混乱するから4人までにしとけ」
っていうことが言われるそうですけども

7人も出てきたぞw

そりゃあ45話まで来た物語ですし、ここで何人かを後出しにするのも変ですから
柱という存在と立場を格付けするためにも全員登場は間違ってないと思いますが

覚えらんないのは覚えらんないw

とりあえず、蜜璃ちゃんは覚えました

なぜって?
決まってるじゃないですか


谷が深くて
それを見せつける服装をしてて
使うのは恋の呼吸で
惚れっぽくて
ときめきを大事にしてて
髪の色はピンク

いわゆるひとつの逸材ですね

禰豆子ちゃんと仲良くなれそうな予感


全員が全員炭治郎の処分や禰豆子ちゃんの処刑に賛同しているわけではなさそうですね
といって明確に反対してくれそうな人は今のところ義勇くらいしかいないっぽいですけど

えーとちょっくら整理してみると

処分・処刑派
炎の人
音の人
蛇の人
風の人
岩の人

反対
水の人義勇

中立or無関心
しのぶちゃん
蜜璃ちゃん
霞の人


こんな感じか?合ってるかな?

当然ながら処分の賛成派が多いんですね
しかも積極的に炭治郎も禰豆子ちゃんも殺そうって人ばかりです

人外となった鬼と戦って「最高戦力」なんて呼ばれてる連中ですから、多少好戦的だったり自信家だったりするのは仕方ないんでしょう
しかし、「裁判」って言ってる中でちゃんと理性的に話を進めようとしてる人がしのぶちゃんくらいしかいないってのはどうなんでしょう

雲や鳥の方を気にしてる霞の人や、周り全員にときめく勢いの蜜璃ちゃん、当事者の1人でもある義勇、を除いては、
基本的にみんな決め打ちで処分と処刑を実行しようとしています

炭治郎からちゃんと話を聞こうとしている人はしのぶちゃんだけのような

もちろん彼女とて最初は問答無用で禰豆子ちゃんに斬りかかった1人ではありますが、ひょっとしたら蝶子ちゃんからの報告を聞いているのかもしれませんね
「自分が斬ろうと追いかけた時、問題の鬼(禰豆子ちゃん)は逃げるばかりで自分に反撃してくることはなかった」という

義勇を含む柱の全員が「鬼は化物で人食い」であることを基本的な前提として活動しているからこそ、
有無を言わさず斬ることを当然と考えているのでしょうが
その鬼の1人である禰豆子ちゃんが殺そうと斬りかかってくる人間に対して反撃をしなかったことは、
しのぶちゃんにとっては充分な違和感となったかもしれません

で、それを好戦的で自信家な他の柱たちに言っても、その報告を持ってきた自分の部下か妹かにあたる蝶子ちゃんに対して
「どーせ距離を詰められずにほとんど斬りかかったりもできなかったんだろう」と雑魚扱いして馬鹿にされる可能性が高いと

そんな風に思ったりしていれば、しのぶちゃんだけが理性的に炭治郎の話を聞こうとしていることが理解できそうな気がします

人を食った鬼に対しての贖罪方法が厳しいだけで、しのぶちゃん本人は実は普通に優しい女の子と言えそうです
蜘蛛の毒で瀕死だった善逸や蜘蛛に変わっちゃった隊員たちも、普通に助けてくれていましたし
満身創痍で喉がガラガラになってる炭治郎には、顎の心配をしつつ鎮痛剤入りの水までくれるという気の利きっぷり

食人を贖う拷問や問答無用で禰豆子ちゃんに斬りかかったあのサイコぶりからは想像もつかない優しさです

その水を飲んで何とか喋れるようになった炭治郎の言葉を一番真剣に聞いているのもしのぶちゃんですね

他の連中は揚げ足を取ったりとか、悪魔の証明を求めたりするだけでまともに話を聞こうという気がないのです
事情聴取あるいは尋問のはずなのに、聞いた内容を「妄言」とか「ありえない」と断じてハナから信用しないのでは何にもならない

おそらくはどんなことを喋ったとしても、彼らの返事は変わらなかったのでしょう
その辺り、せっかく最高戦力だというのに彼らの「オツムの出来」に疑いを持ってしまいそうですが
彼らの持っている「常識」からすればあるいは仕方ないことだとも言えるでしょうか

だからこそ、しのぶちゃんが炭治郎の話を聞こうとしてくれていることにいくらかの安心感が生まれています
同時にしのぶちゃんの好感度がストップ高

炭治郎の言葉に口を挟むことなく真顔で静かに聞いて、
どんどん強くなる言葉の熱に唇を開いて目を細めるくらいには何かを感じている

そして、どうやら柱の中でも一番好戦的っぽくて自信家というより高慢な風の人が
禰豆子ちゃんの入っている箱を乱暴に扱っているのを見れば、静かに怒りを露わにして制止しようとしてくれる

何にでもときめくあまり他人の様子に敏感な蜜璃ちゃんが「珍しい」って言うからには、
しのぶちゃんが怒るのはホントに珍しいのでしょう

だから、風の人が禰豆子ちゃんを刺した時に義勇と一緒にショックを受けてくれる
それは炭治郎が抱いたのと同じ種類の怒りですね
事情を知っている義勇はもちろん、炭治郎の言葉とあとひょっとしたら蝶子ちゃんの報告で
炭治郎寄りの気持ちになっていそうなしのぶちゃんだからこそ
抵抗できない状態の禰豆子ちゃんを箱の外から刺すという行為に虫唾が走っているわけですね

対して、同じ段に並べて描かれている蜜璃ちゃんの場合はちょっと違っていますね
彼女の場合は単に箱越しに刺すというのが痛そうだったというのが理由でしょう

喩えるならホラー映画とかを見て、登場人物が殺される場面を見ている時のような感じでしょうか
そこにあるのは怒りではなく単なる同情

自分とは直接関係ないことを前提に、外から「ああ可哀想に」とか「気の毒に」とか思っているだけなんですね
彼女がこれから炭治郎とどう関わっていくことになるかはこの裁判の行方次第となるでしょう

別に炭治郎とラブコメする必要はないと思うので、禰豆子ちゃんとしのぶちゃんと女子3人でキャッキャウフフしてくれたらいいな…



もう1人の当事者となる義勇は、予想に反して別に拘束はされていませんでした
しのぶちゃんの判断で、かな?

先週の見開きにいなかったのは、1人だけ離れたところにいたからだそうです

え…
それ義勇さんやっぱり嫌われてるんじゃ…

いや、自分も当事者だから炭治郎の周りに集まってるみんなの横には何かいづらいってのもわかりますけども

仏頂面でぽつんと離れたところにいるって、要するにそれってぼっち…


義勇を一番嫌ってるのが蛇の人かな?
最初に義勇の話題を言い出してますし、処罰できるのが嬉しそうですし

蜜璃ちゃんは嫌ってなさそうですね
おとなしくついてきてくれたからって拘束しなかったしのぶちゃんも、実は義勇を嫌ってはないんでしょうね

逆に義勇が嫌ってそうなのが、風の人ですかね
禰豆子ちゃんの箱を抱えて登場した時の苦そうな表情は、「めんどくさいのが来た」っていう感じでしたよ

こいつが関わってくると絶対ろくなことにならないっていう確信を持ってるかのような顔です
あえて非情になろうとするのが義勇のスタイルだとすれば、ナチュラルに非情な風の人とは反りが合わないんでしょうかね


禰豆子ちゃんに傷を負わせた風の人に激高して、怪我も拘束も構わず飛び出した炭治郎
「お館様がもうすぐ来る」との義勇の言葉に一瞬躊躇したことで、頭突きを決められた炭治郎は禰豆子ちゃんを取り戻すことに成功しました

そこからの啖呵がカッコいいじゃないですか

まだ柱というのが何なのか、炭治郎はわかっていないはずですが、とにかく鬼殺隊の中でも凄い連中なんだろうというのは理解したんですかね
そんな奴らが鬼を一緒くたにただ悪玉扱いしているのは炭治郎にとって我慢のならないことだったわけです

「善良な鬼」を炭治郎は知っていますからね

禰豆子ちゃんはもとより、珠世さんと愈史郎がそうです
慈悲の剣撃である伍の型を使って斬るような鬼も「善良」の枠に入っているとは言いませんが、
少なくとも禰豆子ちゃん以外に珠世さんと愈史郎は間違いなく「善良な鬼」として認識していることでしょう

しかし、禰豆子ちゃんを刺す奴らならきっと珠世さんにも躊躇いなく刀を向ける
珠世さんを鬼だからと殺すことは、その先にある鬼となった人をもとに戻せる可能性をも潰すことであり
それはつまり助けられる命を助けないことであると

だから、「その区別がつかないなら柱なんてやめてしまえ」と炭治郎は言うわけですね
炭治郎にとっては鬼を斬ることは襲われる人を減らす、救うための手段であり、またその鬼本人も実は苦しんでいるというのなら
斬ることでそこから解放するという救いの手段

対して、風の人のような好戦的な柱たちは鬼を斬ることそのものが目的と化してしまっているのでしょう
望んで歪んだのかどうかは別として、鬼を斬ることが自分における最高の活動であると

言い換えれば、鬼がいないと生きていけないわけです彼らは

いや、今回描かれた好戦的な彼らが本当に俺が想像したような連中だったら、ですけども


しかし、そんな好戦的な彼らもお館様には逆らえない模様
柱が束になってかかっても敵わないような実力を持っているのか、それとも別の理由があるのか

次回は、柱たちが鬼舞辻の顔を知っているかどうかが明らかになるでしょう

今まで意図的に隠されてきた鬼殺隊ボスの顔
単純な予想として鬼舞辻とそっくりなんだろうと思っていましたが、ラストの炭治郎の表情を見る限りその通りっぽいですね

鬼殺隊のボスとしてやって来た相手ですから、鬼舞辻だと思った炭治郎がさらに怒りのボルテージを上げて飛びかかるなんてことはないでしょうが、
お館様と鬼舞辻がそっくりだと炭治郎が言った時、それに対して柱たちがどういう反応を返すかが問題なんですよね

彼らが鬼舞辻の顔を知っていれば、本当かどうかは別にして他人の空似でも何でも似ている理由を言うでしょうが、
知らない場合は今回の扱いと合わせて「新人がまた妄言をベラベラと」っつってますます信用してもらえなくなる可能性があります
鬼舞辻に出くわしたことがあって、近くにいれば匂いでわかるというのを戯言として流すのかどうか

さすがに最高戦力っていう柱が敵のトップの顔を知らないのは変な気もするので、
全員とまでは行かずとも何人かは知ってるんじゃないかと予想したいところですが

それ次第では、裁判の行方が変わるはずですからねえ
お館様本人がどういう反応を見せるかというのも注目です

…ここまで書いといて、お館様の顔が別に全然鬼舞辻と似てなかったら恥ずかしいですが(;^ω^)


さらに、鬼舞辻の件は別としても、加入の動機として鬼への復讐と殺意が最も多いだろう鬼殺隊という組織において
「善良な鬼」との概念を持つ炭治郎は明らかに異端と言えます

柱だけでなく他の隊員たちはそれをどう捉えるか
お館様はそれをどう思うのか

炭治郎の証言に説得力を持たせるには鱗滝さんが出てこないと無理だろうと予想しておりますが、その辺もどうなるでしょうか


…ところで、新展開突入はいいんですけどこれ何編って呼んだらいいんでしょう?


 




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