社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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僕のヒーローアカデミアの家庭訪問を全員分見たくなった2016年週刊少年ジャンプ30号感想その2

2016年週刊少年ジャンプ30号感想その2

いつもよりも何か表紙の情報量が少ない気がするな


・僕のヒーローアカデミア
・左門くんはサモナー
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・ブラッククローバー
・火ノ丸相撲

ブラクロと火ノ丸は箇条書きスタイルです



僕のヒーローアカデミア

アニメ2期おめ
いや、ていうか当然だろって感じでもあるんですけどね

USJ襲撃までで終わりとかそんな中途半端ありえてたまるかと
体育祭までやってくんないと区切りが悪すぎるのである

センターカラーは2期記念でした

木漏れ日の下でベンチに座るオールマイトと出久
2人の微妙な距離感が、オールフォーワンの言う不安を掻き立てるような気もします


事件の影響の詳細がまだ描かれました

ワンフォーオールを失ったオールマイトは事実上の引退を公表
一命は取り留めたベストジーニストは長期休業
拐われていたラグドールは個性を使えなくなったと

つまり「奪われた」わけですね
彼女の個性「サーチ」は見た人の情報100人まで丸分かりという
確かにオールフォーワンが欲しがりそうな能力です

ワンフォーオールは、オールマイトを見る限り継承後徐々に使えなくなっていくようですが
オールフォーワンの場合は、奪われればそれでもう使えなくなってしまうんですね

この辺も対比的にしているんですね

ベストジーニストが休業なら、Mt.レディはどうなったかな…
巨大化顔面ブロックで出久たちをサポートしてくれた彼女もまた正しくヒーローでしたけども
「頑張ったんだなMt.レディ」ってシンリンカムイが言ってたシーンには結構グッと来てしまってたんですけども

だって、シンリンカムイはMt.レディのデビューのおかげで手柄1個逃してましたからね
商売敵であることはもちろんですが、直接的に利害が反発したというのに、
その彼女を心配しつつ、認めつつ、というシンリンカムイのあのセリフには、なかなかのものがありましたよ

「ヒーロー」として、ちゃんとした人なんだなーって
細かいところですが、地味に見逃せないシーンでした


…そんなヒーローたちの被害を受けて、世間は当然ざわつき出す
特に雄英への風当たりは強いでしょう

校長が決断した次なる手は、全寮制への移行でした

強固な枠の中でしっかり育てるのだと
内通者の可能性はこの際置いておくということですかね
調べてもそんな簡単に分かるもんじゃないし、いるかどうか分からない奴よりも
今は生徒たちの安全を優先するのだと

内通者がいるとしても全寮制のほうが安全だという判断なのでしょうかね

そんで保護者への説明のための家庭訪問が今回のメインでした

これは番外編とか使っていいので、ぜひみんなの分見てみたいですねえ
梅雨ちゃんとか八百万さんとか
お茶子ちゃんは来週辺り描かれるかな?

葉隠さんちも見てみたい
一家全員透明だったらどうしようw

ていうか親たちもしっかり個性的なメンツばかりだな!
耳郎ちゃんのところは、見栄っ張りな親父も気に入りましたけど、注目したのはお母様の方でした
旦那の横でドキドキしてる姿だけ見て、「あ、八百万ちゃんか」と思いましたよ

え、父親こんなんなの?とか思ったら全然違ってましたw
紛らわしいよお母様

爆豪家のほうがもっとまぎらわしかったけどな!

お母様完全に一佳ちゃんじゃないか…
まじビビった

これはきっと堀越先生の描き分けの問題なのでしょう
「お、ここでB組一佳ちゃんを描いてくれるのか!」ってちょっとテンション上がったのに
よく見たらかっちゃんでした

何というフェイントでしょう…

しかし、そんな親たちもしっかりと考えた上で子供たちと雄英に信頼を寄せていました

特にかっちゃんちでの相澤先生の反応がよかったですねえ

会見での言葉のおかげで信頼は維持されていた
耳郎ちゃんちではオールマイトのおかげという部分が大きかったみたいですが、
自分もしっかり教師として成すべきを成せていたのだと

そんな相澤先生にめっちゃいい顔でお返しの「いっぱい奢ろうか?」なんて話しかけるオールマイト
嬉しそうだなw

しかし、出久のところだけは自分1人で行かねばならない
かっちゃんにも話すことの出来なかった「特殊な事情」があるからですね

オールマイトにとっては出久の家庭訪問が最大の難関だと言っていいのでしょう
雄英教師としての立場とは別のところで親御さんの反対を予期していたかもしれません

あるいは自分の親も、お師匠に対してそうだったりしたのか


出久ママの言葉を、一切表情を変えることなく正面から聞き入る様子が何とも緊張感を醸し出しています

家中に所狭しと刻まれている「オールマイト大好き少年」の証
それを単純に嬉しいと思いつつ、同時に「継承させてしまった」ことの重責を改めて感じたことでしょう

自分が出久に望み、出久もまた望んでいるのは、受け継がれてきた力をさらに伸ばして、
安定的平和を取り戻した上で、また次へと受け継ぐことなのですから

だから、息子のヒーロー志望をどうしても落ち着いて見守ることのできない出久ママに対して
ワンフォーオールの真実を話すことは説得材料にはなりません

それは、雄英の教師であることとは別の意味で「血みどろの未来」へと出久を誘おうとしたことの証明であり
出久が今まで大怪我を繰り返してきたそもそもの原因は自分であると告げることなのですから

親としては、「そんな張本人がどの面下げてこんな話をしに来たのか」となって当然

話を続けるための「誠意」として話すことは可能でしょう
しかし、それは単にオールマイトの真剣な姿勢を伝えることができるのみで、
これほど断言的な出久ママの気持ちを変えるに繋がるものでは全く無い

でも親だって分かっています
子供がただひたすらに無意味な憧れに縋ったまま生きていこうとすることの悲しさを
自分がどうしても心配だからと、子供が本当に望むことを否定して無難な人生を歩ませようとすることの横暴を
危険だから、危ないからと、やりたいことをただ我慢して無為に生きていかねばならないことの無意味さを

だから最後にはきっと許してくれるのでしょうけど、しかしそれは単に子供のわがままに妥協しただけにすぎない
だから難しいんですね

オールマイトを継ぐためにどうしても必要なこと
ヒーローとして、平和の象徴の卵として、まず母の気持ちに寄り添えること

世界中の希望を一身に背負う平和の象徴を目指そうとするのに、親を安心させられなくてどうするかということですね

たとえ出久が目指すことになるヒーロー像が、オールマイトとは異なる形になるとしてもこれは変わらないことです

平和の象徴と祭りあげて、オールマイトというただ1人の存在にもたれかかってきたツケに気が付き始めた超人社会
次に縋る対象として出久がいると言っても、それでは同じ轍を踏むだけのことです

ならば、違う形で社会の柱が必要である
そこに出久は、ワンフォーオールはどう関われるのか

あるいはそれこそが、いつかオールマイトが言っていた「君にしか導き出せないものがある」ということだったりするんでしょうか

いずれにしても、このご尤もな出久ママの気持ちにオールマイトはどう応じるのか
待ちましょう


左門くんはサモナー

今回はちょっと物足りなかったねえ
いや、たぶん今までが勢い良すぎたんだと思うんですけどね

それでも、急に外部視点からの左門くん評は、何となく白けたというかグダってたよね

サモナーって言ってるのを今さら教師が中二病認定で接してくるのは、別に何の面白みもないわけですよ
読者としてはすっかり認識している事実を、作中でいちいち常識を根拠に否定されてるわけですから
「いや別にそこはよくね?」となっちゃうわけです

今まで面白く読めてきた左門くんの本質はサモナーではなく、カスですからね

召喚術士ってスキルは、彼がカスなことをするための一要素でしか無いわけですよ
左門くんが召喚術士だからこのマンガが面白くなっているわけではなくて、カスだから面白いのです

その「カス」を描写するための一番大きな方法が召喚というだけなんですね
召喚した悪魔に色々としょーもないことをさせまくっているという形でね

だから召喚術士という要素ばかりに着目していた今回の話はイマイチだったのでしょう

左門くんが問題児であることは間違ってないんですけど、先生の悩みの焦点とするなら
召喚術士ではなくカスであることでなければならなかったでしょうね

召喚術の方は先生も既知のこととして、それを使って校舎沈ませて独裁国家作るくらい好き放題しているというね

沼先生が若干の勘違いを起こしてしまったのか、あるいは左門くんの本質を読者に理解らせるためにあえて描いたのか
後者の可能性もあるのが沼先生の末恐ろしいところなんですけども

次回以降の感じで推測できるかな?


ゆらぎ荘の幽奈さん

またしても新シリーズ
ジャンプのくせに、このマンガは次回予告が当てになってるのは何でなんだぜ

サブタイとか生徒会長の造形とか、明らかに某作品を意識しているかのような作りになっていますけども
シリーズ終わりには、この学校もコガラシくんの影響下に入ってしまうんでしょうか

いや、コガラシくんが自分を悪者にして生徒会長の信頼を守る展開なら、生徒会長だけがそうなるのかな

ていうかシリーズ開始の最初の引きが生徒会長との逢引き状態って(;^ω^)

幽霊騒ぎはどっちかというとどうでもいい感じですよね
さすがにこゆずと千紗希ちゃんみたいなオチにはならないと思いますけども…


左門くんもそうですけど、主人公の特殊スキルを特に隠したりしない作品なんですよね、これ
このマンガの場合だと、幽奈さんの存在をあんまり隠してませんし
クラスでは隠してたっけ?
学校のシーンが殆ど描かれないので全然覚えてない

隠さないおかげで「退魔もの」的な印象が全然なくて、特殊スキルをギャグにもシリアスにも使える構造になってますね
今までとは少し違う形での能力もの作品と呼べるかもしれません


ブラッククローバー

・読み終わった第一印象は「うわあテンプレだ」でした
・でもたぶんこのマンガはこれでいいんだとも同時に思いました
・描き方が完全に低年齢向けになってるので、このくらいわかりやすく「友情と気合い」を見せたほうがウケるんでしょうね
・ジャンプ歴20年超の大きなお友達には、逆に新鮮に読めました


火ノ丸相撲

・國崎持ち上げられまくりワロタ
・いいのかこんな雰囲気作りしちゃって
・そういえば今週は火ノ丸は登場しませんでしたね
・國崎の力の秘密が沙田から解説されましたけど、こんな感じでそれぞれの特質を1つずつ明かしていく展開があるのかな
・バトルマンガにはよくいる「コピー能力者」なんですけど、ここまで大物感を醸し出されたのも珍しいような
・何かホントに國崎勝ちそうな気がしてきましたよ


 




たくバツのエロさがちょっと気に入った2016年週刊少年ジャンプ30号感想その1

2016年週刊少年ジャンプ30号感想その1

ヒロアカまで間に合わなかった…


今週のアンケ順
ワールドトリガー
鬼滅の刃
たくあんとバツの日常閻魔帳


その他
・ニセコイ
・食戟のソーマ


ニセコイ

まだ引き延ばすか…
何となく寄り道的な印象がありましたね今回は

鶫とクロードの決着、予想はしていましたけれどこんなにもページを使うとは
このシリアスな局面でこれは、どっちかといえばテンポを悪くするような気がしますね


女だと示すのにシャツの前を開いてみせた鶫
それを見た瞬間のクロードのギャグ顔

回想まで使ってかつての約束の真実が明らかになったって時に、こんなギャグ全開の展開を見せてどうするんだよ…
そもそもこのバトル自体が余計とさえ思ってるのに、さらに雰囲気をぶち壊すようなことまでされては
ちょっとよろしくないですね

いや、鶫とクロードの決着自体はあって悪くないものだとは思うんですよ
いまだに鶫の根本を理解していないクロードの元では、鶫は永遠にそこから成長できないわけですから

だからその話自体はあっていいんですけど、描かれる場所は果たしてここが最善だったかというと…うーむ

楽と小野寺さんを分断するためとか、小野寺さんと楽が千棘を見つけるまでの間をつなぐとか、
そういう展開の都合が優先されての構成のようにも見えてしまいます

それは集とるりちゃんのシーンでも同じです

今回のサブタイだった「イヒョウ」
マジ意表つかれましたよ

鶫の性別を知らされたクロードも意表を突かれたでしょうし
いきなり告られた集もそうでしょう

でも読者としては、「この場面で集るりエピソードが入ってくる」ほうが意表でした

いなくなろうとする千棘を見つけて、小野寺さんと話ができるくらいに落ち着かせる役目として
集とるりちゃんはいるんだろうとの予想を見て「なるほど」とか思っていたので、鶫とクロードの決着後に
2人の場面がやってきたのは読んでいて当然だと思ったんですね

「おお、やっぱり来たな」と

そしたら何やら雲行きが怪しい
好きの期間とかって部分は別に違和感なかったのに、「ところで」からおかしな感じになりました

…なんでや

何でこのタイミングで告白だったんや

千棘が失踪したはっきりした理由はわからないとはいえ、ある程度見当がついていることで
そんなに心配はいらないと考えているとかでしょうか

回想を読み終わったこっちからすると、そんな余裕ないように思えるんですけども

かつての出来事を忘れたまま繰り返していた自分の行動と楽の本心に、
二度初恋をして二度ともダメだった思いで傷つきまくった千棘の胸のうち

小野寺派から見てもかなりぐっと来てしまったあの号泣は、本当に千棘をこのままにしておいてはいけないと思わされる程でしたよ
だからこそ、当事者に最も近い立場としての集とるりちゃんに期待していたわけなんですが…

いきなりラブってんじゃねーよorz


…こんなことを思ってしまうのは、たぶん「るりちゃんが集に惚れたこと」を俺が全然理解できてないからなのでしょうね
少なくとも俺に限っては、今までの描写ではるりちゃんが集を好きになることへの説得力が感じられてない、と

だから何か変でした

あるいは、「他に本命がいる相手に気持ちを伝えること」を語るための資格として、
まだキョーコ先生を忘れられないという集にるりちゃんが告白することが必要だったということでしょうか

これで、寿退職していくキョーコ先生に雨の中走っていった集と合わせて
るりちゃんもまたその「資格」を得たのだと

しかし、2人よりもさらに強くその資格を持つ者がいたというのがラストページなんですかね

すなわちそれはマリーである、と

マリーまだ出番あったのか…
国境越えてるし、早く帰らないとって言ってたのもあって完全に予想から外していましたよ


かつての記憶を全て持っていて、楽の本心が小野寺さんにあることを知っていながらも
一直線に楽を追い求め続けたマリー

転校の場でとうとう楽と再会して、10年前と全く楽が変わっていないことに安心しながら、
しかしきっと同時に、「ならば本命の相手も変わっていないはず」と感じただろうマリー

それでも怯むことなく、楽を求めまくったマリー

そんな彼女ならば、作中の誰よりも千棘に語りかける資格があると言えるのでしょう
それでいて、楽に「2つ目の好き」を伝えた張本人ですからその意味でも適任というわけですね

九州編で描かれていたように、喧嘩するほど仲が良かったこの2人
小野寺さんとは違う形の親友だった2人が、同じ相手を好きになって片や怯まず片や後ろを向いた2人が
ここでどんな話をすることになるのか

羽の時と同じような説教になるとは思えませんから、楽の本心についてマリーが何を伝えるか、ですね

楽に「千棘のことも好きになってるんですよ」と告げたのが唐突だったあたりを思い出すと若干の不安はありますが、
とりあえず期待しておくことにしましょうか


食戟のソーマ

前回までのシリアスはどこへやら
巻頭カラーではしゃぎすぎだろお前らwww

困った顔をしつつ余裕こいてる田所さんが可愛い…

えりな様の特訓で進級試験の不安はすっかり解消されたのかなーと思ってたら
そんな訳はありませんでした

一番最初にえりなっちって呼び始めた吉野さんが先生とか言い出してる…w
それに困惑してえりなっちでいいわよとかえりな様が可愛いこと言い出してる…w

やっぱりはしゃいでるなこいつらw


えりな様の特訓は、北海道の食材を使うことになる試験課題への徹底した事前対策でした

食材の特徴を叩き込むことによる、弾丸の増加
言い換えれば引き出しを増やすことで、課題への対応力と応用力を増やすということですね

寮生だけでなくアルディーニ兄弟や肉魅まで巻き込むとは意外でしたが…

ていうか肉魅はそれでいいのか
普通に習ってていいのか?

最初はえりな様の配下としての立場にありつつ、創真に敗れたことで見限られ、
新たな居場所として丼研に入ることになった肉魅

丼研を確かに自分の居場所とし、創真ともそれなりにお近づきになれているとはいえ
えりな様に対する感情は複雑なものがあるだろうと思っていたんですけども

「かっこいい…」じゃねーよw

いや確かに女教師姿は似合ってましたけども
えりな様だけじゃなくて緋沙子ちゃんも女教師コスしてましたけども
緋沙子ちゃんに女教師が似合うことは描かれずともわかることですけれども

それでいいのか肉魅

その上えりな様も普通に教えてるよ!
いいんだ?
そこは別にいいんだえりな様?

創真に負けたことを理由に見限った肉魅に対して、創真を認めた今
何か思うところがあったりするわけじゃないんだ?

あ、そうなんだ…

そこは何か気になるっちゃ気になりますな…


で、1人だけ何故かのんきな顔をしている創真
主人公らしいっちゃらしいですけど、えりな様にしてみれば気が気でないんでしょうね

一緒に2年生になるのよ、なんてなかなかのデレを見せてくれました


そして始まる試験最初の課題

試験を取り仕切るっぽい十傑たちに加えて、元三席女木島先輩、元七席一色先輩、元八席久我先輩も
何やら北海道へ向かうようです

3年生の女木島先輩はともかく、2年生の2人は同じように進級試験とかないのか?
2年から3年へは試験ないのかな

あるいは普通に試験のために移動してるところを、いかにもそれらしく描いてるだけなんでしょうか

でも一色先輩のあの言い方は、1年生の進級試験に殴り込もうとしてるんだよな

「かわいい後輩たちのためだからね」って包丁持って出かけようとするのは
傍から見たら完全に危ない人なんですけど


さてさて
彼らに対して試験官はどんな難癖をつけようとするんでしょうか

そしてえりな様の変化に薊はどう対応しようとするんでしょうか


ワールドトリガー

さあ論戦開始ですね

侵攻の当事者をチームに加入させるために、ボーダー幹部への説得が始まりました

そのためのオサムの作戦は、「アフトクラトルまでの確かな道案内」でした
1日で用意したネタとは思えませんなあ
さすがメガネ隊長である

こういう「大人とのやり取り」を描くのが葦原先生割と上手いんですよね
記者会見の時もそうでしたけど

今回の論戦の肝は、途中で出てきた通り
「本国の情報は言わないというヒュースがそれでもボーダーにとって利益になる理由」なんですよね

一応捕虜として捕まえている近界民
エネドラッドという情報源があるとはいえ、情報ソースが増える分には大歓迎なのが組織として当然です

しかしそれを拒否するヒュースが、それ以外でどう「ボーダーという組織」の役に立てるのか
そこが焦点でした

ヒュースによる三雲隊の利益は、チーム戦力がグンと上がることですが
それはボーダーという組織自体には直接関係はしない

そこで、ということでオサムが持ってきたのが遠征の詳しい道案内だったわけですね

林藤支部長にわざと意外な反対意見を言わせつつ、さりげなく話を遠征の道中に持って行ったのは見事
オサムたちから持ち出した話題ではないことで、「話題を出した側」に真実味や納得感を抱かせる心理的効果があるわけです

本来ならオサム側と思われて当然の林藤支部長が反対意見を出したことで、この場に限り
林藤支部長も「城戸司令たち側」と認識されることを見越した作戦ですね


…しかし、おそらく城戸司令は却下するでしょう
なぜなら穴がないわけではないからです

最大の穴は、遠征の道案内をさせることと玉狛第二への加入が直接関係しないこと

すなわち、玉狛第二へ加入しなくても遠征の道案内をさせることは可能ということなんですよ

「アフトクラトルに戻りたいなら遠征艇に乗せてやる、だから道案内しろ」と司令が言えばいいわけですから
別に部隊に入ってA級を目指さなくても、遠征のメンバーに加わることは可能なのです

ただその場合、扱いは捕虜のままであり、アフトクラトルに着いたとて主のもとに行けるとは限りませんが…

「遠征部隊員として道案内させること」の積極的利益が提示されないことには、城戸司令は同意しないのではないかと思われます
準備してきた策はすでに使い切ったというオサムが、アドリブでそこにどう切り返すかが見ものですね


鬼滅の刃

鬼舞辻無惨との邂逅編エピローグとでも言いましょうか

倒れた2人の鬼は、どちらも十二鬼月などではなく単なる雑魚ということが判明しました

炭治郎が全身疲弊しきって刀も持てなくなるほどへとへとになってようやく勝てた相手が「弱すぎる」とは…
バトルマンガらしいインフレが生じていますね

しかし、襲ってきた鬼の成れの果てに炭治郎が向ける目は変わらない

人間だった頃を思い、鬼となってからの運命にも同情する
その全てが、元凶である鬼舞辻への怒りとなる

鬼殺隊として決意を新たにしたと言えるシーンでしょう

珠代さんはすっかり禰豆子ちゃんに懐かれていました
戦いの最中に、傷ついた家族の姿がだぶった影響がまだ続いていたんですね

その抱擁はとても温かく…

珠代さん泣いちゃうとは意外でした
愈史郎には撫で撫でだったのは、弟的な扱いなのかな

鬼舞辻に居場所を知られたことで、この地を離れるという2人
無意味に鬼とされてしまった男と、その奥さんも一緒に行くことになるんですかね
すると、いずれ何か変化した形で再登場することもあるんでしょうか

いまだ凶暴なままの男と、牢の前で眠っている奥さんの姿はなかなかに辛いものがあります

珠代さんからの提案を禰豆子ちゃんが明確な意志を持って拒絶したのは、当然の展開でしたね
メタ的な事情からもそうですが、珠代さんに抱きついている時に炭治郎が言おうとした「自分の意志もあるみたいでよかっ…」
というのが再度ここで発現しているわけですね

鱗滝さんによる暗示があるとはいえ、禰豆子ちゃん本人の意志がなくなっているわけじゃない
暗示はあくまできっかけやスイッチ、補助のようなものであり、温かさと強さはもともと彼女が持っていたものなのだと

扉絵がこの瞬間に繋がっているわけです
炭治郎の手をとって、確かな意志を示すこと

いいですね
扉絵がその回の重要なシーンを予感させることで、呼んでいく期待感を増幅させてくれています
そしてしっかりそのシーンになった時にはちょっとしたカタルシスがある
いい扉の使い方ですねえ



で、珠代さんたちと別れて新章開始
烏が叫ぶ次の任務場所に向かおうとしていると、何やら見苦しい場面に出くわしました

アオリからすると男の方には見覚えが…ってことですけど、全然わかんねえ…

つまり前に出てきたってことですよね
こんな奴が出てくるような時があったとすれば、選抜試験の時でしょうかね
あん時の合格者の1人かな?


たくあんとバツの日常閻魔帳

牛頭ちゃんがちょっと気に入ったので3位です

適度にエロくて適度にアホなのがGood

…いや、自分でも単純すぎるだろとは思うんですけども

前回新キャラとして登場させた2人のうち、女子の方だけメインにしちゃってるのはよくわかってるなあと思いつつ、
ふんどし推しとエロさとアホさがちゃんとキャラ付けになってますね

バツの反応も大体定石通りで

でも1個だけ思ったのは、たくあんにエロを冠させるなら「エロあん」でいいんじゃないのか
なぜ「エロわん」になった

発音的な問題か?


ラストには何か急に重大設定を明かしに来ましたけど、これは巻きに入ってるとかそういうことじゃないよな
基本的にはその辺はどうでもよくて、とりあえず次回からの牛頭ちゃんとのエロコメを期待したんですけども


 




現れた3人目の嫁とラスボス、多くの伏線が不安をもたらす… 『聖骸の魔女』第3巻

聖骸の魔女3巻

聖骸の魔女 第3巻

発売から少し間が空いてしまいましたが、待ちに待ってた3巻です

3巻にして3人目の妻が登場するという早い展開となりましたが、前巻の記事で触れた通り
なるだけ必然性を確保しようとした作劇となっていたことでそれほど不自然性はありませんでしたね

そうして登場した3人目となる魔女ミュリッタは、とってもめんどくさい魔女でした

いや、魔女ですから基本的にまともであることはないんですけども、魔女たちの中でもまた異端というか

帯で「魔女にして喪女」とか堂々と書かれるくらいにめんどくさい性質の彼女
友達は毒を持つ虫やらカビやらキノコやら

わざとじゃないアピールや「私なんか」の口癖は立派な構ってちゃんのセリフであり、確かに喪女でした

でも病んでるのは盛り過ぎだと思うんだ

ヤンデレじゃなくて病んでる
前向きに捉えるなら喪女をこじらせているといえるのかもしれませんが…

飢えを凌ぐためにせっかく毒を大丈夫な程度に中和した虫料理を用意してくれたのに
中途半端な量が却って空腹を煽ってしまったと知るや、今度は普通に毒が残ってる皿を出してくるのは
そんな発想ないと思うんだ

自分もすぐ逝きますからとかそういう問題じゃないと思うんだ

「最初の魔女」の中でも異端だったとウプスラに言わせる彼女の性格
俺にも「これはひどい」と思わせるほどによく伝わってきました

ただ、異端という言葉に同じく浄会の中で異端と言われ続けてきた自身の境遇が重なったニコラは
エゼルよりもウプスラよりも「放っとけないかもしれない」とか言い出して、三重婚状態はますますカオスなことに…


…思ったほどになっていなかったのがちょっと残念でしたね

もちろん、エゼルもウプスラも躊躇なく3度目の聖約を実行したニコラに不満は言いました
でも、聖約を知った直後の1シーンだけで済んでしまったのはちょっともったいなかったというか

もちろん、そこで痴話喧嘩や修羅場のようになってgdgdしてしまうのも意味は無いので
そのくらいの尺で収めてもらえたことは読者にとっても悪く無いと思うんですけども

前巻で、ニコラの妻としてあれほどの気持ちを見せたエゼルさえも1シーンだけで済んでしまったのは
心情的には残念でしたよね

1シーンどころかミュリッタの姿を見た瞬間に全てを把握して、「起きたことは是非もない」と
怒りの形相を見せつつもすぐに状況を察した言葉を口にしていたのは、何となく物足りなさもありました

いや、そこでエゼルがマジギレとかしてしまうのも何か違うので、たぶんあれくらいがちょうどいいんだろうとは思うんですけどね

それよりも残念だったのは、せっかく「放っとけないかもしれない」とか言ってたニコラなのに
その後にミュリッタのことを特別気にかけているような描写が特になかったことですね

そういうところから三重婚状態の面白さが出てきそうかなと思ったんですけども


前巻に続いて、再度エゼルが正妻というかメインヒロイン的な扱いである演出がなされていた今巻
ミュリッタを気にかけようとするニコラと、エゼルのその演出が反目してしまうのは明らかなので
使い所として難しいものがあることはわかるんですが、それでももったいない


しかし、そんな物足りなさを作者は知ってか知らずか、「物足りなさ」の最大のものとなる「大量の伏線」を用意してくれていました

ラスボスと思われる裏切りの魔女アダンテ
その目的や過去、さらには聖約相手から新たなる魔女誕生の瞬間までも

供犠も不思議なことになっていましたね

アダンテが聖約相手に求めたのは唾液でした
3人目となるミュリッタがニコラに欲したのは汗

エゼルの涙、ウプスラは血ときて、汗と唾液が一気に来ましたよ
これで、人体から流される液体としてメジャーなものは出揃ったと思えるわけですが

他にあるとしたら、鼻水とかだしね
それは嫌だよね

あとは…




…いえ、何でもありません


始まりの魔女はあと8人ですかね
供犠が重なることがあるとするなら、それにはどんな意味があるのか
それもまた伏線として気になるところです


不自然さをなるべく排除しようとしていたように思われた前巻と比べて
今巻は新キャラとなるミュリッタや大量の伏線を撒き散らしたアダンテによる疑惑や不審、不安を主とした内容となっていました

それがそのままラスボスと対峙したニコラたちの緊張感へと繋がっているんですね

ここで決着がついてしまってはもちろん話も終わってしまいますから、どんな風にして痛み分けとなるのか
4人目の嫁の登場は近いのか遠いのか

そんなことを期待しつつ、4巻を待ちましょう




 




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