社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ミクロな世界で展開するダイナミック… 『はたらく細胞』 清水茜

はたらく細胞

はたらく細胞 清水茜

買っちゃいました…
ええ買っちゃいましたとも
そりゃ買うよ

これは試し読み見て何も考えることなく気に入った作品でした

「はたらく細胞」の名の通り、舞台は人の体の中
そこでほんとうに色々な役割を持って機能している様々な細胞たちを擬人化して、彼らの働きぶりを見ることができる作品です

その魅力は何と言っても、ダイナミックな迫力とインパクトにあるでしょう

舞台が人体の中ということでどうしてもミクロなイメージが付いて回ることを作者もわかっているのか、
大ゴマを多用したインパクト満載の演出が施されており、飽きずに読んでいくことができるようになっています

数多く存在する細胞たちの中で、特にメインキャラとなるのは表紙にも登場している赤血球な少女と白血球な青年

特にダイナミックさを出しているのは、免疫機能の最前線で雑菌と戦う白血球ですね

組織の防衛を担う彼の雑菌に対する容赦無い姿勢
1ページぶち抜きで菌を正面からぶっ刺して、返り血も構わずえぐり込む姿は爽快感さえ漂ってきますが
そんな場面が何度も描かれるんですね

化物のような姿の菌たちと、それを駆除して殺すことに一切の躊躇いがない白血球
「確かにそういうものだ」との認識が読者に常識として定着していることで、作者も遠慮なく描いているようです


それだけでなく、体内の動きや機能をより写実的に感じ取れるように描かれていることも特筆すべきことでしょう
1話ではくしゃみが、2話では花粉症、3話ではインフルエンザといったすげえ身近な現象において
体内では何がどうなってどんなことになっているのか

それが何かすごいリアルに感じ取れるようになっているんです
花粉症が体内ではあんな世紀末状態になっていたなんて…思ってもみませんでしたよ
まあ、俺花粉症なったことないんですけどね


あと、擬人化のセンスも注目に値するでしょう

赤血球がヒロイン的な少女で、酸素を運ぶってことで体内の運送屋さん
白血球がその相手役的な主人公っぽい雰囲気で、彼女を含むすべてを守ろうとする男気に満ちた奴

なかなかの組合せですよ

いっつも赤血球ちゃんが酸素を運んで体内をめぐっている中で菌に襲われかけて、そこに白血球が現れる…というお約束

本来なら赤血球も白血球も血中にたくさん存在しているので、そんなホイホイ出会うことはないはずなんですが
そこはまあ漫画的なお茶目もありつつということで許せる範囲です

血小板が幼女とか、ファージが虐殺上等なメイド風だったりとか
とにかくキャラ付けのセンスに満ちています

読んでいくに連れて、何かイメージしやすくなっていくんですよね



…で、そういう漫画的な作劇の部分も気に入ってるんですけど
もひとつ気に入ってるのは、体内の仕組みをマンガで覚えていけるってことなんですよ

確実に文系な俺ですが、人体への興味と関心も結構な程度であるんですよね

どれくらいかっていうと、いまだにクリックメディックをプレイしているくらいはあります



知らないですか?クリックメディック

PS | クリックメディック

…そりゃ知りませんよね
はい、失礼しました

プレステで99年に発売されたハイパーテキストアドベンチャーゲームです

NGD バクルス、ゲットだぜ!

上記サイトに詳しめの紹介がありますが

医者になって、新種のウイルス「バクルス」に冒された人の体内に入り、患部を探して体内を冒険してウイルスを発見次第駆除するという
この体内の冒険というのが、医学博士監修の医学知識テキストに因っていて、
ゲームやってるだけで人体に関する医学知識を覚えられるんですね

このゲームがいまだに大好きでしてね俺
今でもたまにやっております

キャリア10何年ですよ
もう大体の症状は問診だけで、どこが患部でどのレベルのどのウイルスなのかまで特定できるようになっております
無駄に専門用語もたくさん覚えてしまってね

肝鎌状間膜とかね
滑膜とかね
房室結節とかね
類洞とかね
ヒス束とかね
グリア細胞とかね
幽門前庭部とかね

どこのどんな器官なのか一般人で全部わかった人はすごい…と思う

こういう専門知識感丸出しの感じとかって厨二病患者の大好物なわけですよ

おまけにウイルス倒した後は、その抜け殻を使って実験したら、より強いウイルスを作り出すことが出来て
それを治療に使えるというシステム

どんな風にしたらもっと強いウイルスを作り出せるのか法則を見つけたくて、
今までの結果をちまちまとExcelで表にまとめるなんてことまでしております



…あ、脱線しておりました


とにかくそういう人体の知識についても楽しみながら知っていくことのできる作品です

試し読みこちらからどうぞ
『はたらく細胞(1)』(清水茜):シリウスKC|講談社コミックプラス

ぐぐったら作者のインタビュー記事も出てきましたよ
「はたらく細胞」 清水茜インタビュー コミックナタリー Power Push







 




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