社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ニセコイ・ToLOVEるとの2つの相違点から浮かぶE-ROBOTに欠けているもの

アイ1


今回の考察は今週より新連載が始まりました『E−ROBOT』です

考察として取り上げるのは、今までの作品の中でも最速でしょうかw


テーマは、先駆作品となる『ニセコイ』および『ToLOVEる』との相違点を考えること

ラブやギャグ、エロというあたりにおいて近い位置にいると思われる先駆作品と比較した時
E−ROBOTは果たしてどうなのかということを考えてみました



 

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超視覚型な主人公の生き様とその物語を… 『SOUL CATCHER(S)』第7巻

SOUL CATCHER(S)7巻

SOUL CATCHER(S) 第7巻


超視覚型吹奏楽グラフィティ最新巻

記事にするのがすっかり遅くなってしまったのは、この作品が大好きだったからです


大好きな作品だったはずの連載が、突然NEXTに移籍なんていうことになり
隔月連載のような形となって既に2話が掲載されていますが

そこまでを収録している今巻を何回も読み返すのに、どうにも躊躇いを覚えるところがあったのです


本誌掲載時がいきなり終わって、次からNEXTです、なんてなったのは本当に急でした

星合先輩と管崎先輩を救った「舞う桜編」は、それはそれは盛り上がったものとなり
このままの勢いできっと次は川和先輩だなーと思っていたところにいきなり示された本誌連載終了→NEXT移籍の告知

今になって読み返せば、第55話の冒頭、神峰のナレーションのようなモノローグで
これまでのストーリーを振り返っていた導入は明らかに不自然なものでした

その前話の引きは、川和先輩の心象となるチェーンソーが起動し、彼が「起こされた」ことを示して次なる展開への移行を
予感させるシーンだったのに、突然の説明が入った導入

今から思えば、あれは移籍決定を受けて新規読者取り込みを狙った措置だったのでしょう



さて、今巻の表紙にはまさに神峰が相手に挑んでいる金管陣営の4人に加えて
彼らを繋ぐ重要人物管崎咲良が集まりました

同時発売の小説版と繋がる表紙になっているそうですが、おそらくはカバー下もそうなんでしょうね
コミックスだけを見たのでは、カバー下の意味は理解できませんでした

何か星合先輩だけちょっとタッチが違うような気がするな…
単純に画力が安定してないだけなんでしょうか


星合先輩と管崎先輩の攻略に始まった舞う桜編
2人の問題が解決したからといって、終わったわけではありません

根本的な問題の種が残っている限り、4人の攻略が終わったとはいえないからです

その鍵となるのが最も強く神峰を嫌っている金井淵先輩ですね

物語の内容はようやく、彼らの抱える闇と真実にスポットを当てるものとなり始めました
12月発売のNEXTに今巻の続きが載ってくると思われますが、衝撃の事故のあと
彼らはどう間違ったのか

おそらくは連載当初から構想されていただろうと思われるだけに、楽しみにしたいところです



…ただ、この作品のこの物語は金管陣営の攻略を終えて、パートリーダーたち全員に認められるという谺先生のテストに
合格してしまったら、そこで話が終わってしまうような構造も抱えているんですよね

他校のライバル的存在もそれなりに登場しているとはいえ、この物語の一番の肝は
他人の心に触れようとするという最大限に神経を使うことに対していかに主人公神峰が向かっていこうとするか、
その覚悟を描くことです

連載開始当初、心象風景が見える能力を持つ主人公の生き様の部隊として吹奏楽があるのか
それとも吹奏楽をテーマにしたマンガにおいて心象風景が見える能力を持った主人公を登場させたのか
どちらになるのだろうと考えたことがありました

ここまで読んできたところでは、おそらく前者に近いのではないかと思っています

すなわち、吹奏楽とはあくまで手段であること

その能力ゆえに、他人を避け、心に関わることから逃げてきた神峰が
吹奏楽という心が重要な働きをするものと出会って、呪いのように思っていた能力を受け入れられるようになったこと

そしてその能力によって、部の仲間が抱える問題に気がつき、体当たりでの解決を挑もうとすること

そうした神峰の覚悟と勇気が、何よりこの物語を面白くしている要素だろうと思うからです


その真骨頂となっているのが、現在進行している金管陣営攻略の舞う桜編

比較的早くから彼らに問題や事情がありそうなことだけは匂わされてきましたが
いよいよその全てが明らかになろうとしています


隔月連載になったことで次巻発売までは相当間があくでしょうが、楽しみにしておきましょう










[タグ] SOULCATCHER(S)




作者もまたさらなる高みを目指して羽ばたく… 『はねバド!』第4巻

はねバド!4巻

はねバド! 第4巻

当ブログで大注目している作家である濱田浩輔先生の描くスポ根バドミントンマンガ

その美麗な絵で描かれる女子バドミントンのプレイは、繊細かつ端正な印象に仕上がっていて…って


何じゃこの表紙は!?


今までの細く、緻密なタッチの絵柄が一転、荒々しく骨太なことになっています


表紙の意外な印象に驚きながら中身を読んでみると、こちらも驚き

本編においても繊細さや緻密さが激減し、代わりにダイナミックな迫力を全面に押し出すタッチに変貌しているのです


それでいて物語の方も急展開

綾乃の母親が登場し、綾乃を世界の舞台に誘おうとする人物までも現れてきます


そうした急展開のためなのか、物語に対する理解も前巻までと比べてちょっと落ちるような気がしたのが正直なところでした


ただそれは、物語が新たな段階に入ったのだろうと考えれば心配する必要のないものだとわかります

「噛めば噛むほど味の出るマンガ」を目指している濱田先生
前巻までの要素に対して、またさらに新しい要素が足され始めたことで
噛み心地に変化が生じているものと考えられるからです

つまりは最初に1巻を読んで、よくわからなかった状態と似ているんですね

ある意味でリスタートというか、仕切りなおしというか
これまでの経緯を踏まえて、物語がさらに次のステージへと進み始めたことを意味しているのが
今巻を読んでの釈然としない感覚なのではないでしょうか


もちろん、そうした印象を醸成するのに絵柄の変化も一役買っていることは間違いないでしょう

今までのタッチでほとんど完成していたかのように思えた濱田先生の絵柄
しかし先生自身はさらなる高みを目指して、再度タッチの変化を求めているようなのです

1度目の変化…といいますか、最初の劇的な向上はこちらの記事で見たようにジャンプ作家時代のことでした

濱田浩輔先生の描く女の子っていいよね!



ラブコメを描こうとしたことに合わせてか、細く、か弱い女の子を見事に描いてくれた濱田先生
今度は、スポーツを描く本作に合わせて荒々しさも追求しているということなのでしょうか

今巻でのタッチの変化については、こんなレビューもありました

「はねバド!」 カッコイー絵と忘れて欲しくないギャップ - アニメな日々、漫画な月日



絵柄の変化も物語の展開もまだまだ発展途中らしい今巻

ならば、5巻ではどんなことになっているのか、楽しみですね











[タグ] 濱田浩輔




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