社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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積み重ねで生まれる作品の味わい… 『はねバド!』第2巻

はねバド!2巻

はねバド! 第2巻


また綺麗な表紙だなー


こちらもレビューが遅くなってしまいました


当ブログで大注目中の濱田浩輔先生がアフタヌーンで連載する
青春バドミントンマンガ

ジャケ買いができない俺が、濱田先生のマンガだから買うという作者買いをすることに決めた作品でもあります


1巻を読んだだけでは、その面白さがはっきりとはわからなかったわけですが…

2巻になって、ようやく話が地についた感覚があります


主人公となる綾乃がようやくバドミントン部に入る決意をして
キャプテンのなぎさがスランプを克服して
チームの中心になれる綾乃となぎさが仲を深めて

部内もまた、夜の道端で円陣組んで気合入れちゃうくらい青春丸出しになって

やっと、ここまででプロローグという感じでしょうか

1話目からとにかくたくさんのキャラが登場して、誰が誰だかわからないまま展開していた物語が
2巻に至ってようやく繋がってきました

実は、最初にひと通り読んだだけではさっぱり話がわからなかったんですよね
で、1巻を読み直してみた後でもっかい2巻を読んでみると、よくわかったんです

インタビューで「噛めば噛むほど味の出る作品を描きたい」と語っていた濱田先生
なるほど、こういうわけなんですね

『はねバド!』 濱田浩輔先生インタビューに見るマンガの描き方とジャンプシステム


ここまでがプロローグとするなら、これから本章に入って行くことになる物語
きっと、さらに味が出てくるようになることでしょう


それにしても、2巻をかけて序章を描くとは、ジャンプではありえないことです
しかし、だからといってつまらないわけではないんですね

ジャンプシステムにどうしても自分の描き方が合わなかったという濱田先生

ひとつひとつを少しずつ積み重ねていくような描写が合っていたとするなら、
ジャンプでは確かに難しかったことだと言えるでしょう


だから先日記事にしたようにジャンプシステムはアレだとか言うわけではありませんが…

ジャンプでなくても面白いマンガは読めるということですね


そして、この『はねバド!』

ジャンプじゃなくても読める面白いマンガと、確かに言える作品です




[タグ] 濱田浩輔




ラブコメの常識をぶっちぎった…!?『実は私は』第5巻

実は私は5巻

実は私は 第5巻

ジャンプのシステムに疑問を呈した記事を書いた翌日にチャンピオン漫画の記事って
何となく自分の中で引っかかるような


人外ヒロインとの秘密系ラブコメ

もちろん発売日前から密林で予約していて、しっかり届いていましたが
すっかり記事にするのが遅くなってしまいました


第5巻の表紙は、みかん

今巻は彼女以外にありえなかったですね


未来人で朝陽の孫と名乗った凛が登場して引きとなった4巻を受けての展開の中で
最もラブコメの中心にいたのが彼女だったからです

そもそも、ラブコメにおける未来人というキャラはある意味で鬼門のような存在でもあります
誰が誰を好きで誰とくっつくのか、その過程での騒動を面白おかしく、時に深刻に描くラブコメにとって
その展開の先を知る、あるいは誰と誰がくっついたのか知っている未来人は
物語を根幹から揺るがすキャラになりかねないからです

凛が朝陽の孫というなら、凛にとって朝陽はおじいちゃんにあたります
ならばおばあちゃんは誰か

その答えこそは、現在進行形で展開しているラブコメの行く末に関わる重大な事実です
それも、複数存在するヒロインたちの中で、朝陽には本命のヒロインすらもいる状況で
「彼女」がそうなのか否か、が明らかになってしまうことは
どう見ても物語における決定的なことであり、話の存続自体に関わるものでした


なので、その事実を朝陽には理由をつけて教えることなく
また未来人ということを他のキャラたちにも知らせずに、何か目的の達成を図ろうとするキャラとして
「実は私は」との秘密を持つヒロインキャラが1人増えた、と認識していました

だから新ヒロインが出てくるタイミングが早いんじゃないかと思っていたのですが…


思っていたのですが、ですよ


明かされてしまいました、おばあちゃんが誰なのか



これはびっくらこきましたよ

あえて凛が口にしたのではなく、彼女もまたアホっ娘の1人だったことで
ヒロインの1人をうっかりおばあちゃんと呼んでしまって発覚するのですが

これが朝陽の本命のヒロインではなかったんですよ


ラブコメにおいてものすごい決定的な事実です
主人公と、彼が惚れている正ヒロインが未来ではくっついてないという

それでこの先ラブコメやれるのか?なんて思ったら
さらに衝撃的な展開が待っていました

その事実の発覚を受けて、みかんが朝陽に「実は私は」と告白してしまうのです


正直、怒涛の展開すぎて若干置いてけぼりな感じにすらなってしまっています


ここまで重大な展開が続いてしまうというのは、ちょっと深く考えると連載が終わってしまうのか?という不安がよぎってしまうんですよ

展開を急いでいたり、打ち切りの気配だったり、というような雰囲気が感じられるということではないんですが
展開がやけに怒涛過ぎて、人気に関係なく作者はもう話を終えるつもりなのかと疑ってしまうのです

そして、そんな心配にさらに拍車をかけるようにして
やはり本命の想い人がいるからとみかんの告白を断った朝陽が
今度は自分が白神に告白することを決意するのです


おいおいおいおいおい

完全にエンディング前の流れじゃないか


体育祭とかすごい面白かっただけに、ここで終わられてしまうのは非常に残念なんですが…


それとも、こんな無駄な先読みをしてしまうことがジャンプシステムに毒されてしまった症状で
チャンピオンではこんなのよくあることなんでしょうか





[タグ] ラブコメ




ジャンプアンケートシステムにおける矛盾を考える

今週アイアンナイトにアンケを入れる時に思ったことなんですけど

作品自体は好きなんですが、今の展開はちょっと…と思ってるんですよね
で、そう思いつつもアンケ入れることって、
編集部にとっては「今の展開で大丈夫」って思っちゃう理由になったりするのかなあと


振り返れば、今まで好きな作品にアンケ入れることを躊躇うことは
時たまあったんですが、それがなぜかはよくわからないままでした

それが今週アイアンナイトにアンケ入れようとした時にふと思ったことで
気がついたんですよ


つまりそれは、作品に対する支持と、展開に対する支持の違いというか矛盾というか

好きな作品であってもアンケを入れないことがある
まあこれは普通のことというか、わからないことはないことですよね

多くの人はアンケを出すという行動自体を起こしませんし
アンケ出してる俺みたいな奴でも、毎週同じ作品にアンケ書いてるわけじゃありませんし


だからこそ、アンケが大量に入ってくる作品を編集部は「支持されてる作品」として評価して
カラーページなり表紙なりといった待遇を行うわけです

ここに、今回俺が感じた矛盾の原因が潜んでいそうな気がします


すなわち、どういう理由や気持ちでアンケが入っているのか、ということが考慮されていないということです


アンケとして聞かれる基本的な質問はずっと前から変わっていません

「今週のジャンプの中で面白かったものを順に3つ書いてください」ってなもの


ここで高順位で、かつ多くの票が入った作品が人気作品として扱われることになるんですが
この質問の聞き方に問題がありそうだと思うのです


面白かったものを順に、と聞かれれば、普通に答えれば好きな作品かどうかではなく
その週で面白い回だと思った作品たちがそこに並ぶことになります
(好きじゃない作品をアンケに書くほど面白いと思うことがあるかどうかはアレですが)

つまりそれは、作品そのものというより展開に対する支持不支持を表すものではないかという気がするのです


しかしそのアンケを受け取った編集部では、往々にしてアンケが多く入っている作品ほど人気と判断する
つまり、読者がアンケを書いた時点では展開に対する評価だったはずが
編集部が見た時には作品自体の支持不支持という解釈に変わってしまっているんですね

だから、全然票が入らなくなると作品の人気がないということになって打ち切られてしまう
だから、作品が打ち切られないためには展開に関わらずアンケを入れろという理屈が生まれてくることとなり
実際に当ブログでもそうした内容の記事を書いたことがあります

ジャンプのアンケートを出すべきたった1つの理由


しかし、アンケに書いてある質問文は「面白いと思ったものを順に」なんですね
要するに展開に対する評価を聞くものです

それが、編集部に行くと作品そのものに対する評価として解釈され
多く票が入っている作品が多く支持を得ていると判断されます

で、さらにここでおかしなことになるのが、多く支持を得ている作品はそのまま支持を受け続けたいから
今の展開や方針でそのまま行けばいい、という判断になってしまうことです

票が入っている=作品が支持されている=今の展開でOK
という方程式がどこからか発生しているのですね

読者がアンケを書いた時点では、票を入れている=展開を支持する
だったはずなのに、です

結局結論は同じなように見えるんですが、途中に作品としての評価が入ってしまうことは
同じなように見える結論の持つ意味を少しだけ変容させてしまいます

打ち切りか否かという形で作品の行く末が決まってしまうことです


編集部としては作品の人気を計るものが何かしらないと困るわけですから
それをアンケートシステムとして運用しているのだということはよくわかります(ネットアンケもやれという議論とかは別にして)

しかし、作品に対する支持と今の展開に対する支持を同列に捉えてしまいかねない現状のシステムは
やはり欠陥があるのではないかと思うのです

それこそが、俺が今回アンケ書くのを躊躇った内容ですね

すなわち、作品は支持しているけれど今の展開に対しては支持をしていない、というもの

作品は好きですから打ち切られたくないのでアンケは出したいと思います
アンケ入らないと打ち切りの危機が高まってしまいますから

しかし、だからって今の展開を支持しているわけではないのです
アンケが入ったからって、一応人気だと解釈されて今の方向性を今後も続けろ、という判断になってしまうのは
俺はちょっとイヤなのです


ここに、現在のジャンプシステムの抱える欠陥があるのではないかと


アンケートを打ち切りとなる作品を考える材料としながらも
票の入った作品に対して「今の展開でいい」との結論に行き着いてしまう解釈方法


そこでは、作品は好きだけど今の展開は好きじゃない、という声は想定されていないのです

打ち切りを考える一番の基準となるのなら、そのことは想定されていてもいいんじゃないかと思うのですが






アンケ到着後の編集部の解釈と判断については、割と妄想推測も入ってますので
もしかしたらどっか事実と違う部分があるかもしれませんけども
皆さんどうでしょう


 




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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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