社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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長年の謎がついに明かされる… ああっ女神さまっ第45巻

geddess45.jpg
クリアマ


ああっ女神さまっ 第45巻 藤島康介

密林で注文していたのがずっと受け取れなかったんですがようやく届きました


いや別にジャンプ以外のマンガを完璧に読んでないことはないんですよ




魔界のクーデター編が一応完結し、さあこれで帰ろうとしたところに新展開

女神と人の異種族恋愛を審査するというテストが始まりました

同時に、螢一がベルダンディーに劣情欲情するのを神界のシステムが
抑制していたことも発覚


これまでのン十年にわたる連載期間の中
何があっても2人が一線を越えなかったのはそういうわけだったのか…


同人誌上では超えまくってますけどね



この設定を知った上で過去のコミックスを読み返すと
また違った感覚を得られそうですね


こうして始まった試練の審査テスト

失敗すれば当然それからは二度と会えなくなるペナルティ


どんな内容が待っているのかはさっぱり想像がつきませんが

これやってる間周りのウルドとかスクルドは何をしてるんでしょうか

案外周囲の行動も鍵だったり
こういう恋愛関係には周りのサポートも大事だとか何とかで


と、適当に予想してみたりして












 




ある意味ハーレム系ラブコメ!? 太蔵もて王サーガ

taizo.jpg


太蔵もて王サーガ 大亜門


全8巻



ギャグをメインにしながらストーリーマンガ路線も取り入れていたコメディマンガ

魔界ならぬ間界という異世界からやってきた王子の太蔵が、人間の女性相手に
ハーレム建設を目指すものの、さっぱりもてずに騒動ばかり引き起こすというのが
基本のパターンとなります

こうしたシンプルな設定とは対照的に、キャラたちの個性が非常によく光っており
彼らが好き勝手動きながら1話1話が作られていました

作者大亜門先生がジョジョの大ファンと言うことで
「自分と同じくらいジョジョが好きなキャラを登場させれば
ジョジョネタやりまくれるんじゃね?」という発想で出てくるキャラもいるほど

実際にそのキャラが登場する回はこれでもかというほどに
ジョジョのセリフやネタが満載されていました

しかし、そうしたジョジョのネタと同じくらいパクられていたのが
ジャンプマンガの他作品です

「アイシールド21」や「BLEACH」や「デスノート」などが
特によくパクられていた気がしますが、そのパクリ方が異常に巧いのです

パクるための展開を作っているのではなく
その回の展開の1つとしてパクリがあるという

それでいて元ネタがわかれば面白いだけでなく
むしろ感心すらしてしまうことも度々でした

そして、そうしたパクリがたまにしかないというのでもなく
ほとんど毎週のようにあるのにちっともクオリティが変わらないのです

さらに驚かされるのは、そんなパクリの元ネタが
他作品でつい最近あった展開だったりしたことです

最速でその回の2週前のジャンプに載っていた展開が
ネタにされて、しかもちゃんと面白く仕上がっているという

これほどのパクリクオリティを持っていたために
その元ネタを解説するサイトも現れ、ジャンプ最新号が出る度に大いに賑わっていました


しかし、この作品の魅力はそうしたパクリだけではありません


個人的に最大の魅力と思っているのは
個性強すぎのキャラが織り成すラブコメです

主人交代蔵がハーレムの1人として狙う巨乳生徒会長の片想い

もちろん相手は太蔵ではないのですが

その彼女がどうにか彼にアプローチしようとして必ず起こす空回りが
非常に質の高いギャグとして、またラブコメとして成立しているのです

空回りの回は実際読者の反応もよかったようです

最終回前になってついに2人は付き合い始めますが
そのデート風景もまた、互いの気恥ずかしさから
おかしな事態を引き起こしまくっており

付き合うようになってからのラブコメというある意味新鮮な展開さえも
楽しむことが出来るのです

ギャグ系マンガでありながら可愛い女の子キャラも多く登場し
コミックスのカバー裏もサービス満点で
欠点らしい欠点は、ほとんどなかったように思います

それだけに終了してしまったことは非常に残念でした


噂によれば、ヤングジャンプで大亜門先生の新連載が始まったそうで
楽しみですね

 




めだかボックスに見る小説とマンガとアニメの表現技法に関する若干の考察




別にこの画像と記事本文は全然関係ないんですけど (;^ω^)





先週のめだかボックスアニメを見て、ちょっと気づいたというか思ったことがありました

小説やマンガ、アニメの表現の違いとその効果とかです



めだかボックスは、本来小説家である西尾維新先生を原作者に迎えて
その構想とイメージを作画の暁月あきら先生が形にしている作品です

それゆえに、作品の所々に小説的要素を感じることがあります

その最たるものが言葉の使い方

セリフ回しに韻を踏ませてみたり
同音の異義語を使ってみたり


「文字」を読む時に受け取る印象を想定した言葉の並び方をしています


それをマンガにしようとすると、さほど重要でない部分については
視覚的表現として絵の中に収められることになるわけですが


その結果


韻を踏んだセリフや同音異義語がマンガの中でより強調される
という効果が生まれます

マンガ的な中にある種の異彩を帯びて浮かび上がっているとでも言えるでしょうか

どうしても絵に収めることの出来ない「文字と音感・語感による効果」が
際立って読者の前に現れることになるのです


西尾維新先生はそのことをよく認識しているようで
とにかくセリフ回しへのこだわりが半端ないことになっています


それがさらにアニメになると
絵による情景描写に加えて動きも見えるようになり
言葉による修辞が一層際立つようになっていきます


しかしここでマンガとアニメが異なるのは、音声の存在です


原作者西尾維新先生のこだわり抜いた表現が
文字としての言葉から音としての言葉に変わる


そこで生まれるのは、韻を駆使した言い回しが声によってさらに強調される効果

そして

逆に失われたのが、同音の異義語による状態や結果や意志の強調効果


実際原作では同音異義語が使われていたセリフが
アニメでは単語が変わっていたということがありました

これら効果の発生と消滅は、当然ながら作品にとってプラスでもあり
マイナスでもあります

作品の中でもその効果の性質を最も強く受けているのが
時たま挟まれる「ナレーションつきの回想」です

ナレーションは、セリフめいた言葉ではなく「物を語る」言葉としての
表現で話を進めることを可能にしますが、マンガ的な絵はその背景としての側面を強めます

結果、マンガでありながら小説的な雰囲気を色濃く出すことになり
さながら「全ての描写に挿絵のついている小説」を読んでいるかのような感覚に陥るのです

そこでは、西尾先生のこだわった修辞表現が中心となり
背景の絵がその意味を補足するという役割関係が生まれます


しかしアニメになることでここに起こるマイナスの効果
同音異義語の修辞が失われることもそうなのですが
さらにもう一つ


声です


特に誰かの視点というわけでない回想の場合
基本的に人吉善吉の声でもって物語が紡がれますが

聞き慣れたキャラの声で小説的に紡がれた言葉を聞くことは
どうしてもそのキャラの印象がちらついてナレーションに入りこみにくくなるのです

それに加えてその声の持つ語感が修辞に適合しているかも
言葉の聞こえ方に関わってくるため重大な要素


現在のめだかボックスアニメでは、人吉善吉の声でナレーションを語り
さらに尺に合わせてナレーションの一部を削ったりしていますが

今のところそこまで不自然にはなっていません

スタッフが最も気を配っているであろう「ナレーションの一部削除」も
おそらく原作をしっかり読んだ上で大きな影響のない部分を中心に変更されているため
むしろここについてはスタッフに「GJ」を送りたいとさえ思います


こうしたようなメディア上3種類の表現技法の入り混じっためだかボックスという作品

どうにもまとまりのない記事になってしまいましたが

言いたかったのは

だからどうというわけでもないけれど、めだかボックス面白いね

ってことです



[タグ] めだかボックス




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