社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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世界一「粋」な男を目指して… 「TATTOO HEARTS」

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TATTOO HEARTS  加治佐修



無料で絶版になったマンガを読めるサイト「Jコミ」
見つけて読んじゃいました

全2巻のいわゆる打ち切りマンガです

しかし、妙な味があったのでもう一回読みたいと思っていました

作品のキーになっているのはタイトルにもある「タトゥー」
特殊な墨で、自分の信条とする一文字を彫ると特殊能力が宿るという

主人公にとってはそれが「粋」というものでした
辞書で引けばいろんな意味が出てくるでしょうが、作中で示されたのは
「何事にも動じず落ち着いていること」でした
何が起きたからと言って慌てふためくのではなくいつでも冷静でいること
そうすれば、他人を気にかけることができて助けてあげることができる
育ての親から事あるごとにそう言い聞かされてきたという主人公は
何かにつけてその「粋」という言葉を連呼し、戦いにおいても
「そんなもの粋じゃねえにも程がある!」と奮い立ちます

信念を彫ることで能力を得るというのは面白い発想です
キャラを深めると同時にその強さまでも示すことが出来るのですから
ただ、その宿る能力がどうにも作者の都合でしかないように感じられたのが
欠点でした

「粋」という信念からどんな能力が生まれるのか
話が進めばもちろん主人公と同じく信念を彫った敵も登場しますが
その文字は「快」だったり、「戯」だったり

能力が発現するという切っ掛けになるのはわかるのですが
肝心のその能力の中身について信念との関係がわかりにくいのです
そのせいで、信念による能力とその強さが
バトルマンガによくある感情によるパワーアップとほとんど変わらない
印象しか感じられないのです

タトゥーの彫られる位置が大体背中にデカデカとだったり
1話目で主人公にタトゥーを彫った彫り師のヒロインが
2話目以降ほとんど驚き要員でしかないとか
欠点は他にもありましたが一番はこのことではないかと思います

ただそれでも何か嫌いになれない作品というか
気になってしまう作品というか
絶版じゃなかったら全巻(といっても2巻ですが)注文していたでしょう

ちなみに、これを描いた加治佐修先生ですが
今はグランドジャンプで連載中の「バーテンダー in Paris」の
作画をされているようです
まだ読んだことはありませんが
本屋で見かけたら手に取ってみようと思っています

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