社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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スーツマンガの傑作 待望の第2部開始!

1表紙s
クリアマ


王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~

第1巻 感想



やってきましたスーツマンガの決定版

待ちに待ってた第2部第1巻

もちろん発売日に手に入れていましたが
感想を書くのが今日になってしまいました

以前書いたレビュー記事の時は
すでにこの第1巻持ってまして、いつかレビュー書こうと思っていたのです


さてさて
表紙の方は以前とがらりと変えてきました
しかし意匠にスーツが使われているのは同じで
やはり立脚点は変わっていないのだと感じさせてくれます


肝心の中身はといいますと
第2部の開始ということを踏まえて、作品の軸を明確にするとともに
読者の入り込みやすさを意識した作りになっているようです

第1話で登場する依頼人が日本人のお客であることもその一つでしょう
会社で左遷されてしまったことが原因でやる気をなくし
自殺さえ考えている商社マン
知り合いに勧められた彼がオリベの店を訪れるところから
物語は始まります

そこで描かれたのは、「服を仕立てる」ことへの徹底的なこだわりでした

注文にやってきた時の服装と言動から
お客が服にさほど関心がないことを見抜いた上で
客の現状を推察する洞察力
2現状推察



採寸時、聞きづらいことでもはっきり聞く潔さ
3玉の位置



客が服に無関心なほどやる気が出る逆説的な前向きさ
4一本勝負


場末職人がスーツに関心の薄いお客様と一本勝負
そのお客様がファッション雑誌など買ってみようって
気になったら俺の勝ちって事で




これら3つの要素は、実は第1部でも出てきたことのあるものです
お客の状態を見抜く洞察は言わずもがなですが
採寸時の様子については1部の1巻で
5.1巻でのこだわり


逆説的前向きさは17巻で言われていました
6職人病

職人病というか
服に無頓着なお客さんには
つい余計な力が入っちまいまして
気に入って頂けたら
俺の勝ちみたいな



第1部時代より服を仕立てるにあたってのオリベの心構えは
一切何も変わっていないのです
そんなオリベが作る服だからこそ、それを着る者に運命の変化を
感じさせるのです
主人公オリベの仕立てに対する姿勢を改めて描いた第1話と言えるでしょう


そして2話目においてはこの作品を語る上で欠かすことの出来ない
ジラソーレのメンバーとその他のレギュラーキャラが登場します
初登場コマに名前と一単語による紹介が書かれていることからしても
第2部開始にあたっての紹介と顔見せという回なのでしょう

内容も、ジラソーレで手に負えなくなった注文を
オリベが振られるという基本スタイル
お客が美術関係者ということでバロックやルネサンス、ロココといった
蘊蓄も登場して、娯楽マンガの本領発揮といった感じでした

ただし、彼女たちのもう一つの大事な役割であるお肌を見せるシーン
今巻ではまだお預けのようです
次巻以降に期待することとしましょう

その後3話以降も一話完結の形で依頼人の抱える問題を
オリベの仕立てによって解決するという基本形で話が進んでいきます

その中で、お?と思ったのが「exstra order」として収録されていたお話です

7extra.jpg

○年前
花の都フィレンツェで
トップブランドを目指し
自作の服を露店で売る
女子大生サークルが
ありました



ジラソーレメンバーのサークル時代を描いた番外編のようなものでしょうか
オリベに出会う前、さらに会社を立ち上げる前の彼女たちが
新進ブランドとして苦労を重ねる様が描かれています

当時のそれぞれの役割も明記されており

部   長:ユーリア
副 部 長:マリエッタ
デザイナー:サンドラ
会   計:ベアトリーチェ
製   造:モニカ、クラリッサ
仕 入 れ:フェデリカ
販   売:ソフィア、エレナ
営   業:コンスタンツェ、ジュリア
雑   務:アンナ

といった具合だったようです

なんかこう、がんばってたんだなあとしみじみしてしまいました

会計として経理面に頭を悩ますベアトリーチェからは
今のような腹黒さや計算高さは感じられませんw
フェデリカは昔からあんな風だったのか、とか
コンスタンツェはこの時からすでに大蔵大臣と呼ばれていたのか、とか
彼女たちが体を張ってモデルを務めたカタログはバカ売れしてるとか
そういうところがいちいち楽しく感じられました

この番外編(?)でも作品としての軸は変わりません
誰かのために服を仕立てることでその人の運命を変える
この話で運命を変えたのは、恩師に望む進路を伝えられないでいる
彼女たちの大学の同窓生でした


例えばジラソーレのお家騒動や
例えば貴族階級まで巻き込む展開などといった
本格的なシリーズはまだまだこれからのようです

他にも楽しみな要素として
店を構えたオリベは、結局マフィアの借金からは完全に手を切れたのか
借金と開店資金を援助した貴族ベリーニ伯爵とは関係に変化があったのか
ペッツオーリブランドのナポリ新店とはどう絡むのか
その商売敵となるジラソーレはどう対抗していくのか

…といった気になることがいくつもいくつも存在します


次巻以降をワクテカで待つこととしましょう





※一番関連のある記事

第1部のレビューです
http://sclpsn.blog.fc2.com/blog-entry-28.html














[タグ] 大河原遁




10巻以内の面白いマンガ

打ち切りマンガの中でも面白い作品達を
まとめてみましたよ


10巻以内の面白いマンガ - NAVER まとめ

 




あやしさ満載全開 すごいよマサルさん!

1_001s.jpg



セクシーコマンドー外伝 すごいよマサルさん!



あの有名なギャグマンガです

ある意味ギャグマンガとしては一番面白いんじゃないかと
勝手に思っていたりします

連載が始まったのが平成7年ですから今から17年前になるでしょうか
まだ私は小学生だった頃ですね

戦いにおいて「ない隙を探すよりも自ら隙を誘い作るべし」との理屈を
追求したという究極の格闘技セクシーコマンドー
この理屈も小学生の私には実にリアルに感じられました


そのリアルな理屈を元に繰り広げられるおかしな展開の数々
私だけでなくクラス中の男子達がハマっていました

ガビーン とか
あやしい とか
そういう言い回しがとにかく大好きになり
事あるごとに連呼していた毎日

私のいた地方ではジャンプがまだ火曜日に発売されていた時代
下校途中で本屋に寄って帰るのが毎週の習慣でした

火曜にジャンプを読んで、水曜日のクラスの話題はマサルさん一色
マサルさんを読んでいなければ輪の中に入れないくらい
マサルさんの話題についていくために
ギャグを必死に暗記したりしていました


毛乳頭刺激活性化毛髪発生新薬開発協議会 とか
2毛乳頭刺激活性化



ボスケテ
ボスケテ
ボスケテ
ボスタスケテ
ボス助けて
ボス急いできて早く僕らを助けて
ボス決して走らず急いで歩いてきてそして早く僕らを助けて

とか
3ボスケテ



勉強はちっともしないくせに
こんなことばっかり覚えようとしていました


特に爆笑しまくったギャグといえば

セクシーコマンドー秘奥義…変わり身…の術!
 ↓
変わってないーーーーーっ!!!

とか


こ…これは…!ジュテーム…!どすこい喫茶ジュテーム!!
 ↓
…と、書いてある!

とか


おばあさんのこしらえたきびだんごをたべると
 ふしぎとみんなのからだにちからがみなぎりました

 ↓
しかしさるのものだけわさび入りでした

とか


やせるってのがどういう事か…わかってるのか!?
 ↓
すごい説得力だ…!!

とか


食われたりしてなきゃいいがな…
いやいや…メソがっていうか…
 ↓
ヒトがさ

とか


それはもうたっぷりと笑い転げさせてもらいました
前後の流れとか「間」とかも大事だと思いますので
あえてそれぞれのシーンの画像は載せませんが
おそらくわかる方にはわかっていただけるでしょうw


それからこのマンガのもう一つの魅力
ギャグマンガの割に女の子がやたら可愛いということです

保健のマリコ先生やモブキャラもいいんですが
やはり一番はマネージャーのモエモエ

4あたしかならず


ヒゲをこよなく愛するという
ギャグマンガなりの変な性格だったりするのですが
それすらも無駄に可愛く思えたりして
ギャグマンガに生きる女の子としての痛さと可愛さを
両方持ち合わせているという貴重な娘なのです

5ウォンチュ

めそ
こんちくしょう
その位置俺と代われコラ


ギャグマンガを描ける作家さんは、その作品ゆえに
普段もよくふざけるような性格なのだろうと思いがちですが
実は往々にしてその辺のヒトよりも常識人だという話を
どこかで聞いたことがあります

ギャグマンガとは、普通の当たり前のことを
どうやったら面白おかしく見せることができるかということに
突き詰められるわけですが
それをやるには「普通の当たり前のこと」を
よく知っていなければいけないのです
そうであるならば、普通の当たり前のことをよく知る作家さんが
普段からふざけた振る舞いばかりしているわけではないという
言われてみれば確かにその通りのような気がします

その意味でいくと、これだけの面白さを持ったギャグマンガを描ける
うすた京介先生とは実はちゃんと常識を理解した人格者であると
いうことになるのではないでしょうか

そんなうすた先生の描くギャグマンガ
もう面白さは全力でオススメです


次回作を楽しみに待っています

 




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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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