社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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女神の存在で別れる2つのエンディング… 神のみぞ知るセカイ女神編最終話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 最終話




終わってしまいました…


神のみぞ知るセカイ女神編


ほぼ原作通りの進行を見せつつも、表情の部分では正直もう少しだった印象ですね


「私と、結婚しなさい!」

っていう時の歩美の顔は原作のほうが好きだったな…






15-2結婚しなさい


こっちのほうが可愛い



原作の表情では、決意と照れと勢いと本気と、全部を含んだ顔になっていたのが
アニメの方では勢いと本気の度合いが強かったように感じます

言いながら自分で恥ずかしいとも思っている雰囲気は若干少なかったような感じですね


でもあかね丸のライトアップは、これぞアニメというくらいに鮮やかな光を使ってくれました


桂木の「ロマンチックに」との意図を受けてノーラがやってくれたみたいですが
これはGJ


でもそんな景色の下でどつき合ってる2人…
夫婦漫才かw




それでも桂木を想う歩美の気持ちは本心で、エンディングに相応しく、キスで攻略を終えます
しかもヒロインの方からのキスという最高の形で


ついに最後の女神が復活したところにディアナが飛んできて、決戦が始まりました
















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原作では描写の少なかった女神たちの戦いを、少し割増で描いてくれたのは嬉しいですね

囚われた姉妹と無関係の少女の救出


そして、メルクリウスの力による水化術の解除とアポロの目覚め



ユピテルの六姉妹がようやく全員揃って、さらに全員頭の輪と翼を取り戻して

地下で蠢いていたレベル4の駆け魂も旧地獄への穴も、すべて再封が施されました




このへんのバトルマンガっぽいところはもっといくらでも派手に出来る部分なのに
主人公はその場にいなくて、「僕に出来ることはもう終わった」って先に帰ってるのが何かw

このマンガのスタンスをよく表している部分ですね







さあ、そして、ですよ






ここからがある意味女神編の大本番であり、クライマックスでもある、ちひろとの決着です


もうほんとに、この女神編はこれを描くためにあったんじゃないかとさえ思えるくらいに
気合の入った作画と演出、そして演技でした


マジでちひろがメインヒロインだと思えるくらいに、焦点があたっているんです

だけど、彼女は桂木に泣かされました



ギャルゲー理論を駆使して女の子を攻略するという形で始まったラブコメにおいて
唯一、攻略とは無関係に主人公に恋をしていたヒロイン


女神が宿っているかもという可能性のために、
桂木はデートに応じ、曲作りに協力し、誰もいない場所へ連れ込んだりもしました

攻略しているつもりで、実は本当の恋愛に足を踏み入れていたことに動揺した桂木が口にした最悪のセリフ



その後の歩美攻略の中で、桂木の方の事情も何となく知ったとはいえ
それでもやっぱり拭い切れない色んな気持ち

それらにちひろがケリをつける時が来るのです



















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「桂木が意味もなく私とデートしたりしないよね」と、どうしても腑に落ちなかったことを聞くちひろ

「ひょっとして、私の中にも何か…あったのかな」と、かすかな希望を言葉にします
それは、もし自分の中にも何かがいたのなら桂木が追いかけてくれたのかなという今となっては叶わぬ願いであり
さらにそれを自覚しながらも言わずにはいられなかった恋心であり、
そしてそれを否定させるためでもあった切ない言葉でした


その通り、「いや…ちひろは何も関係ないよ」と答えた桂木の言葉に強がってみせるちひろ

結局「なぜ桂木は自分とデートしたのか」との疑問は解消されていませんが
しかし桂木は自分のもとに来ることはやっぱりありえないということだけは理解して、
それでも強がって見せているんですね


桂木もまた、それを察しており
誠意の1つなのでしょうか、必ずライブを聞きに行くことを約束します

そこで演奏するは、攻略していると思っていた頃に完成を目指していた曲
桂木としては、遊びや暇つぶしで曲作りに協力していたわけではないことを伝えるただ1つの方法でした


ちひろもまた、強がりの中でそれを受け止め
最高の演奏を聞かせてやると約束します


そして




その場を後にしようとするちひろ

それは同時に桂木との恋路に永遠の決着がつくことを意味しています


だから彼女は最後に一言
振り返って言うのです


「バイバイ」



原作では割りとあっさりめな描写でしたが、
アニメではこれでもかと情緒的に、印象的に、そして繊細に描かれました


そこでの演出の中心にあったのは「鮮やかさ」

それは青春の色鮮やかさであり、このことがこれから想い出になっていくことを、
ちひろを照らして降り注ぐ朝日は、1つの恋の終わりとこれから出会うだろう新しい恋を示唆していて
さらに、その中で笑顔を見せるちひろのこれからを明るく照らすものとなっているのです

それはまた、桂木の言葉に衝撃を受けたあの時との対比にもなっています

夜の花火の虹色に照らされたショックな表情と
朝の太陽の白さに照らされた強がりの笑顔


この対比は、そのままその夜のライブにも繋がっていきます









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夜の中で、花火ではなく今度はステージの様々な光に照らされるちひろ


そこで演奏し、そこで唄う歌

桂木に聞いてもらいながら、桂木を想いながら作った曲


見届けた歩美の結末を祝いながら、それでも未練はまだ完全には切れていないちひろの心



歩美の攻略中に桂木が持っていることに気づいて抜き取ったピックが、さらにその気持ちを揺らします

前夜祭でのジンクスにかこつけて持ってて欲しいと自分が渡したそのピック

着替えたはずの服装でポケットにまだそれがあったことは、桂木のあの本音を疑わせる理由にもなりました



それでも、もう桂木との恋路は終わっている



本当に吹っ切るためにちひろは演奏をはじめました















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その中でちひろが見た女神たちの翼


それは、演奏される彼女の歌が女神の力の源泉である愛に満ちていたことの証明であり
そこに込められていた気持ちが本物だったことを示したものでした


だからこそ余計に切なくなる



女神たちが反応するくらい気持ちは本物だったのに、なのに自分は桂木に選ばれなかった

自分の中には何もなかった

「たられば」に縋りたくなる気持ちの湧き上がりと、理解している現実との葛藤

それをすべて込めながら歌うから、ますます歌の愛情は増幅していく



桂木もまた、約束通りちひろの歌を聞きながら
最大級の後悔に苛まれて


「ヒロイン」を何より大切に思い、「エンディング」まで導くことを誇りとしていた彼が

自分を好きだといった正真正銘の「ヒロイン」に最悪のセリフを選択して、最悪のエンディングを見せてしまった事実



ゲーマーとしても男としても最悪だったことに、ただひたすら後悔と謝罪しかない桂木



そんな彼を恨むでもなく憎むでもなく、ただ「自分には何もなかった偶然」が悲しいちひろ



楽器店での試し弾きも
風邪のお見舞いも
前夜祭も

すべては想い出


楽しすぎて鮮やかすぎる想い出



だからもう取り戻せないその頃を思うと、ただ涙を流すことしかできない



マイクに向かって
ギターを握りしめて
声を絞って
こみ上げてくるものをこらえられないその表情



これこそが、女神編でスタッフが一番描きたかったものといえるでしょう



そのために今回はオープニングまで削って
歩美攻略のクライマックスもちょっと早足にして


ちひろという「一般のメインヒロイン」の

初めて恋をした記憶と
初めて恋を伝えた瞬間と
初めて交わした唇の感触


二度とはないその一瞬が、想い出という形で永遠になったこと


それをただ泣くことでしか表現できない少女の姿

夜のステージで、虹色の照明に照らされるその泣き顔は、他のどのヒロインよりも美しいものでした
















…女神編と言いつつ、後半はメインヒロインがちひろっぽかったですが
それでもというか、だからというか、秀逸の出来でした


でもやっぱり駆け足だった感は否めないよなー


2クールあればもっと丁寧な描き方ができたはずなんですが…



ただそれでも、限られた尺の中でよく描ききってくれたと思います


アニメスタッフの皆さん、お疲れ様でした

そしてちひろ押しのスタッフ、1人の少女の鮮やかな姿をありがとうございました


 




攻略と策動の最終段階! 神のみぞ知るセカイ女神編第11話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第11話



さあ始まりました
最後の女神の攻略です


原作通り、風呂場の覗きと下着を何故か持っているというハプニングを演出して
攻略をスタートさせる桂木


解説やハクアたちのセリフは最小限に抑えられたまま
とにかく攻略のシーンを描くのに尺が使われていました


しかし、そんな中にあってエルシイかのんの部分に割りと尺が使われていたのは
ちょっと気になりましたね


というのも、原作には全くないシーンでありながら
それと関係する部分として、原作を多少補完する二階堂先生のくだりを入れ込んだのは
何かのこだわりでしょうか

確かにあって悪くない部分でしたが、必ずしも入れこむ必要があったかといえば…
そんなこともないんじゃないかと


なぜって、どうしても駆け足だったんですよね


歩美の攻略と、その後の舞校祭までをやらなければならないとしたら
力を入れるべきは歩美攻略のラストの部分と、舞校祭でのバンド演奏シーンです


だとするならそこまでの経過となる攻略過程については、多少なり急ぎ目になってしまうことは
仕方ないといえば仕方ないのですが…























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それでも歩美の親に話をするシーンはもう少し欲しかったなー


原作においてこの部分で一番光っていたこのセリフがなかったことが残念でなりません















初めてのモノ




色んな意味でヤバイように聞こえるこのセリフ
まるごとカットされていたのはもったいなかったですね



ただ、ちひろの裏切りか復讐かに一見思えてしまう歩美への暴露が
実はちゃんと意図があったものということは、1週間があいたことで
次の回の導入部にもう1回同じ流れを入れた原作よりもスムーズに流れていて
わかりやすくなっていましたね




そして今回はこの両親の目の前での告白まで



次回はあかね丸の上で、「ロマンチック」なプロポーズと
それに応じた歩美のウエディング姿が見られることでしょう


そうしてついに、6人の女神が全員揃います


ユピテルの六姉妹が全員復活を遂げた時、何が起こるか


舞校祭の行方と、ちひろの恋の決着


ちひろのルートの中に確かにあった「曲の完成」
それがどんな形で迎えられるのか


以前OVAで流れたことはありましたが、この女神編を受けての演奏となれば
大きく印象は変わってくるでしょう


「初めて恋をした記憶」



次回とうとう最終回


必見ですね












おまけ








歩美可愛いよ歩美





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ちひろエロいよちひろ



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ヒロインが勢揃いして臨む最後の攻略…神のみぞ知るセカイ女神編第10話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第10話



始まりました最後の女神の攻略


最初のヒロインで、最後のヒロインとなる歩美
最後の女神を宿す彼女の攻略は、徐々に動きを本格化させるヴィンテージを阻止するのに
極めて重要な意味を持ちます


前回、一本岩や地下の企みを見つけて断片的ながらも事態の危急を悟った桂木

相手の事情に気を遣ってる場合じゃないと
短期での決着を目指して今まで以上に積極的に動き出します


今回の演出では、特に表情のアップが多かったような気がします


ちひろへの最悪の本音に怒りを見せる歩美
桂木の思わぬ言葉に思わず顔を赤らめる歩美
ちひろの顔を見て、戸惑うことしかできない歩美


歩美と親しげにしている桂木を見て、強がりの笑顔を見せるちひろ
不意に桂木と遭遇して、切なさよりも悲しさよりも気まずさが先に来たちひろ
歩美攻略のために協力を求める桂木に、全然納得のいかないちひろ



ラブコメの王道である三角関係がこじれにこじれた結果
全く先の展開を読めない桂木
落とし神などと言われながらも、現実の女心の前に後手に回ることしかできません


















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そこに現れるヴィンテージの襲撃部隊

歩美とちひろとともに3人まとめて捕縛されそうになったところに
間一髪現れたのは、地獄で公安に囚われていたはずのハクアでした



拷問シーンと、ドクロウ室長からの救出がまるごとカットされてしまったのは
もったいないかぎりでしたが

それでもこのタイミングでのハクア登場は、原作を読んで知っていても燃える流れでしたね

何がいいって、背景に流れてくる音楽が
ハクアのキャラソンなんですよ


やっぱりスタッフの中にハクア押しの奴がいるだろw



いや気持ちは分かりますけどね?




前回、ちひろがこの作品の正ヒロインの資格を持つと言いましたが
ハクアもまた、同じく正ヒロインの資格を持っています


それは、ヴィンテージの部隊を一通り蹴散らした後
桂木の前で見せた表情から明らかですよね






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可愛すぎんだろ





今までちらちらそんな描写がありましたが
間違いなくハクアは桂木に惚れちゃっています


ギャルゲーヲタで、二次元至上主義で
攻略と称して現実女子の恋愛感情を計算して創り出すような男の手腕を
隣でずっと見てきて、その頼もしさにすっかりやられてしまっているのです


それはつまり、ありのままの桂木をそばで見ていて好きになってしまったということ

飾らない姿の主人公の隣にいて、そんな姿を好きだと思う

ちひろは攻略と全く無関係なところで自然に主人公を好きになっていたヒロインでした

ハクアは攻略と一番近いところにいて、その頼りがいからなのか、自然に主人公を
好きになっていました


攻略との距離感という違いはあるとはいえ、どちらも「自然に好きになってしまっている」のです


だからこそ、ハクアにも正ヒロインの資格があるといえるでしょう

エルシイ?誰それ?



さて、女神編も残りコミックス1巻分となりました

その分量をあと2話かけてやってくれるというのは、尺的な意味でも楽しみですね


ハクアと合流し、女神達は拉致され、いよいよ深刻な事態になってきた中
桂木は歩美の攻略最終段階へと歩を進めます


女神編の最大にして最後のヒロイン、歩美


その攻略の様子を篤と見せてもらいましょう


 




ヒロインの本心と主人公の本音、その交錯…神のみぞ知るセカイ女神編第9話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第9話



さあ

やってきました注目の第9話


原作を知っている身としては演出に大いに期待していて
原作を知らない人はドキドキ感がたまらなかっただろう今回


期待通り、作画と演出にそれはそれは気合いの入ったものが感じられました

じっくりと見ていきましょう






原作ではページのめくりとともに明かされた、ちひろの「初めて」発言

キスの記憶がない=攻略を覚えていない→女神はいない
という方程式の成り立つこの言葉は、改めて見ても秀逸な流れですね


ちひろには女神のいないことを確信した桂木が、ここでルートの転回を試みようとした時
ふと思い浮かぶ疑問



今までちひろだけが唯一、桂木の計算と全く異なるところで動いていた事実



攻略しているつもりでいたのが、実はそうではなかったとしたら




じゃあ攻略を達成するつもりで臨んだこの場は、いったいどういう状況なのか

攻略のつもりでのセリフ選択は果たして正解なのか



女の子を追いかけるギャルゲー理論でしか恋愛を知らない落とし神・桂木

言葉に詰まった挙げ句、口を突いて出たのは単純に思った素朴な疑問でした


「本当に僕のことが好きなのか?」



顔を真っ赤にしながら「…うん」と答えるちひろに、ますます動揺して
次に「い、いつからだ?」と聞く桂木

よく考えたらここで時期を聞くのは不自然なんですけど、動揺でそこまで頭が回らないのでしょう


「春くらいから」と攻略の遙か前の時期を答えるちひろに、さらに衝撃を受けた桂木


フラグがあり、ルートがあり、攻略がある恋愛しか知らない桂木にとっては
「そんな好きになり方ありえない」ものでしたが、それでもちひろは言い切りました


「気がついたらもう好きになってた」


そしてそのまま、彼女は自らのファーストキスを桂木と交わします



これが、この作品においてちひろが正ヒロインの資格を持つ理由ですね

ラブコメにおける鈍感な主人公という形を廃し、基本的に計算高い主人公の元で
勝手にイベントや流れが形成されていく物語において

ただ1人

それらと全く関係ないところで主人公に好意を抱き、その想いをずっと秘めていたちひろ

だからこそ、桂木が攻略している錯覚を起こしてしまうほどに
ルートの先回りを続けられた

奇しくもそれは、攻略を行う桂木のルート設定が正しいことを示唆しているのと同時に
それでも本当の恋愛感情には一切気づけない桂木の寂しい姿をも浮き彫りにするのです


作中でただ1人、自ら主人公を好きになったヒロイン
だからこそ彼女には正ヒロインの資格があると言えるのですね







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初めて口づけた唇を離し、おそらくはいくらかの充足感と恍惚感があっただろうちひろ
ここで彼女は核心を突く言葉を放ちます


「桂木は…私のこと…好き?」



現実の恋愛に初めて遭遇して、一気に分けがわからなくなった桂木



動揺して、混乱して、答えに窮した結果

出てきた言葉は最悪の本音でした





「好きなわけ、ないだろ」





「いつも僕をバカにしてるから、思い知らせてやったんだよ」

「現実女を騙してやったんだよ」

「でももういいよ」



「もう僕に近づくな」






全てが本当でもなければ嘘でもない、しかし
違う言い方はいくらでもあったはずの本音


最悪の形でそれを告げた桂木の言葉に、もちろんちひろはショックを受けます

いや、ショックなんて単語では収まりきれないくらいの感情だったでしょう


ちひろの表情がだんだん変わっていく様は、作画スタッフが本当に気合いを入れたんだろうことが
よく窺えるものでした


演出面もそうです


前夜祭を彩る花火

その虹色に照らされるちひろの表情が、この上なく哀しいのです


キャンプファイヤーを見ながら「今年の舞校際は…いいことありそう」なんて呟いていたちひろ
その何十分か後にこんなことが待ちかまえているなんて夢にも思わなかったでしょう


涙を浮かべて走り去ったちひろの後ろ姿を見ながら、彼女と同じく動揺した表情を見せる桂木

ちひろがいなくなった直後の荒い息づかいは、最悪の本音を口にしている最中
まるで呼吸をしていなかったかの如き激しさです

それはつまり、その最悪の本音もまた桂木の意図していたものではなかったことを意味しますが


だからといって、自分の発した言葉が許されるはずもありません


気になってこっそり見に来ていた歩美に「最低!」とどやされて
それを自ら肯定する自己嫌悪




ここからの演出がまた憎らしいのが、この後ちひろは一切登場しないのです


最後の女神メルクリウスが宿っていた歩美や
桂木に会いに来たディアナや天理は登場しても
原作ではすぐに再登場していたちひろが、アニメでは走り去って以降まったく登場しません

そのことが、ちひろのうけたショックの大きさをよく物語っているのです


ファーストキスまで捧げるあれだけの本気の気持ちを思いっきり踏みにじられて
彼女はこの日の夜、どれほどの涙を流したのでしょう

どれほどの声を上げたのでしょう

どれほど目を腫らしたのでしょう



そんな描写なんか一切ないのに、ただ何となく想像するだけでも何か痛いのです



桂木もまた、それをわかっているからこそ
それでも女神の力を取り戻すために歩美の前に現れます


最後の女神の居場所がはっきりした今

アポロの言う期限が近づいてきた今

企みの全貌が断片的に分かりかけてきた今


やるべきことは女神の復活

譲れない真実のために、傷つけても立ち上がる桂木






ここからの歩美攻略は、これまでの攻略の中でも屈指の出来を誇ります

残り3話でしょうか

さらに楽しみにしていきましょう


[タグ] ラブコメ




女神達の修羅場と三角関係の急展開!神のみぞ知るセカイ女神編第8話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第8話


ハクアが公安部に捕えられる部分は原作と変わらないようです
ただ、経緯は大幅に変更されていました
これは尺の都合と、フィオーレを削った関係でしょうね


でも捕えられたこの場から、ハクアが脱出するくだりについては
あんまり変えないで欲しいなあ

ラブコメ的シーンがどうしても目立ってしまうこの作品において
ハクアの決意と覚悟が形成されるこの部分は、珍しく普通に熱いシーンだったりするんですよね
できれば原作通りにやって欲しい…












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さて

攻略とは別のシーンを見たくて待ちに待ってた第8話


鈍感な主人公ではなく、計算高い主人公が積極的に5股を形成しようとしているわけですが
もちろんそこには切っても切れないものがありますね


ヒロイン同士が鉢合わせることによる修羅場です



まあ作風的に、言うほど殺意にまみれたりしているわけではないですが
それでも女神などと言われて狙われている存在たちが、男1人をめぐって
姉妹ゲンカを始めようとしている様子は見ていて逆に微笑ましいのです


ある意味、これこそ醍醐味だよねっていうくらい



でもやっぱり尺の都合なのか駆け足だった感じは否めないなー

ちょっと残念…


水化術を解こうとする時も、セリフの間よりも尺が優先されている印象でした

でも縦割りの4コマ構図で女神達それぞれが力を発動させようとしているシーンは
それなりに圧巻だったり














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後半は攻略再開パート


告白してきたということは女神がいる可能性が最も高いと踏んで
ちひろを落としに掛かる桂木

その日はちょうど学園祭を明日に控えた前夜祭

ちひろからキャンプファイヤーに誘われた桂木は、二つ返事で攻略に利用することとしました



始まった途端に人気のないところに行こうとする桂木
露骨すぎるwww


本人は攻略上の必要のつもりでも、端から見たら ただがっついてるだけの残念な男子です
「どいつもこいつもいちゃつきやがって」と言ってますが、完全にあなたも同じ穴の二の舞です


それに気づいたのか、とうとう諦めて「戻ろうか…」と言ったところに
ちひろからまさかの返事



「いいよ…誰もいないとこ…いこうよ……」





それなんてエ(ry

完全に桂木の思う壺です
意を決した桂木はこの後ついに勝負に出ます


と、いうところで次回へ

またスタッフいいところで切ってくれたなあ


この後の展開がまた大変なことになるんです

それは、この作品の正ヒロインはちひろと言われたりするのはなぜなのかに関わる話



攻略が順調に進んでいると思っていた桂木に、ちひろが答える衝撃の告白

そして、それを聞いて答えに詰まった桂木が口にする最悪の言葉


次回へのタメとしてはなかなかに高品質でした


これは次回が見逃せない…


 




本格的三角関係ラブコメが始まる…神のみぞ知るセカイ女神編第7話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第7話


さあ


ある意味ここからが女神編の本章と言っても過言ではありません

アニメの半分となる前回の6話までで、5人の女神と遭遇してきた桂木



残る半分では、最後の女神を捜す桂木の奔走を見ていくことになるわけですが



クラスメイトの歩美とちひろ


残る1人の女神はどちらにいるのか

あるいはどちらにもいないのか




その答をめぐって、2人の間で揺れ動く桂木の姿がこれから描かれていきます
この部分に放送の半分を残したスタッフの判断は間違っていないでしょう

それだけの密度とクオリティが確かにそこにはあるからです


それは、ラブコメの定番とも言うべき三角関係でありながら
その中心となる主人公がまったく鈍感な男ではないというところにミソがあります


どちらのヒロインとも仲良くなるために
自ら展開を計算し、予想し、想定する

そこには巷に溢れる鈍感な受け身主人公の欠片も存在することはなく
むしろ、積極的に自分と相手の言動を解釈しようとする頼れる主人公の姿があるのです



その典型的発露が、今回のダブルお見舞いイベントでした


「プラスのルートの宝庫」と自ら豪語するお見舞いイベント
自ら歩美にそれを仕掛けてみたところ、確かに効果は絶大でした


肩を貸してもらえるくらいに密着したり
こぼしそうになったコップを支えてくれるほど手と手が触れたり

それはもうリア充もげろと言わんばかりの展開に


しかし

当初は鉢合わせを回避するつもりでいたはずが
まさかの2人目までお見舞いにやって来るというアクシデント


そこで桂木がとった選択は















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どう見てもレ○プです本当に(ry



原作ではここまでひどくなかったぞwww
スタッフ絶対悪ノリしただろwww


そしてその結果














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この状態です




布団でまるごと歩美を隠して、布団の中では身体に抱きつかせておいて
首から上はちひろと会話する


言い換えると



歩美と同衾しつつ、ちひろとよろしくやっているということです



それなんてエロゲ?











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とにかく2人が顔を合わせてしまうことだけを回避しつつ
それでもできるだけルートを進めようとする桂木のアドリブ力


こんなことのできる主人公なら、きっと昨今の色んなラブコメの中で
盛大なハーレムを築けることでしょう





そして

お見舞いイベントの最後は、ちひろの告白というビッグイベントが待っていました


原作を読んでいた当時も、この時はかなり驚かされたものです

同時に、女神がいるのがどちらかということも一気に近づいてきた瞬間でした



突然のちひろの告白に対処するため、とにかくちひろを速攻で落とすしかないと考えた桂木
ちひろに電話を掛けようとしますがすでにちひろは歩美と通話していました


「告白しちった」と告げるちひろに歩美が応えた言葉



「今度の恋は本物だよ」




親友が好きになった桂木という男について、ここまで言い切れる確信と根拠

果たしてそれはなぜなのか…
ということを考えると、歩美の気持ちもまた朧気に見えてくるわけですね


原作では、ここでこれからに悩む歩美とちひろの姿と同時に
どちらかの中にいたメルクリウスと、彼女が会話するシーンがあるのですが
さすがにアニメではできなかったようです

だって声でバレますからねw




さあここからが女神編のメイン部分でもあります
この後舞校祭でのデートイベントと、エンディングを狙うキスのシーン

そこで明らかになる真実と、女神の行方

原作でも衝撃を受けた、ラブコメ主人公にあるまじき桂木の驚愕のセリフ
それらともどもに今後を楽しみにしましょう


 

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女神編の本領がようやく発揮された神のみぞ知るセカイ女神編第6話

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神のみぞ知るセカイ 女神編 第6話


5人目はミネルヴァ


明るい無口な図書委員汐宮栞の再攻略だった第6話



5話までは状況や設定の説明と、アニメでは放送されていないヒロインの攻略だったのが
ここにきてようやく、アニメ放送済みで1度目の攻略の内容も明かされているヒロインが
主役となりました

栞の話はそういう意味でも期待していたんですが






ボクは今までの話で、これが一番好きだよ







いやマジでマジで



栞の独白とモノローグを中心に展開していく今回の話


声優さんは大変だったかと思いますが、充分面白く仕上がっていました


尺に合わせて削った部分も多くはあれど、原作の雰囲気と流れを全く壊すことなく
実に自然な運びでエンディングまで到達していった脚本は見事と言うほかありません



そして桂木の女装姿を描くのに、やっぱり気合い入ってるとしか思えないスタッフ達w

なんでそんなに綺麗な脚をしてるんだww


横顔も端正に描きすぎだろ常識的に考えてwww












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ラーメン屋での昂ぶりから今度こそ描けそうと思ったはずが
結局白紙のままだった栞


原作ではこの白紙に至るまでの過程となる栞の一晩という形で描かれていましたが
アニメだと図書館での缶詰と一緒に描かれていました

しかしそれもまた自然に仕上がっており、全く違和感はありません



そしてハクア可愛いよハクア

「ベ~」とか原作なかったぞww


桂木の横で彼女っぽく脚を抱えて座ってたりするのといい
スタッフ達ハクアにも気合い入りすぎだと思う


桂木がやはりあの籠城の夜に共にいたことを知って
大いに動揺しながらも、それでも今までとは違う何かが込み上げてきた栞


泣きながら鉛筆を走らせる姿と、2期までには攻略完了時に流れていたBGMが
否応なく見ているこっちの気分まで盛り上げてくれます


そしてとうとう書き上がった栞の言葉「私について」



小説というよりはやはり独白に近いものでしたが、アニメ的演出とも重なって
それはもうわかりやすく面白く完成していました


唐突さが逆に感情の大きさを示していたラストの告白も
しっかり手書きの文字が映されて、栞の気持ちがよく表れる演出となっています



その言葉に応じて、頬に口づけした後
毎日君に会いたいからとトドメを刺した桂木

揺れ動く髪の毛はそのまま栞の乙女心を表していますね

ここまで言われたらそりゃあ輪と翼くらい取り戻すでしょう


ラストの告白で1度は区切りだったはずの物語

「続き…書かなきゃ!」

とはつまり、「私について」の物語をこれからも続けていかなきゃと言うことですね
そこには当然桂木の存在も隣にあることが前提となっているでしょう



でも桂木の方は…ゲフンゲフン







しかし、ミネルヴァがアニメと原作ではちょっと違うイメージだったような感じだったのが
少し気になりましたね




アニメではこんなでしたけど



kaminiomi3-minerva1.jpg








原作の同じシーンはこんなでした


神のみ-ミネルバ1







原作の方は透き通った透明感に溢れており、アニメでは制服や髪に色がついてしまうせいか
女神としての神秘性がむしろ強調された雰囲気になっていますね


「そろそろ…書けそう?」の時も同じです






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神のみ-ミネルバ2








こっちの方はまだそんなに違いはない感じかな?








いやまあしかし

そんなことは言ってもですね







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ミネルヴァ可愛いよミネルヴァ





ょぅι゛ょな女神とかそれなんて最高?





これは次回以降どこかで出てくるはずの女神達の修羅場が楽しみでならないですね


 




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ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

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