社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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信念に殉じたバカエロコメディ 『E-ROBOT』 山本亮平

E-ROBOT1.jpg

E-ROBOT 山本亮平

全2巻

買いました

いやそりゃ買いますよ
結果的には打ち切りになっちゃったとはいえ、あんだけ期待していた作品ですからね
迷わず買いますよ


少年誌上における「エロ」をテーマとして、いかにそれを登場させるかに苦心した山本先生の意欲作

山本先生の作品については、これまでたくさんの記事を書いてきました
それだけの期待を持って連載開始を迎えて、楽しみに読んでいたわけですが…

結果は11話で打ち切りでした

これは山本先生もさぞかし無念だろうとちょっと同情していたんですよ


ただですねえ
そう思ってコミックスを読んでみると、ちょっと物足りなかったなあというのが否めなくってですね

何って、作者の言葉が少なかったんです


コミックスを買う動機の1つには、その作品や作者のことをもっと知りたいと思う気持ちがあるのは誰でもそうだと思います

特に、期待していたのに打ち切りになっちゃった作品とくれば、作者はどんな気持ちで描いていたんだろうというのは
みんな気になるところのはずで

このE-ROBOTの場合も、初連載作に意気込んだ山本先生が打ち切り・コミックス発売という流れについて
どんな感慨を持っていたのかを知りたかったんですが作者コメントは1巻も2巻も一行だけという状態でした

そもそも表紙からして「んん…?」と思ってしまったんですよ

メインヒロインであるアイの顔と体が半分だけ映った表紙
最初はそういうデザインもまあ有りといえば有りか、くらいに思っていたんですが、
2巻の表紙にもう半分が描かれているのを見て「ああ…」という感じになってしまったんです

別に手抜きとかそんなことは思いませんけれども、もうちょっと違うデザインのほうが
個人的には良かったかなあと思ったり…


そんで中身を見てみると、空きページにはちょうどニセコイと同じ要領でその回にちなんだ小さなラクガキがあるくらいで
それ以外には特になし

初めての連載作品が初めてコミックスになったはずなのに、割とあっさりしているというか
懸賞ページのイラスト描いてた経験があることで、コミックスが出たからってそこまでの感動は別段なかったんでしょうか



そして2巻では、変わらず空きページにラクガキはあって、最終話の後には描き下ろしのオマケ漫画として、
ショートショートみたいなギャグシーンがいくつか描かれていたりして、コミックスを買ってくれた読者へ
それなりにサービスしようという意図は窺えます

しかし、2巻にも作者の言葉や語りはありませんでした
唯一、一番最後のページにキャラたちが全員集合して「ありがとうございました!」と言っている一枚絵がある程度で

あとがきみたいなものは全然なかったんですね


これは何だかもったいない


ただ、11話では2巻分にならないページ数を埋めるために、過去の読切2作品が収録されていたのは意外でした

エロボットが初めて登場したNEXT2013年夏号の読切
この連載作の最も初期のプロトタイプですね

そしてもう1つ

『SUPER hERO』ですよ


山本先生がトレジャー新人漫画賞の佳作を受賞した投稿作品です

投稿作品がまさかのコミックスに収録されてしまったわけです


どんな話かはこちらの記事から読めます

少年マンガのど真ん中青春ヒーロー物語! 『SUPER hERO』 山本亮平



この2作品が収録されたのは、おそらく原点だからなのでしょう

NEXTの読切は、この作品の原点

『SUPER hERO』はマンガ家山本先生の原点


だからこそ、時期としてはだいぶ前となるこの2作品があえて選ばれてきたのだと思います

そうした製作上の意図が感じられることは、この作品に対する製作側の感情を推し量る材料となり
作者の語りがなかった物足りなさをいくらか埋めるものではあるのですが


でもやっぱり欲しかったですねえ、作者の語り

特に信念に惚れて気に入った方なだけに、その考え方を少しでも見られるかと思っていたんですが…


色んな意味で惜しい作品でした











 




それでも夢の第一歩… 『HUNGRY JOKER』 田畠裕基

HUNGRY JOKER

HUNGRY JOKER 田畠裕基


全3巻



少し前まで連載されておりました作品です

結構好きだったんですけどねえ
突き抜けてしまいました

実は普通に1巻が発売された時から買ってたんですが
結局打ち切りになってしまったんで、それなら最終巻が出てから記事にしようかと
待っていました


打ち切りの原因ははっきりしているというか

作中で特殊能力を発揮するためのキーアイテムとなるエウレカ

人類史・科学史上での発見にまつわるアイテムとエピソードを元にした設定が
展開されていくのですが、これがストーリーと直接的には関わらないことで
「なんで科学的なアイテムなんだろう」という気持ちがさっぱり拭えなかったんですね

そこがどうしても引っかかってしまったせいで、感情移入の阻害になってしまっていた気がします

とはいえ話そのものは好きな部類だったんですよね
絵柄も、ベストショット集で何度か取り上げたりもしましたけど
結構センスのある描き方をされる人で、上手な方だと思うんです


惜しむらくは、好評だった読み切りと設定がすっかり変わってしまっていたことでしょうか


金未来杯にエントリーした読み切りが好評となって
優勝・そして連載となったわけですが、主人公の設定はがらりと変わっていたのです


読み切り次の設定のほうが実は好きだったかもしれない…
と思ったり思わなかったり


その読み切り、コミックス収録の希望が結構あったらしく
最終巻となる3巻に収録されています






それともう1つ

作者田畠先生


マンガ家になるのが本当にずっと夢だったんだろうなあと


金未来杯の読み切りが掲載された2012年ジャンプ37号
その巻末コメントで田畠先生はこう語っていました










HUNGRY JOKER2

拝啓まさこ様、漫画ばっか描いてたあなたの息子の読切、
とうとう週刊少年ジャンプに掲載されました。
まだまだ頑張ります。




母親宛にメッセージ
「ジャンプに載る」というマンガ家を目指す人なら誰でも思い描く夢を
実現してしまったことを、一番伝えたかった人なのでしょう




そして連載が始まり、コミックスが発売された時
すなわち第1巻の作者コメント欄には、母へのメッセージが再び載っていました













HUNGRY JOKER3

拝啓 まさこ様
物心ついた頃にあなたが描いてくれた、漫画のキャラの模写。
あの一枚から僕はここまで来ました。
自由に漫画を描かせてくれてありがとう。




幼い子供と母親の触れ合いの中で、お母さんが描いてくれたキャラの絵を見て
嬉しそうにしている子供の姿が浮かんできます

そんな何気ない光景から、田畠先生の夢が始まったのでしょう

そして、週刊少年ジャンプで連載
ついに、コミックス発売

読切のデビューも
連載の決定も
どっちもきっとこれ以上ないくらい嬉しかったことと思いますが、
コミックスの発売ということもまた、それに並ぶくらいの出来事なのでしょう



なんたって自分の描いたマンガが1冊の本になるわけですよ?



表紙も描いた
空きページも描いた
おまけも描いた
作者コメントとかいう欄に何か一言書いた

それら全部が折り重なって、1つの本として世に出たわけですよ



連載開始の時とはまた違った格別の感慨が、胸に込み上げてきたことでしょう


それを一番伝えたかったのはやっぱり母親だったと



ずっとずっとマンガ家を夢見てきたんだろうなということがひしひしと感じられます
こういうコメント欄みたいなところで、母親への感謝を堂々と言えるっていうのも実は凄いです
「新進さんを応援!」なんて言ってますけど、こういう人をほんとに応援したいと思いますね


デビュー作だっただけに、思い入れも設定の作りこみもきっと色々あったことでしょう

ほろ苦い結果となってしまいましたが、田畠先生
次回作に期待しています










 




ぬ~べ~コンビの描いた糞漫画…『ツリッキーズピン太郎』

ピン太郎1

ツリッキーズピン太郎 原作真倉翔 作画岡野剛


全3巻


ぬ〜べ〜コンビの描いた釣りマンガで打ち切りマンガです


打ち切りマンガというより糞漫画といった方が正しいかもしれません


釣りマンガといえば有名なところで『釣りキチ三平』が浮かんできますが
あるいはこのマンガもそれを多少なりとも意識していたかもしれません



主人公のピン太郎はとにかく釣り好きで、釣り以外のことには興味がなく
口調は「〜だっち」という独特というより幼さ丸出しのキャラクター

同じく釣りのことばかり考えていて、田舎の方言丸出しだった三平くんに似ています


しかし三平くんのように形にとらわれない発想や、柔軟な吸収力があるというわけではありませんでした
もちろん主人公としてそれなりに素質はあることになっているのですがその根拠となっているのが
「浦島太郎」の子孫であるという設定です


そしてその浦島太郎が遺した「真の釣り好きだけが開けられる玉手箱」をピン太郎が開けてしまうことから
話が動いていきます

玉手箱の中に入っていたのは、意志を持つルアーでした


その時々の釣りの状況に応じて、スピナーにもスプーンにも変化することのできる
実に都合のいいルアー

そんなルアーを「真の釣り好きだけがもつオーラ・釣気」で操って
いろんな大物をつり上げていこうとするのが基本的な話の展開になります



…が、さっぱり面白く仕上がっていないのは
主人公のピン太郎にさっぱり感情移入ができないからでしょう


釣り好きという部分は普通の好感を持てる要素なのですが
それ以外の口調だったり、喋るルアーと喧嘩したりといった
過剰に子供じみた性格がどうにも読んでいて不快に思えてしまうのです

小学6年生という設定のピン太郎
おそらく読者として想定したのも同じくらいの少年たちなのでしょう

それでも6年生にしては子供すぎる言動は、同じ6年生の少年たちにとっては
憧れることもなければ共感することもなかったのではないかと思われます


主人公の相棒となる喋るルアーのキャラクターも今ひとつでした

リュウグウノツカイという本名で、作中では愛称としてリグーと呼ばれる彼






ピン太郎2


釣具屋を営むピン太郎の幼なじみの店で、他のルアーを侍らせて「女遊び」をしていました
ルアーのどの辺を見たら「女」なのかはさっぱりわかりませんが
これだけならまあ喋るルアーの親しみやすい性格として許せたでしょう

しかし、ブラックバスを釣り上げる回に始まるメスガエルとの恋愛エピソードは全く以て意味不明でした







ピン太郎3


カエルたちを食べてしまうブラックバスにルアーとして向かっていくリグーは
なぜかそのカエルたちに伝説の勇者と崇められ、言い伝えに従って長老の娘と結婚してくれと言われるのです

長老の娘といってももちろんカエルです


ルアーとカエルの恋愛


馴染みもなければ共感もさっぱりできないこのエピソードは、はっきり言って完全に失敗ネタです

リグーに本当にほれてしまったメスガエルの猛烈なアプローチがコミカルに描かれたりもするのですが
ラブコメにおける積極的なヒロインのようなアピールを繰り返したとしても
結局はカエルなので、読んでいるこちらとしてはどうしていいのかさっぱりわからないのです

何か頑張ってメスガエルも可愛く描こうとはされているのですが
カエルの体と顔の部分とのギャップを強調する結果になってしまっていて
むしろ異様さを際立たせることになっています






ピン太郎4



ピン太郎5






こんなのを見せられてもどうしたらいいのでしょう



こうしたキャラに対する不快感が原因となったのか、19回で打ち切り

そして、ぬ〜べ〜コンビはそのタッグを解消することとなり
作画の岡野剛先生が次にジャンプで連載した作品が『魔術師2』でした

その作品も見事に打切りになってしまったわけですが…


浦島の子孫の婚約者として2巻から登場した乙姫様は
普通にヒロインとして可愛かっただけに、カエルなんぞよりもっと彼女をフィーチャーした展開を描いていれば
また違っていたかもしれません







ピン太郎6


乙姫可愛いよ乙姫


 




バイバイジャンプ、そして新天地へ… 『パジャマな彼女』 濱田浩輔

パジャマな彼女1

パジャマな彼女 濱田浩輔


全3巻



昨年連載が始まって、年内の内に打ち切りとなってしまいました

濱田浩輔先生の描くファンタジーとミステリ要素を含んだラブコメ
現在連載中のニセコイとともに、ジャンプラブコメ戦国時代を彩った作品の1つでもあります


まず何よりも、その特徴は高い画力にありました

これですよこれ

















パジャマな彼女2


まるで河下水希先生のような繊細なタッチで描かれるヒロインは
か弱い女の子オーラが全開で
何かこう守ってあげたくなる雰囲気が満載で

何が凄いって、作者の濱田浩輔先生の上達ぶりなんです

連載2作目にあたる今作
連載デビュー作も打ち切りの憂き目に遭ってしまったわけですが
その頃と比べて、それはもう劇的に画力が変化しているのです

詳しくはこちらも見ていただければよくわかるでしょう

濱田浩輔先生の描く女の子っていいよね!

濱田先生の画力の変化について
連載デビュー前の読切り時代から追いかけてみた記事です

こんなに上手くなれるものなのかと衝撃すら覚えることでしょう



さて、 そんな高い画力で描かれたこの作品
肝心のストーリーはといえば、必ずしもまとまってはいませんでした

と言うより、テーマとして考えられる内容とラブコメというジャンルが
ある意味ケンカをしているかのように作中で同居できていなかったのです


そのあたりを考察してみた記事がこちらになります

『パジャマな彼女』最終回に関する若干の考察


扱いたいテーマは間違いなくラブコメの範疇のはずなのに、そこに加えられてた要素が
どうにもラブコメと上手く組み合わさらずに、バランスが悪いことになってしまっていたわけです

さらに細かいことを言えば、場面の転換や展開がやや急すぎるところもありましたが
それもおそらくは各要素が組み合わさっていないために
ある場面から別の要素の場面に展開しようとする時に
自然に繋ぐことができなかったとも言えるかもしれません



画力の上達ぶりから見て間違いなく努力のできる人であり
だからこそ「報われて欲しい人」だと思える作家さんの1人なのですが
この作品も連載デビュー作同様に打ち切りという結末でした


そのためなのか、この作品を最後に濱田先生はバイバイジャンプということになったようです


連載終了時のアオリと巻末コメントを見てそんな予感を持っていたところ
それが現実のものとなったことが昨日わかりました

濱田先生自らによる新作の告知です



ジャンプで濱田先生のマンガが読めないのは非常に残念ですが
ぜひ応援させていただきたいと思います


パジャマな彼女。 1 (ジャンプコミックス)パジャマな彼女。 2 (ジャンプコミックス)パジャマな彼女。 3 (ジャンプコミックス)



[タグ] 濱田浩輔




魔女×拷問×中世ファンタジー ベルモンド Le VisiteuR

ベルモンド

ベルモンド Le VisiteuR 石岡ショウエイ



全3巻


Jコミで読めます


中世ヨーロッパにおける魔女狩りをテーマに、本当に魔女の力を持った主人公が
拷問官として凶悪犯罪者の尋問を行う、というのが基本的なお話です


読切りで掲載されたところから人気を博して連載となったわけですが…


あえなく打ち切りとなってしまいました


理由は簡単で、作品としての広がりに著しく欠けていたからです


犯罪者を拷問して黒幕を聞き出したりアジトを聞き出したりするのに
拷問という方法を使うこのマンガ

そのやり方も普通のものではなく、主人公の持つ「魔女の力」を使って
特殊な状態に斬り刻んだりして相手の意識が飛びそうになった瞬間に
能力によってその目に質問の答えを見るというもの


主人公の行う行為は「拷問」として作中でもはっきり認識されており
かつ、作中世界でも拷問は禁忌とされていることから
拷問専用の地下室に住まう主人公の存在は絶対秘密とされていました


つまり、話のパターンは犯罪者を連れてきて拷問して
真相が明らかになって依頼者や被害者が救われるというものしかなかったわけです


犯罪者の設定を色々と凶悪にしてみたり
特殊能力となる「魔女の力」を使う拷問を色々とグロいようにしてみたり
せいぜいそのくらいしか話に変化を持たせる方法がありませんでした


そこで結局
実は主人公の他にも「魔女の力」を持つ者が6人くらいいて
主人公もそこに巻き込まれる…
という展開が用意されることとなります


しかし、拷問官として登場して拷問を行うということで始まった作品が
拷問を行わなくなって主人公も外に旅に出ちゃうようになると
もはや別のマンガのようで


ただ、それでもこのマンガの存在を覚えているくらいには好きなのは
主人公ベルモンドがまるで子供のようだからでしょう


正しくは子供のように純粋に狂っているですが


拷問という自身の役割に疑問を持つことなく
むしろ拷問を楽しみ、趣味は実際に凶悪事件に使われた凶器集めという狂いっぷり


かと思えばニンジンが嫌いだったり
人攫いの犯罪者を拷問した後、親を殺された上で誘拐され、帰るところを無くした少女に
「ニンジンが食えるならお前ここに住め」と言ってみたり

そんなところもあるベルモンド


尋問と拷問という仕事の関係で、口から出る言葉は偽りだらけと悟っているベルモンドが
それでも毎回依頼にやってくる騎士ロランや、1話の依頼者でそのまま何かにつけて
ベルモンドを訪ねてくる王国のおてんばなお姫様などと
触れ合っている様子は何とも和んでしまうのです


拷問の最中でさえ彼らの仲の良さが随所に挟まれて、拷問の言う響きや行為から感じられる
陰惨な印象を和らげています


それだけに、地下室から出たことで拷問することがなくなり
バトル化の流れへ向かってしまったことは致命的といえば致命的でした



作者石岡ショウエイ先生は、このマンガの連載前から病気を患っていたらしく
連載終了後、マンガの執筆を休止されたそうです

そのため現在は小説家として活動されているとか



マンガ家のとしての伸びしろはまだまだあったと思うのですが、残念です




 




りりむってあの頃の俺たちのヒロインだったよな… りりむキッス

ririm1.jpg

りりむキッス 河下水希



全2巻


河下水希先生のジャンプ連載デビュー作


超能力とか全然持ってない斉木くんが主人公です



キスによって男の生気を吸い取ることでそれを食料とする夢魔りりむをめぐる
男たちの本能と理性の葛藤を描いた作品です


…というと聞こえはいいんですが
つまりぶっちゃけると、超絶美少女とのキスに合理的な理由としての設定を付加することによる
えっちい行為の正当化という男の妄想を具体化したようなマンガです

ジャンプなので行為がキスでしたが
これがエロマンガになると夢魔のヒロインの食料は精液になるのでしょう


ただそんな設定は単なる味付けというか
ヒロインである夢魔りりむの可愛さを楽しむのがこのマンガの正しい読み方であろうと
思われます


かわいいヒロインを描くことに関しては定評のある河下先生
その連載デビュー作となる今作でも、その可愛さは健在で
全2巻の話の中に、今ならヒロインズベストショット集に入れたくなるカットが
いくつも登場します

特にグッときたカットをいくつか見ていきましょう


まずはこちら




ririm2.jpg



顔は映っていませんがバストのみアップの1コマ

りりむのバストはFカップであることが作中で明言されますが
その迫力がこの画像です

普段は明るく天真爛漫な彼女が
こういう時だけ無表情になっています

黒髪ストレートのロング
巨乳
真顔

なかなかのハイレベルなカットです



続いてはこれ





ririm3.jpg


作中何度も出てくる主人公斉木くんとりりむのキスシーン

何がいいって、服装です


硬派を気取っている見栄っ張りな主人公斉木くん
りりむと一緒に街を歩くのが恥ずかしいあまりに
ペアルックとごまかして分厚い上着やズボンにサングラスとマスクまでして変装を試みます

当然のように途中で嫌になったりりむは街中で脱ぎ出すのですが
その脱ぎかけの状態のまま斉木くんにキスを仕掛けるのです

腰まで脱いだごつくで分厚い服と艶めかしい上半身の露出の対比

しかもおっぱいは押しつけられています


連載を読んでいた当時
ものすごく滾ったことを覚えています




お次はこちら






ririm4.jpg





りりむの真顔その2

全然真顔になる場面じゃないのにこの表情です

このコマの前
みんなが集まっているところにりりむがやってきた時のセリフは

「みんな早起きなんだねぇー むにゃむにゃ…」

というもの


次のコマでこの表情です

脈絡は全くないのですが
だからこそ河下先生がガチで描いた表情だとわかります



引き続いてはこれ








ririm5.jpg




真顔その3

せっかく作ったお弁当を食べようとしない斉木くんに
無理矢理にでも食べさせようとしている図

体勢もですが、こんな至近距離でこの真剣な顔を見せられたらヤバイです

こうして時々挟まれるりりむの真顔には何だか妙なオーラを感じさせるものがあります




最後はこちら




ririm6.jpg



  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡


笑顔で水と戯れるりりむ

実はこのマンガ

ここまでお色気シーンをふんだんに盛り込んでおきながら
水着はちっとも出てきません

下着は何回も出てくるのに
水着はゼロです

そういう意味でも何か新鮮なのです


そして今までは華奢でか弱さ全開な印象だったりりむの体

こうして見るとなかなかに豊満です

セクシーダイナマイツです(死語)




…とまあこんな風に心打たれるカットはいくつもあるのですが
巻数から分かるように打ち切りマンガでもあります

しかし、全くの駄作ということはありません

ジャンプにおける河下先生のスタート地点という意味でも
谷間だったりぱんつだったり、チラリズムに情熱を注いでいたあの頃を思い出す意味でも


少なくとも個人的には、いちごよりこっちの方がオススメだったりします




 




河下水希先生が自分を取り戻した作品!? Ⓖ丸えでぃしょん

えでぃしょん1
クリアマー

Ⓖえでぃしょん 河下水希



全2巻


まあ打ち切りマンガの部類には入ることになるのでしょう


しかし、それでも河下先生が久しぶりに楽しく描けた作品だったそうです


『りりむキッス』『いちご100%』から『初恋限定』『あねどきっ』と
ラブコメばかり描いてきた河下先生


しかしこの作品はコメディでこそあるもののラブはありません


マンガを描くのが大好きな女子高生3人が百合百合しながら日常を送る物語

そこに、未来から肉体を捨ててやってきたエロマンガが大好きなG丸というロボットが
加わって騒動を起こすのが基本的なパターンになります



さてこのマンガ

河下先生がちょっと本気でエロに手を出し始めた作品です



具体的に見ていきましょう


夢の中でエロいことになったと思って飛び起きたら







えでぃしょん2




それなんて触手プレイ?


股間の触手の位置があまりにも絶妙です


河下先生の描いたM字開脚…!!





さらに、妄想をスライドとして映し出す未来の機械を取り付けられたらこんなん映りました








えでぃしょん3



ガチレズじゃないですか


河下先生よくやった


河下先生の繊細で美しいタッチでこんなシーンが見られるなんて…

ありがたやありがたや





そして、これも未来のアイテム「コ○ーロボット」で作られた自分のコピーを見たリアクションが








えでぃしょん4





  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡



マンガのために自分の乳の感触も知っておきたいという職人魂

実にGJです



これらはすべて第1巻に収録されているシーンになるのですが

2巻において河下先生は卍解します





上記の画像では巧妙に隠されていたおっぱいのユートピア


そう


乳首です



河下水希先生が乳首を描いてくれたのです!




ジャンプ本誌よりも規制の緩いSQ19だから為し得た偉業と言えるでしょう


こんな神々しいものを見られる日が来ようとは…
夢にも思いませんでしたよ



それでは見ていただきましょう



これがユートピアです











   ∩ _ _   ≡=-
   ミ(゚∀゚ ) ≡=-おっぱい!おっぱい!
    ミ⊃ ⊃    ≡=-
     (⌒ __)っ   ≡=-
     し'´≡=-

  -=≡    _ _ ∩
 -=≡   ( ゚∀゚)彡  おっぱい!おっぱい!
-=≡   ⊂  ⊂彡
 -=≡   ( ⌒)
  -=≡  c し'





スクリーントーンと細いラインによる縁取りがこんなにも心を打つなんて
今までそんなことがあったでしょうか


上向きのバストにしっかりと存在感を主張する頂が確かな魅力を纏っています


ああおっぱいってどうしてこんなに素晴らしいのでしょう








わずか2巻で終了してしまったとはいえ、確かに河下先生が楽しんで描いていることが伝わってくるこのマンガ


これまでの作品のような心情描写を中心とする濃いマンガが苦手な人には
このライトな読み応えはちょうどいいのではないかと思います


「この作品はリハビリだったような気がする」
「マンガを描くことがただただ楽しかったあの頃を思い出しました」

2巻のあとがきでこう語っていた河下先生

次はどんな作品を読ませてくれるのでしょう

楽しみにしています












 




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Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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