社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

12<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>02

約3か月分のジャンプ感想

何だこの記事タイトルは…
でも他に思いつかねえ


最近のジャンプ感想とかっていうタイトルつけるさえも違和感があるくらい間空いてしまいました

正月休みにようやく3か月分のジャンプ読めたので、やっと世間に追いついた感があります

読む時間がまったくなかったわけではありませんが、どうしても腰が上がらなくなっていたというのが正直なところで
どうしてなんでしょうね


ともあれ、書けた感想だけちょっくら



鬼滅の刃


この最終決戦編に入ってから、もうずっと重たい展開が続いてますなあ…
もとから死亡フラグ立ててたしのぶさんの殉職でも衝撃だったのに、時透から玄弥までいなくなってしまうとは

珠世さんも…
おそらくは、この決戦で命を捨てる覚悟というのはある意味柱たちよりも強く持ってたんだろうとは思いますが
あそこまでやっても鬼舞辻は生き延びたというのがね

多少なり弱体化はしてるんでしょうから、全くの無駄ではないと思いたいところです

とか思ってたら使い魔猫がもう一手やってくれるとは
どこまでも先を見据えた人です、珠世さん

して、蜜璃ちゃんにはその薬届いてるんですかどうなんですか


そんで、同じく鬼舞辻の毒を食らってしまった主人公の方は…
禰豆子ちゃんが間に合えば鬼の毒だけを焼くあの能力で何とかなるのかもしれませんが
いかんせん、場所は遠そうです

何より、禰豆子ちゃんが自らこの場に来るということは、鬼舞辻にとっては願ったり叶ったりなことでもあるわけで

禰豆子ちゃんの接近に鬼舞辻が気づいたりしたら、あえてこの場にもうちょっと留まっておこうって思うかもしれません
どうせ柱たちはそのうち死ぬからと

勝手に向こうの方から来てくれるのなら、適当に相手しながら待つのもありかと
何なら瀕死の柱と炭治郎は人質としても使えるだろうと

鬼舞辻なら…
もといワニ先生ならそのくらいの展開は普通にありえそうです

日の出間際になって禰豆子ちゃんが到着して、どっちも切羽詰まった段階でさらに場が混乱する感じになるでしょうか

そこに、日の呼吸の何やかんやで復活した炭治郎がオリジナル十三番目の型で一閃!みたいな
日の呼吸十三番目の型ってのは実は使い手それぞれが独自に編み出すものだった、みたいな

…っていうのは安直でしょうか


アクタージュ act-age


今超面白いと思ってるのがこの作品です
羅刹女編が始まった当初は、ほうほうそういう感じで描いていくのね、って冷静に読めてた部分もあったんですが

舞台当日が近づくにつれて上がっていく作中のボルテージと、役者たちの温度とがえらいことになってきて、
本番が始まってからはもう「やっべこれ来週どうすんのまじで」ってばかり思って読んでます


役者としての景と、個人としての景
生き様と感情が舞台上で追い風にも向かい風にもなっている様子が、綱渡りの緊張感を出しまくっていて
本当にこっちまで舞台を見ているかのよう

子供客の反応をわかりやすい指標にすることで読者の印象もそちらに誘導しつつ、
芝居の裏で役者がどんな気持ちになっているのかを示してくれる構成が非常に上手いです

こんなに主人公の中心に迫っていく話になるとは思ってなかったですよ
千世子ちゃんも今後の芸能人生全賭けで臨んでるし…

そのシリーズや戦闘とかにおけるキャラの「BET」の大きさが、あればあるほど物語は盛り上がりますが
作者側としてはケリの付け方が難しくなるという側面があります

火ノ丸相撲がまさにそんな展開の連続だったんですけども、この羅刹女編は
サイド甲乙でそれぞれ賭けてるものがだいぶでかいですね

主人公の本質と中核に迫り出してきた舞台の終幕をどんなふうに描いてくれるのか、めっちゃ気になっております


それにしても、サイド甲がこんなに長くなるんじゃ、乙の方も同じくらいかかるんでしょうか
羅刹女って作品の紹介も兼ねないといけないから長くなってしまう面があるのはわかるんですけども

景の方でこんなにインパクトでかくしちゃって、千世子ちゃんが同じ話演じる時どうなんのって
普通に心配になってしまいます

表紙巻頭カラーのときの見開きポスターとかものっそい迫力ある仕上がりになってましたけど

想像するに、景の方は話の作者がそのまま演出もやってるってのがあるんでしょうね
だから羅刹女って作品自体に沿った流れでの芝居になっていると考えられます

羅刹女とは自分のことだったっていう回想は、まさにそれを表したものですし


とすると、それに対して黒山監督が演出を手掛ける千世子ちゃんの方は
全く異なる作品解釈で演じてくると考えるのが自然な想像でしょう

具体的にどんな解釈になるのかは全然わかりませんが

怒りや嫉妬という感情の鍵は共通しているだけに、それをどう解釈してくるか
黒山監督の腕の見せ所ですね

そして同時に、その解釈を作者山野上がどう思うかというのも重要で

自分自身を模して描いた作品を、おそらくは思いも寄らないだろう解釈で演じられた時
どういう反応を見せるのか

そこもまた千世子ちゃん側の舞台におけるポイントの1つと言えるでしょうね


ぼくたちは勉強ができない


何やらアニメの方では大騒ぎになってるみたいですね
まだ見れてない俺には関係ないと思いつつ、騒ぎの詳細を見てみたら結末に関わる内容で驚愕しました

いいんかアニメそんなの…


しかしずいぶん早い展開で進んでいる気がしますね
もう受験まで終わっちゃって、合格までしちゃいましたとは

合格と分かった時の真冬先生がひたすらに可愛すぎました
そして貰い泣きしました


で、アニメの方で大騒ぎになってる中、原作の方でもうるかが自然に告白した、と

勉強しながらラブコメ、というのがこのマンガの主軸だったわけですが
受験に合格してもう勉強しなくて良くなったとなれば、あと残るは単純にラブコメ部分だけです

そう考えるとここでヒロインの1人が行動に出るというのは当然の展開なんですが
それをうるかでやってくるとは

しかもバレンタイン関係でものすごい「ズキューン」ってさせてからの告白ですからね
そりゃあインパクト強すぎてこのままエンディングか!?って思っちゃいますね

以前告白に対する捉え方を記事にしたことがありましたが、今回の告白は
本作があの時描いたものとは全く異なるシーンです

ゲーム感覚だったあの時とは違って、今回の告白は帰宅途中の突然の告白でした
おそらくは成幸の家路を待ち伏せての計画的な告白

普通の会話の中で、普通の流れから、突然に告げられる気持ち

そこにはムードも雰囲気も何もありません
いや、夕焼けをバックに、みたいなのはあるかもしれませんがそれは作劇の演出上のこととして受け止めるとしたら
やっぱり何もないわけです

うるかにとっては、「成幸の受験が無事終わった」というその事実こそが何より重要だったわけですから
当然のことでしょう

だから、とにかく「言う」ことが最優先だった

愛してるゲームで「よし言うよ」「よし言うぞ」と意を決するのとは全く異なり、
何の躊躇も迷いもなく口にする本心

141話のラスト4ページはあの愛してるゲームの回と完全に正反対をいっていました

そして、これは『ゆらぎ荘』の方で描かれた部分ではありましたが
告白がそのまま終わりに繋がるわけではないということ

これまで本作では、主人公である成幸に明確な想い人を描いてはきませんでした
それはすなわち、ここでのうるかの告白にイエスともノーとも答えられないことを意味します

代わりにどうなるかというと、「主人公がヒロインそれぞれに対する自分の気持ちを考える」展開ですね

好きと言われたからじゃあ付き合う、では今までさんざん誠実な主人公の性格を描いてきておいてあんまりな流れですから
じゃあ自分は彼女をどう思っているのか、という部分が描かれなければ誰とのエンディングを迎えるにしても納得感が薄れることになります

結末への納得感の薄さこそは、こうしたラブコメにおいては最も恐れるべき要素であるわけで

だから、うるかともう1度話をしようとした成幸が「いや話って何を話すの俺?」となったことは必然的なのですね

ここからうるかだけでなく、リズや文乃に対しても同じことを成幸は考えなければならなくなるでしょう

その気持ちや感情の深い部分をどのように描いてくれるのか
筒井先生の手腕に期待しています


ゆらぎ荘の幽奈さん


そして、こっちも告白しちゃいましたね…

3か月分を少しずつ読んでいくのに、ゆらぎ荘は「頭が悪い」が褒め言葉になる展開ばっかりやってるなあと
思っていたんですが、油断すると狭霧とのデート回とかマジなやつを挟んでくるんですよね

そしたら今回は千紗希ちゃんが、告っちゃいました

しかも、そんなつもりなんて全く無かったのに、焦りと嫉妬が渦巻く中で勢い余ってしまったという告白
最初からそのつもりだったうるかとは違って、言った直後に後悔すらしてしまう告白

主人公の側からしたらどちらも突然であったことは間違いありませんが、言ったヒロインの方の気持ちは正反対ですね

「告白」がすなわち終わりではないことは、本作ではすでに示されていますが
当の千紗希ちゃんにとってはもう「終わった」と感じるに充分だったでしょう

もやもやした気持ちの状態で、半ば八つ当たりのような態度を見せながらの告白だったわけですからね
いや、告白と言っていいものなのかどうか
単なる本音の吐露と言うべきでしょうか

能力者ばっかりのメインキャラたちの中で、唯一「普通の女の子」である千紗希ちゃん(最近は霊力持っちゃいましたけども)
彼女の恋心をどこにどう落とし込むのか、普段はアホな話ばかり描いたりするミウラ先生ですが
実はその辺の心理描写が上手いことは今までの物語でよくわかりますから、期待しておきましょう



 




最近のジャンプ感想

感想書くどころか、週末にしかジャンプ読めない日々が続いている今日このごろ
皆様いかがお過ごしでしょうかorz

とうとう今週の感想じゃなくて最近の感想とかになってしまいましたよ



ワールドトリガー


いよいよランク戦が始まったわけですが、最大の注目点であるヒュースの活躍ぶりはまだお預けのようです

まずは鈴鳴第一の新戦法と作戦に焦点が当てられて、せっかく連載再開となった割に
肝心のオサムたちの印象はちょっと薄めという感じですね

試合前に言われていた「オペレーターの情報処理作業を増やす」というのが
今回の試合のキーになりそうですが、どんなでしょう

オペレーターとして何がどうなっていると能力が高いと言えるのかというのは
これまで明確に描かれてきたわけではありませんでしたが、宇佐美先輩はどんなんなんでしょうかね

支部長からは腕のいいオペレーターとして紹介されていましたが…

敵味方の隊員の状況確認や、照明操作にともなう視覚支援、狙撃の弾道解析だとか
店内における縦の地点把握とか、確かに今回の試合でオペレーターの重要性は高そうです

玉狛の場合は、そこに増メンバー分の負荷が加わるとすればなおさら

つって、その1人分でどれだけ宇佐美先輩が大変なのかというのはちっとも想像がつきませんけども
ていうかあの宇佐美先輩が情報処理作業でいっぱいいっぱいになってる様子ってあんまりイメージがつかないですね

徹夜しまくりで疲れ切ってる姿は大規模侵攻後にありましたけど、実際に処理作業しながらテンパったりしてるとかっていう様子は
あんまりなさそうというか


ヒュースのエスクードは、ひとまず迅と同じように敵を捉えるという方法で初使用されることになりました
空閑とのやり取りからすると、さっそくオサムの指示を一部無視して動いてきた感じなんですかね
これくらいは各員がその場の状況に応じて自己判断するって範疇なのかもしれませんが

ヒュースの具体的な活躍はSQで見ることになる模様ということで、ひとまず4日を楽しみにしておきましょう


鬼滅の刃


ちょっと感想書いてない間にこのマンガもいろいろと話が進んでいますなあ

毎週末に1回の通読しかできてないせいで全然深く読めてないんですけど
とりあえず義勇さんの心の内がわかったのは大きな出来事でした

柱までなっておきながら、義勇さん自己肯定感が超低かったんですね
そこに口下手って要素が加わると、知らないうちに周りには嫌われる行動をとるようになっていくのか…

「俺はお前らとは違う」ってセリフが通常解釈されるのとは真逆の意味とはね…

それでも、炭治郎が諦めることなく義勇さんに接していったのはさすがの主人公でした
自己肯定感が低くて口下手ということはつまり押しにも弱いというわけですね

炭治郎のおかげで義勇さんもちょっと変化を見せてきているのがとってもいい感じです
突然の早食い勝負とか風柱相手におはぎ用意しとこうとか、吾峠先生らしい独特さも健在で何よりw

玄弥も玄弥ですっかり炭治郎に打ち解けた風になっちゃって
まあ、弟属性なら長男力のある炭治郎に落ちないわけなかったんでしょうけどもw


太陽を克服した禰豆子ちゃんをめぐる攻防の激化は、そのまま鬼殺隊と鬼の存亡をかけた戦いへと発展していくのでしょう
柱稽古に加わらないしのぶさんの任務は、珠世さんとの共同研究でしょうかね

人を喰わないとはいえ「鬼」ではある珠世さんに対して、しのぶさんの中にある「怒り」はどのように存在するのか
禰豆子ちゃんと異なる出会い方をすることになる珠世さん相手に、しのぶさんは冷静に任務を果たせるのか否か


訓練中に突然マジ顔を見せるようになった善逸の変化も気になるところ

両陣営のトップがいきなり接触していた今週の引きは意外な展開でしたが
鬼舞辻はお館様を早速殺しに来たんでしょうか


ぼくたちは勉強ができない


こちらもこちらで話が大きく動いていますねえ

何かエロ寄りの話ばっかりやってるなと思ったら、うるかの留学話から文乃の家族の話まで
天才と呼ばれていたという文乃ママが実は「できない」側だったというのはなかなかの大玉でしたが
これは物語の根幹にも関わりそうな大きな要素ですね

「できない」側だったはずの文乃ママが天才と呼ばれるようになるほどに頑張れたのは
好きな人がいたおかげだと

ほぼ同じ道を辿ろうとしている文乃にとっては、何よりも大きな後押しとなったことでしょう
そしてそれをメタ的に見ると、もちろん「そういうこと」になるわけですが

それは今回はまだ、文乃のモノローグなどで明確にされることはありませんでした
しかし今後彼女が何を支えにして「できない」ことに立ち向かっていこうとするのかというのは
エンディングに向けた大きなポイントになっていくのでしょう

本作のエンド予想は大体毎週変わってしまうのが特徴的だったりしますが
今回のシリーズでは特にそれが顕著だったかもしれませんね

こんなんされたら文乃エンドやろっていう感がだいぶ強いですよこのシリーズ

「具体的にどの段階までの関係なのだろうか」という親父の問に、ページの柱で担当が回答しているのが細かくてウケますw
それ結局どういう段階なのかよくわかんねえよw


火ノ丸相撲


バカップルぶりがなかなかに暴走していて、コメディとしても見ていて飽きないですね

つって、火ノ丸のあの公開プロポーズは刃皇の問題発言と対比的になっているような感じがしないでもないですが

火ノ丸が修羅の相に落ちた前後は「愛」をテーマとした内容が続いていましたが
プロポーズという形で火ノ丸がそれにケジメを付けた後は、改めて原点を振り返るような展開となりました

本場所が始まる以前から伏線としてはチラチラと張られていた部分

すなわち「横綱相撲」ですね

横綱の正統継承者と呼ばれる久世と、相撲に不向きな小さい体で横綱を目指そうとする火ノ丸
あの団体戦決勝は、まさしく互いが互いに全てを出し切って決着したことで
双方にとって目指す「横綱」の名に恥じない相撲だったことでしょう

しかし今の2人は、その頃から良くも悪くも変化しているし、成長している
「横綱相撲」を今一度問い直すことになる展開は必然的と言えるでしょう

右腕の故障のために、そして恋人や周囲のために、死中に活を見出すような相撲をやめた火ノ丸
父から譲り受けた天賦の才能による右上手に拘り、また「横綱相撲」に迷いを見せ始めた久世

どちらも自分にできることで勝とうとしているという姿勢が共通しているわけですね
そのことと「横綱相撲」とは果たしてどのように繋がるのか

もちろん「横綱相撲」というのは唯一無二の正解などないものでしょう
例えるならヒカ碁で言う「神の一手」みたいな究極性を帯びているものかもしれません

しかしだからこそ誰もが追求してやまないそれを、宿命のライバル同士がどのように受け止め、理解し、ぶつけるのか

鬼丸国綱と草薙剣
国宝対決として作中初めて描かれる三度目の勝負
見ものですね


食戟のソーマ


今一番納得がいかないというか、モヤッとした感想を抱いているのがこれなんですよね

連隊食戟の終盤あたりから何となく感じてはいましたけども、新章が始まってからどんどん強くなっていきました
かつて物語構成を第1話から振り返って考察して見る記事を書いたことがありましたが、
その頃に比べると「一体どうした」って思うくらいの雑な感じがあります

食戟のソーマにおける物語構成その1 主人公の在り方とその目指す先

食戟のソーマにおける物語構成その2 主人公とヒロインたちとの関係と「裏テーマ」

食戟のソーマにおける物語構成その3 二つの柱の行く末と今後の展開


最も強く違和感があるのが、創真の持つ「ゆきひら」に対する感情です
城一郎との会話の中で、創真は「ゆきひら」が最高の店であるかのような言動を見せていました

これがね
どうしても違和感があるというかね

これまでは、創真の「ゆきひら」に対する感情というのは「実家」「親父が開いた店」というような家族に起因するものであるという理解でした
「ゆきひら」を継ぐというのはそこから来ているものだと

そのため、遠月学園に編入して色んな人や技術との出会いを経ることによって自分の世界を広げた創真は
実家にこだわることなく「自分の店」を持つという将来に思いを馳せるようになっていくのが必然であり、
城一郎もまた親父としてそれを望んでいる、と解釈してきました

城一郎の感情はそのとおりだったわけですが、しかし創真の中にあったのは「ゆきひら」を単なる実家以上の存在として捉えた感情
まるで、どんな高級店や三つ星店よりも優れた「最高の店」として理解しているかのような言い方を城一郎相手にしてみせたわけです

「ゆきひら」を継ぐことは、自分の目指す料理人として最高の在り方なのだと

創真が「ゆきひら」に対してそこまでの感情を持っていたというのは、今までの描写を見る限りでは
ちょっと読み取れなかったなというのが正直なところで

司先輩から自分のために料理の腕を捧げろと言われて負けた時も
連隊食戟で城一郎が勝手に「ゆきひら」を賭けた時も

描かれた前後のリアクションは、とてもそう読み取れるものではなかったなと思うわけですね

俺だけですかね

作者としては最初からそのつもりだったのかもしれませんが、俺にはそんなふうには読めなかったなと

才波朝陽の登場とかえりな様拉致とか、何か急に作劇が雑になったなって感じるところと合わせて
どうにも腑に落ちないなというのが最近の素直な印象です

何だかなー
どうしたもんかなー


ゆらぎ荘の幽奈さん


幽奈の正体が判明するシリーズって結構物語の上で重大な展開やったなと思った割には
普通に話が続いておりますな

で、今のシリーズではとうとう狭霧の自覚回がやってくることになりました
これまで惹かれているようでありながらそれを認めないというポジションにあったことが
ヒロインズの中における狭霧の特徴の1つだったわけですが、それを無くす展開となったわけですね

だからといってその他のヒロインたちと同じように赤面しながらモジモジするのではなく
実に晴れやかで爽やかな顔をして自らの気持ちを認めておりました

特に今週号の引きの表情はなかなかにグッとくることになっていました

あれはね…
今週のベストショットかもしれんね

幽奈の正体が判明したことから、御三家までも中心的に関わるようになってきて
ゆらぎ荘の中だけで話が完結しなくなってきた本作

ヒロイン戦線の行方とともに、どのようにして物語がエンディングへと向かっていくのかという期待が大きくなってきましたね


アクタージュ act-age


何かこのマンガはいろいろ言わずに、ただ「感じていたい」ような作品になってきたなー

特に舞台本番が始まった今の展開は、観客達と同じようにひたすら没入して見ていたいっていう感覚が非常に強いです

幻想的という言葉がとても似合うような雰囲気作りが作画から強く醸し出されており、
景を中心にして発せられる銀河鉄道の光景は流し読みを許さないかのような強い引力を持っています

いやなんかもうまじでゴチャゴチャ言わずに読んでればいいって感じですよ


思春期ルネサンス!ダビデ君



ただ今俺の中で人気急上昇中の作品です

第1話から一発で気に入りました
同時開始のもう片方は、実はあんまりノリについていけないなって感じなんですが
こっちはだいぶ好きです

エッチングの回とか超ウケましたよ
たぶん中高生男子としては避けて通れない勘違いだよねあれはw

あと、ダビデ君のちんこは規制かかるのに、小便小僧くんのちんこはOKなのか…とかw

ギャグ漫画のくせにヴィーナスさん超かわいいなとか
モナリザさんもくっそ可愛いなとか

表情筋で可愛くなるモナリザとか発想にビビりましたわ
ギャップの使い方としてかなり高度だと思います

これはね…
ひょっとしたらコミックスも買うかもしれん


 




ワールドトリガー第165話感想 週刊少年ジャンプ2018年48号



祝 連載再開


祝 葦原先生復活





続きを読む »




2018年週刊少年ジャンプ43号簡易感想

間あきすぎて、今までどんなふうに感想書いてきてたかわからなくなってきたような…

とりあえず今から44号読みますorz


アンケ順
鬼滅の刃
ゆらぎ荘の幽奈さん
ぼくたちは勉強ができない




鬼滅の刃


・禰豆子ちゃんの状態変化は、すでに珠世さんによって予想されていた模様
・史上初めて太陽を克服した鬼という存在になったわけですね彼女は
・カタコト?ながら喋れるようになった禰豆子ちゃんは、今までに比べると年齢的に少し成長したって感じになるんでしょうか
・でも「太陽を克服すると思います」のコマにある禰豆子ちゃんの横顔、めっちゃ美人
・状況がよくわからないながらもとにかく禰豆子ちゃんの無事を喜ぶ炭治郎に、こっちも普通にホロリですよ
・玄弥も何か笑顔してるのに草
・お前そんなキャラちゃうやろw
・蜜璃ちゃんの戦闘は結局流されちゃった感じになったのは少々残念でした
・じゃあ鬼舞辻の方はどうしてるかなと思ってたら早速描いてくれました
・妓夫太郎の時の様子からして、上弦が2体ともやられた今回はさぞお怒りかと思いきや「よくやった!」とは吾峠先生うまいこと予想を外しましたね
・太陽の克服こそが鬼舞辻の目的だったとは全然考えてませんでしたよ
・そんでこのタイミングで明かされる鬼舞辻無惨の鬼化の真相
・話の根幹に関わる部分をこういうふうにナレーションで描いて不自然じゃないのは、本作の強みみたいなところですかね
・他の普通の作品で同じことをするとどうしても違和感が生まれますからね
・鬼舞辻の中で、自分が増やした鬼たちは本当に目障りな存在だったわけですか
・下弦解体の時はブラック企業の社長的な感じで見てましたが、そういう経緯を知ると、確かに望んで鬼を増やしていたわけではないことが窺えます
・配下でもなければもちろん仲間でもなく、「同類」って表現がなかなかの選択です
・青い彼岸花の伏線もここで回収
・いや、結局正体がわかってないのはまだ回収できてないって言えるのかな
・鬼舞辻に狙われることになった禰豆子ちゃんは、まさしく本作の正ヒロイン
・炭治郎との間が作者公認なカナヲちゃんも頑張って欲しいところですが
・大団円みたいな感じでの引きになりましたけど、例の刀とか時透の今後とか蜜璃ちゃんとのフラグとかそのへんの事後処理はどうなるんでしょうか


ゆらぎ荘の幽奈さん


・しばらく感想書いてない間にすごいことになってる…
・幽奈の正体からそれに関わる黒幕からその陰謀撃破まで、こんな短い間にやってのけるとは
・コガラシくんの全力を見られたのもなかなかの迫力でした
・つって、結局幽奈の未練とかは何もわかってない…んだよな?
・何かよくわからなくなってきた
・師匠もゆらぎ荘に住み着きそうって予想はどっちになるんでしょうね
・恒例の全員集合見開き温泉も描かれたってことはレギュラー化か?
・千紗希ちゃんに霊感が備わってるのはさりげに重大な変化のはずなんですが、見開きの迫力で印象が薄くなってますねw
・コガラシくんの初恋の話を聞いてニヤニヤしまくってる師匠
・この「愛してるよ」は弟子というか弟というかそんな感じの愛情ですかね
・呑子さんとは異なる大人ポジションから各ヒロインたちのフラグを引っ掻き回す立場になるのかな?
・それともこの一件で未練は晴れたって成仏することで、幽奈の仮想未来の1つを示す形になるんでしょうか


ぼくたちは勉強ができない


・何か露骨なエロ回が続いてますね
・本作にしては珍しいパターンのような
・もう1つのエロコメ担当『ゆらぎ荘』がシリアス多めの話をやってるから今のうちにエロ多めにしとけとかそんな判断なんでしょうか
・今までも結構いろんなご都合主義はありましたが、一瞬のうちに男湯と女湯を行き来する弟妹は特に不思議でした
・桐須先生はあしゅみー先輩とセットでの扱いが増えてきましたね
・理珠と文乃がセットで、先生と先輩がセットなら、単独扱いとなるうるかのポジションが妙に特別に見えてくるような
・留学展開で急激に恋愛方面を強めてきたヒロインでもあることを考えると、今のところうるかルートが最も強いと言えそうですが
・そういうラブコメの構成パターンを筒井先生がわかった上でやってそうにも思えるのが何とも


 




2018年週刊少年ジャンプ41号42号合併感想

時間全然取れない…
もうどうしろってんだorz


鬼滅の刃


・玄弥が何かキャラ変わったような感じがしないこともないな
・空気読めや、とか今まで炭治郎相手にさんざんシカト決め込もうとしたお前が言うのかよw
・逃げる半天狗の本体に追いつこうとして炭治郎が思い出したのは、善逸から聞いた雷の呼吸の話
・足に力を込めるってのは、霹靂一閃のことかな?
・炭治郎がぶっつけでそれっぽい力の再現に成功したのは、吉原編でヒノカミ神楽と水の呼吸を融合させたのと同じセンスによるものでしょうか
・夜明けも近づいて必死に逃げる鬼を相手に、追いかける速度を意識したのが雷の呼吸の始まり…とか
・刀がこのタイミングで届いたのも予想外
・時透はもうぶっ倒れたまんまだと思ってましたが、一心不乱な37歳から刀奪って持ってこれたとかだいぶタフだな
・ていうかあんだけやっててまだ「第1段階」て…全部で何段階あるんだ
・雷の呼吸を真似したのは仲間の力を借りた感じで、刀はみたまんま新武器で、それで主人公が強敵に渾身の一撃を撃つ
・さすがにこれは半天狗負けたろ、思ったより早かったな今回のシリーズ、とか思ったら、打ちひしがれる扉絵の炭治郎がすげえ不穏でした
・夜明けが近いってのは説明されてましたけど、まさかこんなにすぐだったとは
・逃げる半天狗を前にしながら、陽光に焼かれそうになる禰豆子ちゃんを背中に迷う炭治郎の様子は、かつて鱗滝さんから指摘された部分がそのまま出たものと解していいのでしょう
・つって、あんな極限の選択を迷いなく決断できる奴もそうそういないでしょうが…
・鱗滝さんからそれを指摘された時の状況設定は、鬼となった禰豆子ちゃんがもし人を喰ってしまった時はどうするか、というものでした
・しかし今回の状況はそれとはまた違った状態ですね
・禰豆子ちゃんを庇うために人を喰おうとする鬼を見逃すかどうか、というもの
・可能性だけで言えば、鱗滝さんの問いよりも起こり得る状況だったかもしれません
・その逡巡を察した禰豆子ちゃんは自ら兄の背中を押して、襲われる人の救出へと向かわせる
・ふっとばされたことに驚きながらも、一瞬でその意図を察して気持ちを切り替える炭治郎が悲しいですね
・ここでは判断の遅さは出ていないんですよね
・さっき迷っていたのは、どちらにも手が届く状態だったからです
・決断することでどちらかを救える状態だったから迷っていたのが、禰豆子ちゃんに飛ばされたことで決められる選択肢が1つになったから迷わなかった
・そうすると、回想に表れた半天狗のどこまでも利己的でどこまでも人のせいにするエゴイズムは、禰豆子ちゃんとの対比になっているとも言えるでしょうか
・人の身にありながら何でも周りのせいにしてきた半天狗と、鬼と化しながら自分より他人の救出を優先させた禰豆子ちゃん
・陽の光で焼かれたと思われたはずの彼女がまさか喋れるようになった変化は、その辺の心根とも関係するものでしょうか
・竹筒が外れて、陽光の下でも喋れるようになりながら、爪の先にはまだ人外の印が残っているように見えます
・一瞬死ぬ前の幻的なアレかとも思ってしまいましたよ
・炭治郎の家族とか煉獄さんのお母様とか鬼が消える時の生前の両親とか、本作では魂的なアレが時々登場しますからね
・でもよく考えたらそういうのは家族たる「そいつ」にしか見えないものでした
・全くの他人である鍛冶師たちにも禰豆子ちゃんが見えていることは、彼女がまだ生きていることの証であるのでしょう
・ていうかそれにしても禰豆子ちゃん美人だな
・これは間違いなく正ヒロインだわ
・鬼の毒だけを滅してしまう血鬼術との関係も含めて、これは珠世さんの解説が必要なところですかね


火ノ丸相撲


・「…な気がする!」って連呼してるのが火ノ丸にしては何か違和感があるなと思いましたが、これは相撲に集中できてないわけではなくて周りを見るようになったことの表現ですかね
・「また来ようね」の脳内レイナさんが全裸なのは煩悩丸出しですが
・レイナさんそんなノリノリなカッコと表情じゃなかっただろw
・右下手投げを出せない、からの久世の「ふざけるな」って何かと思ったら、ここで狩谷が出てきますか
・自らの体格とそれによる長短を受け入れることによる小兵相撲のアイツですね
・かつて火ノ丸は彼を破ることでそのスタイルを拒絶してみせましたが、その瞬間を直に見ていた久世にしてみれば確かにこれは「ふざけるな」となるものでしょう
・なりふりかまうことなく、持ちうるあらゆる手段を使って頂点を目指すことにしたと表現すれば聞こえはいいですが…
・しかし一方では、これによって火ノ丸はまた1歩「横綱相撲」から遠ざかったと言えるはずです
・狩屋との対戦で描かれたのは小兵相撲と横綱相撲という「スタイル」の勝負でした
・似たような体格を持ち、同じものを目指しながら異なる道を選んだ2人が、そのスタイルと信念を懸けて戦ったあの土俵
・勝つことでその正しさを証明しようとしたあの瞬間を踏まえると、ここで火ノ丸が小兵スタイルを取り入れたことには大きな意味があります
・そりゃ久世だって戸惑いのような怒りのような、複雑な顔にもなるでしょう
・当の狩谷は力士ではなく大学相撲部のマネージャーとかやってんのは、一旦落ち着いてしまったということなんでしょうか
・張り手や一本背負いも困惑の目で見ていた久世としては、火ノ丸が目指していたはずの「横綱相撲」に対してさらに疑問を深めたことでしょう
・それが後にどのような形で発露してくることになるのか…
・草薙対鬼丸の取組もあるとすれば、その時でしょうか


 




2018年週刊少年ジャンプ39号感想簡易版

38号の話もちょっくら触れつつ、39号感想です
ノアズの打ち切りはちょっと意外だったかなー


アンケ順
鬼滅の刃
火ノ丸相撲
ぼくたちは勉強ができない



鬼滅の刃


・記憶を取り戻して覚醒したとはいえ、時透単独で上弦伍に勝っちゃうのヤバすぎない?
・宇髄が時透を天才剣士と評していましたけどそんなレベルですか
・日の呼吸の末裔って話はこの「とんでもない事態」にどれくらい関わっているんでしょう
・そこの深掘りは同時に炭治郎のルーツにも関わってくることですので、今後も時透は重要な人物なんでしょうね
・それでいつになった刀研ぎ終わるんですか37歳
・煉獄さんの刀の鍔が、小鉄少年を救ってたのは意外でした
・絶対炭治郎を救うベタ展開になるものだと思ってたのに
・まあでも、戦う力のない弱い人を守ることを貫いていた煉獄さんの形見としては、炭治郎よりも小鉄少年を守るほうがそれっぽいのかもしれませんね
・その鍔を新しい刀につけてほしいって炭治郎が言ってたというのは予想通りというか納得の展開です
・そういうフリから、現在の鍔の映ったコマで場面を切り替えるとか芸が細かいですね
・6体目が出現した上弦肆に挑む炭治郎たちのところには、ようやく蜜璃ちゃんが到着
・初手をミスってピンチになったのは、経験値が多くあるはずの柱にしては迂闊なようにも見えますが、まあいいとしましょう
・そこを必死になって庇う炭治郎に、蜜璃ちゃんがさらにときめいていしまう展開かと思ったら、みんなで助けてました
・共闘っぽさがよく出てて、これもこれでいいですね
・と思ったら、蜜璃ちゃんの戦力の重要性を全力で強調する炭治郎が、ある意味普通に助けるよりもフラグを強化している…
・ていうかあの回想はなかなかにひどかったですね
・半天狗にも罵られて、人からも罵倒されてきたとは
・そりゃ炭治郎の全肯定にぐっと来ちゃってもおかしくないでしょう
・彼女を中心にしてここからどう反撃するのか
・メタ的には、37歳が研ぎ終わった例の刀を小鉄少年あたりが持ってくるまで決着はつかないように思えますがどうでしょう


火ノ丸相撲


・本場所終わってからまた来ようっていうレイナさんのセリフ聞いて、めっちゃやる気出してる火ノ丸に草
・桐仁の言う通りたしかにムッツリだw
・しかし、これこそがレイナさんが言うべき言葉でもありましたね
・死を覚悟して土俵に上がる火ノ丸にとって、ちゃんと無事帰ってきたら「ご褒美」があるってのは何よりの生きる理由になるでしょう
・この約束があるだけで、「死にたがり」はもう二度と発動しないと思えますね
・「これからは団体戦」という言い方で、少年漫画では珍しいプロ編を上手に少年漫画っぽく演出したのはちょっと上手いと思いました
・刃皇が二敗もする展開がどうしても想像できませんが、こっからどうなるんでしょう


ぼくたちは勉強ができない


・アニメ化おめ
・時間の問題とは思われていましたが、ちょっと遅かったような気もしますね
・これで、あとアニメ化してないのは新顔作品ばかりになったのか…
・いや、石はまだだっけ
・アニメ化決定記念の巻頭カラーっていう節目の回に、筒井先生はうるかのターンを持ってきました
・それもうるかルートの根本に関わる重大な内容
・勉強を頑張れば頑張るほど、想い人との距離が離れることになるとはなかなかに重たい展開を持ってきたものです
・すなわちこれもまた、うるかが「勉強ができない」という理由の1つになるわけですね
・タイトルに示される「勉強ができない」とは、今までは単なる苦手分野というだけでしたが、うるかのこれは別角度からの理由になるものです
・ひょっとしたら理珠や文乃にもそういう展開が起こりうる可能性がありますが、それよりももう1つ考えるべきことがありますね
・「出来ない奴の気持ちをわかってやれるようになれ」と親父から教えられた成幸は、果たしてうるかの「できない理由」に思い至るのかどうかということです
・そこに考えが至るかどうかというのは、そのままうるかルートの成否へとつながっていくことになります
・巻頭カラー回でかなりの爆弾がぶっ込まれてきましたが、さてさて…


 




火ノ丸相撲 第203話・204話感想

第203話・204話の感想です
タイミングは逃しまくっていても、これだけは書きたいと思っていました

やっと書けたので、今から38号読みます


火ノ丸相撲


相撲マンガで「Love So Sweet」なんてサブタイが出てくるとは思わなんだ…

シャワーを終えたレイナさんはその勢いのまま全裸で出てくるのかと思いきや、あえてバスローブをまとって出てきた上で
わざわざ火ノ丸の眼の前で脱いで見せるという荒業を披露

ただ全裸で出てくるよりも一段上の威力を発揮するこの方法
川田先生の狙い通り、火ノ丸にも読者にも効果は抜群でございました

「うじうじしてる火ノ丸にキレたレイナさんが、問答無用で火ノ丸をホテルに連れ込んだ」っていう予想外の展開に驚愕させられた読者としては
このレイナさんの荒業は期待以上の勢いがあったと言えるでしょう

その勢いからの火ノ丸の正論に対して、ブーメランを返したレイナさん
このつなぎ方というか、話の流れの変え方は実に巧かったですね

ホテルにやってきたっていうエロさマシマシの雰囲気から、読者が期待した以上にそれっぽさを出しつつも
しっかり話題を核心に移していくこの作劇は、かなりハイレベルなネーム力が発揮されていると言えるでしょう


そこで伝わる彼女の本音と、火ノ丸が見出した「愛」

かつて刃皇から問われた「そこに愛はあるのか」「相撲で幸せになれ」という命題
その答えの1つをとうとう火ノ丸は見つけたわけですね

投げやりで臆病で不貞腐れていた自分を責めるでもなく、ただ自分が楽しそうに相撲をしている姿を見ていたいんだという恋人
涙でくしゃくしゃになった彼女を見て、この人を自分の相撲で笑顔にしたい

刃皇の言う「愛のある相撲」
まさしくその気持ちのことを指すものでしょう

自分の気持ちに確信を持てた火ノ丸は、レイナさんの前で自分も浴衣を脱ぎ捨てる

生まれたままの姿で向かい合う2人
互いを真剣に見つめ合う様子は、まるで相撲とも通じるものですね

何も持たず、飾らず、廻し以外の一切を捨ててむき身の己
ただただ純粋に自分を試される
だからこそその勝敗に滾る

これはかつてレイナさんの兄貴に火ノ丸が語った相撲の魅力ですが、火ノ丸があえて浴衣を脱ぎ捨てたのには
そういう意図も含まれているように思えます

ホテルのベッドという仮想土俵の上で、廻しすらもない本当のむき身で向かい合って、
そしてお互いに真剣な気持ちを口にした

着ているものを脱いだのは強がりや見栄を取り去ることの暗喩でもあるのでしょう

2人が付き合うことになったあの砂場の相撲では、互いに普段着のまま対峙していたことを考えると
とってもいい対比になっているように思えます


そんで、そのまま首投げかと思わせてからの少年漫画自主規制
神の手による物音によってフラグは一旦キャンセルされてしまうこととなりました

ディスクのおかげでせっかく盛り上がった気分がリセットされてしまったのは非常にもったいないことでしたが
最初は隠されていたディスクタイトルがこのタイミングで明かされているのは、プロポーズ同然な火ノ丸のセリフからの流れを踏まえると当然のことですね

病没した火ノ丸母の遺したメッセージ
「カメラ止めて」の時の影のついた表情がものすごく痛いんですよ…

川田先生この表情描いてくるのすげえよ
まだ強がろうとしているのにそれを超えてにじみ出ている悔しさが、目元の影に十二分に表れています
この顔描いてくるのはすげえですわ…

そんな母の願いは、1人で頑張りすぎようとする息子の不安や弱さを受け止めてあげて欲しいということ
割と最初の方から火ノ丸の格好悪いところばかり見てきたレイナさんにはうってつけの役目です

大きな大きな胸を開いて火ノ丸を抱きしめようとするレイナさんのでかさがとっても頼もしいですね

そこまでしてようやく火ノ丸が心の奥底にあった本音を語りだす

相撲は好きだが相撲は怖いこと
自分の小さな体で大きな相手に立ち向かっていくのは、いつ怪我ですまないことになるかもしれない恐怖があること

小さな体でそれでも強敵に向かっていく姿がこれまで強調されてきた火ノ丸の中に、そんな根本的な恐怖があったというのは
地味に意外なように思えながら、しかしよく考えれば当然のことで

おそらくは今まで火ノ丸が誰にも言えなかったし言わなかっただろう本音
母親にはもちろん、桐仁にも話したことはないでしょう

火ノ丸が初めて吐露したその弱音を、しっかり受け止めて包み込むレイナさんの優しさがとても温かいですね


ここに至って、横綱に必要な「心技体」のうち、火ノ丸の最大の武器である「心」に「愛」が宿りました
主人公のパワーアップ展開としてはこの上なく納得できる流れと言えますね

その新たな心で、急に出てきた暴徒はさくっと黙らして本場所に向かってほしいものです



…いや、たぶんこの2人は火ノ丸ともレイナとも顔見知りだと思いますけどもね
「いいご身分だねえ」が國崎で、「ブチノメシテヤルヨ」が佑真でしょきっと

2人が全てをさらけ出しあったっていう事実の祝福をしてもらわないといけませんね(;^ω^)


 




 | ホーム |  »

カレンダー+最終更新日

12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

新着記事+関連エントリー

人気&オススメ記事1

タグクラウドとサーチ

プロフィール

rexel

Author:rexel
ジャンプ歴21年。ジャンプ最新号を読んでる時は、ゾーンに入ってると思う。

今一番の推しは鬼滅の刃。次いでワートリ。

ジャンプヒロインズは俺の心のオアシスです。
中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



ついったー。

RSS リーダー

月別記事アーカイブ

マンガ・アニメ系サイトリンク集

以下のリンクから他にもマンガやアニメについて記事のあるサイトをご覧頂けます。

○ブログランキング集

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ

○姉妹サイト
ジャンプマンガの描き方教えます
○アンテナサイト
ジャンプ感想サイト更新チェック

○マンガが読めるサイト
ジャンプトレジャー新人漫画賞受賞作品一覧
絶版マンガ図書館

○マンガ・アニメ感想考察系サイト
(更新停止)
たらさいと
アスまんが
アニメな日々、漫画な月日
ゆめかたつの曲解的漫画考
つながりこそがせかいをつくる
現実逃避
 ┗サイト紹介
あまぐりころころ
働いて飯を食いジャンプを読む、ついでに漫画やアニメも見る

○毎週ジャンプ感想を読ませてもらっているサイト
決闘王F.Kのブログ
君と僕の歌う詩
楽しければよかろうのブログ
北区の帰宅部
 ┗サイト紹介

○マンガ作者サイト
内水庵
おさむ日誌(休止中)

最新画像一覧

カウンター