社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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HUNTER×HUNTER 暗黒大陸の恐ろしさが孕む世界観崩壊の可能性


今週の感想の中でもリンクしてましたが、以前書いたこの記事を前提とした話です

HUNTER×HUNTERの休載に関する超好意的な若干の考察


今週からようやく連載再開となり、その第1回目にして早速その面白さを評価する声が
多く聞こえていますが


今週の一番の内容だった暗黒大陸に関するいくつかの説明

このことが、実は作中の世界観を崩壊させる可能性を秘めているのではないかという話です
もちろん、地図の外の世界だからと今までの世界観と全く違う物語になる…なんて内容ではありません



冨樫先生が漫画を描かない(描けない?)理由に繋がるかもしれない話です



[タグ] HUNTER×HUNTER

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HUNTER×HUNTER 蟻編でのナレーション多用による作劇効果と冨樫先生の本音



ようやく連載再開ということで、それを記念がてらに
ちょっくら考えてみました


キメラアント編において、特に休載期間明け後に謙虚だった「ナレーションの多用」
その作劇によって生まれる効果と、なぜ冨樫先生がその方法を採ったのか


というのも、蟻編一番のメイン部分となる王と護衛軍との戦闘を描く一連の展開は
このナレーションの多用によって凄まじいほどの面白さになったのではないかと思うからです

それこそが今から考えようとしている、この方法の持つ最大の効果だったということになるでしょうが

その面白さを生み出した原因となるいくつかの効果を考えてみたいと思います




ナレーション多用による3つの効果



まず、この手法にある狙いの1つ目は、描写の省略を可能にすることです

戦闘時の細かい状況や、それぞれの念能力、さらに各キャラの心情、また宮殿の構造など
自然な形で描こうとすれば込み入ったものとなる部分を、すべてナレーションに任せることで
実際の描写は作画が必要な部分に集中できるわけですね

キャラの表情、それぞれの立ち位置、などです


例をあげようとすればきりがありませんが、エレベーターの暗証番号制度や
突入直後における各陣営の様子、ユピーをめぐるナックルの葛藤など
複雑、かつ細かい内容を時に作画と組み合わせることによって見事に描き切っていました

それによって生まれるのは、読者が読み進める上での緊迫感と緊張感の持続です
どんな展開や構成であってもある程度まで有効なナレーションという方式に
複雑な内容をほぼすべて任せてしまうことで、描写をそれが必要なところに集中することができるわけです

それによって、読者が読んでいくリズムを崩さずに物語に入り込むことを手助けし
極限の緊迫状況をリアルに演出することができていたのです



そして、その読者の読んでいくリズムに関するものが2つ目の効果でした
すなわち、ナレーションが入る四角の枠の位置と大きさを調整することによって
そこで読者に知らせたい情報の内容と、読者の視線の動きをコントロールし
演出としての次元を一段高めているのです


それは、特に作画との連携を巧妙に利用したものでした

軽いものでは、ネテロとゼノの来襲を察知したピトーの確信


確信に変わる


ナレーションにて「幽かな予感」であることを示しつつ、ピトーが場所を移動し
臨戦態勢を取ろうとしているのを、「数秒後」の文字から
移動するピトーの絵を挟んで「確信に変わる」との文字があることで、視線の流れを誘導しています



そして深いものでは、治療されているコムギを見たゴンの解釈


重なっていた



「ゴンの瞳には」とともに前を見据えるゴンを描き
「横たわる少女の姿と」にてゴンの視線の先にいるコムギを
「壊されたカイトが」「重なっていた」でカイトを思い浮かべるゴンの心情を描いて
ナレーションと作画を一致させています

さらに、「壊されたカイトが」と「重なっていた」の枠を分けることで
そこにわずかな間を作り出し、コムギとカイトを重ねるゴンの機微を読者に落とし込ませようと
していることもわかります


他には、血に染まりながらユピーの猛攻を受け続けるシュートを前に
「溢れ出る涙を止められずにいた」ナックルであるとか


また紫煙機兵隊をすべて破壊した後、モラウにとどめを刺そうとする時に
「ユピーが 抱いていた感情は 敗者への賞賛であった」こともそうです


敗者への賞賛であった



特にこのユピーの演出の場合は、ページのめくりまでも利用したもので
護衛軍の蟻が敵に抱いた感情の意外性を大いに強調する効果を伴っていました




そうした演出をさらに強めていたのが3つ目の効果
すなわち、小説的リズムの体現によるマンガの枠の超過です


ナレーションを追いかけ、その時々の状況を理解していくことは
小説における地の文を読むごとく、読者の想像をかきたて、情景を思い浮かべさせようと
するものでした

その情景想像は読者にとってはより積極的な物語の理解であり、作者にとっては
読者をより一層物語に引きこむことを可能にするものでした

そしてマンガとしての作画にはその情景想像の手助け、あるいは方向性、という一面もあったと思われるのです

コミックスを見返してみると、ナレーションが連続する部分において
絵を見なくとも状況が想像できる場面がいくつも存在することがわかります
そこでナレーションの下にある作画には、読者に情景想像をさせるための方向づけの意味がありました

もちろん読者によっては、情景想像の手間を省かせるためのものであったりもしているでしょう


さらに、小説的な演出らしく、ナレーションで使用する言葉にも
細心の注意が払われています

「極限まで研ぎ澄まされたピトーの六感は 容易に自身を侵入者のもとに運んだ」
というような、無機物を主語にした言い回しであったり

「ナックルが瞬時に描いた作戦は 忘我したユピーの状況を踏まえて満点に近いといえるだろう」
と、「忘我」なんて普通あまり使われない単語を使ってみたり



さらに、副詞の連続によって深い情景想像を誘う部分もありました



ゴンの瞳

「モラウのカウントダウンと共に ゴンの瞳が深く暗く
 そして静かに冷たく沈んでいくのを 横のキルアだけが気付いていた」








死線を横切った


「それ程に容易く悠然と王は 二人の死線を横切った」


ここでの王の様子を表現する副詞は、リズムによっても王の速さを表していますね

「悠然と」を挟んで前に「容易く」があり、後ろに「王は」があること
「容易く」に続いて「悠然と」があることによって、「う」の音が単語を跨ぎ
「悠然と」の次に「王は」があることにより、「お」の音が続くことで
単語と単語の境界を曖昧にしています

それは、スムーズな読むリズムを刻ませることで
2人の真ん中をあっさりと横切った王の速さを読者に心理的に刻もうとした演出といえるのです

対して、ゴンの瞳の様子を表す言葉に音の連続がないのは
速さではなく瞳の変化における異質異様を強調するためであると考えられます

文字だけで世界観を表現する小説が、一言一句にこだわって音と単語を紡いでいくように
マンガを描くに際して取り入れた小説的手法でも、同じ部分にこだわることで
より、高い次元での表現を実現しようとしていると言えるでしょう


このように、小説的な語りによるナレーションと作画を巧妙に駆使・連携することによって
マンガの手法と小説の手法を同時に取り入れているというのが、3つ目の効果の内容です



これらの効果によって、キメラアント編は恐ろしいほどの面白さを持つこととなり
何度長期休載を繰り返しても「悔しいけれど面白い」と読者に言わせるほどの人気を博しました


では、冨樫先生があえてこうした作劇手法をとった理由は何だったのか


もちろん、話を面白く読ませるためということは大きな理由でしょう
どんな手法であっても、面白くなるのであればそれを試さない理由はないからです

マンガ家にとっては、「それは面白くなるやり方なのかどうか」とは
常に意識していなければならない永遠のテーマであることでしょう

しかし、ここであえて「冨樫先生がこの手法をとった理由」を考えたいのは
面白さ以上に冨樫先生が重視したものがあったのではないかと感じるところがあったためです




冨樫先生が一番重視したもの




それは



できるだけ楽に描写を進めていくことです



はい
もちろん詳しく説明しますね





そもそもこの考え方は、この記事を前提としています

HUNTER×HUNTERの休載に関する超好意的な若干の考察


1年以上前、今の休載期間の真っ只中に記事にした「好意的な考察」ですが
ここでの考察を踏まえた時、このナレーション方式にも通じるものがあるのではないかと感じたのです


そう感じた理由の1つが、このナレーション多用方式が最初の休載期間明け後から
顕著に使われていることです
そして同時に、作中では討伐軍が宮殿に突入した時から使われ始めていることです


休載期間をとった冨樫先生の真意は本人しかわからないものでしょうが、そこに何かの重大な理由を推測し
休載明け後のマンガにそれを窺おうとするならば、やはりナレーション方式が一番目を引くものとなるでしょう

そのナレーション方式が作者にもたらすものは、作劇の効率化なのです


先に触れたように、この手法は描写の簡略化を可能としていました
つまり、作者にとっては言葉で説明しておくだけで余計なものを描かずに済むというメリットがあるわけです

しかしそれよりも大きなメリットがもう1つ

場面の切り替えが楽になるんですね


討伐軍側、蟻側という何人ものキャラがそれぞれの役割を果たそうとする極限の状況において
それぞれの場面を描いてこうとするには、どうしてもあるキャラが居る場所から別の場所へと
場面の転換、切り替えが必要となります

しかしこの場面の切替というのは、移動と切り替えをあえて行うという点において
作者の意識が感じられてしまう部分であり、どうしても多少の不自然さを
読者に抱かせるものでもあります

おそらく多くの新人作家さんも、そこでいかにして不自然さを減じるかということに
苦心されていることと思いますが、ベテラン作家であってもそれは例外ではありません

その不自然さは話の面白さをも減少させることに繋がりかねないからです

キメラアント編でも、そこで不自然さを感じさせてしまうことは
宮殿突入後の緊迫感を削ぐものであり、読者が話に入り込むことを妨げる要因となりかねないものでした


しかしナレーション方式を使うと、その切替における不自然さを極端に抑えることが可能となるのです

ナレーションの語る内容に従って場所も場面も移動し、描かれるコマの中身も変えていくことで
その流れを作っているのを「ナレーション」という神の声に仮託することができるのです

そこに介在するのは「ここで場面を変えたい」という作者の意識ではなく
ただ「ここで切り替わるよ」という神の声


10人以上にも及ぶキャラが極限状況で入れ替わり立ちかわりそれぞれの役目なり感情なりを表し、
それぞれの狙いに応じて動いていこうとする中で、さらに宮殿の構造やそれぞれの能力など、
込み入ったものを作画とキャラのセリフなどによって自然に描こうとすれば、
いくら考えてもアイデアが浮かんでくるものではありません

ナレーション方式ならばそうした困難を避けられる

つまり、作劇をできるだけ楽に進めていこうとするためのナレーション方式だったのではないかと
思われるのです



ナレーション方式から窺える冨樫先生の本音




そしてそこからは、キメラアント編を早く終わらせたいと冨樫先生が感じていたことが窺えないかというのが
本記事の結論です

この前提にあるのが、先程も挙げた去年の記事なのですが


どの時点から冨樫先生がそう思い始めたのかはもちろんわかりません
しかし、このマンガを構想した時に冨樫先生が本来描きたいと思ったことから
どんどん遠ざかっていこうとするキメラアント編は、富樫先生にとっては
どこか疎ましいものにさえ感じられたのではないでしょうか

でも終わらせなければ次の話に移れない
だから早く終わらせたい
そのために、余計な描写を省き、不自然さをカバーできるナレーション方式を使う
…に至ったのではないかと


そうしてどちらかと言えば消極的な理由から使用されたナレーション方式が
これまで述べてきたような様々な効果を果たしていたことは、冨樫先生のセンスによるところが
大きいのでしょう

早く終わらせたいとはいえ、それでも面白く仕上げようとしてくれた冨樫先生の気持ち
だからナレーションで使用する言葉の1つ1つにも注意を払った

逆に、必要な細かい説明が終わった後
それぞれのキャラ同士のやりとりに展開が移った時には一切ナレーションは出てくることなく
キャラたちの言葉とモノローグで話が進展していきます
つまり普通のマンガのようになるのですね

ノヴが宮殿に侵入しようとした時とか
キルアとダーツの敵とのバトル時とか
突入以前に使われていることも何度かありましたが

極端な量で使われるようになったのは、討伐軍の突入の直前
「東ゴルトーの遙か上空を飛ぶ怪鳥から 二人の男が飛び降りた」
からでした

ここからナレーション方式が大々的に幕を開け、戦闘と状況が進展・変化していくのに伴って
少しずつ規模と頻度を落としていき、

バラによる自身の運命を悟った王が、コムギを探して円を展開した時の
王の円を解説するものが蟻編における最後のナレーションとなりました

使用されたのが討伐軍の突入から、王が自身の運命を悟り受け入れるまでの間というのは
ナレーションが、極限の状況における雑多な描写を一手に引き受けていたという
非常に象徴的な意味を見出すことができるでしょう


また、キャラたちのモノローグやセリフを受けて
ナレーションが前後の繋がりを無視することもありました

「キルアが宮殿に突入した瞬間思ったことは」
   やっぱりな!!
「であった」


とか


ユピーとの交換条件に応じて能力を解除したナックルの心情を表して
「しかし ナックルは」
  負けた…… 完全に……


とか


ナレーションが紡ぐ言葉よりも、マンガとしての描写を優先しているところからすると
ナレーションはあくまで描写の補助と位置づけていることが窺えます

それは、ナレーション方式で描くことが目的ではなく手段であることの証明です


ナレーション方式によって蟻編を描こうとしたのではなく

蟻編を描くのに、ナレーション方式を利用した、ということですね


つまり、ナレーション方式によるいろいろな効果を上述しましたが
ぶっちゃけるとそれらの効果は冨樫先生にとってはどうでもよかったのではないかとも言えるのです

冨樫先生にとっては、作劇を楽にするために利用した方法であり
そこに付随していた数々の効果は、単なる副産物だったとさえ考えられるのではないか


冨樫先生が実はキメラアント編を描きたくなかったということを前提にした時
そうした考察も成り立つのではないでしょうか


そして、その描きたくなかったかもしれないシリーズが終わって
後始末としての会長選挙編とゴンの復活も終わって

物語はようやく本章のような部分に入って行くこととなります
すなわち、暗黒大陸という未知の世界

「未知という言葉が放つ魔力に魅せられた奴ら」であるハンターたちにとっては
舞台として望むところであるでしょう

だとするならば、先の記事に書いていたとおり
冨樫先生が最初に構想した内容とほぼ近いものが描けるのではないかと思われるシリーズです

だとすれば、今度の連載再開は10週や20週と言わず結構長く続くことが期待できないでしょうか
いやもう話が終わるまでずっと連載を続けてもらってもいいのです


あまり期待し過ぎると、やっぱ休載ってなった時にショックがでかいので注意ですが
今度こそ…と思う気持ちになるのは俺だけでしょうか



まあ要するにまとめると、連載再開楽しみだねってことですね


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HUNTER×HUNTERの休載に関する超好意的な若干の考察

約8年続いたキメラアント編

ようやくその終わりを迎えました


週刊連載でありながら途中何回もの長期休載期間を挟みつつ
連載が再開しても10週限定だったりして

それでも「悔しいけれど面白い」と読者に言わしめるほどの
クオリティを誇っていたこのマンガ


なぜあれほどの休載があったのでしょうか


巷ではドラクエとかFFとか
要するにサボりといった理由がまことしやかに囁かれました


もちろんそれもあるかもしれないんですが

今回この記事では冨樫先生がどうしても続きを描けなくなったのではないか
という仮説の元でその理由を考えていってみたいと思います




HUNTER×HUNTERというこの作品

このマンガを描く切っ掛けとなった出来事をコミックス6巻で冨樫先生は
このように語っていました


ハンター誕生秘話



つまり、もともと色んなものを集めるのが好きだった先生は
それをテーマにしたマンガを描きたいと思っていたわけですね

何かを集める
何かを探す

そこに少年漫画的な味付けを加えると
その収集癖は単なるアイテムコレクションではなく

財宝や秘宝
魔境や秘境

誰も知らない
誰も見たことのないものを探す冒険活劇になりました


そしてそれらを探し求めるハンターという職業は

「未知という言葉が放つ魔力」に魅せられた奴ら

という像が設定されました


最初期に冨樫先生が構想していた内容は
財宝や秘境を探して旅する物語だったかもしれません

ストーリーの序章にあたるハンター試験は、ハンターという職業が
その世界の中でどれだけの存在なのかを描くために必要な部分でした

天空闘技場は、ハンターの強さの源となる念能力を描くためのもの

ここまで経てから
ようやくこの作品は本番が始まったと言えると思うのです

地下オークションのお宝を全て欲しがる幻影旅団
カード集めがクリア条件のグリードアイランドなどは

狙った品物を集める・手に入れるという意味で
このマンガの最初の着想に沿ったシリーズと言えるでしょう


しかし、グリードアイランド編が終わった次に開始されたキメラアント編


これは何かを集めるでもなく何かを探すでもなく
ただ人間を含めた生物としての種と種の戦争でした

ハンター教会や念能力などの要素によって
それでも面白い仕上がりになっていたとは言え
作品に設定されたハンターという職業が本来企図するものではなかったのです

それは冨樫先生にとっても同じはずでした


キメラアントによる未曾有のバイオハザードを食い止めるために
主人公のゴンたちを始めさまざまなハンター達が活動しました

しかしそれはあくまで災害を防ぐといった意味合いのものであり
ハンターの活動の1つではあるのでしょうが
本来彼らが目指したものではないはずなのです

何を集めるでもなく
何を手に入れるでもなく
それゆえにもちろん達成感があるはずもなく

冨樫先生が本来描きたかったものとは
だいぶ遠い物語になっていったのではないかと思うのです


それでも話を進めなければ
それでもこのシリーズを終わらせなければ次に移れない

しかしこんな内容が描きたかった訳じゃない

度重なる長期休載にはもしかしたら冨樫先生のそんな葛藤があったのではないかと
想像してしまうのです

そんな妄想でもしないとやってられません


じゃあそもそもキメラアント編なんか始めなければよかったじゃないかと思うでしょう

私も思います


冨樫先生がどうしてキメラアント編を描き始めたか
それは冨樫先生本人か編集部くらいにしかわからないでしょうが

今になって1つだけ考えられることがあるとしたら

ネテロ会長が死ぬためのシリーズだったということです

暗黒大陸への進出を描くのに、ネテロ会長の息子と名乗る人物を登場させる構想があり
その息子キャラを劇的に描くにはネテロ会長が死んでいる必要があったと

全ての念能力者の中で最強だったというネテロ会長
その彼が死ぬには、それなりの敵が必要だったことで
キメラアントという恐ろしい生物を設定したのではないかと

あるいはキメラアントが元は暗黒大陸に生息する生物というような伏線めいた意味も
もしかしたらあるのかもしれません


暗黒大陸進出編にどうしてネテロ会長の息子というキャラが必要なのかは
今の時点ではさっぱりわかりませんし
あるいは逆で

キメラアント編でネテロ会長を死なせてしまったがゆえに
その次のシリーズでその息子を名乗る人物を出すことは
読者にとって非常に衝撃的になるという意味だったかもしれません

暗黒大陸編が始まったばかりの現時点では何も予想の域を出ませんが
「未知の場所」である暗黒大陸への進出とは
ハンター達にとっては望むところであり
冨樫先生にとってもやっと描きたい内容が描けるということになる

…のかな?

だとしたら休載もなくなる……?




…期待しすぎないで待つことにしましょう(;^ω^)


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新会長選挙編決着!そして激動の新章開始!! HUNTER×HUNTER第32巻

hnt32.jpg


HUNTER×HUNTER 第32巻 冨樫義博


新会長選挙編終了

そして

グルメ界暗黒大陸編の開始


物語が大きく動いた1冊でした



選挙の方ではまさかの有力候補に浮上してしまったレオリオが
最後まで現副会長パリストンと投票数を争うことになりましたが

結局
ナニカの手によってゴンが復活したためレオリオの動機が消滅し
自動的にパリストンが勝利するという形に

レオリオに会うため選挙会場にやってきたゴンは
ついに父親ジンとの邂逅を果たします


「できれば会いたくなかった」とテープ越しに語っていたジンですが
しっかり父親らしい言葉を掛けていました

それでも話の繋がりが全然わからないゴンの様子に困惑するジンを見た周囲が
「あのジンがあたふたしている…」と感じていたのは面白かったですね



そしてそのジンの口から明かされる「地図の外にある世界」

グリードアイランド編の途中でこの世界の世界地図が出てきたことがありましたが
どうやらその地図はあえて伏せられていた部分があるようで


世界的な条約によって不可侵が決められ
正規の手続きを経て行こうとするにはやたらめんどくさい手順と
やたら莫大な時間と費用を必要とするそうな

「未知という言葉が放つ魔力」に魅せられた奴等が
そんな場所を無視するわけはありません

ジンは暗黒大陸を目指していたんですね


そして新シリーズとして始まった中の中心人物

彼もまた暗黒大陸への進出を目論んで、その野望を世界に向けて発信したのです


自称「前ハンター協会会長ネテロの息子」
ビヨンド=ネテロ


この説明を見た時の
十二支んだけでなく我々読者の驚きも普通じゃなかったですよ


まさかあの人に子供がいたとか

蟻編で一部明らかにされたネテロの修業時代
それを見る限り家族だの女だのといったものはさっぱりなかったはずでしたが…


不可侵とされている暗黒大陸への進出をこうも堂々と表明し
その仲間を募った彼に対して

世界はハンター教会に1つの依頼を行いました


ビヨンド=ネテロの抹殺



そして明かされるさらなる重大事実

ネテロ会長の遺言
「もし自分の息子を名乗る者が現れたら十二支ん全員でこれを見ろ」

もう1つ
ジンとパリストンの十二支ん脱退


ジンはともかくパリストンの真意は…?
と思っていたらすでに集まりつつあるビヨンド=ネテロの仲間の中に
彼の姿もあったのです


「息子」を名乗り同志を募るビヨンド=ネテロ
同士として彼の元についた元十二支んパリストン
「息子」が現れることを予期していたネテロ前会長
地図の外にあって未だ謎だらけの暗黒大陸


話が一気に進んだ感じです

しかし、これで原作のストックはなくなってしまいました

これまでのようにコミックス発売の次のジャンプで連載を再開させて
「この続きが何月何日発売のジャンプで読める!」と宣伝する方法が
使えなくなってしまったわけですが…

そこはどうするんだろう?













[タグ] HUNTER×HUNTER




10年ぶりにあの人が登場する!HUNTER×HUNTER第31巻

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クリックでamazon略してクリアマ


HUNTER×HUNTER 第31巻 冨樫義博


もちろんこいつも買いました


映画化の記念と宣伝で今月2巻連続で発売されるうちの1発目です

クラピカが主役の映画ということで
ジャンプ本誌の方には特別読切りも載ってたりしますが

それもいいけど本編を早く進めて欲しいと思うのが
こちらの辛いところです


今巻のタイトルは「参戦」

はい
もちろんあの人のことですね


全く別々に同時進行していた新会長選挙編と
アルカ・ナニカをめぐるゾルディック家の騒動が
この人物によって結びつきました


そうです

レオリオです


コミックス13巻以来の登場ですね

何をやってた頃かといえば、グリードアイランド編に入る前のあたりです

心音が優しいからとセンリツに「医者に向いてる」と言われ
ゴンたちとは「次会う時は医者だね!」「オメーそれは最短でも4年会わねーってことか?」
と言って別れたんですね

それ以来約10年ぶりの登場です


瀕死のゴンを全く気にする素振りのないジンを
多くのハンターたちが集まった目の前で殴り飛ばしたことで
一躍人気者となり、まさかの新会長候補になってしまいました

本人としては不本意ながら最後まで候補者として残り続けることになるわけですが…


しかし、やはりコミックスで続けて読むと作中への入り込み方が尋常じゃないですね
この「読ませる力」はどこから来てるんでしょうか

気になる続きは28日発売だそうな

ということはもしや年明けから連載再開…?











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中でも小野寺さん照橋さんを応援しています。



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