社会の毒 ―少年漫画症候群(ジャンプシンドローム)―

読んだらもう1回作品を見返したくなる、そういうレビューを私は書きたい

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ゆらぎ荘の幽奈さんの「ヒロイン」を察した2017年週刊少年ジャンプ35号感想その1

2017年週刊少年ジャンプ35号感想その1

先週から続く表紙のレジェンド作品群が俺の守備範囲外ばっかりだぜ…


アンケ順
ゆらぎ荘の幽奈さん
腹ペコのマリー
シューダン!




ゆらぎ荘の幽奈さん

今週は応援票というより、普通に良かったんじゃないかという部分のが強い1位です

正直に言えば、バレンタインの時は3週も掛けたのにホワイトデーの時は1週で終わってしまうなんてあっさりすぎるだろという感じがね
しなくもないんですけどもね

いやわかりますよ
ホワイトデーを同じように3週も掛けてやるのはきっとテンポが悪すぎるというのはね

このホワイトデーを描く中で重要なのは、コガラシくんがそれぞれのヒロインたち相手にどんなものを用意したのかということと
受け取ったヒロインたちがどんな反応をするのかという2点のみであって

コガラシくんがそれを用意する過程は、さほどの重要性はないんですよね

言わば過程よりも結果のほうが重視される回だったというか
だからその2点のみに絞って描かれていたわけですね

バレンタインの時については、結果はもちろんですが過程も重要でした

それぞれのヒロインたちがどんな気持ちでどんな風にしてコガラシくんへのチョコを用意し、渡すまでにどんな葛藤や決意があったのか
その過程こそは、ヒロインとしての可愛らしさや健気さを十二分に見せてくれるものだったからです

この視点でバレンタイン編を振り返ると、あることに気づきます

その過程が描かれたヒロインと、描かれていないヒロインとがいるのです

仲居さんとか、呑子さんとか、夜々とかは、用意したチョコをさらっと渡してコガラシくんのリアクションがさくっと描かれるというだけでした
言わば、今回のホワイトデーのように過程をすっ飛ばして結果のみが描かれたヒロインたちです

それに対して、チョコを準備する様子と、渡すまでの葛藤や決意が描かれたヒロインたちは
雲雀に狭霧、そして千紗希ちゃんに幽奈の4人

過程が描かれている彼女たちに共通するのは、もちろんコガラシくんをめぐるラブコメ戦線に足を踏み入れているということです
まだ明確には恋心が描かれていない狭霧までこの範疇に入っているのは、彼女の今後の方針を示唆するものと言えるでしょう

あれ、かるらは…


バレンタイン編に隠されたそんな意図まで感じさせてくれたホワイトデー編
結構な数となるヒロインたち相手へのお返しを1週でやりきったのは、ミウラ先生の構成力のなせる業と言えるでしょう
千紗希ちゃんのシーンとか、場面切り替えがほぼ皆無みたいなところはありましたがw

さらに、彼女たちの「反応」と言う部分についても、普通に描けば美味しいとかありがとうとか似通った感じになってしまうのを
ソーマ式を取り入れたことによって非常にメリハリのある展開になっていたのもお見事でした

しかもただソーマ式を並べるだけではなくて、間に妄想大ゴマを挟むことでもメリハリというか動静をつけた形になっているんですね

千紗希ちゃんが朧・かるらと並んで妄想組に入っていたのが何とも彼女らしいというかw
さすが実はムッツリなヒロインなだけはあるw

女子力モンスターゆえに、それ系の雑誌情報を意識してしまって勝手に深読みしてるとは何とも意外でした
ていうかその情報は何が根拠になってるんだ…

おかげで、コガラシくんが自分のチョイスを一番心配したヒロインになってるじゃないか…


当然のように大トリとなった幽奈はさすが人気投票1位の貫禄でしょうか

チョコというよりクリスマスにもらったマフラーを意識したお返しになってるっぽいのが若干気になりますが、まあいいのでしょう
3月も中旬になってきたのに防寒具ってのも…まあ、いいんでしょう

あれから、確かにコガラシくんはずっとマフラーしてましたからねえ
それこそ千紗希ちゃんのチョコをキャッチして川に落ちる時でさえも首にしたままで、一緒に落ちてましたし

カラー版では、ブランケットは金色がかった黄色のチェック柄になってました

幽奈が羽織った姿は全裸抱擁の下のコマにありますが、割と色合い合ってますね


で、最後まで来たところで、ようやくコガラシくんが数々の品物を用意する過程に言及される
幽奈が心配するという形を取ることで、先週に引き続きコガラシくんの一番近くにいる幽奈の優しさを見せてくれています


「その晩はみんな妙にいい夢が見られたという」なんてオチも、読後感を良くしてくれるさりげない構成ですね

ミウラ先生お見事でございました


腹ペコのマリー

新キャラロゼは、香炉の妖精だった模様
何かいよいよファンタジックになってきましたなー

200年前の魔法とか、さらにあれこれ足された結果こんがらがってるとか、呪いに変わったとか
色々と重要なことが明かされておりました

テンプル騎士団の話も忘れられてはいなかったようですが、何がどうなってるんですかね

そもそも、ここで言われてる「魔法」は普通に元から存在していたorマリーのみかその一族は普通に使えたっていう理解でいいんでしょうか
恋の魔法をかけた…っつって、それをマリー自身が黒歴史とか言い張ってるあたり、「魔法」そのものの存在を疑わせるような様子ではないですからね

タイガと鷺宮さんも、入れ替わりの色んな出来事を踏まえて特に疑いなく受け入れているようですし

単純に想像すると、タイガの祖先っぽい彼と「ずっと一緒に」みたいな魔法をかけたら
それが何か色々とごちゃごちゃして、最終的には体のシェアって形になってるってことなんでしょうか

なので、タイガと鷺宮さんの仲がよろしくできるようになれば、理屈ではわかってるマリーは成仏するよ、みたいな

エロゾンビを召喚するアレとの関係はまだよくわからんな…


とは言え、呪いが少し解かれて、タイガの体がしっかり返ってきたのは大きな出来事でしたね

これで、不完全な入れ替わりではなくて体と精神が同時に入れ替わることとなり、初期にあったTS的要素はなくなったと見ていいのでしょう

ラブコメも進めやすくなるというものです


ゲドーくん状態だった真相を知っても、「もっとひどいの覚悟してたから別に」って言い切れる鷺宮さんが素敵
自分の黒魔術も呪いに絡まってると思って、悪いって思うと同時に自分の秘めたる力を感じてるっぽい鷺宮さん可愛い

タイガが頑張って影響あったことにしようとしてるのが健気w


ラストに手を繋いだのは、あれどっちからなんでしょう?
「あーそういう流れだ…」って読者と同じ心境の台詞からすると、タイガの方から行ったのかな?
これはタイガ勇気出したね

ロゼも家に居つくようになってるみたいですし、引っ掻き回す役のキャラとして機能してくれそうな予感


シューダン!

もう前半が終わっちゃってるとはテンポ早いな
スコアは1-0のままで、「次の策」はことごとく鴨志田に防がれている模様

しかし、それにめげることなく、さらに挑んでいこうとするソウシの姿に何やらナナセちゃんはドキンとかしてるようです

願望混じりに解釈すれば、ナナセちゃんがソウシを意識し始めてるってことなんでしょうけど、横田先生のことを考えると
そう単純ではないような気もします

まあ、ね
言うてもまだ小6ですからねみんな

まだ「男女」ってことにそれほど興味や耐性もない状態の中で、女の子はやっぱり早熟ってのは世間のイメージからしてもわかりやすいものですけども
ソウシを意識し始めてるんじゃなくて、「男子」を意識し始めたってことなんじゃないかと思ったり

まだこれが、そのまま恋愛感情につながっていくとは作者が横田先生であることを考えると予想しづらいなーと思います

誰もが期待してたつちわたカップルで全然色っぽくならなかったですからねえ(;^ω^)


ソウシの姿に何やら感じるものがあったナナセちゃんは、鴨志田へのリベンジとかって気持ちはひとまず横に置いとくことにしたようです
試合を楽しむことにしたっていうのは、つまり「チームで戦うことにした」って意味ですね

ソウシがやってたように、自分だけの気持ちで突っ走るのではなくみんなの力を結集して戦おうとするということ

「絶対こいつらに勝つ」とはソウシもナナセちゃんも含めてチームみんなが思ってることですから、正しい選択だといえるでしょう
ここで1人で突っ走ってしまうようでは鴨志田と同じになってしまうからですね

しかし、それはそれとして、テクで魅せるナナセちゃん
あんなパスフェイントはプロのスーパープレー集とかで見たことありますけど、小学生がやんのかよw


西美薗はいまだチームで動く状態にはなれていないようです
鴨志田をちゃんと取り扱える奴がいないのかな

そこに渥美が入ってくるようになるっぽいですね

なぜかカタコトで喋ってますが、言ってることはチームとしての論理
鴨志田を恐れずに反省を促す様子はなかなかに手強さを感じさせます

今まではロクがしっかりカットしてくれていた渥美に、まともにボールが渡ってしまったこの場面
全員で止めに行く形になるのでしょう

そこを渥美がパスなんか出して、自分でも「チーム」を機能させようとするんでしょうね

あえてフィールドの全体を描かず、関係してるキャラが居る場所だけに絞ってることでずいぶんわかりやすい試合展開になってるような気がします
あるいは今までのサッカーマンガにはこういうのが必要だったんでしょうか…?


 




COMMENT▼

>シューダン

カラー→ドベの下りが物凄くデジャヴなんだけど・・マリーみたいで・・・

表紙?

聖闘士星矢とか翼くんとかキン肉マンとか守備範囲なんですが・・・(´・ω・`)
それに両さんも居るんですがw

>ゆらぎ荘
相変わらずコガラシ君多芸だなw
しかしリアクション芸ワロタw
完全に弟子を意識してるだろ先生w

>マリー
いつ終わるんだろうか。

>シューダン
現実逃避先輩は、晶ちゃんのドキンをKOIでは無いと分析してますよ。
まぁ僕はKOIかと思った口ですがw
渥美君の体格で突撃されたら恐ろしいな(^^;

レジェンドは今でも現役の方ばかり

・レジェンド
キャプテン翼も、聖闘士星矢も、キン肉マンも今もまだ形式は違いますがやってますし、どれも面白いですよ
特に最新シリーズのキン肉マンは最盛期と言っても過言ではないのでオススメです
絵もストーリーも大分理論的に作られるようになっています

・ゆらぎ荘の幽奈さん
コガラシ君がそれぞれヒロインに貰ったものに合わせて作ったのでまた好感度が上がりました
ヒロインについては私も大体予想通りだと思います
幽奈、千紗希、狭霧、雲雀、今後はラブコメの主はこちらの四人を掘り下げていくことになるのでしょう
しかしここからまたヒロインも増えると言う選択肢もなくはないと思います
朧の恋心の芽生えやかるらの準レギュラーからの昇格、呑子さんの宵ノ坂関連の伏線など、まだまだヒロインとの距離を縮め掘り下げる要素は残っていますからね

・腹ペコのマリー
スイック的にはもう3巻ちょうどくらいのストックは貯まっているのですがねえ
4巻やるとしたら後2ヶ月くらいは続くかと思います
コメディメインになってから盛り返してきてるかなあとは思ってるので、このまま続くのもある意味ありかなあとすら思っています

・シューダン
晶ちゃんについては、この反応は恋ではなく、真剣にサッカーに取り組むソウシ君に対して凄いなあと思いながらも、そのソウシ君の想いに感化され、自分も負けてられないと感じたのではないかと思います
鴨志田くんにやり返してやるとか言ったのにも、そんな感じの理由があるのかと
ですが今回の話で晶ちゃんは明確にソウシのことを異性としては認識したと思いますので、その辺からのラブコメへの発展には地味に期待したいかなぁと思います

No Subject

・レジェンド
秋本先生の「ブラックティガー」面白いですよ!もちろんキン肉マンもね!

ソーマゆらぎ荘
第1回、誰が一番エロかったか選手権!w
栄えある1位は……「呑子さん」だぁーっ!
なんて、触手に惹かれる心境なんてxitongさんしか理解してくれなかろうなぁ…
因みに一番幸せそうだったのはブッチギリで幽奈でした。

・マリー
大分アンケ戻してきてるとは思うんだけどなぁ…是非ドベ争いから離脱して欲しい。
多分この黒歴史、私達の想像の斜め上を行くオチな気がする。
「結局全てお前のせいかい!」的な気がする。

・シューダン
最初KOIと思いました。でも色々な意見を見てそうではないのかもと思いました。
でも図星付かれてドキンならまだしも楽しむ姿をみて感銘したなら「ドクン」では?
結論:KOIの始まりと感銘の両方。ソウちゃんでなくなり始めた瞬間かなと。
「私…いつから意識してたの?…」で思い返すその瞬間だと思います。
ここからこういうドキンが繰り返されて、どんどん割合がKOIへと傾いていく。

Re: タイトルなし

皆様コメントありがとうございます。
俺よりジャンプ歴の長い妄想屋さんはさすがの守備範囲ですな。
両さんは…息長過ぎて守備範囲とかってレベルに収まってない…

>ゆらぎ荘
ミウラ先生の腕が存分に発揮されていた回でしたね。
過程と結果に関する部分は、あくまで現時点ではということになるでしょうか。戦線参加に最も近い朧や、かるらの躍進も可能性は残っているんでしょうからね。

ラグエルさんには申し訳ありませんが、お察しの通り触手に惹かれる心境は俺にはわかりませんでした(;^ω^)


>シューダン
やっぱそうでしょうねえ。あれが早速そう、なんてそんな単純でありがたい話ではないでしょうねえ。
小6という年齢設定も踏まえると、ソウシくんに対してではなくもう少し違う感情だと考えるほうが自然なのでしょう。
ただしその先を期待してしまうのは読者としての本能なわけですがw

順位的なところは…きっとまだ大丈夫ではないかと信じたいです。

>マリー
どうにか頑張って欲しいところですね。
ケイドロの影響はそろそろなくなってくるはずですから、こっから盛り返していけるはず…

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